2015年6月

2015年6月26日 (金)

みなさんこんにちは!

今週はいよいよカウルの製作編の最後になります。
カウルのチリ合わせから始まり、成型や塗装の下地作りとかなり時間を掛けて製作して
きました。
今回は本塗りからデカール貼りまでの一連の工程を紹介していきたいと思います。

063 写真①
前回は下色としてホワイトサフェーサーを吹いた状態までを紹介しました。
そこにガイアノーツのピュアホワイトを塗装しています。
更にその上にクリアーを吹いておきます。
クリアーを吹く理由としては、このあとイタリアンレッドをマスキングして塗装するのですが、
万が一マスキングの不備で塗装がはみ出した時にホワイトにイタリアンレッドが
にじまないようにするためです。
マスキングを万全にしたつもりでも、完全には無理分けがうまくいくことはそうそう
ないので(あくまで私の技術不足ですが・・・)修正をしやすくするために
クリアーを吹いています。
特に対象的なカラーの塗り分けには念の為にやっておいたほうが失敗は少ない
と思います。

写真②
付属のマスキングシートをカッターで切り取ってそれぞれ指定された箇所に
貼っていきます。

写真③
塗装が終わってマスキングテープをはがした状態です。
今回はマスキングが上手くいったので特に修正は必要ありませんでした。

写真④
青い部分は全てデカールになっています。
デカールは程よい定着性と柔軟性があるので、曲面の部分も馴染むのですが
念の為に今回もタミヤのマークセッターを使っています。

064
ということでカウルの製作は以上です。
このあとウレタンクリアーを塗装してから磨きの工程に入りますが、毎回同じような
工程なので、今回は割愛させていただきます。

次回からは私が気になった箇所のディテールアップを色々紹介していきたいと
思いますのでどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

では今日はこのへんで~~(ヾ(´・ω・`)





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2015年6月19日 (金)

みなさんこんにちは(´∀`*)

今週は前回修正が終わったカウルに塗装をするための準備を紹介していきたいと思います。

048合わせ目がしっかし埋まっているかどうかを確認するために1度サーフェイサーを吹きます。
パーツの成型色が白なのでゲレーのサーフェイサーを使うと確認がしやすくていいですね。

写真③
この部分だけ唯一合わせ目が埋まっていなかったのが確認できました。
他のパーツは付くに問題はありませんでした。

では、不具合等が確認できたので今度は研ぎ出しをしていきます。

053研ぎ出しにはマジックヤスリ面出しヤスリを使って合わせ目付近を再度サンディングしました。
研ぎ出ししてサーフェイサーが残った部分が引けている部分であったり、ペーパー傷が深く
入ってしまったのが確認できました。

平面な場所にもサーフェイサーが残っているということはヒケがあるということになります。
ここでもう一度グレーサーフェイサーを吹いて更に平滑に仕上げていきます。

そして次に本塗装の下塗りでホワイトサーフェイサーを吹きました。

058 これで塗装前の下処理は完了しました。

次回は本塗装の紹介をしていきたいと思いますので、またお付き合いの程
よろしくお願いします。

では今日はこのへんで~!




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2015年6月12日 (金)

みなさんこんにちは

今週の中頃私の勤める会社からわりと近い場所で熊が発見されるという事件が起きました。
地元の猟友会や警察が厳戒態勢の中懸命に捜索していました。
しかし未だに発見されておらず、現在も警戒中です。
近くには中学校もあるので早く発見されるといいなと思うと同時に、改めて北海道に
住んでいるんだというわけのわからん実感に駆られました(^^;

ということで今週も先週に引き続きカウル製作の第2弾です。

まずはこちら

010 写真①
このキットには透明なカウルが付属しており、完成後もエンジンやフレームを拝見する
ことができるようになっています。
しかし通常のカウルを装着しても完成後取り外しできるようにしたいので矢印の部分を
境に
0.1mmのタガネで切断してアッパーカウルとアンダーカウルに分けます。

写真②・③

リアカウル同様歪のせいで合いが良くないのでしっかりチリ合わせをしながら接着
していきます。

写真④
アンダーカウルの先端はかなりズレが生じているので、ヤスリやペーパー等で形を
整えていきます。

026 写真①
カウルを切断した状態です。
このあとそれぞれ追加の加工をしていきます。

写真②・③
概ね思った通りの形に修正できたと思います。
アンダーカウルは微妙な形を整えながら修正していくのに苦労しました。

写真④
古いキットはプラの厚みがそのままなので、インテークやスリットの部分は極力
薄く削ってあげると、よりシャープな印象になります。
因みにNACAダクトは穴が開いていないのでここも0.1mmのタガネを使って開口
しました。

次にアッパーカウルとアンダーカウルの取り付け加工について紹介します。

032 上下を切り離しただけなので、もちろんこのままでは完成後アンダーカウルを保持することはできないので両者それぞれに加工を施していきます。

037 写真①
まずはアッパーカウルにプラ板を接着してアンダーカウルの受けを作ります。

写真②
続いてアンダーカウルのファスナー位置を参考に3箇所1mmの穴を開けます。

写真③
アンダーカウルのファスナーを一旦削り取って1mmの穴を開けます。

写真④
アンダーカウル側に1mmのプラ棒を差し込んで接着していきます。

最終的な完成がこちらです。

038 手順としては以上です。
この方法はオリジナルというよりは、現在発売されているレーサーバイクの脱着方法を
参考に自作しています。
旧キットは殆ど完成後はカウルを脱着できないので、この方法を応用してみるといいと
思います。

次はフレームとカウルの取り付け加工について。

031 写真①
アッパーカウルのフロント部分の取り付けダボです。
この部分を切り取ります。

写真②
マイナスリベットに置き換えるために1.2mmの穴を開けました。

写真③
完成形はこのような感じになります。

写真④
しっかりと保持できて尚且つ取り外しもできるようになりました。

カウルの加工は以上で終わりですが、ひとつ大事な部分を忘れていました(^^;

それはスクリーンです。

042 元のスクリーンもやはり歪みや淀みがあったのでカウルとのチリ合わせとスクリーン自体の
歪みを修正するためにかなり荒いペーパーでサンディングしました。

というわけで2週に渡って私が思いついた部分の加工等を紹介させていただきました。

正直地味な作業ではありますが、修正するかしないかで完成度が違ってきますので
是非今後の製作のお役に立てて頂ければ嬉しい限りです。

では、今週はこのへんで~~!




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2015年6月 5日 (金)

みなさんこんにちは!

今週のNS500はカウルの加工とディテールアップについて紹介していきたいと思います。
キット自体は再販品なので、発売当初のものより多少パーツの精度が落ちているので
多少のチリ合わせなどの修正が必要になってきます。
さすがに月日が経つと金型にも影響が出てくるのは仕方ないですね。
しかし、しっかりと修正を施せば全く問題は解消されるので、今回はそのことについて
紹介していきたいと思います。

05写真①・②
パーツ同士の合いが悪いため接着面に隙間が発生しています。

写真③
合わせ面を面出しヤスリ400番を使って整えています。

写真④
修正完了です。

011 それぞれ同じ方法を用いて修正をしました。
接着はタミヤセメント流し込みタイプを使っています。

合わせ目消しにはパテを使わずに瞬間接着剤を使って合わせ目を消しています。
瞬間接着剤の方が乾燥時間も短縮できて、ヒケもなく経年変化が起きづらいので
この方法を多用しています。

 続いてリアカウルのディテールアップと加工について紹介します。

016 写真①
キットの状態ではスリットが開口されていないので、この部分を加工していきたいと思います。

写真②・③
まずはスリットに沿って0.2mmのタガネで彫り込んで貫通させていいきます。
この時不必要に力を入れるとタガネはすぐに折れてしまうのであせらず慎重に
作業しましょう。


写真④
タガネで開口できたらカッターやサンドペーパーで開口部を形を整えて完成です。

続いてリベット部分をディテールアップパーツに置き換えます。

019_2写真左
赤丸の部分のモールドを削り落として新たに金属製の物に置き換えます。
写真右
六角ボルトやマイナスリベットを使って実車さながらのディテールアップをしてみました。
細かい部分ですが、意外と効果が高いのでお薦めです。

次週もカウルの続きでフロントカウルについて紹介していきたいと思いますので
どうぞお付き合い下さればと思います。


では今週はこのへんで~(´∀`)



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