2017年1月15日 (日)

ヨーロッパ・ウソ 雀バージョン その3

最強寒波が日本を覆っているのが数日間続いています。確かに寒いです。北海道の場合、古い家では就寝時に水の元栓を締め、水を落とす、と言う作業が必要ですが、それでも年に数回ほど。先週は毎日落としている状態です。それでも凍ってしまうのですから嫌になってしまいます。木曜日にはトイレの配管に損傷が出たようで、水がピューピュー吹き出しましたが、業者を呼ぶ事無く自分で修理。なんとか事無きを得たのですが、おかげで午前中はパーです。道路の除雪もかなり進んだので年末ほどの混雑は有りませんが、それでも移動には時間がかかります。そんな事が多い冬、年々冬が厳しく恨めしく感じるのでありました! やれやれ…です(泣
そんな訳で新年を迎えてもさほど製作が捗っておりません。現在進行中の雀も、なかなか悪戦苦闘していますよ〜!モールド自体に結構手をかけた分、塗装の勝手がいつもと変化してしまったのが大きな原因なのですが、素体の出来によって塗装も変えて行かないといけないと言う事、案外気にしていなくても多いのです!この辺りも意識しながら作業の段取りをあらかじめ組み立てておくと途中の時間が省略できるのですけれど、これが又いつもあたって砕けてしまうんですよね…(泣
と言う事で、雀さん、前回の続きです。


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画像1、塗装第三段階。
前回、下塗り状態に茶系の色味を加えて行ったのですが、今回はさらに雀の各部の黒い部分を追加して行きます。資料を良く観察しながら頭の中でパターンを分析、あとでの修正は可能なので薄めの黒を徐々に塗り重ねていきます。
あくまでも全体のバランスを考慮しながらと言う感じで。


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画像2、塗装第四段階。
次に胸周りの毛の雰囲気や翼部分に白を加えて行きながらメリハリを付けて行きます。鳥特有の毛の感じは結構繊細なので、この辺りはじっくりと時間をかけて描き込む様に筆を加えて行きますよ!
あとは頭部にやや赤みを加えて他との色の違いを表現しておきます。
目元やくちばし部分にも徐々に色を加えて行きます。


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画像3、塗装第五段階。
同様の作業をどんどんと重ねながらの作業が続きます。
やはり毛の柔らかな感じを出すのが結構難儀なのです。何度も何度も細い線を書き加えながら雰囲気を出して行きますよ。この作業段階でモールドと塗装とのギャップ感が感じられてくる訳ですね〜(泣


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画像4、塗装第五段階 顔のアップ。
頭部の細部にも手が加わっています。くちばし部分は黒がベースですが、汚れや傷等も加筆して行きます。生き物なので単なるベタ塗りと言う事は決して無いのです。
目元はさらに細かな作業で雰囲気を出して行きます。実際の雀の目は一見真っ黒な感じですが、よくよく見て行くと虹彩や瞳孔がしっかりと判断できるのですよ〜。


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画像5、塗装第六段階。
さらに全体的に徐々に手を加えて行きます。やはり毛並みの感じが重要なのです。
頭部や胸、お腹周りの毛の柔らかな感じをさらに意識しながら。
翼部分の色分けも徐々に濃く塗り重ねます。


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画像6、塗装第七段階 その1。
今のところ下塗り状態のままなのが足部分のみですが、その他は結構良い感じになってきました。作業自体は今までと同様の繰り返しですが、徐々に細部の繊細さがプラスされてきています、ほぼ9割方まで来たと言う感じでしょうか〜♪


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画像7、塗装第七段階 その2。
左の画像が正面の姿です。まだ細かな部分には修正が必要ですが、ほんわかした胸回りの毛の雰囲気が出てきたかと。
右の画像は上部からのカットですが、全体の羽の模様が見て取れます。極細の線を嫌になるほど繰り返しながら描き込んでいるのですよ〜!


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画像8、塗装第七段階 その3。
頭部のアップと翼のアップの画像です。
実際1/1スケールなので大きめとは言え、細かな部分は気が抜けません。アップにすると粗もまだまだ見受けられてしまうのでした〜!
造形のモールド部に手を加えたところが良い雰囲気でもあったり、塗装の際には大いに都合が悪かったり、長短が入り交じった作業なのが今回の印象ですね。
このあとは細部の調整と、まだ手の付いていない足下の塗装で完成予定なのでした〜〜♪


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2017年1月 8日 (日)

ヨーロッパ・ウソ 雀バージョン その2

年が明けて早くも一週間が過ぎてしまいました。なんちゅう早さ!今年もこのままの調子であっというまに過ぎて行くのでしょうか、なんともはや恐ろしい!!
年が明けたと言っても何かが急に変わるはずも無いのですが、何と言っても気持ちの上での大きな節目である事には違い有りません。やはり新たな気持ちで今年一年のあり方を考えておかないと行けませんです。そう、分かってはいる物のなかなか新しい考え方やひらめくような事は無いのが現状。じっくり考えているだけで時間はどんどん過ぎて行ってしまうのですよね〜(泣
と言う事で今年はなんとか作品数を増やしたい!ジャンルももう少し絞り込んでまとめておきたい!もちろんじっくり取り組んで精度をもっと上げて行きたい!などとは思ってはいるのですが、果たして…(汗
幸いこの一週間は雪の量も少なめですから時間の余裕も有ったのですが、何しろ新年早々と言う事で、なかなかバタバタが続いておりまして、あまり手は付けられない、と言う…(泣
結局例年とたいして差のない一年になりそうな予感、なのでありました〜♪
今回の雀バージョンの鳥のプラモ、これが今年一年の勢いを占う事になる作品になってくれてしまうのかも!?(笑


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画像1、足の装着
前回超音波カッターで切り離して穴部分も埋めた訳ですが、この勢いのままくちばし部分は下あご周りを整えます。足はやや後方にずらした位置に装着です。今回は接着剤は使わずに全て超音波カッターで融かしながら接着状態で装着していますよ。
同時に各部のボリュームも増やしながら盛りつけています。全て余ったランナーを融かしながら盛りつけて行く訳です。


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画像2、全体のボリューム調整とモールド その1。
ボリュームはあくまでも全体のバランスを見ながら資料と比較して調整して行きます。
今回は冬の時期のあまり太った感じにはしない方向で。あくまでもキットを生かしながらと言う感じです。
頭部やお腹周りの毛のモールドもどんどん加えて行きます。この辺りの作業も超音波カッターでサクサクと進みます。


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画像3、全体のボリューム調整とモールド その2。
上記の作業がしばらく続く訳ですが、やりだすといつまでも状態になってしまうので注意が必要です(笑
モールドも少しずつ繊細なタッチになる様に調整、、羽のモールドも徐々に加えて行きます。
超音波カッターで付けたモールドは、やや融けた感じの凸部分が気になりますので、粗目のペーパーにて大まかにヤスってあげると良い感じに。


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画像4、細部のパテ盛り。
いくら便利とは言え全てを超音波カッターでというのはやはり無理な様ですね!
手の入りにくい箇所にはエポパテでモールドを加えて行きます。
以上まででキットをベースとした修正作業が完了です。


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画像5、下塗り その1。
さて、いよいよ塗装の開始です。まずは下塗り。暗めのベージュで全体の下塗り作業です。
雀と言うと茶色系のイメージなので、その中間辺りの色味のイメージで、と言う事で、深い意味はさほど無いのでした。


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画像6、下塗り その2。
今回はモールド自体にいつもより手を加えたので、下塗りだけでも結構細部の雰囲気が出てきているかと。もちろん全ての雰囲気をモールド任せにする訳にはいきませんが…(笑


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画像7、塗装第二段階 その1。
次に上部に茶系の色を加えて行きました。これだけで結構進んだ気がしますよね〜♪
雀らしさが何となく分かってくるから不思議です。
とは言えまだまだ薄塗りの初期段階です。


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画像8、塗装第二段階 その2。
資料なんかはその都度眺めながら頭の中でイメージを膨らませながらの作業です。
この後の作業も想像しながら全体の作業の流れを組み立てておくのも重要ですよ。


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画像9、最近役立つ道具。
昨年辺りから使ってみてこれは結構使えますぞ、と言う道具のひとつに水筆ペンが有ります。価格も500円以下で入手できてお手頃なのも有難いのですが、その使い勝手の良さは特筆すべき物が!!
筆先から下の部分に水を入れておいて、必要に応じて指先で押すと水が筆の穂先に出てくると言うもの。通常の筆の様にその都度水に付ける作業が不要なのですが、特に広い面積の塗装の際には威力を発揮してくれます。穂先の種類にごく細タイプが無いので細かな作業には向きませんが、今回の場合もこれまでの作業ではこの水筆ペンのみ、なのでした。ウエットパレットと合わせて使うとさらに快適な作業なのです!
まだまだ可能性を秘めたこの水筆ペン、いろいろと試してみると面白そうですよ〜〜♪


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2017年1月 1日 (日)

ヨーロッパ・ウソ 雀バージョン その1

新年あけましておめでとうございます。今年も引き続きよろしくお願いいたします。
あっという間に終わってしまった2016年でしたが、世の中では様々なことが起っていました。考えるとやたらと増える猟奇的な事件や、薬系の犯罪、トップの交代劇や自然災害等、なんとも慌ただしい事柄が結構有ったのですね。日本国内のみならず、世界的にも様々な変化や事件も。何となく世紀末的な事も頭をよぎりますが、2017年は良い年であって欲しいと切に願うのでありました。
良い年と言う意味では己自身もしっかりと前向きに何事にも挑んでいかなければならないんですよね〜!日々、精進有るのみ、です!!
模型制作に関しても今年は今まで以上に作るぞ!などと思っているのですが、頭の中で描く妄想とは裏腹にさっぱり手が進まないのが例年の状態、今年こそはテーマもいくつかに絞って内容も今まで以上に濃い物にしていきたい、と真剣に考えておりますが、果たしてどうなる事やら〜♬
その辺も含めて、気長に見守っていただけるとありがたいと思います。
そう言う意味で本年も一つよろしくお願いいたします!
新年一発目は、以前に手掛けたバリエーションでヨーロッパ・ウソの雀バージョンです!


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画像1、謹賀新年
作業に掛かる前に、ここ数年のネタ、お米に描く謹賀新年の一枚です。
年々老眼が進んで来ているので、もはや裸眼ではこんな作業は出来ない事に(泣 ヘッドルーペを使いながら、見えにくい中での作業なのでした!
今年はなんとなくいつもより精度が落ちた気が…(汗


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画像2、パッケージ。
今年は酉年、酉と言うと鶏なのですが、やや引っ掛けながらの鳥を一発目のテーマに!
3013年の3月と4月で取り上げたエアフィックスのヨーロッパ・ウソ。
http://sujiboridokakugen.lekumo.biz/masapaint/2013/03/
http://sujiboridokakugen.lekumo.biz/masapaint/2013/04/
この中の一体を前回はそのままの状態でとそうしたのですが、もう一体を今回は雀バージョンに仕上げようという発想。
しかしキットは古いですね〜!


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画像3、パッケージイラスト。
模型のパッケージのイラストはどれも魅力的に描かれ表現されています。
海外の物はまた独特な雰囲気で、芸術的に描かれている事が多い気が。このエアフィックスのイラストもまるで図鑑用に描かれたような仕上がりです。キット自体とのギャップが大きいのもこれまた魅力の一つなのですが…(笑


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画像4、今回のパーツ構成。
鳥自体のパーツはこんな構成です。この他に目玉のパーツが2個程ありますが。
この辺りの大雑把な作り方なのも古いモノ故なのかもしれませんが、これこそがプラモの醍醐味だったのですね、以前は。


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画像5、 素組み その1。
ペタペタと接着剤を付けて組んでいくとこんな姿です、キットの状況からは想像出来ない良い雰囲気!この段階が結構興奮するんですよ〜♬


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画像6、素組み その2。
基本がモナカ方式で組んでいくので、しっかりと接着していかないとどこかで辻褄が合わなくなるので注意です。想像以上の形になってきましたが、細かく見ていくとあちらこちらと気になる箇所も…。


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画像7、超音波カッター。
調べていくと脚の位置や開口したくちばし等、後々面倒な部分に気が付きました。エポパテでどうにでもなる部分なのですが、以前から気になっていた超音波カッターの発熱効果を今回利用してみようかと!
新しい物は熱処理も考慮されているようですが、この機種は結構熱が発生して、プラはデロンと融けてくれてしまいます。切削時には厄介と思っていたこの状態を逆に利用してあげましょ、と言う事。
以前はスジボリ堂さんでも扱っていましたが、ここ最近は見当たらない事に…。


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画像8、変更箇所の分離。
くちばしの下あご部分と、両脚の付け根部分を切り離します。超音波カッターの本来の使い方で、と言う事になりますね。
プラの厚みは結構あるのでカッターや鋸等では結構な手間がかかる作業ですが、超音波カッタではあっという間の作業ですよ〜。


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画像9、開口部の処理 その1。
両足付け根部分に開いた穴に余ったランナー等を使って超音波カッターを「切る」では無く「融かす」使い方にて埋めていったのが画像の状態です。ヒートペン的な使い方で融けたランナーを伸ばしながらペタペタしていくだけでしっかりと穴は塞がってくれます。


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画像10、開口部の処理 その2。
くちばしの下部分も同様に処理していきます。それでもあいた穴部分は上記同様の作業にて塞ぎます。これらが本当にあっという間なのに驚きます。ヒートペンの余熱時間も不要、接着剤での完全硬化時間を待つ必要も全く無しなので時間効率は今までの数時間が全く不要な事に!作業はストレス無くサクサクと進むのでした!
融ける超音波カッターでの悩みを逆手に利用しながら、接着のみならず、モールドの追加やもちろん切削なんかも同時に行えるのですから素敵です!
今後この使い方をもっと研究してみる価値がありそうですね〜!!


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2016年12月25日 (日)

ウォーキングデッド リック 1/7 その5(最終回)

だからですね、一気はダメよ、一気はと、再三言っていたにもかかわらず、またしてもドカンと降ってしまった雪の3連休です。今回も50年ぶりの記録らしいですが、この前も同じことを言っていたような気も。何十年ぶりの記録と言うフレーズも最近では聞き飽きた感が…。降るものは降るので仕方が無いとしても、一気に来ると身体が参ってしまいます。金曜日は結局一日中雪かき三昧でした…(泣 しかもクリスマスを控えている等いろんな意味で厳しい事に。こうなってくると無駄に外出は避けのんびり模型制作なんていうのが良さげなんですが…。残る本年も少なくなって、慌ただしい師走、なかなかどうして、そうさせても頂けないのでした〜!
そうこうしている間に今年ラストのブログアップとなりました。既に毎週欠かさず5年以上続いているこのブログ、我ながら良く続いていると言う感じ。ご覧頂いている方の参考にでも、少しでも役立っていただけると幸いなのですが…。
やりたいものは盛沢山、なかなか思ったようには進みませんが、来年もまだまだ頑張ってまいりますので、一つ、よろしくお願いいたします。
と言う事で今年ラストは、なんとかリックさんを仕上げる事が出来ました。一年分の思いを込めて、ごゆるりとご覧あそばせあれ〜♬


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画像1、腕周り。
色味のトーンの変化のみの作業段階で止まっていた腕周りの細部を描いて行きます。
腕に浮かぶ血管や腕の毛辺りの細かな部分をひたすら描き込んで行きます。大きめサイズならではの表現と言えるのですが、やり方次第ではただ汚い雰囲気になってしまうので注意が必要です。逞しい男を表現するには効果的なのです。
あとは腕時計も重要な部分。リックが物語の始めからずっと身に付けている腕時計、ケネンスコールと言うファッションメーカ製のアイテムの様です。この辺りも丁寧にそれらしく描き込んでみます。


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画像2、その他の細部の表現。
全身の各部のボタンや布の合わせめ等の細かな部分を描き込んで行きます。
こういった細かな部分がしっかりと再現されてくると、いよいよ仕上がりに近づいてくるので気持ちも高ぶってきますね〜!


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画像3、ライフルの塗装 その1。
次に手を抜けない部分でもあるライフルです。
ゾンビ相手には欠かせない武器でもあるライフル、各部の素材感を意識しながら丁寧に塗り込んで行きます。
物はウインチェスターM70 プリ64モデルかベレッタ マトー ライフルかと思われるのですが、使い込まれた雰囲気もしっかりと再現して行きます。


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画像4、ライフルの塗装 その2。
木目部分や金属部分とそれぞれに質感や素材感、そして使用感を考えながら細部を描いて行きます。背面に見えるスリング部分もやや荒々しく表現してみました。スコープの内部に映るレンズ部分はクリア塗装にて塗り込んであります。


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画像5、 完成 その1。
細部の描き込みが終わって、晴れて完成の姿です。 思ったよりも時間がかかってしまいましたが、スケール的に考えるとこんな物かもしれません。細かな部分のこだわりも含めて時間は必要、ですよね〜♪


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画像6、完成 その2。
ドラマの最初の頃の警官の制服とは違う物の、やはりワイルドな雰囲気漂う男らしさを考えたコスチューム。過度な演出は控えてキャラクター性を生かす事を念頭に塗装して行きましたが、効果のほどは如何程に!?(笑


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画像7、完成 その3。
全体のフォルムと同時に細かな小物の造形もかなりの出来ですので、その辺りも手を抜く事無くしっかりと塗装していくだで、かなりリアルな雰囲気になってくれるのです。造形の重要性が仕上がりには大きく影響すると言う物ですね!


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画像8、完成 その4。
やや寄って見てみても細部も含めての破綻はいっさい見られません。形状的に?な部分は塗装の描き込みにてそれらしく表現してありますが…(笑
オリジナルでは単調な塗装で気が付かなかった造りの箇所も、塗装でグンと浮かび上がって来たのがお分かりいただけると思います。


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画像9、完成 その5。
顔はまだ手を入れて行きたいところなのですが、ひとまずは完成と言う事に。
目にはクリアで光沢感を出してあります。瞳に写る光の感じが画像からお分かりいただけますでしょうか?


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画像10、背景有り画像 その1。
怪しい古びた雰囲気をバックに、のやや寄りめの画像。やはりバックが有ると雰囲気が又ひと味違って見えてきますね。ホラー系の香りが漂ってきたかと…(笑


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画像11、背景有り画像 その2。
ブルーの背景でのバストアップの寄りめの画像です。物語全体での主役のリックの存在感がその悲壮的な表情から見て取れると言う物です。ドラマの名場面のシーンが脳裏を駆け巡ってきませんでしょうか?(笑


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画像12、背景有り画像 その3。
シーズン1〜シーズン2辺りの荒廃した都市のイメージをバックにした一枚です。
このあと待ち受ける様々な出来事が、この段階ではまだ想像すら出来ないと言う。この先をじっと見据えるリックの勇姿、と言えるのかも、ですね〜♪
結構様になる絵と言えるのではないでしょうか。


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画像13、今回の決めの一枚。
ウォーキングデッドのイメージ画像でも使われる、怪しい雰囲気の背景をバックにした一枚です。ドラマの象徴的なイメージを醸し出す一枚になったかと。本当、こんな一枚の為に作業してきたと言う気がしてしまいます。
まだまだ終わりそうにも無いドラマのウォーキングデッドですが、もはやゾンビ以上に人間関係が重要な状況のなか、今後の展開がますます気になってしまいます。
次回以降ではこのリック同様のスケールのミショーンやダリルがそのの塗装をまだかまだかと待っている状態なのでした〜!(笑
と言う事でリックも完成、今年も一年間、本当にありがとうございました。皆さんよいお年をお迎えくださいませ。
次回は元旦に!と言う事ですよ!!


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2016年12月18日 (日)

ウォーキングデッド リック 1/7 その4

先週末からの雪は軽く60cm以上になってました。一気にドカンと来てしまった物ですから、雪かきも一気にと言う状況で、身体はボロボロの一週間。年内は小休止でお越し頂きたい物なのですが…(泣
そんな事が有っても確実に年末に向かっている訳でして、今年も残すところ2週間、このブログもあと2回で本年度分が終了となる訳ですが、制作の方はさっぱりと捗っていません、です。考えるとこのブログも始めたのが2011年の11月ですので早い物で丸5年が過ぎた事になっていたのですね〜!始めた当初よりも進行スピードは上がってはいるものの、なかなか作品の数が増えていません。しかし毎週アップしているためか、間違いなくカウントされていく訳で、一年間の作品数も10〜15程にはなってしまっています。おかげで各イベント等でもそこそこお披露目出来る訳でして、一回も休まずに続けていて良かったと改めて思う次第なので有りました。まさに、継続は力なり!!なのですね〜♬
とは言え今回手掛けているリックなんかは、間違いなく進んではいる物の、なかなかその進捗状況が伝わっているとも思えない、と言う何とも悲しい事にも…(泣
次回の本年ラストのアップまでにはなんとか完成させて仕上げてしまいたいところですよね〜!!どうなりますやら…(汗


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画像1、前回の続き その1。
前回同様の作業が続いています。フィルター処理で落ち着かせた明暗の色合いに再度シャドー部やハイライト部分に色を乗せてメリハリをつけていきます。
この辺りが行ったり来たりでは有るのですが間違いなく色味に深みが付いて来てはいる物の、画像ではなかなか分かりにくいと言う事に…(泣


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画像2、前回の続き その2。
顔部分もさらに細かな部分に手が入っていっています。瞳孔やアイライン、眉毛等が少しずつ。髪の毛部分や髭部分にも微妙に手が入って来ています。


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画像3、前回の続き その3。
シャツの明暗のメリハリが再度立ち上がってきました。この辺の行ったり来たりの繰り返しでバランスを取りながら、と言う面倒な作業が仕上がりのイメージに近づけるためには結構重要です。くじけずに頑張りどころと言う事なのです。


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画像4、全体の精度アップ その1。
次にコスチュームを中心にして全体の精度を高めて行きます。コスチュームはさらにメリハリを付けながら細部のディティールも細かく描き込む作業で徐々に徐々に仕上げて行きますよ。この辺りが今まで以上に結構気長な作業ですが…。


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画像5、 全体の精度アップ その2。
コスチュームのステッチ辺りも丁寧にモールドに沿って描き込んで行きます。
シャツ部の袖のインナーシャツ部分もホワイトでメリハリを付けて行きます。
パンツは実はブラックデニム地のジーパンの様ですので、縫い合わせ部の色の擦れた感じや部分部分での細かなラインの描き込みでデニムらしさを演出します。


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画像6、全体の精度アップ その3。
同時作業で顔の微調整も続いています。見えるか見えないかの感じで顔全体にうっすらと皺の雰囲気をプラス。皮膚感にリアルさを加えて行きます。
髭や髪の毛も白髪表現をさらにプラスしながらそれらしく。あくまでも資料を見ながらやり過ぎないレベルで。


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画像7、全体の精度アップ その4。
シャツの皺やパンツの擦れ具合も徐々に追加して行きます。全体の色味のバランスも考えながら単調にならない様に色味の調整も必要です。部分部分でのポイントになる色も意図的に調整するとよりリアルな感じに。


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画像8、細部のディティールアップ その1。
その後さらにあちらこちらの細部のディティールの精度を上げて行く作業です。
全体的な色味の調整やエッジ部、縫い合わせ部分の雰囲気をよりリアルな状態に持って行きます。


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画像9、細部のディティールアップ その2。
特にパンツ部分はこの作業でより雰囲気が出てくる訳ですが、これまたやり過ぎると違和感も発生してきてしまいますので案配加減が必要なところ。
布の縫い合わせ部分の皺の雰囲気や凸部分のデニムが擦れた感じをさらに精度を上げて行く感じで表現して行きますよ。


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画像10、細部のディティールアップ その3。
同じ黒でもベルト部分はやや赤みがかった感じに。さらに革らしさを醸し出す為に、側面エッジ部に細かな色味を加えてより革らしさを出して行きます。
パンツのお尻や膝、足下の裾辺りには土汚れ等も表現してありますよ。


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画像11、細部のディティールアップ その4。
ベルト周りには銃弾のポーチやホルスター、その他のアクセサリーも付いていますので、それぞれの存在感がしっかりと出る様に細部を描き込んで表現して行きます。
ベルト周り関係は革のメッシュ仕様になっているのでその辺りもしっかりと浮かび上がらせておきます。
ブーツもしっかりと履き込んだ感じに色味の変化や汚れ等を塗り重ねます。
後はライフルと腕の細部の表現がもう一踏ん張りと言う状況ですが、その辺りがうまくいくと次回でなんとか完成まで行けるのですが…(笑


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