2015年3月20日 (金)

第5回GAZOO Racing86内装編

今週も始まりました!
まこっちゃんのカーモデル製作記です。
先週のタイトルにエンジン・内装編と称して内装の紹介をしていませんでしたことを
訂正してお詫び申し上げますm(_ _)m
今週こそはということで、しっかり内装編を紹介させていただきます。


今回内装を製作するにあたり、市販車ベースということで、内装の内張りもそのままで
レース上安全を確保するためのロールゲージやバケットシート、4点式のシートベルトが
装備されています。
もちろんキットでも忠実に再現していますが、もうひと手間加えるための加工等を施工
したので紹介していきます。

05 写真①
リアシートの下側にシートベルト取り付けるための縦穴を4箇所開けます。
この部分はチャイルドシートを取り付けるため金具があります。
国際標準規格(ISO-FIX)で定められており、チャイルドシートを確実に取り付けるための
規格だそうです。
私も自分の車でその存在を確認しました。
写真②
シートもラリー車特有のでドライバー(左)とコ・ドライバー(右)とでシート形状が違います。
ドライバー側のシートはサイドのサポートがしっかりしているのがよくわかります。
写真③
ドライバーのシートの側面にシートベルトを通すための穴を開けます。
写真④
キットにはシートベルトがデカールで再現されているので、今回はミュージアムコレクション
で発売されているシートベルトキットを使ってリアルに再現してみたいと思います。

続いてダッシュボードとセンターコンソールの加工について紹介します。

010 写真①
キットのパーツは先に発売された86やBRZと同じ内装のものが使用されています。
ここで注目したのが、空調などの操作パネルです。
キットの物はグレードとしてはGTもしくはGTLimitedの標準装備されたものになります。
しかし画像資料を見ると空調パネルがGかRCのグレードのパネルなので
作り替えてしまいます
写真②
センターコンソールのサイドブレーキ横にあるスイッチがあります。
これはシートヒーターのスイッチなので必要ありません。
またドリンクホルダーも必要ありません。
写真③
プラ板を使用して資料通りにパネルを作り替えました。
写真④
ドリンクホルダーを削ると貫通してしまうのでプラ板で穴を塞ぎました。
以上で主だった部分の加工は終わりです。

続いてシートの穴開けについて紹介します。
冒頭でも紹介させていただいた穴あけですが、今回はその方法をご覧下さい。

014 写真①
ドライバーのシートの穴あけは0.8mmのピンバイスで開口してから棒ヤスリなどで
形を整えます。
パーツにあらかじめシートベルトを通す穴がモールドになっているので、それを参考に
開口しました。
写真②
リアシートにも縦に長い穴を開けるのですが作業しやすいように裏から開口します。
穴との間隔を10mmにして両端に長さ3mm幅0.5の穴を開けたいので、ガイドテープ
で幅を決めて0.5mmのピンバイスで3mmの長さになるように穴を開けます。
写真③
ここで穴と穴の間を0.5mmのタガネで貫通させるように彫り込んでいきます。
写真④
完成です。
タガネは通常筋ぼりで使うことがほとんどですが、工夫次第でスリットなどの加工も
応用が利きます。

といった感じで内装の加工は終了です。
次回はこれらを塗装して内装を完成させるまでを紹介していきたいと思います。

本日はここまで、また来週お逢いしましょう!

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂




コメント

なるほどflairチャイルドシートの件は、知りませんんでした。 現行車は、そんな物も着いているんですね。 てっきり後ろ側のロールゲージに取り付けしていると思っていました。
あとシートヒーターSWやカップホルダーなんかは、細かいところだけど、兄弟車オーナーとしては、こだわりたい部分ですよね。 参考になります。

コメントありがとうございます。
私も資料を探していて知りました。86もBRZも後にサーキット走行などができるようにロールゲージやシートベルトなどが直ぐに取り付けられる様になっていたり、横Gが掛かった時に膝で踏ん張れるようにニーパッドが付いてたり、メーターも260キロまで目盛りが刻んであります。
実際に所有してる身としてはやはりこの部分は拘りたいと思ったので完成後殆ど分からなくなってしまう部分ではありますが拘ってみました。