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2018年3月25日 (日)

マスターボックス女性(1/24)MB24020その7(最終回)

溶けてからまた積もった雪も日に日に溶けて、家の周りも見える場所では後わずかでなくなりそうな雰囲気です。毎日気温がわずかずつ上がってきて、日の出の時間も早くなり、日の入りの時間も遅くなって、明るい時間が長〜くなってまいりました。確実に春はそこまで来ています。
気持ち的にも新しい新鮮な気持ちになってくるのはなぜでしょう?世の中は卒業や新入学・新社会人の準備、栄転等でのお引越し等も含めて忙しい時期です。その引っ越し業界が人手不足で、料金的に割高感がかなりな事になっているそうな。通常の2〜3倍もの料金にもなるそうです。ネット販売等の物流に人手がシフトしているのが原因のようですが、今後はドローンでの配達も有るのだそう…、どんどん人手がいらなくなるのでしょうか? 私は若い頃に引っ越しのアルバイトを結構していましたが、現在とはいろいろと変わっているみたいですね。だんだん歳を感じずにはいられません(泣
社会情勢は国内外での不穏な動きはいっこうに解消されそうな気配もなく、いっそう不安が募るばかりですが、日々の生活には直接関係は無さそうとは言え、じわじわと圧迫してくるのは間違いなさそうです、ね…(汗
そんな様々な事柄が有る中、長らく続いたマスターボックスのお姉さん、一応完成のお姿を披露できそうですよ!


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画像1、金髪の仕上げ その1。
金髪の塗装の難しさは結構厄介です。実際の金髪は光と陰の具合で色が様々に変化してしまうので、それをリアル表現するなら金色のメタル色を使うしか有りません。しかしそれだとやたら安っぽいおもちゃ的な事にも…。なので今回もいろいろと塗り重ねながら絵画的な手法で試してみましたが、なんとも悩ましい状態に…(泣


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画像2、金髪の仕上げ その2。
前回よりも黄色分を多めにして仕上げてみました。後は光ったハイライト部と陰のシャドー部を適度に重ねてあります。
前回も書きましたが、いっその事モールドが無い方がそれらしく仕上げられる気がするんですよね〜♪
金髪塗装、まだまだ研究の余地がありそうです。


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画像3、手元の微調整。
両手の表現も再チェックして微調整しながら仕上げます。
モールドによる形状の違和感も、出来るだけ塗装にてごまかせる様にしてあります。
爪のマニキュア部分にはクリアを乗せて気持ち艶を出しておきます。
イラストなんかでもそうなのですが、女性らしい手の表現はかなり気を使うんですよね。


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画像4、ハイヒールの仕上げ。
ハイヒール部も肌との境目辺りの微妙なアウトラインを加えて色味の明確な違いを表現しておきます。ややくどいのですが…。
靴の表面はクリアを何層も重ね塗りしてエナメルっぽい感じを表現して仕上げます。


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画像5、完成 その1。
長きにわたった今回のお姉さんもようやくの完成です。
お決まりのアングルですがこのフィギュアの最も雰囲気のいいアングルだと思いますです。
髪の毛の色味が仕上がったので頭部のメリハリが付いたと思います。


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画像6、完成 その2。
アングルが変わると見た目の印象もずいぶんと変わって見えてきます。
左手の体を支えるポーズもこのままだと不自然なのですが、この後いろいろと使い方は考えている所…です(笑


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画像7、完成 その3。
撮影の為のライティングの設定で実際の陰が生じる訳ですが、この辺りの加減で立体感もいろいろと変化できてくる訳です。正面からの均一なライティングだと全体がフラットに見えてしまいますので、左右の角度や距離、照度の変化に差を付けながら調整させていくのですよね。
髪の毛などはアップのものよりもモールドによる陰影が出てきているのも分かります。


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画像8、完成 その4。
このアングルからだと腕や腿辺りの造形的な表面の凹凸感に気持ち違和感が伺えます。本来はもっと表面処理を丁寧なサンディングが必要だったと言う所なのです…(汗 
撮影して初めて見える違和感も多々あると言う事なのです。


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画像9、手で持った際のサイズ感。
スケール感を感じるには実際の手と写す事でリアルなサイズ感がより際立ってきます。前回のライターや、タバコ、塗料のボトル等と並べるのもそう言ったスケール感を感じてもらうには分かりやすい手法です。
この段階では右手の支える部分にポールを付けてみましたよ。


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画像10、背景替え画像 その1。
右手の下にポールを添えて一応の完成の姿です。あくまでもフィギュア単体としてと言う事なのですが、この後展示用の小ビネットにする予定ですので、また変わった姿になりそうなのです(笑
この角度だと顔部分に光が回りきらずにやや暗めになってしまっているのがやや残念な事に、これ一発で決める場合にはやはり専用のライティングが必要になってきますよね。


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画像11、背景替え画像 その2。
この正面のアングルがやはり最も良い感じがします。 パッケージのイラストとはかなり印象は違っていますが、やや妖艶な大人の女性に仕上がってくれたのではないでしょうか?(笑 花柄プリントのタイトなワンピースもオリジナル性が演出できたかと。


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画像12、背景替え画像 その3。
アップ目のワンカットです。
ここまでアップにしてしまうとかなりアラが目についてしまいますね〜(汗
瞳部分には最終段階で軽めにクリアを入れてあるのでアイキャッチがしっかりと映り込んでいます。
いろいろな部分でもっと精度を出す為には塗装の前段階での造形にもっと手を入れる必要があるのがよくわかります。
そんな考えはまた次回以降で更に活かしていけそうですね〜(汗
と言う事で一応の完成なのでした!


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コメント

初めまして、木村と申します。同じキットを作ったのですがいろいろ参考にさせて頂きました、ありがとうございます。僕はヘア、顎、首、肩、着衣に手を入れてだいぶ違う雰囲気にしました。
着衣の模様凄いですね、こんど和服のフィギュアを塗るつもりなので参考にさせて頂きます。

木村さん、ご覧になっていただいている様で、ありがとうございます!
自己流ですが、多少なりとも参考になれば幸いです。
MBの女性シリーズのキットは回を増すごとに精度が上がっていますが、日本的な好みからはやや遠く、手の加え甲斐のあるアイテムですよね。
ぜひ木村さんの完成品を拝見させていただきたい物です!
衣装は単色ですとインパクトが弱いかと模様を描き込んでみましたが、
パターンが決まるまでに時間がかかってしまいました〜(汗
和服、ですか、これまた奥の深い世界です。私もアトリエイットさんの着物姿の女性用に資料を集めていましたが未だに手が付いておりません。
ぜひ頑張って完成させてお披露目してください!!

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