ベビーゴジラ その6
なかなか暑い日々が続いておりますが、皆さんは体調等崩されていませんでしょうか?
年齢とともに、体感温度もなかなか厳しく感じますが、もうしばらくの辛抱、ですね!
今回は目の仕上げ段階。あと一息という感じです。
前回までの作業で眼球自体の立体感が出来て来ましたが、更に今回は多様な色を使って質感に深みを増して行きたいと思います。
まずは瞳孔の黒い部分の面積をやや広げながら白目部分との境目のグラデを表現します。
画像1では更に瞳孔中心部のホワイト部の面積も前回よりも広げ、気持ち青みをプラス。
そして本当の瞳孔の中心部に当たるを縦長のラグビーボール状にオレンジにて描き込みます。
これが劇中設定のベビーゴジラの本当の状態の様なのでした。
なんと複雑怪奇な事にしてくれているのやら〜♪最後に眼球の周辺部分を一段暗めにシャドーを入れて目の塗装段階が終了です。
思ったよりもずいぶん時間がかかってしまいました。
画像2ではいよいよお決まりのクリア塗装です。いつも同様、塗っては乾燥塗っては乾燥の繰り返し作業、水性のクリアですので、ラッカー塗料等の様に「カブリ」などは起こりにくいのもこの時期ありがたいですね。
どんどん塗り重ねて行くうちに表面の凹凸も次第に滑らかに、塗装で描いた眼球の細部もしっとりと深みのある状態になって行きます。
画像3では更にクリア塗装は続きますが約10回程繰り返し塗り重ねた状態です。
その間に目元の上下のディティールもリアルな感じになる様にハイライトやシャドウ処理でお化粧しておきます。
そうしておおよその完成です。
画像4は目元のアップ。
幾重にも描かれた眼球の状態が分かります。
そして塗り重ねられたクリアによってググッと深い色味に仕上がってくれました。
言い忘れていましたが、今回の画像1の状態での最終段階にてうっすらと水で溶いたゴールドを隠し味程度に塗布しておきました。
金色に塗った感じではなく、光の角度によって金粉が煌めく程度。
やりすぎますと今までの作業が全て水の泡、になってしまいますので、さじ加減が微妙ですが、クリア塗装のあとに、なんとも絶妙な光り方をしてくれます。
画像5、今回なかなかお目にかかれなかった左側の目、こちらも同時進行でしたがこんな感じになっています。
アップにすると、なかなかエグイ事になっていますね!?
目元周りの細かな描き込みもリアルな表現には欠かせませんので手は抜けない所です。
なんとも怪しいまなざしになった所で今回の目元の塗装が終了なのでした。
オリジナルの状態と身比べて見てくださいね。獰猛さに拍車がかかっている筈ですが…。
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