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2017年9月10日 (日)

ベロキラプトル ヘッドスケルトン その2(最終回)

先週は結構肌寒く、すっかり秋かと思っていましたが、今週はなんだかムシムシと暑い気温、どうも身体の調子も狂ってしまいます。はっきりして欲しいと言っても相手は自然、人間の都合には合わせてくれませんです…(泣
合わせてくれないと言う話では北朝鮮のミサイル&核問題。その国自体が問題なのですが、中国やロシアも何やら煮え切らない姿勢です。いろいろと各国間の事情が複雑に絡み合っているようですが、いったい今後どうなっていくのか?危うい香りがプンプン、です。模型でミリタリー物をやってはいても、戦争なんて事態は断じて反対、出来れば武力行使は避けて欲しい所では有るのですが…(汗
メキシコの地震や太陽フレア問題も地球規模での悪影響は避けられません、一体全体どうなってしまっているのでしょう、宇宙全体が狂い始めているとでも言う気がしてなりませんが。なんだか嫌な予感が…(怖
昨日は芦別の展示会に参加してまいりました。皆さんもぜひ足を運んでみてください。
【POOH熊谷と仲間達の模型作品展2017】
9月9日(土)~9月24日(日)(月曜休館)星野降る里芦別百年記念館(芦別道の駅内)
と言う事でラプトル君のスカルヘッドは完成の様子です。


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画像1、ウォッシング その1。
下塗りが前回終わっていますので今回は軽いウォッシング作業から。
まずウォッシングの第一弾として、茶系の色を薄く水で溶いた水溶液状の色を全体にまんべんなくウォッシング的に塗装していきます。
ベースの下塗りののイエローオーカーがやや赤みがかった茶系に変化。


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画像2、ハイライト方向にドライブラシ。
次に一度ハイライト方向に対してドライブラシを施しておきます。
アイボリ系の色を水で薄めて顔料成分のの少なめの状態になった色をドライブラシ作業でやや明るめに立ち上げておきます。


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画像3、ウォッシング その2。
次に再度ウォッシング作業を施しますが、今回はダークグレー調の色にて。
シャドー方向にしっかりと色を残していく感じで、特に凹部分には多めに色が残る感じで進めます。ここまでの作業だけでもかなり印象が変わってくる筈。


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画像4、黄色方向にフィルタリング。
今回の仕上げのイメージだともう少し黄色みがかった感じに仕上げたいため、全体に黄色の強めのイエローオーカーでフィルタリング作業です。
フィルタリングと言っても、特別な作業ではなく、あくまでも色味の違う色方向にウォッシング的に色を重ねるだけの作業なのです。全体が結構黄色みがかってきました。


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画像5、細部の描き込み その1。
全体のベース部分の色相が出来上がって来ると次は細部の描き込み作業です。
凸部分に向かってのハイライト部分には明るめの色にて細かな描き込みを。凹部分に向かってのシャドー部分にはダークグレーからブラック等でしっかりと描き込みながら全体のメリハリを付け、全体のコントラストを強調していきます。


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画像6、細部の描き込み。 その2。
描き込み作業はあまり部分に拘りすぎずにあくまでも全体を見なながらバランスを重視しながらの作業となりますよ。
細かな傷やひび割れ等もモールドに沿ってしっかりと、更にモールドの無い部分で必要と思われる箇所には意図的に描いて表現していく様に進めます。


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画像7、完成 その1。
その後も色相の微調整等をしっかりとして完成となります。
画像では見えにくいのですが、支柱やベースもしっかりと艶の無いブラックにて塗装してあります。一連のラプトル作品のベースと合わせての仕上げとなっていますよ。


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画像8、完成 その2。
大きくかなり大雑把に見えがちなアイテムですが、全体のバランスと細部の細かな描き込み作業で、見た目の情報量もかなりな量になっていますので、存在感がグ〜ンと出てきました。部分部分で変化を持たせた色味もあくまで化石らしく見せる為の演出のです。


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画像9、完成 その3。
進行状況を解りやすくする為にお見せする方向を限定しながらの紹介でしたが、当然の事ながら別角度も同様の処理がしっかりと…(笑


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画像10、完成 その4。
頭部の背面なんかも結構複雑な形状や色味をそれらしく見せる工夫はしてあります。
なんと言ってもあくまでも恐竜の化石である事をしっかりと意識しながら、出来るだけ学術的にも嘘っぽくならない適度な演出が、リアル感を一層助けてくれる筈なのです。


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画像11、HMEでの展示風景。
本年度のHMEでの私個人のスペースでは「マサのひとりラプトル祭り」と題してラプトルを集めての展示。その中に有っても流石に1/1スケールの迫力のスカルヘッドはかなりの存在感を放っていました。普段的には大きめの物になるこんなアイテムも、模型制作的にはかなりの魅力が有るのだと、今更ながら改めて感じてしまいましたです〜♪


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