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2012年1月14日 (土)

1/6アクションフィギュアのヘッド塗装 その4

さて、前回までで顔の肌部分の基礎がほぼ塗り上がったと言えるのですが、よく見える物に成るも成らないも、ここからが本番という作業です。
人の肌をアップで見た場合、一口に肌色と言ってしまう事のできないいろいろな色が存在しています。
赤みがかった所、黄色っぽい所、青っぽい所など、場所場所によって様々。
また、毛の生え際や伸びてきた髭なども皮膚の感じにいろいろな表情を与えてくれています。
という事で、そんな血色の細かな部分や細かな皺、毛穴や髭の跡などを一味加えて行く事によってリアル感を表現できるのです。613
①上瞼や下瞼にほんのりと極々薄めた青を塗ります。もみあげや鼻の下部顎周りにも薄めた青を綺麗に、塗るというよりも、細かくランダムに描き込む感じで色を乗せて行きます。

次に、ついやりすぎた青色部分を薄めた茶色で軽く覆うようにレタッチして行きます。
不自然な青みが馴染んでくるはずです。
その際に同じ薄めた茶色で額や目尻の皺、瞼周りの細かな皺表現を加えて行きます。
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①髪の生え際、目尻、瞼や鼻の下や顎周りに茶色で色が乗るか乗らないか程の極薄めた色でレタッチ。
②また同色にて細かな皺を表現して行きます。やり過ぎにはご注意を!

前段の行程でまた色が一段暗くなっていますので、ハイライト部分をアイボリー色で軽く立ち上げます。
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①額や頬、鼻や顎、耳等の凸部にハイライト処理、この際に一つ前で処理した細かな皺なんかのハイライトの処理なども行うとより効果的です。

以上の工程を必要に応じて繰り返して行きます。
納得するまで何度でも。
ところどころで気になる部分もあるはずですので、いろいろな角度からじっくりと向かい合って観察し、分析、そして実行です。
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①額や目元回り、ほほ、顎、口周りなどには何となく毛穴の皮膚感なども効果があります。
ぶつぶつと描いてしまうとこれまた不自然ですので、何となく、それらしく、よく見ると的な、かなりアバウトな感じで。
これでもかなりリアル感は表現できてきているはずです。

今回は1/6スケールだからこそ的な作業ですが、髭の雰囲気造りなどは1/35フィギュアでも十分に普通に効果が出ます。
今回の最後の画像、当初のオリジナルの物の画像と見比べてみてください。かなり雰囲気は変わってきている筈なのですが…。


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