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2012年4月 1日 (日)

ゴラム(スメアゴル) その5

暦ではもう4月、皆様は新しい年度に向けて色々なお考えもお持ちの事でしょう。
暖かな季節になると、模型から離れて行く傾向も増えたりなんかしますが…(笑
という事で私の場合は年中季節に関係なく本業も模型も進行している訳でして、ご覧いただいている皆様にも季節に関係無い内容で引き続きご覧いただく事になりますです。

G51

さてゴラムですが前回に引き続きましての目の作業です。
前回は白目の周囲の血管や瞳の虹彩の描き込みで結構変化が見られた(?)事と思いますが、ちょっとオーバー気味な雰囲気を補正の処理です。
補正といっても、コントラストのやや強い感じの場合には、下地の同系色を薄く薄く重ね塗りするだけで落ち着いた感じになってくれます。
軽くフィルターを掛けた感じでしょうか。
特に瞳の虹彩部分は納得が行くまで塗り込み、描き込み、です。

G52

画像2のアップ画像では前回と虹彩部分の雰囲気が変化しているのがお解り頂けますでしょうか?
それと、今回の虹彩部分、単に色味の変化だけではなく、実は極々薄く融いたシルバーを加えてみました。
ぱっと見では全く解らないのですが、見る角度によってはシルバーの細かな銀片がわずかながらですが光の加減を調整してくれます。
料理で言うと隠し味的な扱いですが、仕上がり時には効果がある訳です。
あと、個人的なこだわりもしっかり加えた、という満足の意味も合ったりなんかして。
瞳部分の塗装は以上で終了といたします。

G53

画像3ではいよいよ眼球のクリア塗装。特に今回は冒頭でもお話ししたように、造形自体で瞳部分に凹モールドが施されています。
あえて下地で埋めなかったのは、塗装のみでもこんな風に処理出来る事をお伝えしたかったからなのです。
しかしながらやる事は至って簡単、ただ根気が必要なだけ、です。

G54

まずは虹彩外周部と瞳孔部の凹モールド部にクリアを塗ります。
塗るというよりも、筆に付けたクリアを垂らす感じでしょうか。
一回や二回では光沢が出るのみでモールドにさほどの変化はありませんので、しっかりと乾燥させ何度も繰り返します。
根気のいる作業です。
出来れば何か他の作業との同時進行が良いでしょうね。
画像4では10回ほどクリアを塗り重ねたた状態。
通常の撮影の光源では解りにくいですね。

G55

ということで画像5では目元にスポット光にてアイキャッチを入れてみました。
ようやく目玉が爛々と輝きだしました。
眼球自体の均一な塗膜になるまではまだまだですが、目の仕上がりまであと一歩という所まで来た感じです。

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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