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2012年10月 7日 (日)

ドラゴンボール ピッコロ その3

秋らしさもめっきりと深まって来たこの季節、秋の夜長には、模型という趣味はこの上ない楽しみ、ですよね!
現在進行中のピッコロも、そう言った意味も含めて進行中なのでした。
ところで今回の作例でターバンで隠されていますが、ピッコロの頭の触覚(?)
ナメクジをイメージしたと言う事ですが、言われてみるとその生態もさることながら、生まれ故郷のナメック星なるネーミングにも妙に納得、です。
ドラゴンボールも、深いですね!

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画像1では前回きつめに付けたシャドー処理を更に基本色を塗りこんでソフトな感じにして行きます。
特にターバンやマントのホワイト部分、ここは白黒の二色では単調な仕上がりになる上に汚いイメージにも繋がる為、シャドー部にブルーを加えて色調に更なる変化を持たせます。
白を基調にうっすらとブルーがかった雰囲気になる程度で良いのです。

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画像2はホワイトのシャドー処理にブルーを加えた全周の図。
特に後ろからのマントの色の変化がお分かりいただけるかと。
単調なホワイトのベタ塗りだったオリジナルからはかなり変化した筈です。
注意点としては、あくまでもベースはホワイトで、影に当たる部分がうっすらと青みがかっているように見えること。
青みが強すぎると、元もとがブルーのマントに見えてしまいます。

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画像3では全体の色味の境目を強調する必要の有る箇所にブラックにて墨入れ。
ここもやり過ぎには注意が必要、明確な色の境目でシャドー処理の必要な箇所限定が望ましいのですが、一部例外箇所も出て来てしまいます。輪郭強調の筈が、妙にアウトラインの気になる仕上げは完成後に違和感が出て来ますので…。
今回はターバンやマントの一部、腕周りの各色の色分け部分と足首近辺に施してみました。
更に各部の細かな彩色部分の色味をしっかりと各色にて立ち上げておきます。
これらの処理によって、ぼんやりとした細かな色と色がしっかりとした存在としてくる事になります。

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画像4、かなり完成に近づいて来ましたが、ここに来てパンツと頭部の赤みがかったムラサキ色がちょっと気になり始めました。
元はもっと青みがかったムラサキでしたので、オリジナルのイメージに近づけるようにレタッチ処理にて修正を施します。
と、なんだか小難しく聞こえるのですが、作業は至って簡単、赤みがかったムラサキの上に、薄く溶いた青を本当に薄く薄く数度に重ね塗りして行く、だけです。
あくまでもベースを生かしながらイメージに近い色味に転がす事がいとも簡単に出来てしまう訳でして、更には単色のイメージに深い色味の変化も付いてくる事になるのです。
水性塗料の特製とも言えるこの重ね塗りの手法、塗装の際には欠かす事の出来ない大切な技法と言えるでしょう。
この後再度ハイライトやシャドーの処理を丁寧に加えて行くと完成度が高まると言う事なのですね。
という感じでいよいよ次回は完成の予定です〜♪

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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