2015年1月23日 (金)

第3回 ヨシムラ 隼 製作記 塗装・ディテールアップ編

今週は先週と比べて若干寒い日が続いたせいで、模型部屋の窓が結露し凍結・・・(;´д`)
塗装を始めようと換気の為に窓を開けようにも全くビクともしない。
それでも何とかようやくこじ開けて塗装開始!
暫くして塗装も終わり、窓を閉めようとしたら今度は開いたまま凍結・・・(´Д`;)
早く暖かい季節がやってこないかと切に願う私であります。
という事で今回もそんなことがありながら塗装・ディテールアップを施した作業の紹介です。
まずはエンジンのディテールアップからです。

010写真①
まずバイクキットで割と見逃してしまいそうなケーブル類に注目。
キットに付属のビニールパイプだと、若干太いのでここは0.4mmのリード線にすべて
置き換えていきます。
写真②
一つの例としてスロットル部分のワイヤーです。
本来はビニールパイプをダボにはめ込むのですが、そのダボを切り飛ばして0.5mm
のピンバイスで開口してリード線を瞬間接着剤で固定しました。
写真③
エッチング製のラジエーターホースです。
写真④
取り付けた状態です。
小さなパーツですが、存在感は十分にあると思います。
メカニカルに拘るのであれば、こういう箇所にも手を加えるといいと思います。

017写真①
クラッチカバー周辺のボルトに注目しました。

この部分はシルバーで塗装するように説明書には書いてありますが、
この部分にエッチング製の六角リベットを使って、塗装では再現できない質感
を表現します。
写真②
ボルト部分にすべて貼り込みました。
接着にはゴム系の接着剤で固定しています。
瞬間接着剤だと位置決めができず、白化すると見た目が悪いのであまり使いません。
写真③・④
エンジンに取り付けました。
大掛かりなディテールアップではないものの、質感やメカニカルな印象が強くなったと
思います。

では次は足廻り周辺のディテールアップを紹介します。

09_2 バイク模型では定番のブレーキロータの穴あけです。
フロントは特に目立つ部分なので、加工しておいて損はないと思います。

017_3 次は塗装です。
写真①
サーフェイサーを塗装した状態です。
写真②
チタンシルバー及びチタンゴールドを塗装後、マスキングをしてグラファイトブラックを
塗装しました。
マスキングにはサークルカッターを使用すると綺麗な真円のマスキングが可能になります。
写真③・④
塗装が完了したので、ホイールに取り付けました。
なかなかいい感じになったと思います。

022 チェーンの塗装について。
写真①
まず始めにチタンシルバーで全体を塗装します。
写真②
スプロケットをマスキングした後にメタリックグレーを塗装します。
写真③
次にマスキングテープの細切りをチェーンの中心に貼っていきます。
こうする事で視覚的に立体感を出すようにしています。
写真④
マスキングを剥がし、最後に筆塗りでチェーンのリベットをメタリックグレーで塗り
最後に立体感を出すためにエナメルのつや消しブラックを溶剤で希釈して筆塗りします。

027さて、今週最後の紹介はカウルのカーボン表現を今回はデカールを使わずに
塗装で再現してみました。
写真①
今回カーボンの柄を表現する方法として、ストッキングを使っています。
最初にベースとなるブラックを吹きストッキングを被せてメタリックグレーを
薄く数回に分けて吹きます。
写真②
カーボンの柄ができました。
色合いなどはクリアーブラックなどで調整できますが、今回はこのままでも充分
自分のイメージに近いのでこれにウレタンクリアーを吹きます。
写真③
ウレタンが乾燥した後、コンパウンドで磨きます。
ウレタンコートしたことで一層カーボンの柄が際立っています。
写真④
フロントフォークに取り付けてみました。
ストッキングを使って塗装したとは思えない仕上がりになっていると思いますが
どうでしょうか?


という事で紹介しました今回のディテールアップですが、他のバイクキットにも
共通する基本的なディテールアップの一部です。
バイク模型の魅力はやはりメカニカルな車体部分ではないでしょうか。
そこにディテールを追加することで一段階高いレベルの完成品になると思います。
次週も引き続きディテールアップを紹介していきたいと思います。





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