今月から製作記事を書き始めてから11月最後の週の製作記になりました。
毎週計画を立てながら製作に没頭してると1ヶ月なんてあっという間に過ぎて行っちゃいます(^_^;)
気づけばもう今週11月最後の製作記とは・・・
きっと充実している証拠ですかね~♪
では本題に入りましょう!
今回も先週に引き続いてカーボンデカールについて紹介します。
前回はデカールの貼り方について色々書きましたが、今回はデカールを貼り終えた後の加工について紹介させていただきたいと思います。
まずは今回の製作に使用した道具です。
①スジボリ堂のモーターツール静芯です。
名前の通り、芯のブレがなく驚く程静かです。
無段階に回転数を調整でき、低回転から高回転まで優れたトルクを発揮します。
正回転、逆回転もでき多用途で使える高性能モーターツールです。
②本体に接続して使用するリューター本体です。
握りやすく持ちやすいグリップで長時間の作業も手が疲れにくいです。
ワンタッチのチャックでビットなどの付け替えもラクラクです。
③フットペダルです。
任意に回転数を設定しておけば、ペダルを踏むだけでオンオフが可能になります。
両手が使えるので作業に専念できるのが嬉しいアイテムです。
まるで歯医者さんになった気分です(笑)
④コバックスのバフレックス#3000です。
ペーパーというよりは、フィルムに近い感じの素材で、裏面に糊が付いており、硬質のスポンジにつけて使用します。
#3000といっても切削能力は高くそれでいて余計な傷がつきません。
最終仕上げの研ぎ出しには欠かせないアイテムです。
次に研磨に使用した道具です。
①ロックペイント社製のマルチトップウレタンクリアーです。
主剤と硬化剤10:1で混合しそのままでは粘度が高いので、専用のエコシンナーで希釈して吹きます。
ラッカーには無い深みのある艶と光沢はウレタンならではだと思います。
経年変化も殆どないので、大事な作品を綺麗な状態で保つことができます。
②システムコンパウンドセットです。粗め・細め・極細の3種類が入っています。
③マイクロポリッシャーです。
静芯に取り付けて、コンパウンドをつけて使用します。
④研ぎ出しクロスです。
磨きの最終仕上げに効果を発揮するクロスです。
今回はこれらの商品を使ってウエットカーボンの表現方法を紹介していきます。
①カーボンデカールを貼り終えたエンジンパーツです。エンジンルームで一番目立つ部分です。
ちなみにデカールは貼ってから水気が抜けるまで2日程乾燥させましたがいきなりウレタンを塗装してデカールが浮いてこないようにラッカーのクリアーを塗装してデカールの浮きを抑えます。
この時一度に多く吹くとデカールを痛めてしまうので、あくまでサラッと塗料を乗せる感じにしましょう。
②ウレタン塗装をしたくない部分や、細かいモールドがある部分はあらかじめけマスキングをしておきます。
ウレタンは塗膜が厚いので、繊細なモールドはすぐ埋まってします。
③ウレタンクリアー塗装完了!
既に艶が出ています。
しかし表面は多少ボコボコしているので、先ほど紹介したバフレックスで表面を研ぎ出しします。
④リューターにマイクロポリッシャーを取り付けてコンパウンドをつけて粗めから極細を使って力を入れすぎないように優しく磨いていきます。
この時、リューターの回転は低めで使用します。
リューターの扱いが慣れないうちに高い回転で使用すると、パーツの破損や下地を出す原因になります。
また、マイクロポリッシャーの破損の原因にもなります。
必ず低回転でじっくり磨くことが綺麗な光沢を出すポイントです。
以上でウェットカーボンの表現方法について紹介しました。
では、逆にドライカーボン風に仕上げる方法について。
デカールを貼ってウレタンクリアーを塗装して研ぎ出しまではウェットカーボンの時と全く同じです。
ここからドライカーボン風にするにはラッカーのつや消しクリアーを吹くだけです。
超簡単!
以上です・・・
この作業をカーボンデカールを貼ったパーツ全てに施し車体は概ね完成です。
ここまで来ればかなり進んだと言ってもいいでしょうね。
次回12月の一発目は内装に着手していきたいと思います。
ではまた来週~♪
ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂
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