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2013年7月14日 (日)

シュピルマン その3(最終回)

前回のヘッドを利用してボディーやコスチューム、ベースや小物を合わせながら、シュピルマンがいよいよ完成しました北海道AFVの会にもなんとか間に合わせる事ができ一安心。
ここ数年での時間の無さでは一二を競う今回の作業、心残りも多々有りますが…。こんな年に幾度かのイベント等が有るおかげでこうして作品が完成に漕ぎ着ける事ができると言う意味合いもかなり強いのですが、年齢とともにプレッシャーは心臓に悪くなって来ますね〜!
今回は、どかんっ!と疲れましたです〜♪

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画像1、完成の画像
映画「戦場のピアニスト」のクライマックスのシーンの再現です。
主人公シュピルマンがポーランド兵に狙われ、「私は、ポーランド人だ…」と言う台詞とともに建物から出てくる瞬間の物。ご覧になった方もいらっしゃいますかな?

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画像2、完成画像の全周
建物の一部の壁とドアを作りこんであります。サイズが1/6スケールですので、なんともでかいデカイ!(笑 完成後の置き場所にも…。
壁はスチレンボードに粘土等で表面処理後に着色。ドアは角材等を張り合わせて作ってありますです〜。表の汚れと裏面の汚れの違いにも注目なんです。

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画像3、各部のアップその1
足下にはガレキが散乱、しかもその上には雪が薄らと積もっています。これも劇中通りの再現となります。レンガや木材をそれらしく作り込み、雪は重曹で表現しました。
壁のレンガも色を変えたリ形をそれらしく調整しましたよ。

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画像4、各部のアップその2
ドアの裏側と表側とでは汚し方に違いをもうけてあります。表側(外側)は爆撃や銃撃戦によるかなり激しい空気感を出すように心がけ、ややオーバー気味に汚してあります。それに対し後ろ側(内側)は自然な汚れプラス割れた窓ガラスの隙間から入る外気の汚れを意識する感じに。
ドアノブ近辺は使い古された、煤けたメタリック調にしてあります。

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画像5、各部のアップその3
映画の中で主人公を助けてくれるドイツ将校が別れ際にくれたコート、肩章はロイヤルモデルのエッチングも使用して作り替えてあります。実はこの映画の話しの筋が分からないとこのビネットの意味も全くよく分からない事に…。

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画像6、今回の決めの一枚。
映画のワンシーン、に、見えると良いのですが…。
ヘッドを似せて作る難しさ、改めて身に染みます。ヘッドの植毛も、できれば今後も避けて行きたいものだと言うのがよく分かりました。
今回の作品の全体的なパーツ、ボディーやコスチューム、そしてベースワークと外壁との小物類、それら全てが有り合わせの材料にて作る事ができましたが、スケールの大きさゆえの作業効率、最悪でしたね〜♪
そんなこんなで今回は色々な勉強をさせてもらう事のできた作品になったようです。
と言う事で、しばらくは普通のフィギュア製作に取りかかりたいとは思うものの、来月に控えている2013 北海道モデラーズエキシビションに向けての準備等で、なかなか平常時のような訳には行かなさそうですよ〜。
さて、次回はどういたしましょ!?

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

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