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2012年3月 4日 (日)

ゴラム(スメアゴル) その1

今回からはちょっと真剣にフィギュアのリペイントの再開です。
何が真剣なのかというと、物が完成品としてのスタチューフィギュアが相手、なのでした。
通常はコレクション的な要素のとても強いスタチュー系、迂闊に手を掛けるのはためらいがちです。
こだわりだすとキリが無いので造形面は手をつけずにリペイントで満足の行く物に仕上げたい、と。
今回選んだのは映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでおなじみの「ゴラム」。
とは言ってもまだ良心の残る「スメアゴル」なのですが。
「二つの塔」のDVDギフトセットとして販売された物のに同梱されていたフィギュアです。
ある意味希少価値が有る?のかも??ですが(笑)
同映画の一作目が公開されたのが2002年というのですから既に10年を迎えようとしています。
そして今年の末辺りには新作の「ホビットの冒険」が公開予定というからまたまた記憶がよみがえって来るという物です。
ゴラムの登場も有るらしいのですが、その辺りはまた別の機会に。

G1

画像1がパッケージ、サイドショーの製品です。
フィギュア自体の底面には何やら関係のありそうな印刷が…。
フィギュアの出来はかなりの物です。それもそのはず、公開に向けて映画の製作スタッフの一人が直接手掛けているとの事。
フィギュア制作には監督のP・ジャクソン本人の指導も有ったとかで、文句の出様が無いのもうなずけます。

G2

画像2はフィギュアの全体ですが、撮影用のライティングのため、やや陰影が強調され、このままでも十分、と言った具合に見えてしまうかも?
実物の肌の感じは若干の色の変化は付いている物の全体的にフラットな単調な仕上がりで、とってももったいない印象。
大量生産としての商品ゆえの宿命、こうして手に出来る事自体がありがたいと思わなければ?かもですが。
近年は出来の良いスタチューや完成品のフィギュアが次々に出ていますが、安くなったとは言え数をこなすにはなかなか経済状態にも限度が有るというもの。
趣味の世界は奥が深い泥沼状態ですが、以前のようにガレージキットなんかももっと精力的に出て欲しいものです。
ちなみにスケール的には約1/6程度と言った感じ。
全く同じポーズの1/1の物も有るようです、是非見てみたいものですね〜。

G3

画像3はお顔のアップ。皺や皮膚のモールドが気色悪いほどに良い出来です。
一つ気になる部分は、後々の塗装を前提の造形ではないため、眼球、特に瞳の部分が凹モールドになっている事。
海外の造形物の場合、彫塑としての意味合いも強かったりする場合が有るために、よく見受けられる処理ですが、この後の塗装の際には厄介な事になる危険が。
今回はモールドには手を付けずに処理する事にするつもりですが、果たしてうまく行きますやら?
よりリアルにする上では髪の毛なんかも削り落として植毛なんて言う手も有りますが、あまりにグロくなってしまいそうですよね?(笑)

今回はアイテムの紹介だけになってしまいましたが、お気に入りのフィギュア選びの際に、好きという事だけではなく、色々な面から検証、考察して行くと手掛ける作品に深みが増して行くという事になるのではないでしょうか。
良い物をより良く仕上げるためにもとても重要な事だと思います。

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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