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2018年8月

2018年8月26日 (日)

プライザー 民間人 女性 1/72 その1

先週から日本に接近している複数の台風。今回も各地に被害を及ぼしているみたいです。北海道近辺に来る頃には威力は衰え、温帯低気圧に変わっているとは言え、決して油断は出来ません。そんな気圧の変動で気温も上がったり下がったりの上下の動きがめまぐるしく、しかも湿度が高い物ですから、健康の被害も多く出て来てしまいそうな…(泣
ここ最近はそんな天気のお話が多くなってしまうのですが、本当に異常気象だと言うのが今年は驚く程明確になって来た気がします。昔からあった自然災害ですが、多くは一過性の物で過ぎてしまうと平常時に戻る事が多かったのですが、ここ近年は、継続しての事象が続いています。このまま行くと数年後には日本も熱帯雨林状態になってしまうのかもしれません、恐ろしや〜!!
昨年購入の三菱のアイ。数ヶ月前からエアバッグのリコールの通知が来ていましたので先日行ってまいりました。それを治したからと言って見た目の変化が有る訳でもなく、果たして本当に必要なのか…、昨年まではそんな安全対策とはまったく無縁の車でしたので、なんだか無駄な気も…(汗 一応治ったらしいので安心です。
そんな状態ですが、塗装作業、小さい物ですが取りかかっておりますです。
今回はプライザーの1/72スケールの 民間人の女性なのですが…。


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画像1、パッケージ。
かなり古いプライザーのキットのパッケージ。古くて箱が黄ばんでいます…(笑
1/72スケールとは言え、さすがのプライザー、出来の方はかなりの雰囲気。同スケールの模型との組み合わせでは大いに役立つアイテムなのです。


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画像2、パッケの拡大。
中央の女性が今回の主役。ここまで大きくなると流石にあらは各所に見受けられますが、なにせ1/72です。印刷のドットもはっきり伺える拡大率!!(笑
しかし今までこのスケールでは唯一の存在とも言えるプライザー、現在のレベルで見ても素晴らしいの一言です。そんなに需要のあるスケールでは無いのですが、ここ一番には大活躍してくれるアイテムなのです!


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画像3、キット本体。
細部を丁寧に修正しながら表面を整えていきます。平坦に見える部分も細かな目のペーパーで均しておく必要も!
小さいとはいえ、出来るだけ処理しておいた方が後々のためなのです〜♬


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画像4、下塗り。
下地の処理が大方終わると下塗りです。
大まかな箇所で各種の色を塗って行きます。サイズも小さいので決して厚塗りにならないように数回の塗り重ね作業。出来るだけ丁寧に!


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画像5、塗装 その1。
肌部分を中心に、全体的に軽めに陰影を付けていきます。
細部の形状を再確認しながら徐々に塗り重ねて行きます。
初めの段階では本当に極薄の塗料を塗り重ねて様子を見ていきます。


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画像6、塗装 その2。
肌を継続して調子を徐々に整えて行きます。
シャツやパンツのシャドー部を強調して引き締めていきます。
次第に立体感が増してきているのが分かります。


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画像7、塗装 その3-1。
全体の細部をさらに塗り重ねて行きます。あくまでこの段階まではシャドー部に向かっての作業で、ハイライト部に関してはまだ手が付いていません。サイズが小さめなので、全体のプロポーションやバランスを今まで以上に慎重に判断していくためなのですが…。
顔部分には目元が軽く描き込まれた状態になってきました。


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画像8、塗装 その3-2。
この段階までのものを手元と一緒にパチリ、の一枚。
サイズ感が良くお分かりいただけるかと…(笑
まだまだ作業半ばですので出来栄えは判断してはよろしくない段階ですが、この後の作業次第で良くも悪くも…(汗
果たしてどうなります、こと、やら…。


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2018年8月19日 (日)

塗り待ちフィギュアもろもろ

お盆も過ぎて暑さもすっかりとなりを潜めてしまった北海道です。一週間ほどの雨模様のあとは一気に秋めいてきてしまいました。黒岳では雪が積もってしまったというニュースも!なんという事なのでしょう〜!!まあ、例年お盆明けとともにめっきりと肌寒くなってくるのですが、今年は極端です。しかし今週はまた暑くなってくるらしいので、体もどうにも調子がおかしくなりがちです。みなさんも体調管理には気をつけてくださいませ〜!!
そういった中、今年は異常な速さで台風が発生している模様、です。なんと今現在で20号が生じているとの事。これは異常な速度で、1971年以来のことなのだそう。今年に入ってからの台風の被害もすでに各地で出ているようですが、今後ますます被害が広がっていく恐れもあるため、いそうの注意が必要ですね。
心配なのは上記の異常気象等によって、農作物や畜産系への今後の影響がかなり深刻に懸念されることです。決して一時的な問題ではなく、年末から来年に向けての影響も多く含んでいるのでやっかいです。物価上昇に拍車がかかるのは間違いなさそうです…(泣
夏場の忙しさでなかなか制作は進んでいませんが、色々と手は付けてはいるんです。今回は肝心の塗装にまで事が運んでいない中、手がけている塗装待ちのフィギュアを息抜きも兼ねてご覧いただく事に…(汗


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画像1、ガチャーネンjkフレンズ 1/35。
以前塗装した際の同梱のもう一体の女の子、です。下塗りまでは終了しているのですがその先が全く進まない状態が続いております。
改めてインジェクションでこのサイズで、しかもこのレベルですから驚きです。早いところで仕上げたいところなのですが…(汗


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画像2、マスターボックス ボディコンレディ・ジャッキー・デンジャラスカーブスシリーズ 1/24。
マスターボックスのシリーズの中の一体。精力的に続々と新商品の出るマスターボックスですが、回を重ねるごとに着実にレベルは上がっています。
ネタ的にかなり面白いシリーズなのですが、表面処理を怠るとかなり残念な仕上がりに!素敵な完成を目指す場合、2皮ほど剥く感じでしっかりと表面のサンディング作業が必須です。


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画像3、マスターボックス 英雄ペルセウス・ギリシャ神話シリーズ 1/24。
同じくマスターボックスのギリシャ神話シリーズの一体。
こちらもネタとしては大変面白い物なのですが、設定がよく分かりません、ペルセウスは男性の神のはずなのですが、あえて女性に見立てた?メデューサと必殺の盾との関係もいまひとつはっきりしていないのが悩みどころかも!?
造形的にはかなりいい感じです。表面処理は上の物と同様にかなり時間が掛かってしまいます。


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画像4、ハセガワ 80’s バブリー ガールズA 1/24。
つい最近発売のアイテム。バブル時代の女子。年代が限定されるので汎用性は少ないのですが、80年代のアイテムと抱き合わせると面白い事になりそうですね。
辻村氏の造形とあってインジェクション物としては異例の出来栄えなのも注目です!


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画像5、ハセガワ 80’s バブリー ガールズB 1/24。
上の物と同梱のもう一体。こちらも素晴らしい造形です。特に顔の作りは、よくぞインジェクションでここまで!のレベル。レジン物に引けは取っていませんが、プラモ特有の表面処理はやはり時間がかかるところ…。


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画像6、ブリックワークス 傭兵軍 女性パイロット 1/35 。
こちらはブリックワークスから出ている林氏の原型による1/35スケールの女性パイロットです。以前の1/20とよく似たアイテムですがよく見ると細部が違いますので新規造形の様です。いつも以上に素晴らしい出来映えです。
レジン製なので細部はかなり細かく抜けていますので安心して塗装が進みそうです〜♬


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画像7、プライザー 民間人 1/72。
かなり古いアイテムですが流石プライザー、このサイズでもとんでもない造形です。このサイズをリアルにというのは本来無茶な事かも!?ですが、これだけの作りですからここは是非チャレンジを!!
以前にも一体塗っていますが、今回は一層気合を入れての覚悟です〜!!(笑


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画像8、トミーテック ザ・人間 106 住宅街の人々 1/150。
これはヤバイです!調子に乗って完成品の1/150のアイテムの塗装を剥がして見るとこんなことに…(泣
本来色による塗り分け程度が本来の姿なのでしょうが、なんとも残念な姿に!
時間の合間で是非挑戦してみようと…(汗


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画像9、寄せ集め状態。
上記のフィギュア達を一堂に集めた状態がこちら。
メーカーや素材、スケールや設定もまちまち、それでも今後着実に仕上げて行くと思われるアイテム達なのでした〜♬
以前と違って、仮組みまでに結構時間が掛かっているのも、その後の塗装の精度を高めるための下地をしっかりと処理して手がけているからなのですが、塗装待ち状態がどんどんと溜まっていくと、プレッシャーもどんどん高まってきているという事なのですよね〜♬


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2018年8月12日 (日)

ファインモールド 自衛隊員 1/12? その4(最終回)

さて、はやくも季節はお盆です。各地では相変らず猛暑が続いているようですが、北海道はようやく普段の今時期の気温に落ち着いて来ました。日中は結構暑かったりしていますが、朝晩はぐっと肌寒さが感じられる状態に。ただし湿度は思った以上に高い日もあったりして、なんだかやはり変わって来た感が強かったりもしています。このお盆も過ぎると季節は一気に秋に向かっていくのでしょうか!?
このところは世の中を賑わす大きな事件が目立っていないのが救いといえば救いなのですが、昨日のニュースでこんな話題が、コミケ界にも高齢の波!というもの。元々漫画等の同人誌のイベントだったものが、漫画から、アニメ、ゲーム、コスプレといった方向へ年々シフトしながら世界規模で巨大化して来たこの世界にも高齢化の波が押し寄せているというもの。妙に納得させられるものはあるんです。マニアックになればなるほど一部のコアなメイン層は年々歳を取る、当然です。裾野は広がっていてもなかなか世代交代が進まないんですよね。模型界も全く同じ状態なんだと思います。人ごとには全く思えません…(泣 若い世代に徐々に引き継いでいかなければ、こういった文化もこの先自然消滅しかねない、という感じなのでしょうか〜!?(怖
自衛隊員さん、今回で最終回です。


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画像1、ベースワークス。
フィギュアが大方落付いた辺りでベースワークです。
付属の大きめのベースをそもまま使って地面や草、木なんかを作り込んで行きます。
材料は常日頃集めておいたものを利用しています。日頃の準備が役に立つ訳です。
今回は湿度が高く、地面の粘土系がなかなか乾燥しないのがやっかいなのでした〜!


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画像2、完成 その1。
ベースワークの微調整をその後も色々と施し、ベースに先のフィギュアを装着し、ネームプレートを付けて晴れての完成です。
この時期いろいろと同時進行しているので時間は結構かかっているのですが…(汗


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画像3、完成 その2。
レイアウト的には事前によく考えた上で位置決めしてあります。
後ろの木が空間の良いバランスを醸し出してくれる役割りに。
なのでどの角度から見てもバランスがいい雰囲気で眺めることができるのです〜♬


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画像4、完成 その3。
背面の姿はなかなか見ることが出来ません、貴重です!(笑
木はかなり以前からストックしてあった天然の木の枝部分。枝ぶりや位置関係を調整した上で自然な感じに塗装してあります。
全体的には初秋のイメージの色合いで!


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画像5、完成 その4。
フィギュアも完成までには微調整が続いていましたよ。
顔もあくまで昭和の男気溢れるワイルドな雰囲気に仕上げてみました〜(笑


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画像6、完成 その5。
前回のフィギュアの塗装時からほんの気持ちですが手が入っています。
あくまでもベース装着時のバランスを見ながら、ですね〜♬


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画像7、ベース部分 その1。
ベスワークの際には全体のレイアウトや配置的なバランス、色合いのポイント付けを意識しながら作業してあります。
初秋のイメージなので緑の感じや枯れた草の雰囲気をバランスよく取ってありますよ。
かつ、単調にならないように調整してあります。


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画像8、ベース部分 その2。
芝草や枯れた長めの草部分、その他の雑草のイメージの各種の植物は何とは言えないほどの種類を使って植え込んであります。
木の枝ぶりも結構気を使って調整してあるんです。枯葉も一枚一枚形や色を位調整してあります。ややオーバースケール気味なんですが…(汗


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画像9、完成の正面画像。
やや大きめに完成の正面の姿を、の一枚。
ベースのサイズとフィギュア、そして後ろの木のバランスが良い感じのボリューム感に仕上がったかと。
ビネット仕立てだとフィギュア単体の時とは一味も二味も違った作品になってくれるのも楽しいところです!


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画像10、北海道AFVの会会場にて その1。
北海道AFVの会当日の会場での一枚。
各種の作品が一堂に揃う中でも、ベースワークも施されたビネットは存在感を放ってくれていた、はずなのですが…(笑


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画像11、北海道AFVの会会場にて その2。
スケール的にはなんとも微妙な今回のアイテムですが、そのキャラクター性も相まって、独特な世界観を醸し出してくれました。
あくまでもプラモデルなんです!という部分も独特な意味合いが込められていますよね〜!!(笑


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画像12、北海道ミニチュアドールハウス展会場にて その1。
北海道ミニチュアドールハウス展の会場での一枚。
会場の雰囲気も結構特殊で、大きいものや小さい物が所狭しと並んでいますので、この模型のブースはかなり特殊なスペースでした〜!


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画像13、北海道ミニチュアドールハウス展会場にて その2。
会場でのやや下アングルからの一枚です。
会場内のオレンジ系のカーテンがなんとも良い雰囲気に〜♬
背景が変わると本当に変わって見えてしまうのも楽しいんですよね〜!
ということで完成した姿はすでに二つのイベントにてお披露目が完了している自衛隊員さんなのでした〜♬


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2018年8月 5日 (日)

ファインモールド 自衛隊員 1/12? その3

今週の前半は札幌も30度越えの真夏日、しかも夜も暑いし蒸すといった最悪の状態で、体のどこかが溶けてしまうのでは?という事態に…(泣 道外の方達には怒られてしまいそうですが、道産子としてはとんでも無いほど辛いのです〜♬ 幸い現在は蒸し暑さはやや落ち着き、本来の北海道らしい、朝晩は結構肌寒い状態になってきています。しかし全国的な猛暑は記録を次々に塗り替えていると言う、どうしてしまっているのでしょう、地球。
先週行われていた東急百貨店の静岡博覧会用の展示も無事終了、搬入と搬出のみでしたので実際のところはよく分かりませんが、人気の物産店の催事ですから反響は良かったのではないでしょうか。来年も開催の予定との事です。
今年の今後の展示会参加の予定は、と言いますと、まずは9月の芦別の展示会、10月のHME、11月の苫小牧コスプレイベントといったところですが、各々への新作はなかなか難しい感じですね、まあ頑張ってはいるのですけれど…(汗 各種の展示会参加が増えるのはありがたいわけですが、数が増えてくると、なかなかそれ用の作品を仕上げるのも難しくなってきてしまいます。しかも時間に追われて、作品の精度があげられないという状況も好ましくはないわけでして…。悩みどころ、です。
という事ですが、今回も自衛隊さんの製作工程が続きます。


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画像1、全身の塗装 その3。
ベルトやサスペンダー等の色が乗って来ました。オリーブドラブ色のコスチューム上に各種の装備品の色が入るとどんどんそれらしくなってくるのはミリタリー物のフィギュアの面白いところでもあります。


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画像2、全身の塗装 その4-1。
さらにベルトやサスペンダー等の細部の金属金具部分もしっかりと描き込んでいきます。
ヘルメットの迷彩カバー色を塗装して被せた状態。チンストラップが未装着ですが、ヘルメットを装着するとまた一段とらしくなって来た感じが…。


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画像3、全身の塗装 その4-2。
ベルトやサスペンダーの金具部分はダークシルバーにて質感を出しておきます。メタル色は最終のほんのわずかな部分のみ、それ以外の立体感は黒からグレーへのグラデーションで表現してありますよ。
ブーツの靴紐もしっかりと描いておきます。モールドがやや甘かった部分なので、ラインをしっかりと描くことでややごまかしながらそれっぽく表現しておきます。


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画像4、完成 その1。
その後、銃や各種ポーチ等の装備品、ヘルメットのチンストラップ、襟章や胸のネームタグ等を描き込んで完成となります。ここまでの作業も結構なボリュームなのですが、割愛して一気に完成となりますです(笑


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画像5、完成 その2。
前段からはかなりのパーツも残っていましたが、ほぼ同時進行で塗装が済んでいましたので、接着するとあっという間に完成の状態になっていたのです(笑
各種のポーチや水筒なども細部にわたってしっかりと描きこみが施されていますよ!


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画像6、完成 その3。
右手の六四式小銃も造形は抜群ですので、しっかりと金属部や木部の質感を表現しながら重ね塗りしてあります。
パーツが全て装着されると本当に素敵なキットなのが改めて認識できるというものですね。


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画像7、完成 その4。
ヘルメットの各種のストラップ部分も部位ごとの色や質感の違いをしっかりと表現。
肝心の顔も単調にならないようにその後も色が重ねられて調整してあります。


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画像8、完成 その5。
襟章やネームタグもできるだけ細かく丁寧に描き込んで行きます。
口もとの歯の描き込みはかっちりと書きました!とならないように全体と馴染む感じで表現してあります。
ブーツも革の質感を意識しながら細部を描き込んでいきます。
左手部の大型ポーチは防護マスクの文字もしっかり書き込みますよ。
各種のポーチの素材は米軍のヘリンボーンツイルと同等のものなので、縦ラインを薄めに再現して有ります。


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画像9、完成 その6。
フィギュアとしての決め角度の一枚。
独特なデフォルメのアイテムですが、考証もしっかりとされ、とてもプラモデルとは思えない程の存在感は抜群です!
で、フィギュア単体としては一応の完成なのですが、実は仕上げはビネット仕立で考えていますので、次回はそのあたりを。そこまで行って本当の完成の姿なのです〜!!


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