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2017年1月22日 (日)

ヨーロッパ・ウソ 雀バージョン その4(最終回)

1月ですから、寒いのは仕方が無いのですが、なんだか今シーズンは気圧の状況が例年と違うみたいですね。シベリア方面の強烈な寒気が影響しているらしいですが、地球の温暖化なんかとも関係があるのでしょうか?とにかくいろいろな変化が極端化している気がしてなりませんです。札幌は年が明けてからは気温も雪の量も割と落ち着いて来ている様ですが、この後は予想がつきません、このまま穏やかに冬が終わってくれると良いのですが…。
穏やかではない状態はアメリカなんかでもおこっている様ですね、アメリカ大統領がトランプ氏に変わったと言う事、かなり穏やかではない事になっているみたいです。個人的には政治的な事は普段あまり発信しないのですが、トランプ氏の就任式での反対派の暴動なんかの光景を見ていると今後がとても懸念される気も…。アメリカって、民主国家、ですよね、確か。大事な事が選挙で決まった事に反対、なんですね。民主的に決定した事にも、気に入らなければ反対で暴動を起こしてしまう、そんなお国柄だったんですね。イギリスのEU離脱の件の際にもも似た事態がおこってましたが、世界的に、どうなって行くのでしょうか?本音と建前が崩壊、しているのでしょうか?穏やかでは無い気がこんな辺りにも感じてしまうのは、私だけ??
さて、進めています雀君も今回で最終回です。


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画像1、足の塗装その1&その2。
上段が前回までの下塗り状態。今まで足はこの下塗りの状態のままだったのでした(笑
下段が皺の凹部を描き込んできた状態。モールドが有る部分にも無い部分にも必要と思われる箇所に描き込んで行きます。まだまだ大まかな状態ですが。


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画像2、足の塗装その3&その4。
次に上段画像で凸部のハイライト部分に明るめの色を乗せて行きます。この段階でモールドに関わらずに立体感が徐々に出てくる訳ですね〜♪
下段の画像段階ではコントラストの調整をしながら色相を柔らかく表現して行きます。
雀の足は結構明るい人肌にも似た色味なんですね。出来れば柔らかなプニプニ感を出したい所でしたがちょっと難し過ぎました(汗


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画像3、足の塗装その5。
足の皮膚感の微調整をしながら細部に色を乗せて行きます。
各部に赤や青み緑なんかも微妙にプラスして行きますよ。本当に微妙に、見えないレベルですが…。生命感が気持ち宿ってくれます。
爪部分も黒っぽい雰囲気で透明感のある感じで仕上げます。


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画像4、完成 その1。
と言う感じでようやくの完成状態です。
思いの他時間は掛かってしまいましたが、それだけの事はある姿に仕上がってくれたかと思うのですが…(笑
オリジナルのキットはこの数十年さして評判がいい話が出た事も無く、割と残念な存在でしたが、なんとか見られる状態まで持って行けたかと思っていますよ。でも、キット自体がやはり素晴らしい出来であるからこそ、なんですよね〜!


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画像5、完成 その2。
目やくちばし、足の皮膚と爪部分にはクリア塗装を施してあります。
場所によって塗り重ねる回数を変えてクリアの質感も違う様に調整していますよ。
特に目と爪部分はしっかりと多めに!


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画像6、完成 その3。
胸の白い毛の部分は毛と毛が重なる雰囲気も微妙に表現。
翼部分は気に入るまで何度も重ねて表現して行きました。


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画像7、完成 その4。
今まであまり見れなかった右半分の様子です。先に左半分を仕上げてその様子を右反面に反映させる形での作業でしたので、後半から徐々に手が入ったのでした(笑
いろいろな部分が左半分とは違う所も多いので、バランスを見ながらの作業なのでした。


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画像8、完成 その5。
こちらも今まであまり見る事の出来ない後ろ側の状態です。翼の細部やしっぽ部分の様子がよく見て取れますね。


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画像9、完成 その6。
頭部のアップ状態。頭部の色味は体全体の中でも色味が大まかな色分けですが、胸回り以上に毛の細かさが目立ち、柔らかな雰囲気が重要になる部分。繊細な毛の質感を目指して幾重にも重ね塗りしていきました。
目には薄めた金をまぶし微妙な光の反射を意識。その上にクリアを10層ほど重ねてしっかりとした艶を確保してあります。
眼球の周辺のまぶたにあたる部分も細部を描き込んで質感を出してあります。
くちばしも微妙な色の変化を意識しながら調整、軽めのクリア表現としています。


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画像10、完成 その7。
翼のアップ状態。あちらこちらの毛の雰囲気を極細の描き込みの繰り返しで、ホワッとした雰囲気になるように表現してみました、まだ足りないかもですが…(笑


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画像11、背景付き画像 その1。
一枚目の背景付き画像です、これは家の庭で撮った状態なのですが、天気が曇りと言う事も有り、ディフューズが掛かった寒々しい雰囲気が出た物となっていますね〜!
望遠ズームを使って背景をぼかし、実際の野鳥撮影の雰囲気を意識してみました。足下の爪部分、ベースを握った感じが弱いのが残念な所です…(汗


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画像12、背景付き画像 その2。
こちらはいつも同様に撮影ブースにて撮った物。バックには秋の白樺の並木を使ってみました。こちらも足の指が不自然なのがやや残念。
止まり木の手前には枯れ草を配置して遠近感を演出してみました。


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画像13、背景付き画像 その3。
こちらはやや緑がかった背景を使っての一枚です。本来自然に生息する鳥ですので、こんな暖かな色味の中でも生き生きとした感じが得られますね、どんなシチュエーションにも似合うのかも、ですが…(笑
今回は簡単なキットながらも結構頭や手を使っての作業でした。資料なんかも結構集めて観察したり、キットの良さを生かしながら手を加えてみたり、結構時間は掛かってしまいましたが楽しみながらの作業なのでした。
完成後の撮影にもついつい力が入ってしまったり…(笑
同じ物のグンゼ版のキットも有りますし、他の種類の鳥のキットも結構持っているので、今後も鳥シリーズはまだまだ継続して行く予定なので有りました〜!!


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