アルパインフィギュア(1/35 ) その1
間もなく、雪が降りそうですよ。秋は一体どこに行ってしまったのか?と言う感じのままなのですが、冬に向けての準備もそろそろ必要な時期ですね〜!各種の冬支度や衣替え、季節の変わり目は何かと忙しい物、です。
先週の衆院選も終わり、結果は大方の予想通りと言う事でしたので、大きな期待は出来ない物の、その分安定した状態が続きそうと言う面では、ある意味歓迎できそうです。このあと数年は今までの状況が続きそうですね。せめて東京オリンピックが無事終わる辺りまではその方が無難なのかも?なのですが…。
今年のHME以降は実は大きめの物は作れていません。例年のこの時期の本業の忙しさも有るのですが、実は実体顕微鏡を使っての作業を続けていた為、なのです。ななり以前から気にして探し続けてはいたのですが、実用性に乏しくては致し方が無く、知り合いの原型師さんのお話で、8倍あたりのフレキシブルアームの物が実に使い勝手が良いと言うお話を頂いたのでこの数年探していたのでした。すると、なんと、スジボリ堂さんで扱い始めたではないですか!?ということで、早速入手の速攻の試験運用となっていたのでありました!!(笑
画像1、スジボリ堂扱いの実体顕微鏡。
使っているのはLEDリングライト付きの物です。本体のみだとかなりのお買い得価格なのですが、この専用のLEDリングライト付きがおススメです。本体のみで他の照明器具を使ってもなかなか思う様には見えてくれません、似ている形状のリングライト等の物も、取り付けリング等の付属品が必要だったり意外に出費が重なってしまいそうです。
詳しくはこちらを↓
パーフェクトアイズ D8 LEDリングライト付き[PEYE020]
http://sujibori-do.ocnk.net/product/1160
画像2、付属のLEDリングライト。
4段階で照明の範囲を選択でき、かつ明るさの調節が出来ます。使用目的に合わせてセッティングできるのもありがたい訳です。8倍率と言う精密な倍率上の作業ですので、この辺りを常に気を使っていては話にならない訳で、純正品と言う安心感とともに塗装作業に純粋に集中できる、と言う物です!
作らないキットをいくつも買う思いをすれば、決して高くはないかと…(笑
画像3、アルパインのアメリカ戦車兵。
と言う事で、HME終了後は早く実体顕微鏡に馴れる意味で、毎日短時間でも欠かさずに塗装作業を続けていた訳なのでした(笑
で、以前から持っていたアルパインのフィギュアで練習、となる訳です。
アルパインのフィギュア、出来は語るまでもなく良い出来ですよ!
画像4、塗装 その1。
まずは試し運転なので、付属のスペアヘッドを塗ってみることに。
いつも同様にどんどん塗装して行きます。
8倍率の顕微鏡越しの作業は始めはなかなか馴染めません。
筆の位置の把握や被写体の位置関係などもどうにもこれと言う事にならないのですが、馴れてくると自然に定位置が決まってくるものです。使いこなす為には本気で取り組まないといけませんよ!
画像5、塗装 その2。
いつもの作業を顕微鏡越しにどんどん進めますが、なかなか勝手が掴めて来ない為、やたらと時間がかかってしまいます(泣
今までは2〜3倍あたりのヘッドルーペを使っていたので、ある程度は倍率の違いには馴染めている物の、見え方のあまりの違いに驚きとともに各種の不安との戦いが続きます。
しかし、とんでもなく見えます!あちらこちらが!!見えると気になる箇所も増えてくると言う物、見る事と思い描いたイメージ通りに色を乗せる作業とは、イコールにならない所にこれまた歯痒さが…(汗
画像6、塗装 その3。
細部の色味は塗ると言うよりも置いて行く感じになります。使っているセラムコートだと、置いた先からス〜っと水分が吸い込まれて行く感じまでもが、はっきりと見て取れてしまいます。何とも恐ろしい感覚…。
画像7、塗装 その4。
何となく今までやってきた塗装法が間違っていたのかも!?と言う考えすら浮かんできますよ。まあ、数段階のレベルアップにはなるでしょうから、焦らずにじっくりと試しながらと言う感じで行った方が長続きしそうな気も。
あとはセラムコートの顔料の粒子の粗さがやたらと気になってきます。今までは全く不満はなかったのですが…(汗
画像8、作業終了のヘッド。
上の作業画像では結構荒さも目立っていますが、何と言っても1/35の頭、です。手につかむとこんな感じですので…(笑
今回は練習なのでヘッドのゲート部もそのまま残し、パレット的に使ったりもしています。
筆の毛先も今まで以上に気を使わないといけなくなっているのですよね〜♬
画像9、作業終了のヘッドのややアップ。
実体顕微鏡、恐るべし!ですよ〜。今まで見えなかった、気が付かなかった箇所もはっきりくっきりと見えてきます。それだけにその辺りを思い描くイメージに近づける為のスキルも必要になってきます。
使用する道具や環境も考え直さなければいけません。いろいろな意味で従来の考えを刷新する必要性も出てくるのですが、ひとえに精度を上げる為と思えばこそ。つらい修行の日々は続きますが、途中で投げ出さずに頑張っていれば、必ずや実を結んでくれる日がやってくるのではないでしょうか。
この後しばらくは実体顕微鏡を使っての報告を続けて行こうと思っておりますです〜♬
ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂
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