2016年7月 8日 (金)

皆さんこんにちは(o^^o)

今週からまた新たなキットの製作をやっていきたいと思います。

今回の題材は・・・・

Photo タミヤ1/24 アルファロメオ 155 V6 TIであります。

昨年の9月に特別販売として再販されたキットで
赤に白地のスポンサーロゴが鮮やかなマシンです。
1993年のドイツツーリングカー選手権のチャンピオンマシン
です。
V6 2.5ℓで420馬力を発生するエンジンにフルタイム4WD
で武装されたマシンは当時圧倒的な強さを見せたといいます。


ではここからは各パーツの紹介をしていきたいと思います。

01 

相変わらず綺麗なパーツの成型です。
私は製作前にじっくりパーツを眺める癖という
儀式みたいな事をしています。

この時がこのキットをどういう風に仕上げようか
一番頭を働かせている瞬間かもしれませんね。
今回のキットはエンジンも再現されているので
ボディーは2分割になっています。

02

03 エンジンが再現されている割には多くないパーツ数ですね。
特にバリやひけみたいなものはほとんどありませんが、
押しピンの痕(成型したパーツを型から押し出すときに
できるピンの痕)が数か所ほどあるのが確認できたので
パテで埋めていきたいと思います。

04デカールはカルトグラフ社製になっています。
貼る枚数が多いように見えますが、実際は
大まかに分割されています。
しかし逆に余白の部分が多いので、シルバリング
が起きないようにシッカリ密着させる必要があります。

ウィンドウのクリアパーツですが、表面が少し荒れて
いるので、1度ペーパーで平滑な面を整えて磨きを
する必要がありそうです。

大まかですが以上でパーツの紹介を終わります。

後は製作しながら気がついた事を随時紹介させて
頂きたいと思います。

では今週はこの辺で~(^.^)/~~~





ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

 

2016年6月24日 (金)

皆さんこんにちは(*´∇`*)

ここ最近の北海道は連日雨や曇りでパッとしない
天気が続いています・・・( -.-) =зフウー

早く太陽の光を浴びたいものです。
まっ、それはさておきいよいよ今週はロードスターの
製作が最後となりました。

まずはボディの整形から紹介していこうと思います。

06 この製作記では定番中の定番になりましたスジ彫です。

今回のキットにおいて新金型だけの事もあり、特に
大がかりなな修正などは特にありませんでした。

しかし、パネルラインの溝が浅いので若干シャープさに
かける事と塗装の厚みで溝が埋まってしまわない為に
0.15㎜と0.2㎜のタガネを使ってパネルラインを
彫り直し
ました。

場所によってタガネの幅の違ったものを使うように
しました。
ドアやフードのパネルラインは0.2㎜で給油口や
フェンダーとバンパーの部分は0.15㎜を使っています。

続いてボディの塗装の紹介です。

013 最後まで何色でボディを塗装しようか迷いましたが、
ディーラーでみた実車のメタリックレッドが印象深く
この色に決めました。
実際ロードスターを購入する方もこの色に決める方
が多いようです。
塗料に関してはタミヤからリリースされている
タミヤスプレー TS-95 ピュアーメタリックレッドは
使わずに、私のオリジナルメタリックレッドで塗装
してみることにしました。

写真①
下処理が終わりガイアノーツの黒サフを吹きました。

写真②
次にフィニッシャーズの青金を塗装しました。
黒サフを吹いたのは青金の発色を際立たせる
狙いでした。

写真③
次にガイアノーツのクリアーレッドをムラがでない
ように塗装します。

写真④
クリアーレッドの乾燥が完了したらウレタンクリアー
を吹いてボディ塗装の完成です。

通常であればサフ、メタリックレッド、クリアーの
手順で塗装します。
しかし私の好みとしては深みのあるメタリックレッドに
するためにこのような手法で塗装する機会が結構
あります。
手間が少しかかりますが仕上がりは満足できると
思うので、試してみる価値はあると思います(*^-^)

この後乾燥で数日おいてからバフレックスで塗装面を
平滑に整えてから静芯マイクロポリッシャー
システムコンパウンドを使って鏡面になるまで
磨いて完成です。

では、完成したロードスターをご覧ください。

01_2

02

03

04

05

06_2

07

08 いかがでしたでしょうか?

パーツ点数もほどほどで作りやすいと言った印象で
楽しんで製作できたのであっという間に完成しました。
色違いや国内仕様や輸出仕様でそれぞれパーツも
変わるので、違う仕様を並べるのも面白いかも
しれないですね。
ではロードスター製作記、無事に終了です。
次回の製作記もどうかよろしくお願いいたします。


ではこの辺で~(*・ω・)ノ))ブンブン!!またね~





ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

 

2016年6月10日 (金)

皆さんこんにちは(*´∇`*)

さて今週は内装製作の第2弾でございます。

前回紹介したディーテールアップしたパーツに塗装を施し更に質感あふれる内装に
仕上がるように製作しました。

まずはフロアマットから

026 写真①
フロアマットの素材は
表面のザラザラ具合がちょうどいい感じなのでサンドペーパーを使って再現しています。
スケールなども考慮しながら今回は1000#のものを使いました。

写真では形状に合わせてペーパーを切り出した状態です。

写真②
次に切り出したペーパーに塗装を施します。
ディーラーで頂いたカタログを参考に細かいチェック柄にしてみました。
塗装に関しては1mm幅で切り出したマスキングテープを貼ってフィニッシャーズの
カーボンブラックマットを吹きました。
チェックの明るい部分はペーパーの地の色です。
明るいグレーと暗いグレーのチェック柄になった後に全体のトーンを落とすために
フラットブラックを好みのトーンになるように塗装しました。

写真③
完成して取り付けてみました。
これだけでも十分雰囲気があるので、オープンカーなどの内部が見えるキットには有効な
ディテールアップではないかと思います。

写真④
こちらはシートベルトです。
やはりこちらも重要なパーツという事で製作しました。
ベルトはコピー用紙を細切りにしたものにフラットブラックで塗装しました。
キャッチの部分はプラ板などで自作しました。

次にシートやセンタダッシュボード周辺のディテールアップです。

031 写真①・②
前回紹介したメーターやエンジンスタートボタンなど、細部にこだわって製作した効果
は十分にあったのではないかと思ってます。
特に小さいながらも赤に塗装したエンジンスタートボタンが黒を基調とした内装に
一段と映えていると思います。
今回のキットで関心下部分が、センターコンソールの空調の操作スイッチや空気の
吹き出し口がメッキパーツで別パーツ化になっているおかげで、質感や塗装の手間を
省略した作りになっているところがすばらしいと思いました。

写真③
シートベルトやキャッチの部分そしてシートに取り付けたシートベルトガイドも
なかなかよいポイントになってます。

写真④
ブラックとクロームシルバーでまとめられた室内はスパルタンでかっこいい
仕上がりになりました。

032
以上で内装の製作は完了しました。
オープンカーという事でできる限り実車に近付けてディテールアップをしたつもりです。
中でもフロアーマットやシートベルトの製作は簡単にできるのでお薦めです!

という事で次回はいよいよボディーの製作に着手していきたいと思いますので
お楽しみに~!

ではこの辺で~~(*・ω・)ノ))ブンブン!!またね~~





ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2016年5月27日 (金)

皆さんこんにちは~(^u^)

ロードスター製作第3回目です。
さて、今回は内装の製作に入っていきたいと思います。
このキットはルーフがオープン状態でのディスプレイなので、室内の状況が完成後も
良く見えるようになっています。

普通のセダンやクーペの製作では見えない部分も露出してしまう事を考えて
できるだけ実車に近付けてディテールアップをしていきたいと思います。

ではここから製作状況を紹介していきたいと思います。

01 パーツ数自体はかなり少なめながらこの部品構成で忠実に再現できるのは流石ですね。
今回のキットはメッキパーツで加飾パーツが再現されています。
パーツが別になってるだけで作業の手間が省かれるのは非常にありがたいですね。

では、最初にシートの加工です。

06_2 写真①・②
シートの造形は非常に良くできていますが、もう少し立体感を追加するために
座面や背面部分に0.075mmのタガネでスジ彫をしてみました。

写真③
パーツには再現されていなかったシートベルトガイドもエッチングの余白部分で
それなりに製作しました。
もちろんシートベルトも製作します。

写真④
形状は若干違いますが、雰囲気重視でいきます。

次はセンターパネルの部分的な加工です。

011 写真①
赤まるの部分はエンジンのプッシュスタートスイッチです。
何がやりたいかと言いますと、実車プッシュスイッチの周りにシルバーの加飾が施されています。
先ほども述べましたが、オープン状態で良く見えるので、こういった部分も綺麗に見せるために
別パーツ化して再現してみたいと思います。

写真②
まず用意したのは外径1.3mmの真鍮パイプと1.2mmのプラ棒です。
真鍮パイプがリングで、プラ棒がスイッチ本体になります。

写真③
パイプにプラ棒を通すだけで、塗装よりはるかに簡単に、綺麗に再現できる工作だと思います。

写真④
このように完成しました。
本来スイッチの色は黒ですが、社外品のような赤いスイッチだと目立っていいかも知れません
ね(o^^o)

まだまだ続きます('▽'*)ニパッ♪
お次はメーターとメーターベゼルの製作です。
最初にメーターベゼルの製作をどうぞ。

016_2 写真①
説明書によればメーターのデカールをそれぞれ指定の位置に貼って終了という
単純なものなのですが、実車資料によるとちゃんとメーターベゼルがあるので
できれば再現できないかと試行錯誤してみました。

写真②
いろいろ考えた結果0.3mmの洋白線をリング状にしてベゼルを再現してみることにしました。

写真③
それぞれの径に合うように洋白線を曲げました。
しかしそれだけではいまいちなのでリング状にした後はんだ付けしました。
その後ペーパーなどを使って表面を整形をしてコンパウンドで磨きあげました。

写真④
無事完成しました。
これだけでもかなり雰囲気は良くなったと思いますがいかかでしょうか?

次にメーターの加工です。
ベゼルを製作したので、どうせならメーターのレンズも再現したいと思います。

021 最初にお断りしますが、この方法はUVクリアーの使用と違った使い方をしています。
事前に不要デカールでテストしてから今回の作業に至っています。
しかし、デカールの状態などで必ずしも成功するかはわからないので、実際に製作してみたい
と思う方は事前にテストを行ってください。

写真①
レンズは透明プラ板を使います。
デカールは台しかこのように大雑把な感じで切り抜いておきます。
デカールをプラ板に密着させるために初の試みでUVクリアーを使ってみました。

写真②
プラ板にUVクリアーを均一に薄く塗りすぐにデカールを置きます。
この時台紙とプラ板の間に空気が入らないようにすることと、UVクリアーがデカールに
しみ込んでしまわないようにできるだけ早く紫外線ライトで固めます。

硬化が確認できたらデカールを型に周りをカットしていきます。

写真③

先ほど製作したベゼルをゴム系の接着剤で取り付けます。

写真④
完成でございます('▽'*)ニパッ♪

ということで今回分のディテールアップの紹介を終わります。
次回も内装のディテールアップの続きを紹介させていただきたいと思いますので
よろしくお願いいたします。

では今週はこの辺で~( ゚д゚)ノシ サラバジャー





ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2016年5月13日 (金)

皆さんこんにちは(^^)

今週からシャーシの製作に入ります。

車体裏の表現は各模型メーカーでパーツ割や再現方法に微妙な違いがあり
完成系はほとんど同じに見えても製作の過程にそれぞれメーカーならではの特徴があるよう
に思います。


どこのメーカーが好みなのかは人それぞれですが、細かくパーツ分割された方がブラシ塗装を
主とする私にとっては極力マスキング作業を省略したいので好都合なのです。

では、製作過程を紹介していきたいと思います。

05写真①
模型を製作するうえで私が日ごろ使っている工具などを紹介してみたいと思います。

①まずは基本工具の1つとしてニッパーです。
最近は色々なメーカーのニッパーが発売されていて刃先や持ち手の形状がさまざまな
物が発売されています。
私はその中でも長年タミヤのニッパーを使っています。
なぜかと言われるととくに理由はないのですが、多分自分的にしっくりくるんでしょうね(笑)
工具は色々ありますが、自分が使いやすいと思ったものが一番だと思います。

②パーツのゲート処理に使用しているカッター、棒ヤスリ、マジックヤスリ面出しヤスリです。
用途によってそれぞれ使い分けをしています。
カッターは細工カッターを使ってます。
一般的な刃より刃先角度が30度の鋭角刃で、刃先の確認がしやすいので
いろんなシチュエーションで活躍しているお気に入りの一本です。
棒ヤスリは魚地球印精密ヤスリを使っています。
繊細な仕上げをしたいときはこのヤスリが一役買います。
深く傷が入りすぎないのが気に入ってます。
マジックヤスリ面出しヤスリもほぼ仕上げの段階で使っています。

③キサゲ

このキサゲは円柱などの曲面にあるパーティングラインを消すための工具です。
大小さまざまな曲面に適応できるようにアールが付いています。
いろんなジャンルのキットに使用できるすぐれもので、私の場合は複雑な形状の
レーシングカーのロールケージ、マフラーやバイクのスイングアームなどに良く使います。
カッターなどを使うより綺麗なアールが出るので重宝しています。

セラフィニッシャー
平面の段差が少々目立つような場所、ペーパーなどが入りずらいところに使用しています。
カンナのように綺麗な面で仕上がるのが非常に良いですね。

⑤スポンジヤスリ
曲面の切削に使用しています。
とくに形状が複雑なものには威力を発揮しています。
今回のシャーシのように平面な部分が無いようなときには必ず使っています。

写真②
上記の工具を使用して下処理が完了したシャーシのパーツ達です。

写真③

全体をガイアノーツの黒サフで塗装しました。
ここ最近は黒サフをセミグロスブラックとして使う事が多いです。
他にシルバーの下地色としても使えるので、塗装工程がかなり省略で来ます。

もちろん明るい色を塗装する際はそれぞれサフも使い分けています。
今回のシャーシの塗装に関して言えば黒で大丈夫です。

写真④
それぞれのパーツに塗装が終わった状態です。
この作業で大半がマスキングに時間を費やしています。
どうしても綺麗に仕上げたいのでやはりブラシ塗装する際はマスキングが
必要になります。
部分的に筆塗りしている個所もありますが9割ブラシです。

次にシャーシのマスキング塗装について紹介します。

010 写真①
まずは黒サフを塗装した状態です。
マスキングしている部分はセミグロスブラックなので、黒サフの色をそのまま生かすために
マスキングしました。

写真②
シャーシ中央部分とリアのタイヤハウスにダークグレーの塗装と指示がありますが、
タミヤ色だとエナメルかアクリルしかないので、塗膜の強さと乾燥の速さを優先したいので
類似色でクレオスのダークシーグレーを吹きました。

写真③
ダークシーグレーが乾燥しマスキングした後にスカイグレーを吹きました。
こちらもクレオスのライトグレーに置き換えて塗装しています。

写真④
塗装が終わりマスキングを剥がして完成です。

そこそこ手間はかかりますが、綺麗に仕上がって満足です。
毎回なんですが、苦労して貼ったマスキングを塗装が終わってから剥がすのが
人知れぬ楽しみなんですよね~(笑)

最後に塗装が終わったパーツを組み付けた状態です。

016 ホイールは国内仕様と国外仕様で色が異なります。
今回は国内仕様なのでガンメタに塗装しています。
さりげなくホイールのセンターにマツダのフォトエッチングのマークが貼ってあります。

015 塗り分けによってそれぞれのパーツ達の存在感が出たと思います。
車体裏で普段は見えませんが、だからこそきちんとした塗装をして手を抜かないのが
粋で隙のない作業だと思っています。

017

これにてシャーシの製作工程の紹介を終わりたいと思います。
やはり車体裏も見せ場の1つだと思うので、妥協せずに愛情を持って製作に取り組んで
いただければと思います。

次回は内装の製作に着手していこうと思います。

では今週はこのへんで~~(^.^)/~~~





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