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2012年8月20日 (月)

ベビーゴジラ その4

前回はおおまかに3段階で塗装の段階を紹介いたしましたが、この手の塗装、何回塗れば終わり、という事は無いので満足行くまで何度でも、塗り重ねていきます。

Bg41

画像1では上げすぎた彩度をやや押さえながら、それでいて細部の微妙な色味を残しつつ全体的なトーンの調子を整えます。
グレーや黒、ベージュ系の色で一皮被せる様なフィルターを掛けた様な雰囲気でしょうか。
こうしてみると、作業自体は行ったり来たりの繰り返しですが、あくまでも仕上げのイメージに近づける為の作業、一発で想い通りのイメージになったなら、そこでオッケーなのかもですね。

Bg42

画像2前回の画像6と比べて見てください。
全体の彩度がかなり押さえられ、暗めになって来ました。
ここでも塗装の際にはウォッシング的なやり方とドライブラシ的なやり方を併用しながら塗り重ねていきます。

Bg43

画像3では更に次のステップ。
上面の茶系や青系、ブラック系をあくまでも部分部分で使い分けしながらランダムに塗り重ね、皺の谷間には明るめのベージュ系を流し込みながら立体感とリアル感を強調します。
凹部だから暗いだろうというイメージだけでは成立しない箇所です。
生きた爬虫類や両生類の皮膚なんかがイメージの参考です。

Bg44

画像4角度違いと頭部側面のアップ。
寄って見た場合には明らかに作業の始めとは変わって来ています。
皮膚の質感がいろいろな色味によってリアルになって来たと思います。
単色のみではなかなかこの様にはなってくれないのですよね。

Bg45

画像5左が参考の実際に造られたベビーゴジラの資料、右が現在の物。
仕上がりまではまだまだでは有りますが、かなり近いイメージに向かっています。
スケールの違いによるオミットされたりオーバースケールなモールドなどが主な原因ですが、子供のおもちゃとしてはかなりの出来だと改めてうなずいてしまいます。
途中から目をホワイトで塗装しましたので、当初のバタ臭さは無い物の、らしさとしてはやはり物足りない状態な現状。
次回はいよいよ目の塗装に着手でベビーゴジラに命が吹き込まれる?どうなりますやら〜♪

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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