2014年11月 7日 (金)

第1回 ラフェラーリエンジン編

皆様、初めまして。

この度スジボリ堂さんから製作記連載の依頼を受けました「まこっちゃん」と申します。

私は北海道で主に展示会等に出展したり、過去には模型雑誌にもライターとして記事を何度か掲載しおりました。

今回関係者様よりお話をいただき、製作記事を紹介させていただける機会を設けていただけることになりました。

私が主に手がけているのは1/24や1/12の車と1/12や1/6のバイクが多いですが、ごくまれにガンダムやキャラクターなどの模型も製作する事もあります。

連載にあたっては、私が昔から愛用しているスジボリ堂さんの素晴らしい商品を駆使しながら毎回いろんなアプローチで紹介させて頂きたいと思います。

私の作風は、綺麗な艶、細部の質感を大事にしています。

特に艶に関してはカーモデルにとっては切っても切れないものだと思います。

模型を制作されている方も、これから模型を始めてみようと思っている方も、私が紹介させて頂く記事の中で何か一つでも参考にしていただけるものがあれば大変嬉しいです。

そしてプラモって楽しいと感じていただけたら幸いです。

今後一年間の連載を予定しておりますので、気長にお付き合いいただければと思います。



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さて、第1回目となる製作記の題材はタミヤから発売中の1/24 ラフェラーリの製作です。 
発売されてから1年近く経っていますが、未だ人気のキットではないでしょうか。
私もフェラーリが大好きで、タミヤから発売されているフェラーリは何台か製作していますが、どれもパーツの合いや作りやすさは、流石タミヤクォリティーと常々感心します。
そして今回ラフェラーリの特徴を存分に再現したこのキットをスジボリ堂の製品を使って私の独自の目線で製作していこうと思います。
よろしければ最後まで連載にお付き合いして頂ければ嬉しく思います。

では、説明書の順番に沿ってエンジン部分の製作から始めていきます。





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エンジンのパーツ構成です。
このパーツたちは同じ色で塗装するので、あらかじめ組んでおいた方が後の塗装が楽になります。

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本塗装の前の段階、私はシルバーの発色をよくする為に、最近はガイアノーツのサーフェイサーエヴォブラックを愛用しています。 
私はこのサフの色合いが好きで、セミグロスブラックの代わりに使用することもあります。

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エンジン本体の塗装が終わった状態です。
シルバーはクレオスの8番を塗装後、エンジンの輪郭を強調するためにタミヤエナメル塗料のスモークを溶剤で溶いて流し込んであります。
そして仕上げにクレオスの半艶クリアーでコートしました。

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マフラーはクレオスのメッキシルバーネクストで塗装しました。
艶ありのブラックを下地にして塗装すると綺麗なメッキ塗装ができますが、私はあえてサフの上に直接塗装しています。
そうすることで少しメッキ感を抑えた落ち着いた風合いすることができます。
そして焼けの表現をガイアノーツのクリアーオレンジとスモークで塗装しました。

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こちらはエンジンのヘッドカバーです。
フェラーリエンジンの特徴の一つであるヘッドカバーも鮮やかな赤で再現するために下地にガイアノーツのサーフェーサーエヴォホワイトを吹きました。



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そしてその上にバルケッタから発売されているフォーミュラーレッド/F10を塗装した後に細かい場所をセミグロスブラックやシルバーで筆塗りをして、半艶クリアーでコートしました。

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といった感じでエンジンの製作は完了です。

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シャーシにエンジンやマフラー、ドライブシャフトを取り付けてひとまず完成です。
今回はキットの素性を生かした製作と基本工作をお見せしたいと思い、細かなディテールアップはしていません。
しかし塗装をしただけでも十分な仕上がりになると思います。


完成後はエンジン上部しか見ることはできませんが、しかし見えない部分だからといって手を抜かずに、一つ一つ丁寧に製作を心がけることが完成度の高い作品につながると思います。
そして見えないところにも手を入れるのが 製作者の模型作りの嗜みや醍醐味ではないかという気がしますね。 
次回は足廻りの製作で、主にブレーキパーツに注目して製作してみたのでご覧いただければと思います。




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