2015年12月11日 (金)

第6回 タミヤ1/12 HONDA RA273 ディテールアップ

皆さんこんにちは(^-^)

さて、今週もディテールアップの続きで、主にコックピットの製作を手がけました。
特に私が1番に拘りたかったメーターパネルの製作となります。

では、早速製作状況の紹介です。

010写真①
パーツとしての各部の再現は当時のキットとしては申し分のないできなのですが、
実車にできる限り近づけたいということで、まずは赤〇のメーター部分を潔く削り取り
同径の穴を開けました。
黄〇は各スイッチやインジケーターなどで、これも新たにスイッチを作り直すために
切り取り穴を開けました。

写真②
今回のRA273のキットで当時発売されていたキットには無かったメタルエッチングが
付属しています。
その中で赤枠の部分がメーターリングとして使われます。
しかし、実車はここまでキラキラしたリングではないので、エッチングのリングを使用
するかしないか迷ったのですが、模型としての見栄えも考慮して今回はエッチングを
使いました。

写真③
メーター部分の製作が終了したところです。
加工箇所として、メーターパネルの上にガラス部分を透明プラ板を追加してみました。
製作の工程は今回ここでは紹介していませんが、前回メルセデス・ベンツ300SL
の製作http://sujiboridokakugen.lekumo.biz/carmodel/2015/05/3300sl-26af.htmlで紹介していますので、そちらを参照して下さればと思います。

写真④
インジケーターは1mmのプラ棒をタミヤエナメルのレッドで塗装したものを取り付けました。
スイッチは1mmのプラ棒の先端を熱したマイナスドライバーを押し当てて実車と同型の
スイッチを製作してみました。スイッチの付け根の六角ボルトは余っていたエッチング
パーツを使っています。

以上でメーターパネルの製作が終わり、車体に取り付けた状態です。

011

シンプルながらもちゃんと存在感のあるメーターパネルに仕上がったと思います。
こうして見るとメタルエッチングのメーターリングが良いアクセントになったので
結果的に成功だと思います。

続いてシートなどの取り付けを紹介します。

016真①
シート下のおそらく燃料タンクであろう部分もしっかり再現されております。
さすがタミヤさんですね~(´∀`)

写真②
シートを取り付けた状態ですが、何か物足りないと思ったら、シートベルトがないんですね。
当時のF1は火災で素早く脱出できるようにシートベルトを義務付けられていませんでしたが
1968年にジム・クラークがレース中のクラッシュで車外に飛ばされ死亡したことで、
それ以降シートベルトの装着が義務付けされたそうです。
やっぱりシートベルトって大事ですね。

写真③
ハンドルのスポーク部分はエッチングパーツを使用しています。
エッチングパーツのままだと不自然に光沢が出すぎるので、クレオスのシルバーで
塗装しました。
メーターリングが光沢なので、あえてハンドルスポークの艶を消すことで落ち着いた
雰囲気になったのではないかと思います。

写真④
コックピットの完成です。
全体的に無骨でシンプルな印象が強いものの、これこそが当時の最先端であり
速さを追求していった形なんでしょうね。
1度でいいからシートに座ってみたいですね。


という事でコックピットの製作をとディテールアップを紹介させていただきましたが
いかがでしたでしょうか?
メーターパネルの製作は色々な車種に応用できると思うので、試してみてくださいね。
特に旧車などにはいいかと思います。


来週もまたここでお会いしましょう

では、また来週~(´ー`)/~~





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