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2012年6月

2012年6月24日 (日)

トルーパーお色直し

私、基本的にスターウォズ絡みは好きなのです。
フィギュアの数も膨大な量になっておりますが、調子に乗って箱から出したまま飾って、数年も経っていますと、色っけの感じがおかしな事になっているものが多々有ります。
相変わらずの愛煙家というのも追い討ちをかけています。
特に白ものは大変な事に…。
キャラのひときわ立っているトルーパー系は白が基本なだけにダメージも半端なものでは有りません。
長年の垢を洗い流そうと試してみても各部の素材の違いなどで症状も様々、クリーニングは到底ムリですね〜!
という訳で、改めて簡単リペイントにてリフレッシュしてみたのですが。

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画像1は、左からEP3のクローントルーパー、EP6のスカウトトルーパー、EP4最古のストームトルーパー、ここまでが長年の歳月をかけて汚れて来た状態。
そして右がEP2のクローントルーパーで箱の中で生息していた綺麗なまんまの物。
パッと見ただけで汚いと言うよりもばっちい感じ!?素材の違いでなぜか色の付き方も違っていますです。

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画像2は左から順に部分的にお色直しして行ったスカウトトルーパー。
右のリペイントしたもの、すっかりと順白色が蘇り、魅力が倍増!ついでにあちこち細かな部分のディティール部もしっかりとリペイントしておきましょう。画像では解りにくいですが、適度にチッピング処理を施してリアル感もアップしてあります。

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画像3はかなりの古いストームトルーパー、昔はこれでも持っているだけで嬉しかったものですが、今となっては各社から素敵なアイテムが目白押し状態、存在自体がチープになって来た感も有りますが、お色直しでこちらもややイメージアップ?
各部の造りは密かに改造計画も進行中です。やはり白でなければトルーパーとは言えないですね!!

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画像4同じストームトルーパーでも画像3の物よりも新しめのタイプでちょっとリアル?
こちらも白が戻ると精悍な姿になった気が…?

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画像5はEP2のクローントルーパー所有のDC-15Aブラスターライフル、下がオリジナル、上がリペイント。
第二次大戦時のドイツ軍のMG-34がモチーフ、カッコ良いです!

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画像6は画像1の最右の物と同系のやはり汚れたもののリペイント版。
体系はやや太めなのですが、純白にやや艶を加えて、チッピング処理を加えると、なんともカッコいい事になって来ました。
今まで部屋の片隅でこっそりと煤けて来たトルーパー君たちですが、簡単リペイントでのお色直しだけでも存在感がグ〜ンとアップと相成りましたです。忘れる寸前のこんなフィギュアたちも、まだまだ捨てたものではございませんですよ〜!

ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂

2012年6月17日 (日)

アナキン その4(最終回)

前回まででおおよその塗装も終了しましたアナキン。
当初のオリジナルと比べてみるとその代わり映えには目を見張るものが有るかと。
本来の模型とはやや趣きも違うジャンルですが、やっている事とその楽しみ方はほぼ同じと言えますです。
オンリーワンが仕上がった時点での喜びも何にも例えようがないものが有ります。
まあ、今回はその代わり映えははっきりと確認できましたが、ではご本人と似ているのか?となると…。
いちスターウォーズファンとしては、まずまずの合格点ではないかと思っていますものの、評価としては難しい部分が多々残されていますね〜♪

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画像1では背景にタトゥイーンの町並みやバックヤードを配置して撮影してみました。
劇中ではワトーの奴隷の設定でこのような出で立ちになっているアナキン、この後彼がどうなって行くのかが既に解った上での話ですので見方も一味深いものになっていますです。

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画像2ではその後の彼の姿をオーバーラップさせるように、おなじみダース・ヴェイダーの全身入り、そして象徴的なマスクを背景に撮ったもの。
左の全身像はジェントル・ジャイアントの1/6スタチューでその造形も含めた仕上がり」は秀逸です。
右画像のバックのマスク、こちらは1/1のマスクに塗装を施したもので、数年経っても完成には至っておりませんです。

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画像3は決めショットの絵、です。
なんと言っても制作とは全く視点から様々に楽しめてしまう撮影ですが、ここだけに拘ってみるのもかなり面白い世界ではないかと思います。

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画像4は実は今回のアナキン制作当初からの予定のカットがこちら。
公開当時のポスターにもなっている風景ですが、エピソード1の舞台のタトゥイーンの砂漠らしさと旅立つ姿の幼いアナキン、そしてその足下から忍び寄る様なヴェイダーの影、。
壮大なSWの物語の始まりを語るにふさわしい絵。
まあそれをモチーフにしてみたものですが、ポーズが不自然、リュックが無い等はご勘弁くださいまし。
あくまで、イメージでのお話、という事で。

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2012年6月10日 (日)

アナキン その3

前回はおおよそ良い線まで顔が出来て来ました。
あくまでも全体的な視点で見て行くと、少しずつ手を加えて行った方がより良くし上がるというもの。
失敗を恐れずにどんどんチャレンジする姿勢も大切です。
失敗してもそこで終わる事はなく、そこをどうリカバリーして行くのか、色々な作業の上でこれまたとっても為になるものです。
今回はその辺りの調子を整えながらも、コスチュームに着手です。
なんと言ってもあくまでトイの悲しさでしょうか、それと同時に経年変化による煤け具合からでしょうか?
なんとも単調なコスチューム、なんとかすべく全体的に着色して行きます。

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画像1では上着の色を濃いめのグレーにしてみました。
始めに一度脱がせてしまい、ほぼ黒に近いダークグレーを結構な量の水を入れた容器でよく溶きながら水溶液状にします。
後はその中に上着を入れて染めて行く訳です。
適度に染まった状態で一度完全に乾燥させますが、感想前と後では色の差が極端に違いますので、気に入る色合いになるまで何度か繰り返しての作業となります。
急いで乾燥させようとすると各所で色のムラが出ますのでじっくりと時間をかけて乾燥させましょう。

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画像2では乾燥後の色味に風合いを出す為の色をドライブラシの要領で各所に着色して行きます。
ベースを暗めにした為に、今回は明るい色に立ち上げて行く作業が中心となりました。
どんどん色が乗って来ると、当初の布の柔らかさが無くなり固くなって来ます。
それとは裏腹に色味は柔らかくなって行くギャップなんかも楽しみどころです。

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画像3更に必要に応じて色の調整&顔や髪の毛の細部も整えて行きます。
同時に当初の首飾りも本来ならば作って行くべきでしょうが、今回は当初よりもちょっぴりリアルな感じで描いて行きます。
凹凸感の度合いが肝心です。それと瞳にアイキャッチが入りました。

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画像4は画像3の全体と衣服部のアップ。
当初のオリジナルとは全く別の物になって来ました。
資料等を見ながら各部を徐々に調整して行きます。
ブーツ周りは造形による一体成型処理ですので、全体の布の雰囲気と違和感が出ないように細部を描き込んで行きます。
ベルト周りも使い込んだ風合いが出るように着色。
腕辺りの皺なども描き込んで行くと何となく良い感じになって来ました。

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画像5では前回の続きから並べたもの。
どんどんと変化して行く様をこうして並べると、自分でも改めていろんな事に気付くものです。
後は仕上げの微調整がほんの少しと言う所で仕上がりそうですね〜♪

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2012年6月 3日 (日)

アナキン その2

前回はモチーフとなる素材とそれにまつわる映画のお話、裏話等もしだすと尽きる事が無い部分では有りますが、それでは前に進みません。
今回からはしっかり塗装の開始となりますです。
その前に、素材の造形、とても出来の良い造りでは有りますが、アナキンご本人に似ているか?
となると、まあ似てはいるのですが、何となく似ているかも?レベル。
塗装でそれ以上に似せれるといいのですが、今回は結構厳しそうな気が…。
どうしてもそっくりなものが欲しい場合には、ヘッドのスクラッチとなる訳でして、その辺りはまた今度の機会にする事にいたします。

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画像1は下塗り状態。主に肌の部分と髪、そして目元も何となく。
肌は一般的なフレッシュ等、下塗りなのでその辺りならば何でも結構です。
髪は黄土色系に。目元はあまりにつぶらな瞳に耐えられそうもなかったのでぼんやりと白を入れてあります。
いずれも下地が透ける程度でが、目に関しては、あしたのジョーの倒れる瞬間の心神喪失的な事になってしまっていますね〜!ちょっと危ない?
やばいぞ、アナキン!?

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画像2ではやや明るめの肌の色を薄く重ね塗り。
その際に鼻の下、顎の下、首もと、目元辺りにシャドー色も入れていきます。
うつろだった瞳もダークグリーン系でピシッと締めましょう、アイライン辺りも同時に処理するとしっかりとした目になってきますので、イメージが掴みやすくなります。
前段の目とは全く別の物になっていますよね〜?

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画像3ではまだまだ大雑把ですが、ハイライト部を更に立ち上げて全体的に明るい雰囲気に。
同時に髪の毛もシャドー部とハイライト部を描き込んでいきます。
この時点で全くアナキンには思えない、ですか?(笑

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画像4更にハイライトを足して行きながら、柔らかな印象の肌に仕上げて行きます。
シャドウ部も同様に必要箇所に同様の処理を施します。髪の毛も全く同様の処理を。
目元も柔らかなおっとりとした印象になるまで塗り重ねて行きます。
この時点で瞳の虹彩や瞳孔も施します。
始めの危ない子供のイメージがかなり人っぽくなってきていませんか?
それはそれとしてもまだ似ていない?ただの可愛い外人の子供??でしょうか。

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画像5は左から画像1〜画像4までの全身を並べた状態。
主に頭ですのでこうして並べてもその変化は解りにくいかも、ですが、何となくでは有りますが、結構変わってきたとは思いますです。
次回は顔と同時にコスチュームにも色を施して行きます。

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