2014年12月12日 (金)

第6回 ラフェラーリボディー編 その1

12月も中盤に差し掛かり、より一層仕事やプライベートで忙しさに追わ
れていたそんな中、仕事中に目にゴミが入り右目が開けられないほどの
激痛に襲われ、眼科に行ってゴミを除去してもらってきました。
お陰で大事には至らず今のところ目は回復に向かっています。
模型製作にも支障がなさそうなのでホッとしました(´▽`)
皆さんも怪我や病気には充分気をつけてくださいね。

それでは本題に入りたいと思います。
今回はボディーワークに関して2週に渡り紹介していこうと思います。
第1回目はボディーの下処理と塗装についてです。

05写真①
まずはカーモデルでは今や定番のパネルラインの筋彫りから入ります。

写真②
今回使用したのはBMCタガネの0.15mmで筋彫りを行いました。

写真③
筋彫りのコツとして力を入れすぎず(タガネの破損にも繋がります)、根気よく何度も彫ることが綺麗で失敗のない筋彫りの近道だと思います。
またタガネの切削力は高いので、やりすぎると貫通してしますので注意が必要です。

写真④
写真の通り筋彫りの効果は十分に見て取れると思います。
塗装では下地、上塗り、ウレタンクリアーで塗膜の層が厚くなるので是非やっておきたい工程です。

これが最終的に完成に大きな影響を与える箇所と言っても過言ではないと思います。



010
続いてはパーツの合わせ目消しについて。


写真①・②

ラフェラーリの複雑なボディー形状を再現するには成形上パーツの分割がドアやリアフードに存在します。

写真③
今回はラッカーパテを使わずに、光硬化パテロックレーザー328を使用してパーツの合わせ目を消していこうと思います。

写真④
必要な箇所にパテを盛り、紫外線ライトで数秒照射するだけで硬化してくれる便利なツールです。
ラッカーパテと違ってヒケがなく、定着も良いので非常に使いやすいという印象を受けました。時間を有効に使いたいと言う方にはピッタリだと思います。

011_3 ひと通りパーツの下処理が終わったので、最終確認でサーフェーサーを吹いて傷や合わせ目が消えているかなどのチェックをして異常がなければ塗装に入ります。

012_4 今回はレッドを塗装するということを考えていたので、レッドの発色を助けるためにフィニッシャーズのピンクサーフェーサーを塗装しました。

018ここで、私が普段塗装している手順なんかをちょっと紹介して見たいと思います。

今回のレッドも比較的塗り方などによっては塗りムラが起きやすいので、注意が必要になります。

写真①
色ムラをできるだけ回避し、色の発色を助けるためのピンクサーフェーサー。

写真②
まずはエッジ部分、色が入りにくい部分をあらかじめ塗装しておきます。

写真③
一気に塗装する事はせず、第1段階は捨て吹きをしていきます。
こうする事で塗料のはじきやエッジ部分のヒケを回避することができます。

写真④
最後は全体にきっちり色が染まるように塗装していきます。
私はこの段階でかなり艶が出るように塗装しています。

017 部分的に黒を塗装してデカールを貼り終えて、ひとまず終了です。
久々にボディー色でレッドを吹いてみましたが色の濃淡には気を使いました。特に今回のような
ボディーパーツの分割が多いキットだと尚更に気を使いました。

さて次回はいよいよウレタンクリアーの塗装で綺麗なボディーに仕上げていきたいと思います。
その模様は次回の製作記で紹介させていただきたいと思いますので、次回もよろしくお願い
いたします♪





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