2015年5月22日 (金)

第2回 HONDA NS500 製作記 エンジン編

みなさんこんにちは!

さぁ~始まりましたNS500の製作です。
今回の製作記では手軽で効果的なディテールアップというテーマで進めていきたいと思います。

motoGPなどのレーサータイプや市販型に関わらずバイク模型はメカニカルな部分が
非常に目立ちます。
特にエンジン周辺はバイク模型の見せ所が集中している箇所だと思います。
ここ数年ではバイク関連のデカールやディテールアップパーツのラインナップが豊富で
手軽に自分好みに仕上げる事ができます。
しかし、本格的にするとなるとそれなりにお金も時間もかかります。
そこで今回はなるべく簡単にそれでいて見栄えがするようなディテールアップを
このバイクでやってみようと思います。

では、まずはエンジンのディテールアップです。

06 最初に気になったのがキャブレターのファンネル部分です。

写真①
キャブレターのファンネルネットがモールドで再現されています。
これを真鍮のメッシュに置き換えたいと思います。

写真②
まずはモールドになっているファンネルネットを削って平にします。

写真③
リューターにBMCカッターの砲弾型(大)を使って削ります。

写真④
ネットを被せると見えなくなりますが、一応吸入口も再現しておきました。

次にネットの製作です。

09 ネット製作に使用したウェーブの真鍮製のメッシュです。
柔らかいので、形が作りやすいので今回選びました。

014

製作の手順です

写真①
1.2mm厚のプラ板にファンネルと同じ外径の穴を開けます。
そして穴の部分がふさがらないしっかりとした台の上にプラ板を固定します。

写真②
穴の上にメッシュを置き、押さえながら先端が丸いもので押し込みます。

写真③
ネットの膨らみ加減の調整はお好みで。

写真④
エッチングバサミなどで丸く切り取ります。

説明では簡単にできる感じがしますが、結構慣れないうちは失敗しました(^^;
何事も練習が必要ですね。

続いてクラッチ部分の加工です。

07 クラッチ中央の部分をT2Mのボルトに置き換えて、その周りのボルトには0.5mmの穴を
開けてみたいと思います。

08_2 加工後はこんな感じです。
ただ穴を開けただけの作業ですが、効果は十分だと思います。

最後にパイピングについて

015

キットに付属しているビニールチューブはサイズ的に少々太いので、
アドラーズネストの極細リード線を使いました。

020 といった感じでエンジンのディテールアップを私なりの観点で仕上げてみました。
まだまだ気になる箇所はありますが、キリがないのでここまでにしたいと思います。

かなりかいつまんで紹介しましたが参考にして頂ければ嬉しく思います。

みなさんも是非自分なりのディテールアップをしてみてくださいね。

ということで今週はこのへんで~♫





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コメント

はじめまして、「いあん」と申します。
貴方様が作成したNS500がとてもかっこよくプラモデル製作は未経験ですが行っています。
初心者なものでいろいろググったりしているのですがなかなか上手くいかないため質問させていただけないでしょうか?
エンジン部分の塗装は接着剤で組み立てる前に行うのでしょうか?組み立て終わってから行うのでしょうか?また塗装は筆でしょうか?エアブラシでしょうか?
お手数ですがご教授をお願いします。

いあん様

製作記を見て頂きありがとうございます。
それでは早速いあんさんのご質問にお答えさせて頂きます。

今回製作したNS500のエンジンは、殆どのパーツがセミグロスブラックだったのもあり
ほとんどパーツを組んでから塗装しています。
作業効率を考えるとその方が塗装の回数も少なくて済みますし、無駄にシンナーを使わず経済的だからなんです。

塗装に関しては基本的にエアブラシで塗装でやりますが、細かな所はタミヤのエナメル塗料で筆塗りをしています。

模型を製作するうえで私なりのアドバイスですが、模型が上手くなるコツは沢山失敗する事です。
矛盾してると思いますが、失敗をリカバリー出来る事により自分の技術の引き出しが沢山できます。
ですからいあんさんも失敗を
恐れずにどんどん製作して下さいね。
そしてこれからもスジボリ堂を宜しくお願いします。