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2012年5月20日 (日)

ゴラム(スメアゴル) その12(最終回)

いよいよ、最終回です。やっとかい!?という声もあるかもですが、今回がラストなのです!
約2ヶ月以上もかかった訳ですが、実際の制作は普通に詰めればその数分の一で済んでしまいます。
制作とは言ってもあくまでリペイント、です。
当初のコンセプトや考え方も時間とともに変化してしまう事が有りますので、えい!、やっ!!という思い切りも大切です。
あまり考えすぎて手が止まってしまうと、そのままお蔵入り、なんて経験の方も多いのでは?
出来るだけそうならないで完成に漕ぎ着けるのが理想ですよね。

G121

画像1は完成の全体。制作途中の画像と同様の撮影です。
ライティングやカメラアングル等、時間の経過で毎回が全く同じ、というのはなかなか難しい所です。
個人的な記録用としてならばそんなに気は使わなくてもいいのですが、そんな辺りも気配りが必要。

G122

画像2は背景をそれぞれ変えて撮影したものです。
左がサテンの布、右は集めた背景用の資料の画像に手を加えて出力したものをバックに使ったもの。
雰囲気を出す為ながら、なかなか思い通りの物が見つかりませんが、それらを苦労して探すのもこれまた楽しみだったりします。
最終の撮影を考えて制作途中に同時に行っておくのが効率的でしょう。

G123

画像3は上とは違った画像をバックに、の絵。
実際の映画のイメージに近い雰囲気が出ていませんでしょうか?
これで全体の彩度が落ちると、ポスターとしても使えそうですが…。

G124

画像4は制作途中でおなじみのアングルの顔のアップ、そして前回のお魚君。
目元は今回の最重要箇所でしたので、こうして背景も伴った完成画像ではやはりその役割をしっかりと果たしてくれている気が。
お魚君もこうして撮影すると、まだ生きて動き回っている気さえ。前回に加えて表面の水滴表現を追加してあります。

G125

今回のゴラムの最も代表的なアングルと言えるのが画像5ではないでしょうか。
ゴラムとしての悪の側面が出る前の、スメアゴルそのものの気質をとらえた瞬間とも言えそうです。
模型制作上のモチーフとしてはかなりグロテスクとも言えるゴラム、背景も劇中を意識してこうして一枚の写真に納まると、イメージの相乗効果で当初の計画がそのままカタチになったのでは、と思います。
年末には公開予定の「ホビット 思いがけない冒険」にも期待が増々膨らむというものですね〜!

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