ベビーゴジラ その7
暑さもなかなか収まらない今年の残暑、模型と言った作業を抱えている方には辛い日々、です。
もうしばらくの辛抱。あと2月もすると暑かった事も忘れ、白いものがちらほらなんて言う事にも、恐るべし、北海道。
ベビーゴジラも終盤です。
目の塗装が終わると、なんだか既に完成してしまった気もしてしまいますが、忘れてはいけないのが、全体の調整作業です。
気を許してしまうと作業がしばらく中断してしまいますから…、ね!
作業は目の塗装の最中にちょっと戻りますが、目のクリア塗装の段階での待ち時間にしっかりとボディー全体の色調整です。9割がたボディーの塗装は終えていますので、当初のイメージや、資料とのにらめっこでの色相の微調整です。
気の済むまで向き合いましょう。
画像1では暗めだったボディー上面に青みをプラスして行きました。
画像2では更に上面と下面の中間辺りの位置を中心に茶系や赤系をプラスして行きます。
資料等では光源の違いで、青っぽかったり黒っぽかったり、更には全身が茶色だったりとまちまちでしたので、自分のイメージの方向性をしっかりと持ってそのイメージに近づけて行きます。
微妙な違いのために何度も行ったり来たり、ですが…。
画像3では細かな皺のモールドに更にコントラストを付けるために明るめのベージュを、今回からは流し込むというよりも書き込む感じで処理して行きます。綺麗な線を描くと不自然になりがち、濃淡の差や線の太さにも場所によって強弱を付けながら違和感無く描き込みます。
更に凸部の主だった箇所の強調も同時に、立体感に磨きがかかります。
画像4頭部や手足のモールド部を更に強調、画像では極端になっている状態ですが、このままですとなんだか不自然なんですよね、この後この辺りも自然になる様に調整して行きます。
細部の描き込みの際には、光源を想定したハイライトやシャドーの表現が完成後に大きく影響しますので、しっかりと時間をかけて取り組んで行きましょう。
画像5は塗装直前の段階の物ですが、ずいぶんと変わったのがはっきりと見て取れるのではないでしょうか?
元の造形は結構良い出来だったのもこうして見ると分かります。
手間ひまを惜しまなければ以外にも身近なものでも大変身してくれるもの、以外と多いのかも、ですね〜!次回はいよいよの完成!?
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