2015年3月27日 (金)

第6回GAZOO Racing86内装編(2)

皆様こんにちは、先週に引き続き今週は内装編の完成までを紹介をしていきたいと
思います。
前回はできるだけ実車の設定に近づけるための加工等しました。
今回はそれらのパーツの塗装ということなのですが、説明書通りの塗装だと単調になって
しまう内装をできるだけ素材の質感を意識しながら、細かいパーツに至るまでこだわりながら
塗装してみました。

024 写真①
フロアーやリアシート部分はすべてフラットブラックで塗装するようになっていますが、
余りにも単調すぎて物足りなさを感じてしまうので、ここはシートの後ろ側のボードとフロアー
の色を変えて別の素材で構成されている感じに仕上げてみました。
フロアーで使用した色はフィニッシャーズのカーボンブラックマットを使いました。
ブラックに近いグレーで色合いが気に入いているので、いろんな車種に使っています。
写真②
ドアトリム部分はセミグロスブラックを塗装しました。
ゲレードによってドアハンドルがシルバーやレッドで加飾されていますが
前回の記事にも書いたようにグレードが下のグレードなので、一切ありません。
ただし、カーテシランプはどのグレードも共通なので再現します。
ここでちょっと私なりのアイデアとして、赤い部分を塗装ではなく、余り物の
デカールを切り出して貼り付けました。
塗装より簡単で綺麗に仕上がるので、機会があれば試してみてはいかがでしょうか?
余ったデカールは色々使い道があるので、捨てずに取っておくといいでしょう。
ただ、あまり置きすぎると劣化して使えなくなるので注意しましょう。
写真③
サイドブレーキがハンドルのすぐ左側についています。
車の姿勢を瞬時に変えるときに使うのかなと思います。
後はハンドルにいくつものマークが付いてます。
実はこの目印はコ・ドライバーが持っているペースノートに関係します。
通常、コ・ドライバーはこのペースノート書いてあることをドライバーに伝える
役割を担ってます。
ペースノートには各コーナの特徴の詳細が書かれており、その中にステアリングの角度なども
表記されています。
ドライバーは舵角をステアリングの目印を目安に運転しています。
話は少しそれましたが、インパネはセミグロスブラックで塗装しました。
写真④
ボード部分もカーボンブラックマットで塗装してハイマウントランプなどはセミグロスブラックで
塗装しました。

実際ボディーを合わせると室内の状態は殆ど確認できませんが、製作途中でも
いろいろ自分なりの拘りで作り上げるのも模型の醍醐味だと思います。

では次にシートの製作に移ります。

019写真①
シートの真ん中に赤いラインが入ります。
本来はデカールを貼るのですが、今回は塗装で仕上げます。
ホワイトサフを吹いた後レッドを吹いた状態です。
写真②
セミグロスブラック塗装後、TRDのデカールを貼って座面部分はこれで完了です。
写真③
説明書指示ではシート全体がフラットブラックで塗装することになっていましたが、
やはりバケットシートらしさを表現するために背面はカーボン風塗装をしてみました。
以前隼の製作記で紹介したストッキングを使ったカーボン柄塗装です。
メタリックグレイを吹いてストッキングを被せた上からセミグロスブラックを吹きます。
そして仕上げにクリアーを吹きました。
写真④
カーボンの部分をマスキング後にセミグロスブラックを吹いてバケットシートの完成です。

では室内製作最後のシートベルト製作状況です。

029_2 写真①
キット付ではデカールによるシートベルトの再現となっています。
正直これでは少し物足りない気もするので変更したいと思います。
写真②
ミュージアムコレクションからリリースされている1/24シートベルトキット2脚入りです。
バックルはエッティング製で、ベルトは手芸用品店などで取り扱っている
サテンリボンを使用しています。
写真③
塗装が終わったシートです。
シートの質感を再現するために、クレオスのフラットベース(なめらかスムース)を
クリアーに混ぜて吹きました。
少々フラットベースを多めに混ぜてシートの質感を再現してみました。
写真④
完成したシートベルトとシートをゴム系ボンドで接着しました。
多少アバウトに配置してやることで自然な感じになります。

ということでここまで加工、塗装を施したパーツ達を組み付けます。
この瞬間は何度迎えても楽しいですね(^-^)

034写真①
空調パネルの変更とセンターコンソールのドリンクホルダーを削り取った状態が
確認できます。
写真②
シートベルトの存在感がよくわかります。
競技車両の演出には欠かせないアイテムですね。
写真③
ISOFIX規格に基づいたハーネスの取り付けもしっかり再現しました。
写真④
先に組み上がったシャーシーとドッキングです。
ここまで来るとあと完成は目前です。

さて内装の製作はこれにて終了です。
来週はいよいよボディーの研ぎ出し状況を紹介していきますので、
ご覧いただければ嬉しい限りです。

それではまた来週~\(^o^)/


ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂












 





コメント

おお  シートベルトが付くだけで、グッと質感が上がるのが分かります。
ボディを被せるとなかなか見えなくなってしまうのは、残念ですがsweat02
ステアリングの目印の意味は、知らなかったです。勉強になりました。flair

コメントありがとうございます(´∀`)
車体についてディテールについて調べているといろんな発見や
知識が身に付きますね。
私も今回の製作で知った事が何かと多かったです。

心配のシートベルトですが、意外と完成後も見ることができましたよ
わりとチラりズムの方がリアル感が増すような気もするので
逆にいい感じだと思いました(^-^)