セガ トリケラトプス その3(最終回)
いやはや、12月突入、です。今年もあと一月無いと言う事ですね〜!師走と言う事も有り、そりゃあ忙しさに拍車がかかると言うのも頷けますです。何かと、忙しくなってきました…(泣 のんびりと模型に手を付けられる状態でもなくなってまいりましたよ〜♬皆さんは如何な状態なのでしょうか?
本日はこの後「POOH熊谷と仲間達の模型作品展2015」の最終日という事なので芦別まで言って参りますよ。初日にはまだまばらだった作品達も、この2週間で徐々に増えてびっしりとテーブルを埋め尽くしているという事なので、その辺りもとっても気になるところなのでありますです。道内の主だった模型のイベントもこれで最後でしょうか?
考えますと私も今年は各種展示会の7カ所に参加したのでした。おかげで忙しさも半端無かったのですが、何とも充実した一年だったのも事実。来年も精力的には参加したいと思っておりますが、その為にも日々作品作りに励まなければ!という感じなので有りました!!
さて、トリケラ君も今回で最終回、どれだけ変わったのか、当初のオリジナルの物とも比べてご覧くださいね〜♪
画像1、前回の続き。
前回までで全体の下地の塗装におおよそ良い雰囲気で手が入った状態になっていますので、さらに細部の描き込みと全体の調整が続く訳です。
まずは斑点模様を描いた小さな黒丸部分の中央部分にベージュ系の色を描き込みます。全体のややぼやけた雰囲気がこれによって微妙に引き締まってきました。
画像2、全体の色味の調整。
お腹周りの白っぽい部分には部分部分で赤みや青みを加えて生物の柔らかい肌の感じを加えてあります。頭部の角の色味も徐々に変化を加えて行きます。
言ってしまえば全てに色々と調整しながら手が入っている訳なのです。
画像3、各部のハイライトとシャドー処理。
皺の上部と下部の色の使い分けをした際のウォッシングの際に全体の色味が均衡化され、やや眠たい雰囲気になってしまっていますので、丈夫の凸部の黒い模様部分はさらに濃い色に、下部の白い皮膚部分の凸部はさらに白っぽく重ね塗りしていきます。
さらに光と陰の演出を加えるハイライトとシャドー処理を場所場所で強調する様に重ね塗りしておきます。
画像4、上記作業のアップ。
上記の作業のアップの画像です。
お腹周りは各種色味が加わって爬虫類っぽい皮膚感が出てきているのが分かります。
身体のボディ色以外の模様の細部にも描き込み作業にて立体感が増してきました。
目元や角の表現も注目です。
画像5、完成その1。
最終仕上げに各部の最ハイライト部分にやり過ぎない程度にホワイトを加えて質感を際立たせます。この作業で全体がピシッと引き締まってくれます。
後は目元と口元、角部分と爪部分にクリア処理を施します。
画像6、完成その2。
やや正面気味のアングル。
恐竜系は全体の色味も重要ですが、やはり頭部の存在は他のフィギュア同様にとっても重要です。フィギュアは顔が命というのはどれにも当てはまりそうですね〜♪。
画像7、完成その3。
別アングルと顔のアップです。
各種作業にて全体のシャープさが増しています。色の幾重にもの塗り重ねの効果も何となくお分かりいただけます?(笑
画像8、完成その4。
目元と角部分のアップです。
目元の眼球部分、そのほとんどは瞳なのですが、虹彩部分はやや明るめのグラデに金色も交えての表現をしてあります。最終のクリア塗装も数層重ねて深みを。
角部分の色は今回はアイボリー系よりもさらに深い茶系を基調に表現。年期の深まった雰囲気にしてあります。仕上げのクリア処理にてさらにリアルな感じに〜♪
画像9、完成その5。
口の中のアップです。オリジナルではピンク1色のベタ塗りで何とも切ない状態でしたが、各色を重ね塗りしていくとこんな雰囲気に。実はのどの奥や歯のモールドも再現してあり意外に感動!他の部分と同様にシャドーやハイライト、血管や斑点等の描き込みでリアルっぽく仕上げてみました。
途中でも何度かアップしたボディ側面の状態。上部と下部の色違いの全体の色、上部を中心に描き込んだ模様、ランダムに描き込んだ斑点模様。皺の凹モールドの色の変化等、恐竜らしい塗装の技がふんだんに注ぎ込まれているのです。
画像10、完成黒バック仕様その1。
制作途中の白バックとはひと味違う雰囲気です。
ライティング自体は同様なのですが写真では全く違う事に!!(笑
画像11、完成黒バック仕様その2。
恐竜らしい重厚感がさらに強調されて見えてきます。
オリジナルの単調な塗装の時とは全くの別物に仕上がってくれた気がしますが、ひとえに元の造形の良さが有ってこそ!なのです〜!!素晴らしい造形も、生かすも殺すも塗装にかかっているという感じですね〜♪
同じ物があと2体、今度は色を変えて仕上げてみたいと思っていますが…(笑
画像12、背景付き画像。
お約束の背景画像なのですが、今回のアイテムは全長40cmのビッグサイズ。時間的な関係上今回は顔のアップのみで、といたしますです〜!
この画像だけでも単色の背景とは全くフィギュアの存在感が変わって見えるのが分かります。本来ここは時間と手間を惜しまずにしっかりと全体をとった方が良いのですよね〜♪
という事で本体は完成に至った訳ですが、展示を考えた際にはベースの存在も考えなくては行けません。時間を作って雰囲気の有るベースもそのうちに手がけたいところですよ〜!
それにしても改めて、なのですが、今回のアイテムはプライズ品、です。ゲーセンのクレーンゲームでこんな素敵な物が出回っていると考えると、今の世の中はなんとありがたい環境なのでしょう!今後もさらにアンテナを張り巡らしておかなければ!!なのですよ〜♪
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