2016年5月13日 (金)

第2回 タミヤ1/24 マツダロードスター製作記 シャーシ編

皆さんこんにちは(^^)

今週からシャーシの製作に入ります。

車体裏の表現は各模型メーカーでパーツ割や再現方法に微妙な違いがあり
完成系はほとんど同じに見えても製作の過程にそれぞれメーカーならではの特徴があるよう
に思います。


どこのメーカーが好みなのかは人それぞれですが、細かくパーツ分割された方がブラシ塗装を
主とする私にとっては極力マスキング作業を省略したいので好都合なのです。

では、製作過程を紹介していきたいと思います。

05写真①
模型を製作するうえで私が日ごろ使っている工具などを紹介してみたいと思います。

①まずは基本工具の1つとしてニッパーです。
最近は色々なメーカーのニッパーが発売されていて刃先や持ち手の形状がさまざまな
物が発売されています。
私はその中でも長年タミヤのニッパーを使っています。
なぜかと言われるととくに理由はないのですが、多分自分的にしっくりくるんでしょうね(笑)
工具は色々ありますが、自分が使いやすいと思ったものが一番だと思います。

②パーツのゲート処理に使用しているカッター、棒ヤスリ、マジックヤスリ面出しヤスリです。
用途によってそれぞれ使い分けをしています。
カッターは細工カッターを使ってます。
一般的な刃より刃先角度が30度の鋭角刃で、刃先の確認がしやすいので
いろんなシチュエーションで活躍しているお気に入りの一本です。
棒ヤスリは魚地球印精密ヤスリを使っています。
繊細な仕上げをしたいときはこのヤスリが一役買います。
深く傷が入りすぎないのが気に入ってます。
マジックヤスリ面出しヤスリもほぼ仕上げの段階で使っています。

③キサゲ

このキサゲは円柱などの曲面にあるパーティングラインを消すための工具です。
大小さまざまな曲面に適応できるようにアールが付いています。
いろんなジャンルのキットに使用できるすぐれもので、私の場合は複雑な形状の
レーシングカーのロールケージ、マフラーやバイクのスイングアームなどに良く使います。
カッターなどを使うより綺麗なアールが出るので重宝しています。

セラフィニッシャー
平面の段差が少々目立つような場所、ペーパーなどが入りずらいところに使用しています。
カンナのように綺麗な面で仕上がるのが非常に良いですね。

⑤スポンジヤスリ
曲面の切削に使用しています。
とくに形状が複雑なものには威力を発揮しています。
今回のシャーシのように平面な部分が無いようなときには必ず使っています。

写真②
上記の工具を使用して下処理が完了したシャーシのパーツ達です。

写真③

全体をガイアノーツの黒サフで塗装しました。
ここ最近は黒サフをセミグロスブラックとして使う事が多いです。
他にシルバーの下地色としても使えるので、塗装工程がかなり省略で来ます。

もちろん明るい色を塗装する際はそれぞれサフも使い分けています。
今回のシャーシの塗装に関して言えば黒で大丈夫です。

写真④
それぞれのパーツに塗装が終わった状態です。
この作業で大半がマスキングに時間を費やしています。
どうしても綺麗に仕上げたいのでやはりブラシ塗装する際はマスキングが
必要になります。
部分的に筆塗りしている個所もありますが9割ブラシです。

次にシャーシのマスキング塗装について紹介します。

010 写真①
まずは黒サフを塗装した状態です。
マスキングしている部分はセミグロスブラックなので、黒サフの色をそのまま生かすために
マスキングしました。

写真②
シャーシ中央部分とリアのタイヤハウスにダークグレーの塗装と指示がありますが、
タミヤ色だとエナメルかアクリルしかないので、塗膜の強さと乾燥の速さを優先したいので
類似色でクレオスのダークシーグレーを吹きました。

写真③
ダークシーグレーが乾燥しマスキングした後にスカイグレーを吹きました。
こちらもクレオスのライトグレーに置き換えて塗装しています。

写真④
塗装が終わりマスキングを剥がして完成です。

そこそこ手間はかかりますが、綺麗に仕上がって満足です。
毎回なんですが、苦労して貼ったマスキングを塗装が終わってから剥がすのが
人知れぬ楽しみなんですよね~(笑)

最後に塗装が終わったパーツを組み付けた状態です。

016 ホイールは国内仕様と国外仕様で色が異なります。
今回は国内仕様なのでガンメタに塗装しています。
さりげなくホイールのセンターにマツダのフォトエッチングのマークが貼ってあります。

015 塗り分けによってそれぞれのパーツ達の存在感が出たと思います。
車体裏で普段は見えませんが、だからこそきちんとした塗装をして手を抜かないのが
粋で隙のない作業だと思っています。

017

これにてシャーシの製作工程の紹介を終わりたいと思います。
やはり車体裏も見せ場の1つだと思うので、妥協せずに愛情を持って製作に取り組んで
いただければと思います。

次回は内装の製作に着手していこうと思います。

では今週はこのへんで~~(^.^)/~~~





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