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2012年2月 5日 (日)

1/6アクションフィギュアのヘッド塗装 その7

さて、最終仕上げです。
とはいえ、顔のほとんどが終了していますので、今回は髪の毛のお話を軽めに。
画像25のお方は綺麗な金髪にしたい所。
オリジナルの物は単なる黄土色のべた塗り(画像左)ですが、これではせっかくのお顔のリペイントも引き立たないという物です。
金髪の場合、髪の一本一本が金色という事では有りませんし、奥まった陰の部分は黒っぽく、光の当たる部分は白っぽく、と言った光の反射等を意識すると雰囲気に不自然さが出てきにくいと思います。
この辺りも個人的なアレンジも込めながら、様々な金髪の写真などを参考にしてみると良いのではないでしょうか。
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画像26の方のお方はブロンド調に。
こちらも茶系を基調にしながらシャドウ部やハイライト部の調子をしっかりとつけて仕上げて行きます。髪の色が違うだけでもかなりイメージは変わって見えてくる筈です。
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実は髪の毛の塗装は、他が全て終わってから別の作業、とはしない方がよろしいかと。
あくまでも顔の塗装の際に同時に少しずつ塗りながら、あくまでも全体的なイメージが常に把握できている方がバランス良く仕上がる筈です。

という事でヘッド周りの塗装がほぼ終了いたしました。二体並べての引きの感じはこんな雰囲気に。当初の箱から出したままとはかなり変わったと思われますが…。
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作業途中の微妙な変化の積み重ねがこのような変化となる訳ですが、大切なのは、頭の中での仕上がりのイメージの把握、そしてそのイメージに近づけてゆくための地道な努力、と言えるのではないでしょうか。
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顔のアップです。1/6というビッグスケールならではの情報量の多さは他のスケールでは味わえない楽しみが広がって行きます。二枚目風の画像28のお方、肌はやや黄色みを多くしてワイルド感をプラスする事でひ弱な感じにならないよう演出してみました。
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オリジナルではどちらかと言うとひょうきんな、とぼけた感じの画像29のお方、こちらは白みと赤み多く使い、繊細な頭脳を持ち合わせた知的な白人、と言った感じでしょうか。
いろいろとフィギュアを手掛けていますと、どうしても男前の物が多くなりがちですが、こうした個性的な造形も塗装次第ではいろいろな表情を作り上げて行く事が可能な訳です。
どちらかと言えばこちらの手の物の方がいろんな意味で楽しめるのかも、です!

という事で一応完成となりました。次回はオマケな記事、の予定です。

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