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2013年7月 6日 (土)

シュピルマン その2

本業もかなりヤバげに、そしてこちらのシュピルマン、こちらもマジ、ヤバいです〜♪
もともと時間に追われての作業は苦手とされていまして、それ故に一応自分なりに計画的に段取りを済ませるタイプなのですが、私。今回は、ここ数年の中でも珍しい程、追い立てまくられております、ハイ。
今回の物、フィギュアも、ですが、無謀にもベース付きのビネット仕立てを考えてまして、しかも今時点で諦めてもいない、なんと言う能天気な…(笑

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画像1、前回の最終と下塗り塗装。
左が前回の最終段階の状態。右は肌の基本色にて下塗りの状態です。
通常は植毛はしませんのであまり気にする事もないのですが、今回は髪の毛が、しかもボウボウの伸び放題状態。塗装には結構邪魔なんですよね!いや、めちゃくちゃ邪魔です。
何とか後ろに掻き揚げての作業となりました。後ろで縛っても良いのでしょうが、変にクセがついても後々厄介になりそうで…。
下塗りしただけでも顔の雰囲気が全く変わって見えるのも面白いです。

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画像2、シャドーやハイライトを弱めに徐々に重ね塗りして行きます。
この辺りの作業はいつもと同じ要領ですね〜。
瞳もまずは軽くアタリ程度に描き込み、髭回りも少しずつ表現して行きます。
そもそもがかなり飲まず食わずで弱った状態の設定なので、いつものように血色の良い場合とは意識的に変えてあるのも今回のポイントです。全体的に青白く血色の悪い、目元辺りも赤くはらんだような感じに仕上げたいところですが、とにかくやり過ぎてしまうと、ゾンビのようになってしまいますです〜!まあ、既にゾンビ状態なんですが…。

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画像3、目元や顔の各パーツを徐々に再現して行きます。
いつも同様に少しずつ全体のバランスを把握しながら薄く塗り重ねてイメージに近づけて行きます。今回もいつも同様、目元の表現が重要です。窪んだ瞼やとろんとした力無い瞳を表現して行きたいのですが…。
口元や髭回りも、あまりカチッと塗り分けし過ぎない方が良いかもですね。皮膚のシミや皺、血色の偏りなども意識しながら進めて行きます。

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画像4、おおよそお顔の塗装が出来上がった状態
時間が足りないのもあり、結構手抜き塗装になってしまいましたが、雰囲気はそれなりに出せているのでは、と思います。
そうそう、今回のお題のシュピルマン、実は「戦場のピアニスト」と言う映画の主人公なのであります。ナチスに迫害され、それでも尚「生きる」事を諦めない一人のピアニストのお話。監督がポランスキーと言うのも素敵な作品に仕上がった大きな理由です。
今回はそのクライマックスのシーンを再現してみようかと…。
お題もコンセプトもしっかりとイメージされているのですが、いかんせん今回は時間との戦い。「人生は時間との戦いです」との名ナレーションが頭をよぎりますです。
タ〜イム、ショック!!

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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