2015年4月 3日 (金)

最終回GAZOO Racing86磨き・完成

皆さんこんにちは、4月に入り北海道も雪が溶け徐々に春めいてきました。
まだ寒い日もありますが、日中は過ごしやすい日が続いています。
新年度を迎え自分の仕事の環境の変化でバタバタしながらも精一杯

頑張ろうと思います。
そんな中今年は大きな展示会が決まっているだけで2つあります。
まずは7月11(土)・12(日)に稚内で開催される2015稚内大模型展と8月22(土)23(日)
に開催が最近決まった北海道モデラーズエキシビジョン(HME)に参加します。
稚内は初めての展示会で、今からすごく楽しみな展示会で、HMEはこのまこっちゃんのカー
モデル制作記を始めるきっかけとなった大事な展示会です。
これから展示会の作品製作もぼちぼち始めていかなければ間に合わないかもしれないです。
好きなことで忙しくなるってこんな幸せなことってないのかなと一人でにやけている私です。

そんなことを思いながら86も完成の運びとなりました。
まずはカーモデルで重要な磨きについての紹介をしていきたいと思います。

042 写真①
まずはウレタンクリアーを吹いた状態です。
クリアーはマルチトップクリアーQRを使用しています。
この状態ではデカールの段差やゴミの混入が目立ちます。
デカールなどが貼っていない市販車タイプであれば通常は1~2回吹き付けますが、
デカールの段差を後に平滑にする作業を考えて3~4回ほど厚めに吹いています。

写真②

平滑な表面を形成する為に1度1000#のサンドペーパーでデカールの段差がなくなるまで
削っていきます。
この時注意しなければいけないのは一点に集中して削らないことと、常に削りカスを除去しながら
段差が綺麗に平滑になっていることを確認しながら削ります。
1000#とは言っても、そこそこの切削力があるので、油断するとクリアー層を超えて
デカールまで達してしまうことがあるので注意深く慎重な作業が必要です。

写真③
サンドペーパーでサンディングが終わったら続いてバフレックスで最終仕上げをしていきます。
ここまでの工程を丁寧にやるかやらないかで、磨きの時間にかなり影響を及ぼします。
早ければいいというわけではないですが、時間がかかりすぎると集中力が切れて
下地を出してしまったり思いがけない失敗もしかねません。

写真④
さていよいよ磨きですが、今回も静芯マイクロポリッシャーを使いシステムコンパウンド
で磨きをかけました。
写真の段階ではまだ第一段階の粗めですが、マイクロポリッシャーのおかげで
非常に楽に、磨き傷もなくここまで仕上がりました。
しかしポリッシャーも使い方を間違えると下地を出したり、パーツの破損にもつながっていくので
練習を重ねる必要がありますが、使いこなせれば非常に便利なツールです。

このあと細め、極細と順番に施工して最終仕上げでガラスブライトでコーティングしました。
ボンネット1つを最後まで仕上げるのに大体30分くらいで完了します。
もちろん慣れなどで前後しますが、手で磨くよりはるかに早く、綺麗に仕上がります。
模型製作で1番大変な工程ですが、ここまで楽に作業ができるとますます製作が
楽しくなりますね。

ということで一連の作業が完了し、ウィンドウや細かいパーツを取り付けて完成でしたのがこちらです。

011

010 デカールには多少苦労させられましたが、派手で格好いいですね(^-^)
ディテールアップのシートベルトも完成後に目立たないのかと思いましたが、意外と存在感があり雰囲気を醸し出してます。

といった感じで無事にGAZOO86完成です。
次回もどんなキットが出てくるか、どうぞお楽しみに~~!


ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂



コメント