2015年7月

2015年7月31日 (金)

皆さんこんにちは(*´∀`*)

日々暑さと湿度に悩まされながら模型製作しているまこっちゃんです。
我が家にはエアコンがない為いつもコンプレッサーのレギュレターには水が溜まっています。
塗装ができないほど深刻ではないのですが、あまり良いとも言えないですねww
いずれはエアコンがついた部屋で製作できればと思う私でした(笑)

という事で今週もボディ製作の第2弾であります。
前回に引き続き修正箇所の状況を解説していきたいと思います。

016 写真①
エンジンフードがどうしても高さが合わなかったので、急遽応急処置で
プラ板を使って高さを合わせることとしました。

写真②
0.3mmのプラ板を五角形に切り出しました。
これで高さを合わせます。

写真③
矢印の部分に接着します。

写真④
フードの方が若干高くなりましたが、フードの面を修正しながら高さを
合わせるようにします。

以上でボディーの修正は終わりました。

021 ここから一旦サフェイーサーを吹いて細かい傷等のチェックをしながら
細かい修正をしていきたいと思います。

メタリック系の塗装はペーパー目等の表面処理の粗がモロに出てしまうので
見逃さないようにしたいところです。

あと、最後にボディー修正とは関係ないのですが、インテークのディテールアップを
少しばかり紹介します。

026 写真①
フロント側ヘッドライトの下側にあるインテークパーツです。
この中はメッシュになっています。

写真②・③
このクリアーパーツにデカールを貼ってメッシュの再現となります。
通常はこのように製作していきます。

写真④
今回購入したエッチングセットの中のメッシュを使って、
より精密な感じに仕上げていきます。

それでは通常のキットの状態とエッチングを使用した状態を比較して
いただきたいと思います。

027 左がエッチングメッシュを使用した状態、右が通常のキットの状態です。
どちらを選ぶかはそれぞれお好みという事になりますが、使って損はない
アイテムだと思います。

といった感じで今週の製作記は終わりです。

では、また来週~~(´ー`)/~~





ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

 

 






2015年7月24日 (金)

皆さんこんにちは(´∀`*)

始まりましたアヴェンタドールの製作!
まずはボディーの修正から紹介していきたいと思います。


アヴェンタドールのボディーは複数の複雑なパーツで構成されているので、
組み上げた時のパーツ同士の『合い』が気になります。
パーツ形状が複雑になればなるほどパーツの精度が求められます、
特にアヴェンタドールのようにエッジのきいたパネルラインの繋がりや
チリ合わせは今回のボディー製作の重要な作業になりそうです。

という事で製作状況をご覧いただきたいと思います。

05写真①
リア側エンジンフード両脇に存在するパネルaとbです。
bに関しては高速走行の際冷却用のフードとして上に開閉する仕組みになっており
キットでも開閉選択式で再現できるようになっています。
今回はプロポーション重視という事で、閉じた状態で製作していきます。
仮組みした際、多少チリ(合わせ目)が合わないので、裏側を削ったりして高さを調整します。
ある程度の調整が済んだら接着するのですが、隣接するパネルとの隙間を調整しながら
均等になるようにしておいたほうが良いかと思います。

写真②
接着してチリ合わせが終わった状態です。
隙間は接着が乾燥してから0.2mmのタガネでラインを彫り直しています。

写真③

ここだけに限らずかなりヒケ(くぼみ)が随所に目立ちます。
せっかくのボディーラインがこれを見逃しただけでも台無しなので、ここもしっかりと
修正する必要がありそうです。

写真④
ヒケが思ったよりも浅かったのでコバックスの耐水ペーパ320#面出しヤスリ400#
で平滑にしました。

06エンジンフードを載せてみるとパネルのチリ合わせの重要さがお分かりいただけると思います。
塗装時に塗膜によりパネルラインがキツキツにならないようにクリアランスを調整しておく必要
があります。
続いてこちら。

011_2 写真①
ウィングもせり上がった状態と閉じた状態をキットでは再現できるようになっています。
別パーツ化になっているため、ウィングの両端のクリアランスが若干広すぎるので
ここも修正していきます。

写真②

ウィング両端に0.3mmのプラ板を接着して隙間を調整しました。
ほかの部分のパネルラインと同じ間隔になるのが望ましいかと思います。

写真③

フロントフェンダーのパーティングラインです。
ここもかなりズレが生じているのでもともとのパネルラインを崩さないように
慎重にペーパーを当てていきます。

写真④ボンネットのように繊細なパネルラインはサンディングする際はエッジが丸く
ならないように気をつけたほうがいいでしょう。
この段階でエッジを残さないと塗装で更にエッジのシャープさが無くなってしまい
アヴェンタドールのシャープなボディーラインが台無しになってしまいます。

という事でボディーの修正は概ね紹介できたと思います。
毎回地味な下処理と思いますが、これが完成度に影響するので手は抜かずに
じっくりコツコツと仕上げていけばいいと思います。

番外編ですが、昨日届いたアヴェンタドール用のエッチングセットを紹介します。

011_3 内容はエッチング一式とシートベルト、メタルシールにフロアマットという内容です。
かなり充実した内容なので、是非アヴェンタドールを製作することがありましたら
手軽なディテールアップに使ってみてはいかがでしょうか?

最近は各メーカーで専用のドレスアップパーツが発売されるので、手軽にディテールアップが
できるようになりました。
長年私が模型に携わってい他にも関わらずエッチングパーツを使ったディテールアップは
ここ数年前で当時はなかなか手に入れる事すら難しく、敷居も高かったのでなかなか使う
ことに躊躇していましたが、今では模型屋さんに行けば揃えられるものも増えてきたので
便利になったとしみじみ感じます。

では、今週はこのへんで~~(´ー`)/~~


 

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2015年7月17日 (金)

皆さんこんにちは(´∀`*)

7月の12日、13日に稚内で開催された北海道合同模型作品展も盛況のうちに終わりました。
何より凄かったのが、稚内に講演会で来訪していた石破大臣がサプライズで展示会を訪問
されたことです。

模型愛好家で知られている石破大臣は製作者に質問をしたり作品と一緒に写真撮影など
和やかなひとときを過ごされました。
時折作者に質問することがあまりにマニアックで周囲のモデラーが驚く程の知識だそうです。
私はお会いする事は出来ませんでしたが、そこにいた人達のお話を聞くだけでドキドキ
でした。
その他に、株式会社タミヤの曽根常務取締役と企画開発部の吉岡さん、そして元タミヤで
設計技士で現在EBBROの木谷社長がスペシャルゲストとして招かれました。

というわけで稚内の1度きりの展示会は伝説と言うににふさわしい事だらけでした。


そんなことで展示会熱が冷めやらぬ私です。
鉄は熱いうちに打てという事で5作目に選んだキットがこちら。

Photo_2 
アオシマ1/24 ランボルギーニ アヴェンタドールLP700-4です。

発売されてから気にはなっていたキットの1つだったので、製作が楽しみです。

ではパーツの紹介です。

09独特なボディ形状の為なのかパーツの分割が非常に多いです。
ドアやエンジンフードは開閉式です。
全体にシャープなボディーラインなので、造形を崩さないような下処理と塗装に
気を配りたいと思います。

010エンジンや足廻り、室内のパーツです。

全体的にパーツの整形やモールドがはっきりしているので、塗り分け等が楽に進める
ことができそうです。

という事で今週からアヴェンタドールの製作を始めていきますのでどうぞよろしく
お付き合いください。

では今週はこのへんで~(´ー`)/~~



ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂



2015年7月10日 (金)

皆さんこんにちは(´∀`*)

9回に渡って紹介してきましたNS500の製作記も最終回を迎えました。

旧キット故、修正等が多くなかなか大変でしたが、それ以上に充実感が
あった作品になった気がします。
わりと新しいキットに目が向いて製作していたので、今回のNS500はある意味私にとって
いい刺激になったと思います。

では、完成画像をご覧下さい。

05 カウルを分割できるようにしたおかげで完成後もエンジンを手軽に見ることができました。
通常であればフロントフォークを外さなければカウルが外れません。

010 カウルを固定するリベットは全て別パーツ化しています。
さりげないディテールアップですが、効果は十分にあると思います。

015 リアカウルのダクト形状も修正したので、自然な形状に仕上がったと思います。
個人的に斜め後ろから見るNS500が格好いいなと思っています(´∀`)

以上でNS500の製作記は終わりです。
明日は稚内の展示会に参加してきたいと思います。
もちろん今までの製作記で紹介した作品た達も稚内に持ち込みます。
ちょうど今回完成したNS500も持って行きます。

では、今週はこのへんで~(´ー`)/~~

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2015年7月 3日 (金)

皆さんこんにちは(´∀`)

いきなり告知ですが、来週の7月11日・12日稚内で開催される北海道模型クラブ合同模型作品展に参加してまいります。
道内から選りすぐりの凄腕モデラー達が集う展示会ということで、様々なジャンルの作品達を
拝見できるイベントです。

01f130ee37e7cf9cfcca6b5077bb2bbe603因みに今年1回限りの展示会ということなので、とても貴重な展示会になるでしょう。
この機会に是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

私も今から楽しみでなりません(´∀`)
さて、本題に戻ります。

今週はディテールアップということで、NS500もいよいよ佳境に入ってきました。
まずはチャンバーのディテールアップについて紹介していきます。

05 左上・ 加工前の状態で、肉抜きされた部分がそのままなのでプラ板とパテを併用して埋めます。
右上・ 取り付け用の穴を残して他の部分は埋まりました。

左下・ マフラーエンドにそれぞれリベットを追加します。
右下・ ホビーデザインのラウンドナットを使ってリベットを再現してみました。

続きましてハンドルのディテールアップの紹介です。

010_2 写真①
スロットル側のハンドルを加工します。
まずは赤丸の部分ケーブルハウジングで、3つの突起にビニールチューブを取り付けて
スロットルワイヤーを再現する方法なのですが、今回は実車に基づいた方法でディテールアップ
をやっていきたいと思います。

写真②
3つの突起を切り取って、0.5mmのピンバイスで穴を開けていきます。

写真③
真鍮パイプと洋白線で自作したアクセルワイヤーテンショナーを先ほど開けた穴に
接着して固定します。

写真④
完成したハンドルです。
テンシショナーの他にも(赤矢印)グリップの抜け防止の為のワイヤーもグリップに巻きつけています。

その他ディテールアップした箇所をご覧下さい。

015 写真③
メーターのガラスの再現はUVクリアーを使いました。

写真④
フロントフォークにはハセガワのミラーフィニッシュを使って質感を与えてます。

020 写真②・④
ラジエーターホースのホースバンドも再現しています。
極細のリード線と0.5mmの洋白線でそれらしく見せています。

写真③
リアショックのリザーバータンクのホースをジャバラホースに変更しました。

025 チャンバーは資料を見ると結構サビ等があったので、今回はそんな所も再現してみました。
カーモデルやバイクモデルでは中々このような塗装をすることはないのですが、これも
塗装でできるディテールアップなので初チャレンジしてみました。

チェーンなども塗り分けをしっかりしてやることで立体的に見えると思います。

以上でNS500のディテールアップの紹介は終わりです。

ディテールアップはこれでもまだまだ序の口な方で、本格的にやるとなると膨大な時間と
手間がかかります。

今回はわりと初歩的なディテールアップを中心に紹介したつもりです。

これ以上のディテールアップはたくさん存在しますが、自分の出来る範囲で
「この部分だけはこだわりたい」と言う箇所だけディテールアップしても良いと思います。

では、今日はこのへんで~~(ヾ(´・ω・`)



 

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂