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2012年6月10日 (日)

アナキン その3

前回はおおよそ良い線まで顔が出来て来ました。
あくまでも全体的な視点で見て行くと、少しずつ手を加えて行った方がより良くし上がるというもの。
失敗を恐れずにどんどんチャレンジする姿勢も大切です。
失敗してもそこで終わる事はなく、そこをどうリカバリーして行くのか、色々な作業の上でこれまたとっても為になるものです。
今回はその辺りの調子を整えながらも、コスチュームに着手です。
なんと言ってもあくまでトイの悲しさでしょうか、それと同時に経年変化による煤け具合からでしょうか?
なんとも単調なコスチューム、なんとかすべく全体的に着色して行きます。

Wa31

画像1では上着の色を濃いめのグレーにしてみました。
始めに一度脱がせてしまい、ほぼ黒に近いダークグレーを結構な量の水を入れた容器でよく溶きながら水溶液状にします。
後はその中に上着を入れて染めて行く訳です。
適度に染まった状態で一度完全に乾燥させますが、感想前と後では色の差が極端に違いますので、気に入る色合いになるまで何度か繰り返しての作業となります。
急いで乾燥させようとすると各所で色のムラが出ますのでじっくりと時間をかけて乾燥させましょう。

Wa32

画像2では乾燥後の色味に風合いを出す為の色をドライブラシの要領で各所に着色して行きます。
ベースを暗めにした為に、今回は明るい色に立ち上げて行く作業が中心となりました。
どんどん色が乗って来ると、当初の布の柔らかさが無くなり固くなって来ます。
それとは裏腹に色味は柔らかくなって行くギャップなんかも楽しみどころです。

Wa33

画像3更に必要に応じて色の調整&顔や髪の毛の細部も整えて行きます。
同時に当初の首飾りも本来ならば作って行くべきでしょうが、今回は当初よりもちょっぴりリアルな感じで描いて行きます。
凹凸感の度合いが肝心です。それと瞳にアイキャッチが入りました。

Wa34

画像4は画像3の全体と衣服部のアップ。
当初のオリジナルとは全く別の物になって来ました。
資料等を見ながら各部を徐々に調整して行きます。
ブーツ周りは造形による一体成型処理ですので、全体の布の雰囲気と違和感が出ないように細部を描き込んで行きます。
ベルト周りも使い込んだ風合いが出るように着色。
腕辺りの皺なども描き込んで行くと何となく良い感じになって来ました。

Wa35

画像5では前回の続きから並べたもの。
どんどんと変化して行く様をこうして並べると、自分でも改めていろんな事に気付くものです。
後は仕上げの微調整がほんの少しと言う所で仕上がりそうですね〜♪

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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