2015年3月

2015年3月27日 (金)

皆様こんにちは、先週に引き続き今週は内装編の完成までを紹介をしていきたいと
思います。
前回はできるだけ実車の設定に近づけるための加工等しました。
今回はそれらのパーツの塗装ということなのですが、説明書通りの塗装だと単調になって
しまう内装をできるだけ素材の質感を意識しながら、細かいパーツに至るまでこだわりながら
塗装してみました。

024 写真①
フロアーやリアシート部分はすべてフラットブラックで塗装するようになっていますが、
余りにも単調すぎて物足りなさを感じてしまうので、ここはシートの後ろ側のボードとフロアー
の色を変えて別の素材で構成されている感じに仕上げてみました。
フロアーで使用した色はフィニッシャーズのカーボンブラックマットを使いました。
ブラックに近いグレーで色合いが気に入いているので、いろんな車種に使っています。
写真②
ドアトリム部分はセミグロスブラックを塗装しました。
ゲレードによってドアハンドルがシルバーやレッドで加飾されていますが
前回の記事にも書いたようにグレードが下のグレードなので、一切ありません。
ただし、カーテシランプはどのグレードも共通なので再現します。
ここでちょっと私なりのアイデアとして、赤い部分を塗装ではなく、余り物の
デカールを切り出して貼り付けました。
塗装より簡単で綺麗に仕上がるので、機会があれば試してみてはいかがでしょうか?
余ったデカールは色々使い道があるので、捨てずに取っておくといいでしょう。
ただ、あまり置きすぎると劣化して使えなくなるので注意しましょう。
写真③
サイドブレーキがハンドルのすぐ左側についています。
車の姿勢を瞬時に変えるときに使うのかなと思います。
後はハンドルにいくつものマークが付いてます。
実はこの目印はコ・ドライバーが持っているペースノートに関係します。
通常、コ・ドライバーはこのペースノート書いてあることをドライバーに伝える
役割を担ってます。
ペースノートには各コーナの特徴の詳細が書かれており、その中にステアリングの角度なども
表記されています。
ドライバーは舵角をステアリングの目印を目安に運転しています。
話は少しそれましたが、インパネはセミグロスブラックで塗装しました。
写真④
ボード部分もカーボンブラックマットで塗装してハイマウントランプなどはセミグロスブラックで
塗装しました。

実際ボディーを合わせると室内の状態は殆ど確認できませんが、製作途中でも
いろいろ自分なりの拘りで作り上げるのも模型の醍醐味だと思います。

では次にシートの製作に移ります。

019写真①
シートの真ん中に赤いラインが入ります。
本来はデカールを貼るのですが、今回は塗装で仕上げます。
ホワイトサフを吹いた後レッドを吹いた状態です。
写真②
セミグロスブラック塗装後、TRDのデカールを貼って座面部分はこれで完了です。
写真③
説明書指示ではシート全体がフラットブラックで塗装することになっていましたが、
やはりバケットシートらしさを表現するために背面はカーボン風塗装をしてみました。
以前隼の製作記で紹介したストッキングを使ったカーボン柄塗装です。
メタリックグレイを吹いてストッキングを被せた上からセミグロスブラックを吹きます。
そして仕上げにクリアーを吹きました。
写真④
カーボンの部分をマスキング後にセミグロスブラックを吹いてバケットシートの完成です。

では室内製作最後のシートベルト製作状況です。

029_2 写真①
キット付ではデカールによるシートベルトの再現となっています。
正直これでは少し物足りない気もするので変更したいと思います。
写真②
ミュージアムコレクションからリリースされている1/24シートベルトキット2脚入りです。
バックルはエッティング製で、ベルトは手芸用品店などで取り扱っている
サテンリボンを使用しています。
写真③
塗装が終わったシートです。
シートの質感を再現するために、クレオスのフラットベース(なめらかスムース)を
クリアーに混ぜて吹きました。
少々フラットベースを多めに混ぜてシートの質感を再現してみました。
写真④
完成したシートベルトとシートをゴム系ボンドで接着しました。
多少アバウトに配置してやることで自然な感じになります。

ということでここまで加工、塗装を施したパーツ達を組み付けます。
この瞬間は何度迎えても楽しいですね(^-^)

034写真①
空調パネルの変更とセンターコンソールのドリンクホルダーを削り取った状態が
確認できます。
写真②
シートベルトの存在感がよくわかります。
競技車両の演出には欠かせないアイテムですね。
写真③
ISOFIX規格に基づいたハーネスの取り付けもしっかり再現しました。
写真④
先に組み上がったシャーシーとドッキングです。
ここまで来るとあと完成は目前です。

さて内装の製作はこれにて終了です。
来週はいよいよボディーの研ぎ出し状況を紹介していきますので、
ご覧いただければ嬉しい限りです。

それではまた来週~\(^o^)/


ガンプラ、カーモデル、スケールモデルの模型工具専門店-スジボリ堂












 





2015年3月20日 (金)

今週も始まりました!
まこっちゃんのカーモデル製作記です。
先週のタイトルにエンジン・内装編と称して内装の紹介をしていませんでしたことを
訂正してお詫び申し上げますm(_ _)m
今週こそはということで、しっかり内装編を紹介させていただきます。


今回内装を製作するにあたり、市販車ベースということで、内装の内張りもそのままで
レース上安全を確保するためのロールゲージやバケットシート、4点式のシートベルトが
装備されています。
もちろんキットでも忠実に再現していますが、もうひと手間加えるための加工等を施工
したので紹介していきます。

05 写真①
リアシートの下側にシートベルト取り付けるための縦穴を4箇所開けます。
この部分はチャイルドシートを取り付けるため金具があります。
国際標準規格(ISO-FIX)で定められており、チャイルドシートを確実に取り付けるための
規格だそうです。
私も自分の車でその存在を確認しました。
写真②
シートもラリー車特有のでドライバー(左)とコ・ドライバー(右)とでシート形状が違います。
ドライバー側のシートはサイドのサポートがしっかりしているのがよくわかります。
写真③
ドライバーのシートの側面にシートベルトを通すための穴を開けます。
写真④
キットにはシートベルトがデカールで再現されているので、今回はミュージアムコレクション
で発売されているシートベルトキットを使ってリアルに再現してみたいと思います。

続いてダッシュボードとセンターコンソールの加工について紹介します。

010 写真①
キットのパーツは先に発売された86やBRZと同じ内装のものが使用されています。
ここで注目したのが、空調などの操作パネルです。
キットの物はグレードとしてはGTもしくはGTLimitedの標準装備されたものになります。
しかし画像資料を見ると空調パネルがGかRCのグレードのパネルなので
作り替えてしまいます
写真②
センターコンソールのサイドブレーキ横にあるスイッチがあります。
これはシートヒーターのスイッチなので必要ありません。
またドリンクホルダーも必要ありません。
写真③
プラ板を使用して資料通りにパネルを作り替えました。
写真④
ドリンクホルダーを削ると貫通してしまうのでプラ板で穴を塞ぎました。
以上で主だった部分の加工は終わりです。

続いてシートの穴開けについて紹介します。
冒頭でも紹介させていただいた穴あけですが、今回はその方法をご覧下さい。

014 写真①
ドライバーのシートの穴あけは0.8mmのピンバイスで開口してから棒ヤスリなどで
形を整えます。
パーツにあらかじめシートベルトを通す穴がモールドになっているので、それを参考に
開口しました。
写真②
リアシートにも縦に長い穴を開けるのですが作業しやすいように裏から開口します。
穴との間隔を10mmにして両端に長さ3mm幅0.5の穴を開けたいので、ガイドテープ
で幅を決めて0.5mmのピンバイスで3mmの長さになるように穴を開けます。
写真③
ここで穴と穴の間を0.5mmのタガネで貫通させるように彫り込んでいきます。
写真④
完成です。
タガネは通常筋ぼりで使うことがほとんどですが、工夫次第でスリットなどの加工も
応用が利きます。

といった感じで内装の加工は終了です。
次回はこれらを塗装して内装を完成させるまでを紹介していきたいと思います。

本日はここまで、また来週お逢いしましょう!

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2015年3月13日 (金)

今週は異常だろうと思える天気で散々な一週間でした(;´д`)
特に月曜日は午前中大雨、午後から大雪と強風とまるで悪天候のセットメニューのような
1日でした。
まだまだこれから油断のできない日々が続きそうです・・・・

では、今週も86の製作状況を紹介したいと思います。
先週の記事でボディーの塗装・デカール貼りなどを紹介しました。
デカールの乾燥を終え、マルチトップクリアーでコートしました。

034ウレタンコートする事で、タッチアップした箇所が目立たなくなりました。
完全乾燥までしばし乾燥ブースで眠ってもらいましょう。
一応1~2日で乾燥するとあるので、その合間に他の作業ということで
シャーシやエンジン部分の塗装及び組立をやっておきます。

05 エンジン周辺を合わせても6点ほどのパーツ構成で成り立っています。
少数のパーツでこれだけ再現できるのはさすがタミヤですね。
エンジン側、シャーシ部分は殆ど塗り分けの為、マスキングに結構時間を費やしますが
シャーシも裏側もしっかりと実車同様の再現がされているのできっちり塗り分けます。
最近は上げ底タイプのパーツ構成が多く特に国産の市販車などのキットは
このタイプが多くなっってますね。
しかし、手軽にリアルな再現ができる一方でマスキングのや塗り分けに費やす手間が
若干増えた気がします。
パーツ数が多い少ないどちらがいいというのは好みの問題ではあると思いますが、
立体的に見せるのであれば、やはりエンジン、シャーシは別パーツ化する方が
作りごたえから言っても私は好きかもしれません。
ただ、キット自体の値段も少々高くなってしまいそうな気もしますけどね(^^;


では今週はこの辺にして、来週は室内の製作について紹介していきたいと思います。
ではそれまでごきげんよう(^-^)




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2015年3月 6日 (金)

 さて3月に入りもう1年の1/4が過ぎてしまいました。
年齢を重ねるごとに時間や月日の流れる感覚が早く思えてくる年頃であります。
最近は有効に時間を使うという事の大事さを思い知るようになりました。
この製作記でも、できるだけ効率が良い作業の工程を目指して取り組んでいます。
そんな事で、今週もお付き合いください(*´∀`*)

先週の下処理に引き続き、ボディーの工作です。
今週は塗装とデカール貼りの紹介をしていきたいと思います。
では初めに塗装の工程です。

028今回のカラーリングはシルバーを主体に部分的にブラックの2トーン塗装となります。
手始めにシルバーの発色を上げるためにガイノーツの黒サフを吹きます。

023指定色のシルバーマイカを今回はブラシで吹くので、スプレーの出口にストローを取り付けて
瓶に移します。
瓶に移された塗料には缶スプレーに充填されているガスが混ざっています。

攪拌棒などで塗料をかき混ぜながらガスを抜きます。
その際激しく混ぜるとガスが膨張して塗料が溢れてくるので、優しく撹拌してくださいね。

シルバーの塗装と一部ブラックの塗装が終わった後に、デカールの定着が良くなるように
1度クリアーを吹いておきます。

では次にデカールを貼っていきます。

024 デカールはかなり大判です。
しかし慎重に貼っていけば難しい作業ではありませんが、私の技術不足で破れてしまった
箇所が数箇所できてしまいました。
また寸足らずの箇所も数箇所あったので、この部分の修正もやりました。

033 デカールの破れた箇所や寸足らずの箇所にミスターホビーのシャインレッドとガイア
のピュアブラックを使用してタッチアップしました。
これでクリアーを吹けば殆ど目立たないはずです。
フェンダーなど、縁の部分にタッチアップすることで、見栄えが結構違ってくるので
この作業は意外と重要です。

といった感じでボディーの塗装とデカール貼りが終わりました。
数日おいてデカールの定着と乾燥具合を確認した後ウレタンクリアーを吹きたいと思います。

これでボディーの大まかな作業工程は以上です。
次回もボディーにウレタンクリアーを吹いたその後いついて紹介していきたいと思います
のでご期待下さい(´∀`*)




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