2017年2月19日 (日)

海洋堂 ボバ・フェット 1/6 その4

暖かい穏やかな日差しの日が続いて春も近いか!?と思った瞬間から気温もいきなり10度以上下がって、しかも猛吹雪になってみたり!もうやってられません、体にも応えます、極端な変化はやめてって言っている〜っ!!(笑 それでも春はもうすぐ近くまで来ている香りがするんですね〜。 まもなく、ですね!
年が明けて世界の出来事も気になる話題が数々有りますが、北朝鮮の動きはある意味脅威と言えるかも、と言う感じです。大陸間弾道ミサイルの発射実験や実の兄の北朝鮮工作員による暗殺疑惑等、何とも世界中を不安にさせる事件があまりにも多いではないですか。戦国時代とはかけ離れた現代において、あまりに勝手極まる出来事に世界も手をこまねいている状況。何か歯止めをかけておかないと、今後ますます暴走する気がしてなりません。日本とは目と鼻の距離での出来事、人ごとの様には全く考えている場合ではないのかもですよね!?(恐
そんな状況の中、個人的には例年今時期から本業の繁忙期が始動する時期なのでした。なので製作もまたじっくりと構えては進められなくなると言う…(泣 しっかりと予定を組み立てて取り組まなければエライ事になってしまいそうです〜♬
ボバさんはちまちま進行中、です。


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画像1、下塗り第一段階。
前回はジェット・バックパックの塗装が完了しましたが、他は全く手の付いていない塗装。今回は手つかずの部分を全て下塗り、そして背中の布(ポンチョ?)を仕上げておきたいと思っています。
まずは全身のスーツ部分をグレーで下塗りです。さすがに1/6スケールなので下塗りとは言え、結構な面積に時間を取られてしまいます(泣


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画像2、下塗り第二段階 その1。
その後どんどん各パーツごとに塗り分けながら下塗りが完了です。この段階で色味はやや思惑と違っていても全く構いません。何となくそれらしい色にするだけで気持ちが落ち着くと言うレベル、です(笑


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画像3、下塗り第二段階 その2。
何となくそれらしい色を塗っただけでも十分にボバ・フェットと言うのが判別できる辺り、カラーリングの組み合わせが、いかにアイキャッチとしてのイメージが定着しているのかと言う証しですね。一般の人にとってのこのイメージがどの辺りに有るのかを把握・認識しておくと、いろいろとコントロールしやすい訳です。


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画像4、下塗り第二段階 その3。
一般の既製品の塗装はこの下塗り作業にどれだけプラスαが施されているのかによって精度に差が生じてくる訳ですが、悲しいかな大量生産のアイテムに於いては生産性重視のあまりに省略されるケースが多い訳です。
個人的にはそこから先がとっても重要だとは思うのですが…。
前回手を付けた背中のジェット・バックパックがやたら目立っていますね〜♬


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画像5、ポンチョ部分の塗装 その1。
背中に垂れる布部分、良く知らない訳ですので暫定的にポンチョとしておく事に…(笑
ボバ・フェットの魅力に各種装備品の多彩さが有ると思っています。まるで重装備の兵士的な雰囲気で、しかも全てがかなり使い込まれた風の汚しの仕上げが施されていて、これら一つひとつが素晴らしい!
と言う事なのでこのポンチョもしっかりと塗装しておきたい所なのです。
左は下塗りのオリーブドラブ色に薄めのスミでウォッシングした状態。
右はその上に茶系を重ねた状態です。あくまで極薄での重ね塗り、です。


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画像6、ポンチョ部分の塗装 その2。
次に全体を明るい色の方向に向かせて行きます。更に下塗りの基本色を薄く重ねて全体を馴染ませて行きます。
右画像は更にハイライト部分に向かって色味を明るく立ち上げて行きます。徐々に徐々にと言う事でなかなか変化は分かりにくいのですが…。


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画像7、ポンチョ部分の塗装 その3。
さらに凸部分には墨色でしっかりとシャドーを表現。さらに汚れ等の色味で茶系の各色を部分部分に重ね塗りおよび描き込み作業を加えて行きます。
全体に汚れや擦れ、傷等も更に加えて行きながらハイライトをプラスして作業は完了です。
右画像が現状の最終段階ですが、ハイライト部がやや不自然なまでに目立っています。この辺りはこの後、再度馴染ませる処理を施す予定、ですよ。


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画像8、ポンチョ装着状態。
出来上がったポンチョをボディに仮止め装着。全体のボリュームの中では目立たない存在なので、ボディ全体の画像では作業の効果は判別が難しいですね。しかし、各パーツのそれぞれの存在感を考えると、決して手は抜けない部分なのです。


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画像9、ポンチョ装着状態のアップ。
アップ目になるとその存在感が判別できる事に。やり過ぎた感のハイライト処理もそんなには目立っていないですね。あくまでもリアル感を最重視で、決してリアルそのものではないと言うのが私の基本の考えです。あくまでも本物らしく見せる演出効果が模型に於いては重要と考えています。映画スターウォーズの世界観の中でもそんな演出効果が際立って表現されているのですよね。
と言う事で着実に進んではいるものの、なかなか全体の完成にはなって行かないと言う…(泣 次回は残りのどこか?なんですが…(汗

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2017年2月12日 (日)

海洋堂 ボバ・フェット 1/6 その3

2月も中盤です。雪祭りも最終日と言う事で、この跡は混雑も一段落するのかと考えていましたが、この後冬季アジア大会が開催されると言う事なので、まだしばらくは混雑すると言う感じなのでしょうか、市内中心部は…(泣
先週告知すべきだったのですが、現在大丸藤井セントラルのセントラルギャラリーにて「2017 いがらしゆみこと漫画家キャラバンin大丸藤井セントラル」が開催されています。札幌を中心に道内の漫画家さんの原画が見れます。会場中央には昨年のHMEの特別企画で制作した北海道MANGA交流会コラボ作品展の作品も鎮座。私のフィギュアもございますので是非足をお運びください。14日(火)までの開催となっております。生の素敵な原画を是非!!会場では関連書籍やポストカード等の関連グッズ、いがらし先生の関連道具等も販売されているのでこちらも胸が躍ると言う物です〜♪
ちなみに今回驚いたのが、以前ご紹介した水筆ペン。なんといがらし先生も使われているのを今回発見!やはり便利な道具である事を改めて確認出来ましたよ〜!!その昔、私もいがらし先生の絵を模写しながら技術を習得、今の模型の塗装にも大いに役立っている訳です。そう言う意味でも本当にびっくり物なのでした〜♪
と言う事でボバさんの続きです。今回はジェット・バックパック部分。


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画像1、塗装前のジェット・バックパック。
今回は背中に装着されたジェット・バックパックです。今回のフィギュアの中でも最も手のかかるこのパーツから塗装の開始となる訳です。
古いキット故にモールドのややダルい部分も有るのですが、その辺りは塗装でなんとかカバーとしたいところ! 腕の見せ所でもある訳ですね〜♪ ちょっぴりプレッシャー、ですが…(笑 
画像は前回組み立て終わった状態の物です。


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画像2、塗装 その1。
まずは下塗りです。
色は資料に似た感じで下塗りです。塗り残しの無い様に、筆ムラも残らないように丁寧に。色自体は似ていれば多少違っても問題有りません、下塗り状態では。


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画像3、塗装 その2。
仕上がりを想定しながらパーツごとの配色を徐々に塗り加えて行きます。
シルバー部分は下塗りではグレーでしたがこの段階でシルバーを塗っておきます。
シルバー色は下地の色にも影響されやすい為、グレーや黒で下塗りすると発色が鮮やかに仕上がってくれますよ。
ブルー部分もいろいろと塗り重ねている段階。


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画像4、塗装 その3。
全体の雰囲気が出た来たところでウォッシング的にダークグレーやダークブラウンにて立体感を付けて行きます。あくまでも下地を生かして透明感を残した位の薄々の薄塗りです。
出来るだけ汚くならない程度に各パーツの存在が引き立ってくる訳です。
まだ全体的にはもっさり感が残っていますよね〜♪


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画像5、塗装 その4。
パーツごとの色の境目を中心に同様の作業を繰り返して全体を引き締めて行きます。
黒でラインを描いてしまうととっても不自然な雰囲気になりますし、ラインの微妙な乱れなんかも気になってしまうので注意が必要です。
あくまでもそれらしく自然になるように…。
わずかながらに傷等も…(笑


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画像6、塗装 その5。
あちらこちらの細かな部分も描き込みが開始されてきました。
傷や汚れも徐々に増えて…。
全体の色調もその都度手を加えながらバランスを取って行きます。


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画像7、塗装 その6。
同じ作業が繰り返し、繰り返し…、やり出すと止まりません。
傷等も単色だけでなく同系色の色合いを変えながら重ねて描き加えて行くとリアル感がよりプラスされますよね。


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画像8、塗装 その7。
既に描き込んである白っぽいスクラッチ跡の上にさらに明るい白にて細部を補強(?)一気に傷の雰囲気がグレードアッップ、です!
本当に細部のエッジラインや凸部分の色合いも調整しながら一応の仕上がりに。
結構時間は掛かっているんです、実は。


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画像9、ジェット・バックパック完成 その1。
ソフビ故のパーツのゆがみや、モールドのダルさ等もそれらを隠すように色を書き加える事でそれらしく見えて来るから不思議です。
一種のトリックアート的な要素も有るのかも、ですね〜♪


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画像10、ジェット・バックパック完成 その2。
ジェット・バックパックがこうして単体で見れるのも今だけ。
この後のボディの塗装後にはしっかりと背中に装着されるのです。
こうして単体で横置きで見ると、なんだかコアファイター的な雰囲気も…(笑


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画像11、ボディーに装着した状態。
まだ借りの状態ですが、ボディーに装着してみました。
他がいっさい手の付いていない所にこのジェット・バックパックの存在感です。妙に和漢も感じてしまいますが、あくまで作業途中です(笑 ただ、そうは言っても個人的には今回のフィギュアの最重要パーツと思っていますので、ここが終わった段階で全体作業の1/3ほどが終了した感が…(笑
このあとはヘルメット、そして全体のコスチュームへと進んで行こうと言う予定なのですが、果たしてこのまま順調に運びますでしょうか〜〜?(汗


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2017年2月 5日 (日)

海洋堂 ボバ・フェット 1/6 その2

早い物で1月もあっという間に終わってしまい2月に突入です。このひと月がなんだったのか、今でも年が明けたばかりの気がしてならないのですが…。毎年同じことを言っている気がするのもこれまた悲しいと言う…(汗
この一週間は微妙に雪が降っていましたが、さほどの量ではないにも関わらず、除雪車が頻繁に入っては家の前に削った堅い雪の固まりを置いていくのがなんとも辛いのでした。
おかげで道路は走りやすくなるので文句は言えないのですが、その置いて行く量が半端ではない、特に我が家は道路に面した間口が広い為、一度入るとその処理に1時間程は掛かるのです。そんな事は無いのでしょうが、どう考えてもわざわざ置いて行っている気がしてなりません。年々そうした処理も結構身体に堪える事に…。身体が健康なうちでさえこんな思い、先が思いやられてしまいます、トホ。
アメリカの新政権のお話も事有るたびに騒動になっている昨今、妙に引っ掻き回す事は避けていただきたいのですが、どうなのでしょ!? 周りはただただおびえながら次の一手を見据えるのみ、の模ですが…(泣 どうかお願いですから、他国との争いごとは出来るだけ避けていただきたい物です。
ボバ・フェットさんも、チンタラと進行中です。


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画像1、細かなパーツ類。
前回以降は残った細かなパーツ類の切り出しと接着です。
ヘルメット横上部に付くパーツは接着部分があまりにも小さい為、真鍮線で軸打ちしてしっかりと補強接着する様に処理します。
同封のレジンパーツ等の細かなパーツの切り出し時にも、前回お話しした超音波カッターが大いに活躍しています。大まかな物から細かな物、ソフビやレジンと様々な活躍で作業時間が大幅短縮、間違いなしです。


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画像2、全パーツ装着状態 その1。
キットのパーツが全て装着されましたよ、の状態です。
今目線で見ると新情報や新解釈等、資料もいろいろと出てきているので、気になってしまう部分も多々有るのですが、今回は基本キットのままで行きたいと思っています。だって、こうして組み上がった状態の格好良さは何とも言えない素晴らしい出来なのですから!


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画像3、全パーツ装着状態 その2。
基本の造形がずば抜けて素晴らしい、25年以上も前のキットとは思えません。
ソフビ独特の組み立て等、楽しみ方も溜まりません。現在ではソフビキットはほぼ皆無に等しいのがなんとも残念ですが…(泣


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画像4、全パーツ装着状態 その3。
パーツが多いので、それぞれの接着時の調整の擦り合わせには時間をかけながら擦り合わせする必要が有ります。ソフビの場合パーツの変形もかなり見受けられるので、しっかり確認しながらと言う作業ですね。
異素材の複合の接着にも注意が必要です。


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画像5、全パーツ装着状態 その4。
全体のプロポーションとしては足がやや長い気もしますが、カッコ良いのでさほど気になりません。この後の塗装に嫌が応にも期待が膨らんでしまいますね〜!
今回はキットの形状修正のラッカーパテはごくわずかでしか登場していません。
このあと隙間調整のエポパテはやや使用予定ですが。


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画像6、全パーツ装着状態 その5。
バストアップの寄り状態。細部のディティールもよく出来ているのがわかります。
今このレベルの造形のレジンキットだと軽く2万円オーバーとなる事でしょうね〜!
各パーツの接着には瞬間接着剤のみとなりますが、点付けの後、しっかりと接着する様に隙間に流し込んでおく必要が有ります。、この辺りの作業もソフビキットならではの作業、瞬着もあっというまに無くなってしまうので注意が必要です(笑


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画像7、ジャンゴの人のヘッド。
かれこれ10年以上前に作ったジャンゴ・フェットのヘッドが、ここに来てようやく役に立つ気も!(笑 ジャンゴの息子がボバな訳なので、当然ボバの人もこの顔のはず、なのですが…ね。使うかどうかはまだ考え中、です(笑


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画像8、各部の隙間調整 その1。
次に組み立て終わった足首や腕の付け根等の隙間部分をエポパテにて形状修正しておきますよ。ポージングを合わせる為に接着面がやや変わらざるを得ない箇所が必ず出てきますから、ですね。こうした部分は塗装後にも目立ってくる所なのでしっかりとチェックして修正しておきます。


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画像9、部の隙間調整 その2。
腕の付け根部分は特に接着面が変わってしまっている部分。しかも位置的に目立つ部分でもありますのでしっかりと修正しておきます。
出来れば塗装を開始する前に他の細かな部分もチェックして修正を済ませておいた方が良いと言う事ですね〜! 仕上がりに大きく影響してきます、間違いなく!!
と言う事で次回からいよいよ塗装開始と言う予定なのでした〜♪


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2017年1月29日 (日)

海洋堂 ボバ・フェット 1/6 その1

とっても寒かった先週前半とは打って変わって後半は暖かな日中。温度が上がり過ぎて、道路は水浸し、しかも、一昨日なんかは雨が一日中降っていました。積もり積もった雪の固まりに多くの雨がしみ込んで大変な状態。しかも夜にはカリッとしばれてガチガチに。そしてその上に降り積もる雪、なのです。早いところで排雪作業が入ってくれないと、ワヤワヤな状態の札幌なのでした(泣
道路状況も大変ですが、アメリカもかなり大変な事になっている様です。選挙戦の公約に上げていた事を就任そうそう実行に移し始めているみたいですよ。言っている事はかなり偏っているとは言え、全く分からないでもないのですが、どうにも一方的な思い込みが強すぎる気が。そのあまりにも乱暴な発言が実際に行われようとしているのですから恐ろしい事この上有りませんね!賛成派と反対派の対立も過激になりつつ有りますが、このままでは南北戦争以来のアメリカの2分化ではないですか!?今後日本に、いや世界に及ぼす影響も並々ならない事になってしまいそうな気も…(怖 とは言いつつ、ただただ静かに見守る事しか出来ないのですが…(汗 そんな一月最終の日曜日なのでした。
さてさて、製作の方ですが、何を思ったか、今回から古いソフビキットの制作なのでありました!(笑


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画像1、劇中のボバ。
スターウォーズの劇中で活躍するボバの画像です。今では古くなってしまったため、色味なんかが鮮明では有りませんが、当時の彼の存在自体は有る意味新鮮でした。敵側なのに、カッコいい!ミリタリーテイスト満載な辺りもやたら気になった物です。


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画像2、ボバとジャンゴ。
シリーズの時間差で登場したジャンゴも色味は別としてしっかりとボバを意識した造りでした。この辺りのつながりが壮大な大河ドラマとなったスターウォーズの隠れた醍醐味だったりしますね!ジャンゴの中の人の素顔も明らかになりましたし!
ちなみにジャンゴが父、ボバが子供と言う設定です。


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画像3、海洋堂のソフビキット。
いやはや古いです、このキット。かれこれ30年ほど前の物になるのでしょうか〜!?気分は割と最近のアイテムのような気もしてしまいますが…(笑
当時はこうしたソフビキットが多かったのです。価格もレジン物に比べて安かったり、組み立て方も独自の方法が有ったりと、いろいろと楽しめたんですよね〜♪


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画像4、パッケの作例画像のアップ。
これはパッケ前面の作例のカットなんですが、自然光の下でのコントラスト強めの画像がめちゃくちゃリアルに思えた物です。今見ても凄いと思ってしまいます!!
造形的にも今目線で見ても尋常ではない作り込み。昔はこんな素敵なガレージキットがごろごろ存在してました、よね。


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画像5、キット中の物。
ソフビキットですから、中身は割とあっさりしています。とは言えこのキット、レジン有り、デカール有り、しかも複雑なパーツを分割してあるので結構な数のパーツの量!海外の物はもっと簡単なパーツ構成の物が多かった中、海洋堂の気合いの入った製作陣の心意気がひしひしと伝わってきますですね〜♪


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画像6、キットのアップ。
まだ袋に入った状態ですが、キットのソフビのパーツの様子です。
各パーツの湯口の形状がソフビキット独特の物。インジェクションやレジン物とはその扱いが大きく異なる為、手を出さなかった方も多かったかも、ですね。
実際加工の際にはいろいろな注意事項が有って、失敗すると取り返しのつかない事も…、扱いやすい反面、油断していると…(驚


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画像7、パーツのカット、その1。
従来のソフビパーツの湯口のカット作業は、通常はドライヤー等で暖めてナイフで切り込んで行くと言う物が定説。その際には軍手等を付けてナイフの刃に注意しながら大まかに切りだした後に、カッターやヤスリなどで丁寧にパーツの形状を整えて行く、と言う方法が多かったのです。これらがなかなか厄介な作業なのでした。
今回は、前回も少し登場した超音波カッターを使ってみました。
これが思った以上にとっても便利な事に!


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画像8、パーツのカット、その2。
正直ビックリです。その昔にこんな道具が有れば制作速度も5倍以上捗った事でしょうね。大まかなカット作業はほぼ必要なく、ダイレクトにキットの形状部で切り出せます、しかもサクサクと!!細かな形状調整もラクラクですよ〜♪
まるで夢のような作業なのです、これ、本当!


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画像9、パーツのカット、その3。
レジンパーツの細かな切り出しも当然ラクラクです。画像のような中抜き作業は従来ですとかなり慎重に、しかも時間もかかってしまいます。超音波カッターだとストレスなくさくさく切り出して、あっというまに終了、です!
時間短縮には一役も二役も重宝すると言う訳です。
久々のソフビキット加工ですが、本当に驚きの効率。作っていないキットもすぐに手をかけたくなってしまう程と言うくらいです〜!


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画像10、大まかな仮組 その1。
細かなパーツ以外を仮組みした状態です。従来ですとこの状態になるまでに結構時間がかかってしまい、途中で手が止まる事も多かった物です。そのままお蔵入りになる事も…(笑


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画像11、大まかな仮組 その2。
パーツ構成が多い為、この後のバランスを上手い事調整して行かなければ行けませんが、ここまでくると組み終わったも同然感が! この後細部のパーツも接着しながら、となる訳です〜♪ しかしながら本当にここまで、早かったです。 恐るべし超音波カッター!! 現在ではソフビキットも少なくなってしまいましたけれど…ね(泣


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2017年1月22日 (日)

ヨーロッパ・ウソ 雀バージョン その4(最終回)

1月ですから、寒いのは仕方が無いのですが、なんだか今シーズンは気圧の状況が例年と違うみたいですね。シベリア方面の強烈な寒気が影響しているらしいですが、地球の温暖化なんかとも関係があるのでしょうか?とにかくいろいろな変化が極端化している気がしてなりませんです。札幌は年が明けてからは気温も雪の量も割と落ち着いて来ている様ですが、この後は予想がつきません、このまま穏やかに冬が終わってくれると良いのですが…。
穏やかではない状態はアメリカなんかでもおこっている様ですね、アメリカ大統領がトランプ氏に変わったと言う事、かなり穏やかではない事になっているみたいです。個人的には政治的な事は普段あまり発信しないのですが、トランプ氏の就任式での反対派の暴動なんかの光景を見ていると今後がとても懸念される気も…。アメリカって、民主国家、ですよね、確か。大事な事が選挙で決まった事に反対、なんですね。民主的に決定した事にも、気に入らなければ反対で暴動を起こしてしまう、そんなお国柄だったんですね。イギリスのEU離脱の件の際にもも似た事態がおこってましたが、世界的に、どうなって行くのでしょうか?本音と建前が崩壊、しているのでしょうか?穏やかでは無い気がこんな辺りにも感じてしまうのは、私だけ??
さて、進めています雀君も今回で最終回です。


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画像1、足の塗装その1&その2。
上段が前回までの下塗り状態。今まで足はこの下塗りの状態のままだったのでした(笑
下段が皺の凹部を描き込んできた状態。モールドが有る部分にも無い部分にも必要と思われる箇所に描き込んで行きます。まだまだ大まかな状態ですが。


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画像2、足の塗装その3&その4。
次に上段画像で凸部のハイライト部分に明るめの色を乗せて行きます。この段階でモールドに関わらずに立体感が徐々に出てくる訳ですね〜♪
下段の画像段階ではコントラストの調整をしながら色相を柔らかく表現して行きます。
雀の足は結構明るい人肌にも似た色味なんですね。出来れば柔らかなプニプニ感を出したい所でしたがちょっと難し過ぎました(汗


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画像3、足の塗装その5。
足の皮膚感の微調整をしながら細部に色を乗せて行きます。
各部に赤や青み緑なんかも微妙にプラスして行きますよ。本当に微妙に、見えないレベルですが…。生命感が気持ち宿ってくれます。
爪部分も黒っぽい雰囲気で透明感のある感じで仕上げます。


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画像4、完成 その1。
と言う感じでようやくの完成状態です。
思いの他時間は掛かってしまいましたが、それだけの事はある姿に仕上がってくれたかと思うのですが…(笑
オリジナルのキットはこの数十年さして評判がいい話が出た事も無く、割と残念な存在でしたが、なんとか見られる状態まで持って行けたかと思っていますよ。でも、キット自体がやはり素晴らしい出来であるからこそ、なんですよね〜!


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画像5、完成 その2。
目やくちばし、足の皮膚と爪部分にはクリア塗装を施してあります。
場所によって塗り重ねる回数を変えてクリアの質感も違う様に調整していますよ。
特に目と爪部分はしっかりと多めに!


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画像6、完成 その3。
胸の白い毛の部分は毛と毛が重なる雰囲気も微妙に表現。
翼部分は気に入るまで何度も重ねて表現して行きました。


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画像7、完成 その4。
今まであまり見れなかった右半分の様子です。先に左半分を仕上げてその様子を右反面に反映させる形での作業でしたので、後半から徐々に手が入ったのでした(笑
いろいろな部分が左半分とは違う所も多いので、バランスを見ながらの作業なのでした。


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画像8、完成 その5。
こちらも今まであまり見る事の出来ない後ろ側の状態です。翼の細部やしっぽ部分の様子がよく見て取れますね。


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画像9、完成 その6。
頭部のアップ状態。頭部の色味は体全体の中でも色味が大まかな色分けですが、胸回り以上に毛の細かさが目立ち、柔らかな雰囲気が重要になる部分。繊細な毛の質感を目指して幾重にも重ね塗りしていきました。
目には薄めた金をまぶし微妙な光の反射を意識。その上にクリアを10層ほど重ねてしっかりとした艶を確保してあります。
眼球の周辺のまぶたにあたる部分も細部を描き込んで質感を出してあります。
くちばしも微妙な色の変化を意識しながら調整、軽めのクリア表現としています。


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画像10、完成 その7。
翼のアップ状態。あちらこちらの毛の雰囲気を極細の描き込みの繰り返しで、ホワッとした雰囲気になるように表現してみました、まだ足りないかもですが…(笑


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画像11、背景付き画像 その1。
一枚目の背景付き画像です、これは家の庭で撮った状態なのですが、天気が曇りと言う事も有り、ディフューズが掛かった寒々しい雰囲気が出た物となっていますね〜!
望遠ズームを使って背景をぼかし、実際の野鳥撮影の雰囲気を意識してみました。足下の爪部分、ベースを握った感じが弱いのが残念な所です…(汗


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画像12、背景付き画像 その2。
こちらはいつも同様に撮影ブースにて撮った物。バックには秋の白樺の並木を使ってみました。こちらも足の指が不自然なのがやや残念。
止まり木の手前には枯れ草を配置して遠近感を演出してみました。


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画像13、背景付き画像 その3。
こちらはやや緑がかった背景を使っての一枚です。本来自然に生息する鳥ですので、こんな暖かな色味の中でも生き生きとした感じが得られますね、どんなシチュエーションにも似合うのかも、ですが…(笑
今回は簡単なキットながらも結構頭や手を使っての作業でした。資料なんかも結構集めて観察したり、キットの良さを生かしながら手を加えてみたり、結構時間は掛かってしまいましたが楽しみながらの作業なのでした。
完成後の撮影にもついつい力が入ってしまったり…(笑
同じ物のグンゼ版のキットも有りますし、他の種類の鳥のキットも結構持っているので、今後も鳥シリーズはまだまだ継続して行く予定なので有りました〜!!


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