ドラゴン 1/6 アクションフィギュア スターリングラード「ヴァシリ・ザイツェフ」
9月に入ったとたんに台風の影響や地震など、天変地異の類いが頻発していますが、皆さんのお住まいは大丈夫でしょうか?自然の驚異の前に、人の非力さを改めて痛感してしまうのですが、最近はそう言う出来事があまりに多い気がしてなりません。いついかなる場合にもそう言った事に備えておかなければいけないのかもしれませんです。
9月からは北海道の模型関係のイベントも各地で開催予定です。そんな中私も10月1日〜6日に開催されます「ドールハウス・ミニチュア・アート 2015」に出品予定。純粋な模型とはやや違った趣きでは有りますが、ドールハウス関係の道内外の有名どころの作家さんが集まっての展示会ですので、気を使うところです。
今回はそこへの展示用に、以前造った1/6のアクションフィギュアのビネットをちょっとお色直しといった感じで…。と言いますのも、その後に造った別の1/6の物にベース枠を流用してまして、まずはベース枠の作成から、という事に…(泣
最近はこういった作業もやや億劫気味になってきているのですが。
画像1、全景その1。
ビネット自体は2011年に作成した物で、映画「スターリングラード」に登場する「ヴァシリ・ザイツェフ」 という人物。劇中、的に狙われる中助かる事が出来たストーブとの2ショットと行った雰囲気なのです。フィギュアはドラゴンのアクションフィギュアで、よくもまあこんな渋いアイテムを、と行った商品。
画像2、全景その2。
2011年の北海道AFVの会に出品の為に制作したもの。
フィギュア自体のオリジナルは良くも悪くも当時のアクションフィギュアレベルの物でしたが、コスチュームやお顔等をペイントして行くと、けっこう良い感じに仕上がってくれました。やはり塗ってみるまでは解らない物なんです〜。
簡単なビネット仕立てですが、1/6ですのでかなりのサイズです(笑
画像3、ストーブその1。
劇中中盤、主人公が敵に狙われた際に楯にしてその命を守ったのがこのストーブ。これがなければあっさりと狙撃されていたのですよね。
これ自体の資料は全く存在していませんので、ひたすらDVDを見ながら観察、簡単なスケッチを起こしてのフルスクラッチなのです。
映画に使われる小道具としては近年まれに見る存在感なのでした(笑
画像4、ストーブその2。
ストーブと言っても、ロシアのキッチン用のコンロも兼ねているのでしょうか、調理用に適した作りが随所に見受けられますです。
一応中には網棚なども再現してあります。
画像5、ストーブその3。
正面の作りはほぼ劇中に忠実に再現してみましたが、パーツパーツの意味するところはよく解らないところだらけ、です。蛇口も付いてますからここからお湯が湧かせるのでしょうか。アンティークに詳しい方のお話を伺ってみたい物です。
材料はほぼ木材の切り出した物で構成。細部の小物類はプラや金属で再現してあります。
画像6、ややアップの全景。
「私はこれのおかげで命が助かったのです。」と説明している雰囲気の場面にしてありますよ。映画をご覧になった方だと何となく解る、そんな設定です…。
画像7、ウエストアップ。
主人公ヴァシリはジュード・ロウが演じています。ドラゴンのこのフィギュア、オリジナルの段階では誰?これ??と言った雰囲気でしたが、塗装をして行くとだんだん似ている事が解ってくるのですから不思議です。造形はかなり良い作りだったのですね。商品化の際の塗装がそのイメージを大きく変えていることが顕著に伺えます。
画像8、バストアップ。
様々な素材でそこそこの再現をしているアクションフィギュア、布や毛の雰囲気も塗装する事でかなりなリアル感が再現可能です。オリジナルの段階では全てが新品状態ですので、汚れを加えて行くと大きく変わるという事なんです。
顔部分も本当に変わったんですよ、始めとは!
画像9、顔のアップ。
帽子を脱ぐと頭部はこんな感じに。
ジュード・ロウに何となく似た気はするのですがいかがでしょう?(笑
現在は各メーカーから素晴らしく出来の良い、そして素晴らしく高価なアクションフィギュアが色々と出ています。豪華一点買いでそれらをゲットして楽しむのも良いのですが、私の場合は、ちょっとチープな感じの物に手を加えてそこそこ良い雰囲気に変化するのを楽しんでいるという感じでなのしょうか、ね。
模型の楽しみの一部として、今後も1/6の世界は止められそうにも有りませんです〜!!
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