2014年12月

2014年12月26日 (金)

今年も残すところ後5日、今年中に済ませなければいけないことが色々残ってます。
毎年わかっていながらギリギリまで重い腰が上がらないこの厄介な性格はいつになっても治りま
せん・・・(;´д`)
しかし製作記だけはしっかりと完了させましたのでご覧下さい。

それでは最初に意外と忘れがちなタイヤの処理を紹介します。

012
写真①
成形の時に生じたバリなどは綺麗に除去します。
その後400#のサンドペーパーを使って
接地面をサンディングします。
写真②
さてここで登場したのがスジボリ堂のタイヤ用ワックスです。
写真③
使用前
写真④
使用後、明らかに艶が違います。
写真撮影時や、展示などで作品を展示する前になどに1本
いかがでしょうか(^-^)

そして次にホイールの加工について紹介です。

013
写真①
キットではこのようにメッキ仕上げになっています。
しかし若干表面が粗いので塗り直そうと
試みました。
写真②
キッチン用漂白剤に漬け込んでメッキを落としています。
時間にして30秒程で落ちました。

写真③
ついでにマフラーエンドやセンターキャップも塗り直しをするので、一緒に落としました。
写真④
シルバーの下地にガイアのサーフェスエボブラックを吹いたのですが、このままの色も悪くない感じがしたので、ホイールはこのままでいこうと思います。

では次にホイールに更なるドレスアップを施します。

011センターキャップはレッドのアルマイト仕上げで真っ黒なホイールにアクセントを与えてみました。
そして完成したホイールに先ほどのタイヤを履かせました。そして最後にエアーバルブを付けて
ディテールアップは終了です。
最後に製作下タイヤでラフェラーリのパーツ製作はすべて完了です!

続いて完成品をより一層引き立てる展示台の製作を紹介していきます。

016 スジボリ堂から発売されている木製展示台水性ニスを使用して展示台を製作していきます。
写真①
今回は八角形横長300×150×15mmの展示台を使ってみました。
写真②
こちらは水性のニスです。色々ある中から今回はメープルをチョイスしました。
写真③
より綺麗な仕上がりにする為に一度展示台の表面をサンディングします。
特に今回は切断面が
荒れている部分があったので、静芯絶妙ロール320#を使って深い傷を消した後にマジックヤスリ400#を使って全体をサンディングしていきます。
写真④
おおよそこれぐらいまで仕上げれば良いと思います。

017 次に展示台に作品のプレートを埋め込む作業内容です。
写真①
マスキングテープを目印に彫刻刀で彫っていきます。
彫刻刀なんて小学校の工作で版画を作って
以来触っておらず懐かしくで楽しかったのですが、かなり慎重に作業してました(^^;
写真②
何とか綺麗に彫り上がりました!
写真③
これはラフェラーリのエッチングパーツです。
せっかくなのでこれも利用したいと思います。

写真④
一度マジックヤスリでヘアーラインを入れてから凹みの部分を塗装していきます。
その後つや消し
クリアーでコートして終了です。

018展示台の仕上げに入ります。
写真①
水性ニスを自分の好みの色合いになるように塗り重ねます。
今回は時間の都合でエアブラシで塗装しましたが、刷毛を使って塗ってももちろん綺麗な仕上がりになります。
私は今回4回程重ね塗りをしました。乾燥後マジックヤスリ800#で1度塗装面を均した後に、
つや消しクリアーでオーバーコートします。これにより落ち着いた雰囲気に展示台が仕上がります。

写真②
エッチングプレートをはめ込みました。
ラフェラーリの展示台としての存在感を主張しております(笑)

写真③
展示台はこのままでも満足ですが、せっかくなのでもうひと工夫してみました。
写真④
展示物によって台座にいろんな表情を持たせてみるのも面白いと思います。
今回はアスファルト
を情景にしてみました。

さあ、これにてラフェラーリ及び展示台が完成しました。

012

013

続いて展示台と一緒に

010展示台に乗せただけなのに、不思議と作品が豪華に見える気がするのは私だけでしょうか?
今まで何台もカーモデルやバイクを製作してきましたが、展示台を製作して一緒に撮影したのは
今回が初めてのです。機会があれば今後も展示台ありきで色々製作していきたいと感じました。



という事で、2014年の製作記はこれにて終了です。
11月からスジボリ堂さんのご好意で始まりましたまこっちゃんのカーモデル製作記、私にとって
こんなに嬉しいことはないと感じながらも色々悩み考えながら、何とか2014年の第1弾記事としてラフェラーリの製作を無事に終えることができました。
だまだ紹介していないスジボリ堂の素晴らしい商品を駆使しながら楽しくわかりやすさが
伝わるような製作記を目指しながら今後も発信していく所存です。




この製作記をご覧になっている皆様においても素晴らしい新年が迎えられます事と益々の模型ライフ安泰を心からお祈りしております。




2015年も『まこっちゃんのカーモデル製作記』をどうぞよろしくお願いいたします。







ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

 

2014年12月19日 (金)

先日の大雪で私の住む北海道十勝地方の景色が一変しました。
一度に60cm近くも降られると、もうどうにもなりませんね。
学校も休校になり渋滞や停電等のライフラインにも影響を及ぼす程の積雪は久しぶりかも。。。
除雪には慣れているつもりでしたが、めっちゃしんどかったです(^^;
おかげで体中が痛いやら怠いやらで大変でした。
しかしそんな事は置いといて、今日も楽しい模型のお時間です♪

さて、先週のボディー編の続きで、今回はウレタン塗装後の磨きからパーツの
組付けまで紹介していきたいと思いますので最後までお付き合いくださいね。

020

中でも1番面積の多いリアフードを例に挙げます。
ウレタンクリアーは今回もマルチトップクリアーQRを使用しました。
塗装回数は3回程で1回目は捨て吹き、2回目塗りこみ、3回目に仕上げといった感じです。
私が理想とする塗装面は、極力磨きに労力を費やさないようにできるだけ鏡面に近づけた塗装です
もちろんそのためにはできるだけゴミが混入しないような処置も必要になります。
私は塗装前に部屋の掃除と空気の入れ替えを行い、小型の空気清浄機をブース
の近くに置いています。 その他に念の為に水で絞った雑巾をブースの目の前に
置き、できるだけホコリやゴミの付着がないような処置をしています。

では次にウレタン塗装が終わったパーツの研ぎ出しの状況です。

024写真①
今回はとくに大きなゴミ等は付着はしておらず、塗装面もほぼ満足のいく仕上がりだと思います。
写真②
という事で今回はバフレックスのみで研ぎ出しをしていきたいと思います。
写真③
バフレックスのセットに付属されているスポンジを使いやすい大きさに切って使います。
研ぎ出しの際に注意することは、ガシガシ削らず様子を見ながら角や淵に注意です。
写真④
研磨が終わったら一度超音波洗浄器に浸けて削りカスを除去します。

ここまで終了したらいよいよ磨きに入ります。使う道具はこちら・・・

050

写真①
今回はモーターツルでの磨きを実施してみたいと思います。
そこで活躍するのが静芯です。
写真②
静芯に取り付けて使用するマイクロポリッシャー123です。粗目・細目・極細でスポンジの種類も違います。
写真③
システムコンパウンド123のセットです。サラサラとした感じで、ペースト状というより液体に近い感じです。
写真④
研ぎ出しクロス123です。それぞれ色分けされていて使い勝手の良いクロスです。
用途に応じて切って使います。

私はこれまで磨きは全て手作業で行ってきましたが膨大な時間と労力をを注いで
来ました。平均1台あたり2~3日程かけて磨いておりました。
今回スジボリ堂のこれらの商品を使用して感じたことは、楽な上に綺麗な仕上がり
ができたことです。
もちろんモーターツールの使い方にコツや慣れは必要ですが、使用上の注意事を守って作業すれば素晴らしい作品を手に入れられるのではないかと思います。
何より2~3日かかっていた磨きが今回は1日で終えることができたのは非常に効率がよく、何より楽しく作業ができたことは自分にとって良かった事だと思います。
やっぱり模型は楽しいと
思ってやりたいですよね(^-^)
さてそんな感じで磨きが終わったパーツ達です。

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今度はこのパーツ達にあらかじめ塗装しておいた細かいパーツを取り付けていきます。

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049 といった感じでパーツの取り付完了です!
メッシュ等はラフェラーリ専用のドレスアップパーツを使用しています。
キットの付属はナイロンメッシュでしたが、やはりエッチングの方が質感は良いですね(´∀`)

次回はいよいよラフェラーリ完成ということで、最終的な仕上げや展示台の内容など
を紹介して
いきたいと思いますので、見ていただければ嬉しいまこっちゃんです♫





ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2014年12月12日 (金)

12月も中盤に差し掛かり、より一層仕事やプライベートで忙しさに追わ
れていたそんな中、仕事中に目にゴミが入り右目が開けられないほどの
激痛に襲われ、眼科に行ってゴミを除去してもらってきました。
お陰で大事には至らず今のところ目は回復に向かっています。
模型製作にも支障がなさそうなのでホッとしました(´▽`)
皆さんも怪我や病気には充分気をつけてくださいね。

それでは本題に入りたいと思います。
今回はボディーワークに関して2週に渡り紹介していこうと思います。
第1回目はボディーの下処理と塗装についてです。

05写真①
まずはカーモデルでは今や定番のパネルラインの筋彫りから入ります。

写真②
今回使用したのはBMCタガネの0.15mmで筋彫りを行いました。

写真③
筋彫りのコツとして力を入れすぎず(タガネの破損にも繋がります)、根気よく何度も彫ることが綺麗で失敗のない筋彫りの近道だと思います。
またタガネの切削力は高いので、やりすぎると貫通してしますので注意が必要です。

写真④
写真の通り筋彫りの効果は十分に見て取れると思います。
塗装では下地、上塗り、ウレタンクリアーで塗膜の層が厚くなるので是非やっておきたい工程です。

これが最終的に完成に大きな影響を与える箇所と言っても過言ではないと思います。



010
続いてはパーツの合わせ目消しについて。


写真①・②

ラフェラーリの複雑なボディー形状を再現するには成形上パーツの分割がドアやリアフードに存在します。

写真③
今回はラッカーパテを使わずに、光硬化パテロックレーザー328を使用してパーツの合わせ目を消していこうと思います。

写真④
必要な箇所にパテを盛り、紫外線ライトで数秒照射するだけで硬化してくれる便利なツールです。
ラッカーパテと違ってヒケがなく、定着も良いので非常に使いやすいという印象を受けました。時間を有効に使いたいと言う方にはピッタリだと思います。

011_3 ひと通りパーツの下処理が終わったので、最終確認でサーフェーサーを吹いて傷や合わせ目が消えているかなどのチェックをして異常がなければ塗装に入ります。

012_4 今回はレッドを塗装するということを考えていたので、レッドの発色を助けるためにフィニッシャーズのピンクサーフェーサーを塗装しました。

018ここで、私が普段塗装している手順なんかをちょっと紹介して見たいと思います。

今回のレッドも比較的塗り方などによっては塗りムラが起きやすいので、注意が必要になります。

写真①
色ムラをできるだけ回避し、色の発色を助けるためのピンクサーフェーサー。

写真②
まずはエッジ部分、色が入りにくい部分をあらかじめ塗装しておきます。

写真③
一気に塗装する事はせず、第1段階は捨て吹きをしていきます。
こうする事で塗料のはじきやエッジ部分のヒケを回避することができます。

写真④
最後は全体にきっちり色が染まるように塗装していきます。
私はこの段階でかなり艶が出るように塗装しています。

017 部分的に黒を塗装してデカールを貼り終えて、ひとまず終了です。
久々にボディー色でレッドを吹いてみましたが色の濃淡には気を使いました。特に今回のような
ボディーパーツの分割が多いキットだと尚更に気を使いました。

さて次回はいよいよウレタンクリアーの塗装で綺麗なボディーに仕上げていきたいと思います。
その模様は次回の製作記で紹介させていただきたいと思いますので、次回もよろしくお願い
いたします♪





ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2014年12月 5日 (金)

12月に入り2014年も残すところ1ヶ月を切りました。
(^^; ラフェラーリの製作も着々と進み完成まであと少しのところまで来ています。
今年最後の模型製作を無事に締めくくるれる事ができるように頑張ります。
という事で,12月最初の記事は内装の製作について紹介していきたいと思います。                                                                          

06

写真① シートは外装色と同じレッドという事で、発色を助けるためにガイアノーツのサーフェイサーでエヴォホワイトを下地に吹きました。
写真② 全体にレッドを吹き、更に上からクリアーを吹きました。
写真③ シートの指定された箇所にタミヤのエナメル塗料Xー18セミグロスブラックを筆塗りします。はみ出した箇所はエナメルシンナーで拭き取ります。
写真②でクリアーを吹いた理由は、セミグロスブラックがレッドに滲まないようにするための処置です。
写真④ 最後にフラットクリアーを吹いてシートの質感を表現して完成です。        

011  

続いてダッシュボード周辺とドアの内張りの製作を紹介します。
工程としては前回のカーボン編と同じ作業になります。
写真① まずはカーボンデカールを貼る部分とボディーの一部分を塗り分けました。
写真② タミヤ ラ フェラーリ カーボンスライドマークセットを使って指定された箇所にデカールを貼っていきます。
写真③ デカール乾燥後マルチトップウレタンクリアーを吹き、指定された箇所に
マスキングをしてフラットブラックを吹いたり、あらかじめレッドで塗装しておいた
グリップなどを取り付けて内張りの完成です。
写真④ 同じ要領でダッシュボードも完成です。
それぞれの内装パーツをシャーシーに組み込んで完成したのがこちらです。

014 

ここまで来ると完成まであともう少しといえる段階まで来たような気がします。 
やっぱりカーボンデカールの効果は大きいといえるのではないでしょうか。
少々デカール貼りには苦労しましたが、こうして見ると苦労が報われた気がします(^^;
次回はいよいよボディーの製作、塗装に取り掛かりますのでお楽しみに~♪



ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂