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2014年12月

2014年12月28日 (日)

ヘッドスクラッチ その3

降りました。雪。しんしんと。例年並みの量になってしまってます。結局のところ大なり小なりはあっても、やはり平均値に収まると言う事なんですね。年末にはまた強力な寒波が到来との予報も。はいはい、分かりました、おとなしくしている事にしますです。
と、結局いつものような冬になってきましたが、今年も残すところ数日、です。このブログも3年間続いていますが、実りや成果が有るのかどうなのか?
まあ、おかげさまで作品の数だけは着実に確保できているので、良しとしなければ、でしょうかね!後はクオリティ…?
今年の後半戦は本業の合間に1/10のヘッドのスクラッチをボチボチ進めていました。HME以降で20以上の頭に取りかかっていますが、なかなか完成には至っておりませんです。
来年はこの辺りもバストモデルとして一気に完成品にしたいと思っていますが…。
と言う事で今年ラストは普段通りでの締めくくり、なのでした。

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画像1、バブルヘッドナース2種。
以前の物よりやや進んだ状態の物と、別バリエーションの物。元はゲームキャラなのですが、映画版の2作でもその存在感は抜群。結構好きなのです。
クリーチャー物としてもかなり魅力的なキャラですので1/10のバストモデルで是非完成させたいところです。

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画像2、スケルトンヘッド。
見たまんまの頭骸骨、左はやや小ぶりにしてあります。骨好きな私ですが自分で造る事は滅多にないアイテム。
色々と使えそうなので、このジャンルも充実させて行きたい物なのです。
ほねほねロックを口ずさみながら…。

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画像3、ゾンビ系ヘッド。
画像を見て「これは!」と思ってしまった方はゾンビマニアの方。
左は映画「ゾンビ」のフライ(ヘリ)ボーイ。既にゾンビと化してしまった状態のもの。今年はこの方のfigmaも発売され話題に(?)劇中のアップを良〜く見ると、単なるメイクのみではなく、細かな皺の特殊メイクがしっかりと施されているのですよね。劇中では一瞬なので全く分かりませんが流石、トム・サビーニ、良い仕事なのでした。
右は同じく「ゾンビ」の主役の一人、ケン・フォーリーと言う役者さん。なかなかフィギュアでは存在しないので手掛けてみましたが…。

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画像4、高倉健&モーガン・フリーマン。
左は今年惜しくも亡くなった高倉健さん、1970年代半ば〜80年半ば辺りの八甲田山や幸福の黄色いハンカチ、人間の証明や南極物語、居酒屋兆治辺りの頃をイメージして造ってみました。いざ造るとなるとなかなか特徴が、無い…。
色々と展開が出来そうなので、素材としては面白いか、と。
右は黒人俳優のモーガン・フリーマン。こちらも数多くの映画に出ていますので、髪の毛や髭、皺なんかを変える事で色々な展開が出来そうな感じなのでした。なので今のところスキンヘッド状態なのですが…。

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画像5、健さん別バージョンのアップ画像。
健さんのヘッドの別カット。
1/10とはいえまだ細かな部分は手を加えなければ、なのですが。
造形として、似ていると言えるレベルでは決してないのですが、お笑いタレントの「ざわちん」手法を参考に、塗装で似せれれば、なんて考えておりますです。
まあ、似せて造ると言う事はとってもとっても難しいこと。来年以降は数をこなしながらもっとスキルアップを図って行きたいところです。
などと言いながらも、他にもやりたい事が盛り沢山、来年も新たな事にどんどんチャレンジできれば!なんて考えています。
 
今年ラストの今回ですが、来年以降も引き続きよろしくお願いいたしますです。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

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2014年12月21日 (日)

SW トルーパーの人 その3(最終回)

いやはや、先週の予報通りに、爆弾低気圧、来てしまいましたね。全国各地大荒れの様子でしたが、皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか?札幌は夜中に風が強い程度で済みましたが、なんとも恐ろしい限り、です。
天気の予報がかなり的確に当たるのも近年になってからです。昔は全くもってあてにはならなくて、てるてる坊主が幅を利かせていましたが(笑 衛生ひまわりの映像も解像度が上がったとかで、来年以降はますます当たる予報が見れそうですよね〜!
今年もはや半ばも過ぎ、残すところも2週間を切りました。本当に月日の流れるのは早いのですが、今年も例年同様に、やり残した事は盛り沢山なのでした。今から来年の予定も立てておかないと、来年のこの時期に、また同じようなことを言ってしまいそうなんですよね〜!
ってことで、トルーパーの人、も今回で一応の完成なのでした。

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画像1、ボディーに装着の塗装ヘッド。
前回の塗装が終ったヘッドを体に装着した状態にしてみました。
なんかその辺りのおっさんのコスプレ状態の様にも見えてしまいますが…(笑
スケールが1/10と言う事ですので、大きくもなく、小さくもない、フィギュアとしてはなんとも中途半端な気もするスケールですが、最近の主流にもなりつつ有るスケールなのです。来年以降もこのスケール辺りの物がどんどん増えそうな予感ですね〜♪

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画像2、トルーパーの人Bタイプ。
突然もう一体も造る事に!なんとも気まぐれなもんです。
レジンの複製ヘッドに髪の毛を付けた状態にしてみました。
なので先の物をAタイプ、今回の物をBタイプと呼ぶ事に。

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画像3、Bタイプの塗装。
なにせ突然思いついた物ですので、途中経過は全く割愛。仕上がりもかなりの手抜きで仕上げてしまいました。
塗装的にはハイライト処理が施されていないのですよね〜。粗さも結構目立っています。

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画像4、Aタイプのボディーにエイジングその1。
これも当初は考えていませんでしたが、Aタイプのボディーにベテラン戦士の設定で、ボディーの各所に傷跡や汚れの処理を施して、使い込まれた雰囲気にしてみました。
ヘッドの感じもちょっぴりイメージが変わったか、な?

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画像5、Aタイプのボディーにエイジングその2。
幾度もの戦闘にてアーマーはかなり使い込まれた感じに。と言う感じ〜♪
個人的には結構好きな雰囲気です。

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画像6、Bタイプのボディーにヘッド装着その1。
Bタイプのヘッドの方は全く傷なしの真新しい雰囲気のアーマーと言う事で装着してみました。まだ首が長いとかの調整が済んでないのでやや頭部のバランスが悪いのですが…。
肌に赤味等の変化を付けて行くだけで、よりリアルな雰囲気の肌になって行く様がヘッドの手抜き塗装も装着してしまうと気にならないレベル、です。

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画像7、Bタイプのボディーにヘッド装着その2。
エピソード4〜6に登場のストームトルーパー、まさにこんな感じですよね。
頭部の髪の毛の形状だけでこんなに雰囲気が変わるのですから不思議な物です。

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画像8、A・Bタイプの2ショット。
トルーパー系フィギュアではサイドショーなんかからこんなシチュエーションの物が出ています。ただしサイズは1/6と大きめ。1/10ですとお手軽に集める事も出来ると言うもの。
ヘッドとアーマーの雰囲気が違うだけですが、こうして2体を並べるとかなりの違いが感じられますね〜。

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画像9、A・Bタイプの2ショットのアップ。
アップにすると顔の細かな部分が判明してきてしまいます。
Aタイプに比べてBタイプの手抜き塗装がバレバレですね。ハイライト処理と微調整をしていないとこれだけの差が出てくると言う事なのです。

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画像10、Aタイプ背景付き。
今回は廃墟の画像を背景に使ってみました。
まずはAタイプ。なんてカッコいいのでしょ!

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画像11、Bタイプ背景付き。
同じ背景でこちらはBタイプ。
カメラアングルをやや下気味からに設定してありますので、フィギュアとしての迫力が出てきています。
それにしてもこちらは目付きが悪い…。

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画像12、背景替えでの2ショット。
こちらは大きな月のような星と妖しく広がる雲をバックに、の2ショット。
本来のピカピカの真っ白なアーアマーのBタイプの方は光や陰の雰囲気がこうした撮影状ではなんだかオモチャ臭い安っぽい物に思えてしまいます。まあ、本来はオモチャ、では有るのですが…。

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画像13、背景替えでの2ショットのアップ。
劇中ではかなり弱い印象のトルーパーなのですが、30年の歳月を経てもその魅力は色褪せない程の完成度を持っていると言う事になるのですね〜!
トルーパーが主役のスピンオフのお話も是非映像化してもらいたい物です。
フィギュアの方では前にも登場した同シリーズのクローントルーパーも有りますので、そちらでもまた、楽しめそう、と言う物です。
さて、次回は今年ラストとなりますが、どう締めくくれますのやら…。

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2014年12月14日 (日)

SW トルーパーの人 その2

先週といい、今週といい、最近は週末になるとめちゃ寒いのですね。しかもお約束の雪も、まだ多くはないとは言えこの先が心配です。だって、かつてない程の寒気が幾度も日本を覆うなんて、考えられませんよ。しかも今年はエルニーニョが発生しているとか、地球温暖化で暖かくなるのかと思っていれば、世界中で熱さや寒さの良極端な状態の様で、どうなってしまうのでしょ?この先の地球…(泣
そんな心配をしていても、していなくても、確実に日々は過ぎて行きます。12月も既に中盤、今年も実りは少なかったのですが…。しかも今日は選挙!
来年公開予定のスターウォーズの話しなんかは楽しみなところ。気持ちはワクワクと同時に不安な部分も。幾度も見た従来の作品でさえ、まだ完全に頭に入っていない現状での新作の登場は、頭がさらに混乱を招くのでありますです〜♪
今回はヘッドの塗装を割とじっくりと。

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画像1、頭部を気持ち荒らしたヘッド。
前回のレジンに置換えたヘッドの頭部をモーターツールでやや荒らした感じにしてみました。完全なスキンヘッドを薄らとある髪の毛状にしたかったから、です。
まあ、塗装してしまえばさほど意味の有る物にはならないのですけれど…。
あくまで気持ちです、気持ち。

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画像2、下塗り。
下地にはタン色に近い感じの色にて下塗りして行きます。
ヘッドの素材色がグレーなので、薄めに何度も重ねて丁寧に下塗りの作業です。

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画像3、シャドー処理その1。
次に茶系の色にてシャドー部分を塗って行きます。この際には一気に濃いめに持って行くよりも、基本の肌の色に少しずつ茶系を加えながら階調を付けて重ねて行くと自然な感じに。様子を見ながら薄めに薄めに重ねて行きます。

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画像4、シャドー処理その2。
少しずつ濃いめにして行くシャドー部分。最暗部は結構焦げ茶に近い程にはなっているのですが、必要な箇所のみと言う事もあってそんなに違和感は出ない筈です。
濃いめの色を墨入れ方式で一気に塗って行ってしまうとコントラストが付き過ぎておかしな事になって行ってしまいますです。

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画像5、わずかなハイライト処理と眼球。
お肌部分はハイライト処理をこれまた様子をにらみながら少しずつ加えていきます。
同時作業で目の眼球にホワイトを入れて行きます。

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画像6、瞳の描き込み。
瞳は赤に近い茶色にて描き込んで行きます。
同時に同色を使って口元や目元周辺、瞼周辺、耳や鼻部分にも薄らと赤味を付けて行きます。
肌に赤味等の変化を付けて行くだけで、よりリアルな雰囲気の肌になって行く様が見て取れるのはフィギュア塗装の醍醐味です!

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画像7、瞳の描き込み及び肌の細部の調整。
瞳の虹彩部や瞳孔を描き加えて行きます。同時に瞼回りのシャドー部分の描き込みや眉毛も描き込んで行きます。
肌全体では基本色やハイライト部分も意識しながら加えていきます。

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画像8、髭や髪の毛の処理。
髭や髪の毛等、地肌が見えそうな刈り込み風の処理の際には、肌の基本色にブルーグレーをわずかに加えながら薄く薄く塗り重ねて行きます。ベタッと塗りこんで行くと不自然になりますので、塗っては指の腹やティッシュで押さえながら色が乗ったか乗らないかの微妙な感じを繰り返しながら進めます。
毛の毛羽立った感じも描き込むと言うよりも、筆先のタッチを残す処理や、軽めのドライブラシ風にこすりつける雰囲気で質感が出てくるのであります。
これもいつもながら一気にではなく何度も繰り返しながらの作業。

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画像9、ヘッドの完成。
その後も毛の処理や肌の調整等が続いて完成です。
肌に関しては黄色や赤味を部分部分に施す事で自然な肌に仕上がってくれる筈。
目や口、鼻等に細かな情報を加えていく事でよりそれらしくなって行くと言う物です。
実際にはこのヘッド、30mmに満たない大きさですので、実際にボディーに装着してみると結構画像程には各部は見えない事になってしまいます。

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画像10、横顔と後頭部。
髪の毛は髭が処理されると、ほんわかリアルな雰囲気になってくれたのでは〜?
こうして見るとなんだか近所に居そうなおじさん風、なのですが…(笑

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2014年12月 7日 (日)

SW トルーパーの人 その1

寒いです、でも既に12月ですから、とっくにどかっと雪が積もっていてもおかしくない札幌。同じ北海道でも既にわんさか降り積もったところもある様ですので、なんとも申し上げにくいのですが、遅かれ早かれ間違いなく降るんです、よね〜♪全国各地でもかなりの雪の被害が出ている様です。札幌の今朝はちょい積もり、です。
雪が降ると雪かき、これが毎朝の日課になる訳ですが、これのおかげでシーズン初めは脚や腰が痛むのです。仕事にも支障が出るわ、もう模型どころではなくなってしまう訳です。誰だい?冬こそじっくりと模型に取り組めるなんて言ったのは!!(笑
黙っていても師走です。何かと忙しい日々が続きますね〜。
と言う事で今回は新規ネタとなります。

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画像1、トルーパーの人 原型。
前にもちらりとお見せしたクローントルーパー、もとはジャンゴ・フェットの中の人で、テムエラ・モリソンと言うニュージーランドの役者さん。あ、もちろんスターウォーズのお話ですが。以前も1/6で造っていましたが、今回は1/10スケール。このスケールなのにはちゃ〜んと訳が有ったのです。
画像1はグレースカルピーを焼いた状態の物です。

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画像2、グレ−レジンで置換えたもの。
前回までのハニーさんの頭を型取りする際に一緒に型取りしておきました。
首が短いのはフィギュアにセットするために加工したからですよ。

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画像3、髪の毛を生やした状態。
いくつかレジンで複製して、ヘッドスキンの頭部に髪の毛を生やした物です。
これだけでも結構印象が変わると言う物です。

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画像4、坊主頭の髪の毛の状態。
アニメのクローンウォーズなんかではクローントルーパーにかなりのバリエーションが発生しているのが映し出されています。クローンなんで同じ人物なんですが、様々な髪型やおひげなんかが…。バリエーション替えってのには心が踊らされちゃいますです。

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画像5、各種頭部。
複製しているところもある意味クローンを造っている事(?)なんでしょうが(笑 色々なパターンが造れるのでちょっと嬉しいかも!
来年12月に公開予定とされているエピソード7、エピソード6の30年後を描くと言うお話らしいので、まだまだ遊べそう?
映画の関連グッズが今後わんさか出るでしょうから、お財布も厳しくなりそうですね。

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画像6、コトブキヤのトルーパー達。
ここ数年で各メーカーからSWものの小さめサイズのフィギュアがたくさん出ていますが、こちらはコトブキヤのスター・ウォーズ ARTFX+シリーズの物。これが約1/10スケール。
実は上のヘッドたちはこのフィギュアのために造ったのでありました。
左はエピソード3のクローントルーパー、右がエピソード4〜6のストームトルーパー。

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画像7、ヘッドを装着した状態。
この2種類のフィギュア、実はサイズや構造が同じと思っていたところ、あけてビックリ、かなり違う事に後になって気付くのでした。なのでクローントルーパーにはやや大きい頭に…。同じメーカーで同スケールだからといって初めに確認しないと悲しい結果に…(泣

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画像8、ストームトルーパー全周その1。
オリジナル3部作に登場したストームとルーパーの段階では中の人がクローンと言う事ではなく、身長も体型も顔も全くいろんな状態が混在しています。ルークとハン・ソロがこのコスチュームで敵地に乗り込むシーンもあった程。
どうやら長きに渡る戦いの中でクローン自体の数が減り、民間人(?)がどんどん加わったと言う事なんでしょうかね?
エピソード7にも登場するであろうトルーパーではまだクローンが存在しているのか?先日公になったエピソード7の予告編では冒頭から黒人のトルーパーらしき者も!?コスチュームやヘルメットの形状にも若干の変化が有る様ですが…。詳細の程は来年公開までお預けなんですね〜♪

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画像9、ストームトルーパー全周その2。
とは言え、トルーパー姿は中が誰であれ、素敵です!めちゃくちゃやられ役ですが、そこがまた良い!!なんて思うのは私だけでしょうかね??
公開の度に新事実が浮かび上がるのは映画の世界では仕方のない所ですが、この後発売予定のバンダイ版1/12キットのトルーパーからも目が離せませんです。
今から1/12用の頭もこさえておかないと、ですね〜。

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