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2013年5月

2013年5月26日 (日)

デビルマンレディー その6

ずいぶんと周辺も暖かくなって来ましたが、気温の変化が結構激しいので皆さんも風邪などにはご注意の程を!
デビルマンレディーもこんな姿で風邪などひかない物か?心配ですが、そんな心配はよそに、今回はお顔の、特に目元回りの塗装です。

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画像1、左画像は前回の物に瞳孔部を小さめに描き込みます。まだオッペケ状態ですね。
右画像では瞳孔を中心に瞳部分を。この際に瞳孔部を中心に全体の大きさや向き、位置などを微調整して行きますです。瞳孔部は薄らと残る程度に。

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画像2、左画像では瞳の内側部の虹彩部を気持ちホワイトで色味の変化をつけます。そして瞳孔部は濃いめのブルーにてちょこんと描き込みます。どうしても小さなサイズですとまん丸に描くのは厄介ですので、おかしくなった際にはトリミングにて修正します。
右画像では瞳孔部で使った色にて上部瞼のアイラインを描きます。これで目元はかなり引き締まって来ましたです。

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画像3、左画像では上瞼上部の二重のラインを強調しながら、下瞼内側のラインも描いて行きます。微妙な色味の違いには細心の注意が必要です。
瞳の外周部も輪郭がハッキリする様に必要に応じて強調しておきます。
右画像では瞼内側の眼球の境目のラインを極端なコントラストが付かないように注意しながら、それでいてしっかりと、塗り分けして行きます。

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画像4、左画像で睫毛の表現を。
今回はややオーバー気味に描き込んでありますが。実際のサイズではさほど気になりませんです。スケールエフェクトの意味でもここはやや大袈裟にしてみました。
右画像では眉の描き込み。原作のレディーもちょっぴり意識しながら、キュッと持ち上がるラインで気丈な性格を加味してみましたが。

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画像5一応目元回りの仕上がり状態です。
この後もクリアを入れたり、気持ち修正は入るのですが、おおかたイメージに近く仕上がった状態です。
同時に口元の紅の表現もしておきましたので、女性らしさは結構出せたかな?

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画像6は作業の画像よりもやや下アングルからのお顔の仕上がりの一枚。
気持ちうつむき加減に下から突き上げる視線が彼女の物悲しげな哀愁を感じさせるポーズも、こうした作業の画像ではイメージが伝わりにくいのかもですので…、一応。
こうしてお顔が決まってしまうと、やはり息吹が伝わって来ますです。
この後はトントン拍子で進む、筈なのですが…?

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2013年5月19日 (日)

デビルマンレディー その5

本日の朝刊のお話ですが、2050年までの高速道路無料化を断念する事が明らかになったとの事。減価償却の目処がその頃合いだったようですが、正直、あっ、そっ、て感じ。お役所仕事は当てにはしていませんし、そもそも、それまで生きていられるとも思えません。しかしながら元来が蚊帳の外的な感覚が、ちょっぴり悔しいかも、なんて思っちゃいました。
と言う感じですが、デビルマンレディーはそんな時事ネタとは無関係に進んでおります。
お肌のハイライト作業を中心に今回は進みますです。ただし、変化の程が分かりにくっ!

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画像1、肌のハイライト部分の第1弾状態。
前回のお肌の基本色よりも明度を上げた色にてハイライト部分を塗り重ねて行きます。実際にはこのレベルでかなり立体感が増していますがまだまだ全体的に粗さが目立ちますね。
基本はやはり薄く薄くの塗り重ね!これ大事!!

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画像2、肌のハイライト部分の第2弾状態。
画像1よりもさらにホワイトに近い色にてハイライト部のトップの表現を重点的に塗り重ねます。腿からヒップラインまでの流れるような曲線部は特に色のグラデーションに注意が必要です。ついでにこの際なので目にもホワイトを。
画像ですと本当にわずかな違いですが…。

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画像3、ハイライト処理にて付き過ぎたコンストラストを押さえる作業。
極端に付き過ぎたハイライト部やシャドー部との対比にて極端な表現になってしまった部分、この辺りの違和感を押さえる為に当初の肌の基本色をハイライトとシャドー部、そして基本色を含めた色の境目を中心に薄くフィルターを掛けるように塗装します。
そうする事で全体の色味の違いや各色の境目辺りの不自然さを解消し、かつ全体の色調に均等な統一感を出す事ができます。
しかしながら上の画像との差は、分かりにくいのです〜!

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画像4、シャドー部分の第3弾状態。
画像3での作業にてやや存在感の弱まったシャドー部に濃いめの赤っぽいオレンジにて最シャドー部に塗装します。全体をピシッと締める事で基本色やハイライト部の色味を強調できます。
さらに全体的に基本色自体の黄色味をやや押さえながら、要所の赤味を加えるように軽くフィルター処理を施して行きます、本当にわずかな色味が付く程度なのですが後の印象はかなり変わってくる訳です。今回のハイライト処理の効果をさらに上げる為、ですね。
この後も肌の色味にはまだまだ手が入りますが、今回の作業であくまでも大まかな肌が塗り終わった事になります。
今回は一つひとつの違いが画像では本当に分かりづらいのですが、確実に仕上がりに近づいて行っておりますです。しかも時間が結構かかっています。
女性のお肌、必要以上に手がかかりますね〜♪
と言う感じですが、まだまだ続きます!

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2013年5月12日 (日)

デビルマンレディー その4

どうにも天気がパッとしませんですね〜!天気が良いからと言って特別な事をする訳でもないのですが、やりたい事ができない状態が長きに渡り続くと、ストレスが溜まります。
ストレスは健康的にもあちらこちらに悪影響ですから、早くお天気になってほしいところです〜!今月末から来月中旬辺りまでは運動会シーズンですし、ね。
と言う事で今回もデビルマンレディーの塗装が進みますです。

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画像1、肌の色第1塗装段階の状態。
前回ようやく下地塗装のグレー色まで漕ぎ着けましたので、本格的にお肌の塗装です。
第1段階と言いながら、肌の基本色はこの状態で5回程薄塗りにて処理してあります。下地にグレーを使った為に、なのですね。
まだこの段階ではかなりの色ムラが有りますね〜。

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画像2、肌の色第2塗装段階の状態。
ここまでで十数回程塗り重ねてようやくこの状態。場所によっては未だにグレー色が見え隠れしていますが、基本塗装はこの程度でよろしいのでわ〜♪
お顔のムラはかなり気になるところでは有るのですが…。

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画像3、シャドー部分の第1弾状態。
くすんだオレンジに肌の基本色を混ぜてシャドー部を塗装して行きます。この際も薄く薄くが基本です。出来るだけムラのないように行きたいところですが、濃いめの色はどうしても…。後の行程で如何様にもなりますのであまり神経質にならなくてもOKです。

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画像4、シャドー部分の第2弾状態。
第1弾の作業を同様に繰り返して行きます。今回は始めよりもやや丁寧に、そしてしっかりと暗部を強調して行きます。結構良い感じにはなって来た?かな??

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画像5、シャドー部分の第3弾状態。
第1・2弾の色味に赤を加えやや濃くした色でさらに暗部を強めて行きます。アップ画像ではややコントラストが強めですが、このくらいでの塗装がイメージ的に掴みやすいです。
今回の肌の塗装では3色程しか使用していませんが、シャドー部を塗り込むだけでもかなり立体感が増すのが分かります。
食玩等の基本塗装に、ウォッシングの要領でシャドーを付けるだけでもかなりの効果がある、と言う事なんですよね〜!
次回はハイライト部の処理を中心に、の予定です。

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2013年5月 5日 (日)

デビルマンレディー その3

GWも後半、相変わらずのお天気模様にはすっかりと気を落としている方も多い事でしょう。まあ、北海道限定かもですが、これは景気の回復にもかなりの悪影響、この先が思いやられますです〜(泣
私の方は?と言いますと、今年はなぜかこの連休中には本業の動きが鈍く、おかげで映画三昧、お方付け三昧、そして模型三昧な日々?で過ごしておりますです。
とは言え、現在進行中のデビルマンレディー、必要以上に手が掛かっておりまして…。

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画像1、なぜかスクラッチとなってしまったヘッドを焼いた状態。
今回は一度ボディーと切り離しての焼きの作業です。オーブン粘土を使ってしまったのでボディーごとは焼けないから、ですね〜!
スカルピーやフィモ等のオーブン粘土の焼き固める作業、私の場合は深めの鍋型ホットプレートを使っています。大型の物は無理ですが、小型の物にはもってこい。150℃くらいで30分程度でしっかりと焼き固まってくれますです〜!
オーブン粘土、焼きが甘いとその後ボロボロと崩れてしまいますし、片焼き状態でも同様に扱いにくい仕上がりになってしまいますので、しっかりと一定温度で時間をかけるのが良いようです。
お手軽なオーブントースターの場合、温度調整ができない物が多く焼き焦がしてしまう事も多々有ります(経験上)。それと焼く際に出るガスが体身はよろしくない物らしいので。日常使っている器具は出来るだけ避けて、専用の物を用意した方が良さそうなのです。

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画像2、ヘッドを仮組して各部の造形部分をエポパテにて追加して行きます。
頭部の触覚部はさすがにオーブン粘土では強度的にも問題アリでしたので後付けです。アルミ板を芯にエポパテを盛りつけます。
同時に頭部と首の接合部分や手足の爪等も追加します。
やはりいつも以上に手間が…、トホ。

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画像3、幾度となくパテを盛ったり削ったりの繰り返しのボディー。
なんと言っても女性の柔肌、ですのでしっかりと時間をかけるのは当然の事、なのでは有りますが、もはやリペイントの為の作業ではなくなってしまっています。いくら素材が良かったとは言え、ちょっとやり過ぎ?
しかしながら、こんな面倒な作業の繰り返しが仕上がり時に大きく大きく影響して来てしまう物ですから…。

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画像4、オリジナルの着色部はほぼ生きていない程に溶きパテにて全塗された状態。
普段ならば決してここまではやりませんです、ハイ。レジンやソフビのキットを仕上げるのとほぼ同等の手間暇です、ハイ。当初ここまでの思い入れがあったとは決して申しませんです、ハイ。成り行き、あくまでも、なのです、ハイ。
と言う事で、ここまでで造形部分のほとんどが終了、やっと?

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画像5、ようやくなんとか塗装に漕ぎ着けました。とは言っても下塗りのみ、ですが。
パテのグレーに近いセラムのグレーにてしっかりと下塗りして行きます。一度サフを掛けたいところなのですが、材質的に怪しいPVCが使われている為、今回はサフは見送り、後戻りはできませんが、薄めに何度も丁寧に下塗りをして行きます。この段階での色むらはお肌の露出の多いアイテムの場合には後々命取りになりがち、時間をかけてしっかりと丁寧に、です。厚塗りの筆ムラも要注意ですので、薄く何度も重ねて行きます。
思いの他時間がかかってしまったデビルマンレディーの造形部の修正でしたが、この後の本格的な塗装でどんな事になって行くのか、実は私自身がもっとも気になるところなのでありました〜!!

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