2015年11月

2015年11月27日 (金)

皆さんこんにちは(´∀`)

先週は諸事情によりまこっちゃんのカーモデル製作記の休載させていただきました。
連載を楽しみにされている方々には大変申し訳ありませんでした。

今週からまた頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

いよいよボディーの製作も終盤に差し掛かり、やっと塗装にこぎつけました。
ここまで来るとほぼボディーの製作だけで7割は完成したような気になってしまうほどでした。
実際ここまで修正と加工が続き、内心きちっと完成させれるのかと不安になったりもしました。

でもなんとか形になってくれたので一安心です(*´∀`*)

という事でボディー塗装の工程について紹介していきたいと思います。

045_2写真①
まずはボディーにサフェーサーを吹いてボディーの表面を整えます。
サフェーサーはさすがに大柄なボディーはブラシで吹くより缶の方が早いので
今回はタミヤの缶スプレーのサフェーサーホワイトを吹きました。
リベットなどのモールドが埋まってしまうような厚吹きにならないよう薄く3~4回程度
途中で中研ぎしながら塗り重ねました。

写真②
本塗装です。
RA273は完全なホワイトではなく、若干黄色味がかったホワイトです。
説明書の指定ではレーシングホワイトになっていましたが、若干黄色味が強かったので
自分で調色したホワイトを吹きました。
ベースはクレオスのグランプリホワイトで、そこにクレオスのダークイエローを少量混ぜて
います。
資料を眺めていると当時の車体や、レストアした車両で色合いが微妙に違っていますが
今回は私のイメージも踏まえた調色で塗装しました。

写真③
デカールを張った状態です。
デカールはさほど問題なく貼ることができましたが、少々デカールが堅い印象があり
マークセッターを使ったり、以前から製作記で紹介している綿棒とハンダゴテの合わせ技
で貼り終えました。
シンプルではありますが、デカールが入るだけで格好良いと思うのは私だけですかね?
因みにコックピットをマスキングしている理由は、これからのウレタン塗装に備えての事
です。
コックピット内部はセミグロスブラックで塗装するのですが、ウレタンクリアーのミストが
入り込んで表面がザラついてしまわないようにするための処置です。

写真④
最終仕上げのウレタン塗装です。

ここまできて始めてボディーの完成を実感できました。
これから他にもやることはあるんですが、ひとまずこれで安心です。

しばしウレタンクリアーの乾燥を待ちわびつつ、他のパーツの製作を進めていく事
にしようと思います。

では、今週はこの辺で(´ー`)/~~


ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2015年11月20日 (金)

本日を公開予定しておりました『第4回 タミヤ1/12 HONDA RA273 ボディー塗装編』は
都合により休載とさせていただきます。


ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

今後とも『まこっちゃんのカーモデル製作記』をよろしくお願い致します。


ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2015年11月13日 (金)

皆さんこんにちは(´∀`)

またまた今週もボディー修正についての紹介です(^^;

気になる修正箇所が後からいろいろと出てきたので、せっかくなので紹介してみたいと思います

021 写真①
ボディは上下左右のパネルを組み合わせて1つのボディーになるのですが、
やはり旧キットだけあって歪みなどのせいでパネル同士が合わない箇所が出てきます。
ここはかなり目立つ箇所でもあるのでしっかりと修正したいと思います。

写真②
パネルのすり合わせを開始するにあたってモールドのリベットが邪魔になってしまうので
一旦切り飛ばしパネルの修正が終わってから再度リベットを復活させてみたいと思います。

写真③
リベットがあった部分に0.5mmのピンバイスで穴を開けて0.5mmのプラ棒を差し込んで
接着します。

写真④
リベットの頭が揃うように削っていきます。
最終的に頭が丸くなるようにスポンジヤスリで削っています。

次にボディーとカウルの接合部分の加工を紹介します。

026 写真①
フロントカウルの加工ポイントはダクト前にモールドとして2箇所存在している
カウル固定用のファスナーをエッチングの別パーツに置き換えることと、
カウル後部にあるボディーとカウルをつなぐ部分の加工です。

写真②
キットではビスを使ってカウルを固定する仕組みになっています。
正直このままの状態ではあまりにもスケール感を損なってしまうので、
今回はビスを使わずにカウル側をオス、ボディー側をメスにして差込でカウルを
脱着できるように加工します。

写真③

カウル側は1.2mm厚のプラ板をメス側の幅に合わせて写真のように接着します。
合わせてネジが入る部分もこの時に埋めておきます。

写真④
ボディー側の加工は元々あったビスを受ける金属製のブラケットが入る部分の穴をメス側
として利用することにしました。

これでビスを使わずに差し込み式の連結部分が完成しました。

続いてボディー全体を通して気になった箇所の修正を紹介していきます。

040 写真①
上の矢印は上部パネルを置いたときに収まりが悪く隙間ができてしまうので、プラ材を
接着して土台を作りました。
下側の矢印は、フロアパネルと隙間がかなりあったのでプラ板を当てて塞ぎました。

写真②
加工後になります。
これだけの作業ですが、完成後の印象はかなり違ったものになると思います。

写真③
調整しながら作業をしていてどうも左右の辻褄が合わないと難儀していたら、案の定
左右の形状が違っていました(^^;
右側に合わせて左側をプラ板で足りない部分を作成しました。

写真④
修正と加工が無事に完了しましたヽ(´▽`)/

ようやく修正等が終わってこれから塗装の段階に入ることができそうです。
昔のキットではこのようなことはありがちな不具合でしたが、元々は優良なキット
であり金型の経年劣化はどうしようもないので、自分の手で手を加えて
あるべき姿にしていくのも模型製作の醍醐味と私は捉えています。

次回はいよいよ塗装の工程に写っていきたいと思いますので、
来週もよろしくお願いします。

では今日はこのへんで(´ー`)/~~




ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2015年11月 6日 (金)

皆さんこんにちは(´∀`)

11月に入りましたね~
早いものでこの『まこっちゃんのカーモデル製作記』も1年を迎えることができました。
これも拙い製作記を温かい目でご覧いただいている皆様のおかげだと
大変感謝しております。


ブログを始めた当初は自分の模型製作を観てもらうという事がすごく不安でした。
大半が自分の好みと自分なりの技法で製作しているので、果たして製作の参考に
なっていたりするのだろうかと思っていました。

しかしブログを続けながら感じたことは、このブログを観て参考にというより、少しでも
模型に興味を持って頂けたり模型製作をやってみたいと思うきっかけになって
頂けれ
ばこれ以上の嬉しいこと
はないんじゃないかと最近思います。

これからもどんどんいろんなジャンルの車やバイクの製作をしていきたいと思いますので

観ていただいている皆様の製作の何かしらのお手伝いができてるようなブログにしていきたい
と思いますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

という事で今週はRA273のボディーの製作についての紹介をしていきたいと思います。

05 RAのボディはアルミ製のモノコックに外板がリベットで固定されています。
一見すると飛行機の外板を思わせる作りですね。

写真①
リベットもモールドで再現されていますが、塗装で埋まってしまいそうな
くらい浅いモールドなのでここは彫りな直すことにしました。

写真②
最初は先の鋭い針で試しましたが、綺麗な円のスジ彫りができなかったので、
試しに外径0.8mmの真鍮パイプをピンバイスに取り付けてみました。

写真③
思った以上に綺麗なスジ彫りができました。
しかも1つ当たりの完了時間も短縮できたのでこの方法は今後も何かと使えそうです。

写真④
丸いパネルラインも0.15mmのタガネを使ってスジ彫りしました。

RAのボディーパーツは大まかにこのような分割になっています。

010写真①・②・③
ボディー外部とコックピットの内側部分を接着したところ、やはり多少の歪みがあったので、
段差を修正しました。


写真④
ボディー上部のエアーインテーク部分などです。
各パーツに0.5mmの穴を開けていますがここには後にディテールアップでリベットを
取り付ける予定でいます。

続いてボディー後部のサスペンションを取り付けるリアのバルクヘッド部分の修正と加工です。

015 写真①
パーツは2枚のパーツを合わせて接着しましたが、どうしてもズレが生じてしまい
結果的に赤丸の部分がずれた形になってしましました。

写真②
ずれた部分を切り取ってピンバイスで1.2mmの穴を開けてプラ棒を通して接着しました。

写真③
プラ棒が飛び出した部分を綺麗に整形して完成しました。
ものすごう些細な部分ですが、完成後のクォリティを考えて修正しています。
ビッグスケールだと以外に目に付く部分でもあります。

写真④
パーツの断面が直角ではないので、パーツを合わせると修正前のように平らな面に
なりません。
ここでセラフィニッシャーを使って平に修正しました。

という感じでまだまだボデーの修正は続いていきます。
やはり見た目よりも修正が必要な箇所があり思っていたより進みませんでした。
仮組み、すり合わせ、修正と地道な作業の繰り返しですが、完成のクォリティを
思えば大事な作業なので、しっかりと作業していきたいと思います。

では、また来週(´ー`)/~~





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