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2012年3月19日 (月)

ゴラム(スメアゴル) その3

さて、ゴラムも3回目となりますが、今回は前回から数過程進行してのご紹介となります。
進行状況も毎回では本当に極わずかな変化ですので、途中をやや割愛しないと解りにくいかも?という事なのですが…。
いつもの物よりも前回レベルとの比較での変化がお解り頂けるのではないでしょうか?
基本的には顔を含めた全身の肌の表現となります。

G31

まずは画像1ですが、全体的に前回の物と比べると色味にメリハリが付き、深みが増していると思います。
そして、大まかではありますが肌の部分部分の色味の変化やシミ等の表現も若干プラスされています。
全体的な色味は前回から数度に渡り、凹部はシャドウ処理(①)、凸部はハイライト処理(②)を施しながら立体感を持たせてあります。
手や足下なども劇中の汚れ具合なども追加。
顔では、全体のシミ表現の追加、目元の赤味や耳や鼻、口元の部分的な赤味の変化なども追加処理。
加えて肌の部分的な黄色味や青味なども必要に応じて追加してあります。
この辺りの処理は、全体的にではなく、ランダムにあくまでムラの有る位の方がリアル感が増すようです。
遠目に離して眺めた際に部分的に目立ち過ぎる場合などは再度色調を落としての調整が必要です。
くれぐれも全体的なバランスの元ではじめて効果がある訳で、やり過ぎには注意が必要です(何事も!)

G32

画像2は全体をグルリと撮影した状態。
作業自体は常に全体を見ながら、時には手元から離して遠巻きに観察する事も必要です。
作り手としてではない第3者的な視点に立って見てみる事も時には有効ですね。
作業中は何かと己の世界観に浸ってしまいがちですから…(笑)
画像の様に作業工程を撮影してチェックしてみるのも現在ではとても意味が出てきます。
作業中には気付かなかった箇所も、こうして画像で改めて見る事で気が付く部分も多々あります。
スケールの小さめの物なんかでは、加工作業でのやり残しや、塗装の際の塗膜の変化、細かな塵やゴミの付着なども発見できるかも。
素敵な完成品には素晴らしい表現力だけではなく、常に周りの物や作品自体にも鋭い観察力が求められるのです。

G33

画像3はお約束の顔のアップ。
前回と比べての細部の情報量がかなり増えているのがお解り頂けますでしょう。
その分ますますグロテスクになってきた、とも言えるのですが…。
次回はこのアイテムの最も重要な箇所、目の表現について、の予定です。

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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