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2012年7月 1日 (日)

1/6ビネット その1

さて、夏真っ盛りという暑い日々が続き、みんさんも周りでは様々なイベント等が開催されているのではないでしょうか?
模型の世界の中でもAFVというジャンルに特化したイベント「北海道AFVの会」が7月8日(日)に開催されます。
今年で10年目を迎える内容の濃い展示です。
お時間のある方は足を運んでくださいませ。
私も何か出品せねば、という事で以前紹介しました1/6アクションフィギュアを使ったビネットを制作しております。
以前の紹介は肌の塗装が中心でしたので、今回はその他の衣類や小物周りに塗装を施しながらビネット仕立てにして行こうと思います。

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画像1は元のオリジナル状態。やはり物足りなさが感じられます、よね。こういった代物が存在する事自体が驚きな訳でもありますが…。

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画像2今回は衣類関係と小物周りが中心です。
衣類は基本色はオリジナルのままで、ヤレ感や汚し等の処理で立体感を加えたリアルな雰囲気にしたい所。
基本作業は以前のアナキンの時と同様ですが、基本色を変えない分作業は割と楽なんです。
塗装は至って簡単、布地の色よりも明るめの色で、ドライブラシの要領でエッジ部分に塗って行きます。
ただし、塗料はかなり薄めた水溶液状態で。
塗った後に豚毛等の固めの筆でこするように周りと馴染ませます。
それを何度も繰り返し、その際に明度も徐々に上げて行きます。

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画像3は画像2と全く同様の作業になりますが、縫い合わせ部や皺辺りも念入りに再現、くれぐれもやり過ぎにはご注意を。
あくまでも質感を出す為の演出です。
小物関係ではベルトやサスペンダーと言った皮物関係の表現で、表面自体よりもエッジサイド部の表現が皮らしく見せる為に重要です。
糸の縫い後の表現などもリアル感を引き立ててくれます。

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画像4ではその他の小物関係の処理が見て取れる筈です。
スコップや飯ごう、水筒や雑納袋、Y型サスペンダーの細部、拘りだすとキリが有りませんが全体の中での役割を考えてバランスを見ながら処理して行きます。
本来は各種様々な素材で作られている小物関係、素材ごとの質感を検証するだけでも楽しいひとときです。
もちろん色々な資料はよりリアルに再現する為にも事前に入手しておきましょう。

Wb15

画像5は今回のビネットの脇役として使う予定のラフェッテ34。
こちらもドラゴンから出ていたもので、実物同様に各部可動の素敵なアイテムですが、あまり売れていなかったようですね(笑。
第二次大戦ではMG34機関銃の三脚架で長射程で連続射撃が可能な重機関銃として重宝されていたらしいですが、細部が見事に再現されています。塗装はスケールも大きめなだけに丁寧に塗り込みます。
いつも以上にマニアックな内容になりそうですが今回も時間をかけずに数回でご紹介できそうです!

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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