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2014年1月

2014年1月26日 (日)

1/8コブラ その1

今年の天候は今のところ例年よりも穏やかに推移している様にも見えますが、まだ1月、油断は大敵でして、北海道の冬はやはり2月が山場です。我が家の水道も凍結防止に毎日落としている物の、日中でも2度程完全凍結してしまいました。夏場ではおおよそ考えなくていい作業が、冬はてんこもりなのですよね〜♪
徐々に積もる雪に道路幅もかなり狭い事になってきています。何をするのも時間がかかると言う季節、早く春が来ない物でしょうか〜!?その前にオリンピックが!!
今回は以前に制作しましたドミニクとセット物のコブラです。バンプレストの約1/8スケールのプライズアイテム。塗装がなかなか悲しい出来なのですが、造形は割合に良い出来なのです!
今時期なぜコブラなのかは、はなはだ?ですが…(笑

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画像1、今回のアイテム。
以前の作例でご紹介しましたドミニクとのセットでの商品のコブラ。プライズ品ですので期待を大きく持って見てしまうと厳しいアイテム。大方の造形はまずまずの造りですので、そこに今回も期待しながら、と言う事に。

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画像2、オリジナルその1。
なかなか素敵なフィギュアの少ないコブラ物にあっては貴重なアイテムなのです。塗装は気持ちトーンの変化をもたせる為にブラシ処理が施されている物の、あくまでプライズレベルは脱していません。現在では入手も簡単では有りませんので、やはり貴重品?

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画像3、オリジナルその2。
ドミニクの際もそうでしたが、フィギュアのボディ側面のパーティングライン回りはかなり雑な仕上げ処理になっています。この辺りは大幅な修正が必要になります。頭部の髪の毛の分割面の接合部辺りもデリケートな部分の割に仕上がりが雑になっています。

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画像4、お顔のアップ。
ドミニクの場合にも全く同じ状態でしたが、このフィギュアの最大の肝は目。なんともマンガチックな表現になってまして、ここのみを塗り直しただけでもその印象は全く違う物になるのは明らかな箇所なのでした。なんとも勿体無い

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画像5、修正その1。
と言う事で上記でお話しした箇所を随時修正して行きます。そのほとんどが側面上下全体に渡るパーティングライン回り。削りながらパテにて気にならないレベルまで修正します。かなりのボリュームになっていますですね〜♪

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画像6、修正その2。。
ここまで全体に手が入るのも珍しいのですが、修正した分、仕上がりに大きく影響するのは言うまでもありません。良くなる為のちょっとした(?)苦労です。
こうして見ると目の塗装以外にもどことなくアニメチックな造形のお顔なのが分かってきます。果たして大丈夫なのでしょうか?

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画像7、下塗り。
上の修正の後髪の毛回りにも若干手が入っています。
お肌とコスチュームはベースの色に近い色にて下塗りを済ませました。まだ全体の印象が変わるには至っていませんが、ベースの下塗りはその後の作業に大きく影響しますので、出来るだけ筆ムラのでない様に気を使います。
次回は本格塗装にて大きく進展する予定なのでした〜♪

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2014年1月19日 (日)

ガルパン 秋山優花里 その3(最終回)

年末年始としばらくひいていなかった風邪、ひいちゃいました。一昨年の暮れ辺りにガッツとこじらせ、昨年のお正月は寝込んでいましたから、今年はそうなるまいと頑張っていましたが、今頃になって…。年を重ねるごとに単なる風邪とは言え、症状がだんだん重くなっている気もします。
そんな体力が落ちているとき、思わず気持ち的にもなよってしまう傾向、有りませんですか?なんだかネガティブな自分に苛立ちすら覚えるものの、その矛先って何所にもぶつけ様が無いものなのですよね。
まあ、私はそんな体力や気持ちの時には、デリケートではない模型の地味な作業で取り繕いながら気分をごまかしているんですが…。
まあそんな事はどうでも良いのですが、秋山どのも今回で完成となります。

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画像1、前回に続いて細部の調整。
あちらこちらの微調整をして行きます。
悩みどころが髪の毛の仕上げをどうしようか?と言う事。ベタ塗りではあんまりですし、細かく描き込んでもイメージが変わり過ぎ!?

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画像2、完成のぐるり全周その1。
上の画像とそんなに変わっては見えないのですが、一応の完成の姿。
けっこうあちこちと、その後に手は入っているんです。
悩みどころの髪の毛は画像のサンプルバージョンに似せてハイライト部は線を描き込んでみました。あくまでアニメらしい表現なのですが、生のサイズでは妙に馴染んで見えるから不思議です。個人的には初の試み。なるほど、ですね〜!

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画像3、完成のぐるり全周その2。
今回の秋山どの、やはり見せ場のポイントは目と背中のあんこうマーク。この辺はデカールが用意されているらしいですが、意地でも手描きにこだわりたい部分。人に見せても大体がこの二ヶ所についての話しになります(笑
従来は手を出さないジャンルでしたが、最近では全く抵抗無くなってきているのがちょっと怖い!?のですが…。

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画像4、お顔のアップ。
さすがにこのスケールをこのサイズにしてしまうと粗がかなり目立ってしまいます。画面からちょっと離れて見てね!
既に目と手がついて行かん〜!なんて言ってないでもっと精進ですか。
髪のハイライトのラインもよく分かりますが、よく見え過ぎて、もっと丁寧に描き込めよ!!ってことになっております。
頬の気持ち赤らんだ部分も追加処理しています。原画ではさらにハイライトの小さな白っぽい丸も有るようなんですが、そこまで原画には頼らないとします。

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画像5、1/35フィギュアと並ぶと。
通常の1/35のフィギュアと並んでみたところ。左はドラゴンのインジェクション、右はホーネットのメタルフィギュア。同じスケールとは言え全く違いますよね〜!
なんといってもこうして並んだ際の秋山どのの存在感。戦争ものフィギュアはどうしてもダークな仕上げになりがちですが、そんな中ではひときわ目立つ色相です。これはリアルな戦車模型の傍らにいてもそんなに違和感は無いですね。勉強になります!

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画像6、各種スケールのフィギュアと並ぶと。
手元近くの色々なスケールのフィギュアを並べてみました。手前左はイタレリの1/72、中央はプライザーの1/72、右手前はボトルキャップのSWモノ。秋山どの右後ろの足が前回のキューティーハニー1/16で、さらにボケた後ろの肌色の脚らしきものが以前の不二子ちゃん1/7なのであります。節操も何も有った物ではないのですが、それぞれのスケール上での表現方法が、やはり存在するのですよね。そんな意味では1/35はやはり外せないスケール。目に鞭打っても、今後も頑張らなければ、です。

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画像7、お決まりの背景付き。
劇中の一場面をお借りしてみました。やはりアニメ物にはアニメ用の背景がしっくりと来ちゃいます。
バックの出力もいつもはA4サイズですが、今回はフィギュアに合わせてA6と小サイズ。

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画像8、今回の決めの一枚。
車両の整備風景をバックにたたずむ秋山どの。
キャラの性格を未だに把握はしていない物の、お茶目でけなげな割にしっかりと芯の通った、やる時ゃやる、女気溢れるキャラなんでしょうね、きっと(思い切りの憶測)。
何度も言いますが、同スケールの兵隊さんフィギュアの何倍も時間がかかります、この手のアイテム。やる際には存分に心して取り組む事をお勧めいたしますです〜。
あとは西住どのが残ってますです…。

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2014年1月12日 (日)

ガルパン 秋山優花里 その2

いつの間にやら今年も始まってしまっている訳ですが、特段何の変化もないままにお正月も終わってしまい、寒さばかりが募っておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?幸いな事にまだ雪の量も驚く程ではなく助かっていますが、この後、ドカッとくるのでしょうね。雪かきの際の中腰姿勢が腰にはかなりのダメージでして…。年々、雪と言う奴がかなりの強敵に思えてならないのでした〜♪
そんな中の秋山どのは着々と進行中なのですが、やはり今となっては50mm辺りのサイズの物はかなり目に厳しいです。しかもアニメ物と言う事も有りあまりにも外した解釈での処理も出来ない訳で、様々な縛りの中で格闘している訳なのであります!
おじさん的にはいろんな意味でキツイのかも!?(笑
いまさら頓挫も出来ませんから、頑張りますよ〜!!

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画像1、色味を乗せて行きます。
前回の下塗り状態に各々の部署の色を加えていきます。髪や目、コスチュームやお肌の調子なんかも、少しづつ、です。髪や服の色味のムラで塗料の薄塗りが見て取れると言う物です。この段階ではまだなんだかよく分からない物、ですね。

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画像2、お顔。
あくまで全体が同時進行でして、お顔だけではないのですが、とにかくイメージがガラリと変わるのはお顔が描き込まれた状態なのであります。
全体的にはシャドー部やハイライト部をそれぞれに手を加えて行きます。
お顔部はその面積のかなりを占める目が重要に。資料とにらめっこしながら描き込んで行きます。1/35の兵隊さんのリアルな目と比べると約10倍程大きいのでありました!とは言え、瞳の色分けもけっこう幾重にも各種色使いがなされているようで、このサイズで忠実に、と言うのはけっこう大変。細部は後に手も加えますから、この段階では大まかな形状と位置決めがポイントでしょうか。
髪の毛にも気持ちですがシャドー色が入ってきました。

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画像3、さらに細部を描き込みの作業。
瞳部の各種色分けをした状態。この辺は資料を注意深く眺めなくては全く違う事になってしまいます。従来の目のイメージとは全く違いますからね。しかもモチーフがアニメですから、ほんの僅かな違いが全くの別人になってしまう恐れも。
コスチュームやその他のお肌も同時に僅かに進行中。ここまで来ますとなんだか見た事が有るような、無いようなイメージが伝わってきます!?

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画像4、全体の細部にも手が入ります。
お顔がおおよその段階まで来ますと、その他の細部にも各種の色が入ってきます。
髪の毛のシャドーやハイライトもまだまだ行ったり来たり…。
コスチュームやブーツの細かな色やトーンの変化も加えて行きます。
この段階で9割がたは進んだと言えるでしょうか。

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画像5、画像4の背中面。
当然ながらフィギュアの背面も常に同時進行、当たり前ですが…。
今回のポイントの一つが戦闘服背中のあんこうマーク。私は全く詳しく知らないところですが、こんな感じで付いている、らしく…。一応手書きにて描き込んでみました。デカールも有るらしいのですが、そんな知識も全く存じませんです、ハイ。お顔の目よりは大きめですが、かなりちっこいあんこうマーク。
てな感じで次回は完成予定、ですね!
ただし、このシリーズの西住みほどのも同時に預かっていますが、そちらはいつ、どうしましょうか〜?兵隊さんの3〜5倍は気を使いますよ〜!!今年はアニメの映画版も公開予定とか、まだまだブーム(?)は続きそうですが、昨年来の1/1西住どのバストも止まったまま、果たして私の気力がどこまで続くのでしょうか??(笑

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2014年1月 5日 (日)

ガルパン 秋山優花里 その1

明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
あっと言う間のお正月休み。何をしていた?と言う記憶すら定かではないのがお正月とゴールデンウィーク、そしてお盆のお休み。長いようで短い、そんなお休みはみなさんどう過ごされましたでしょうか?
今年こそはやるぞ、色々と!と思っているのは今のうちだけで、毎年なかなか実現しませんが、死ぬ前には方付けなければならない数々のアイテムが山積みなのですから…。まだまだクタバル訳には参りませんです〜♪
あれやこれやと有るアイテム、最近では何が有ったのかもうる覚えな事に。休みの間にお部屋の掃除とともに、キットやフィギュアのチェックなんかもやらないと…。

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画像1、謹賀新年。
仕事柄年末になると年賀状のお仕事も結構な数になります。そんな中の年賀の中からの一枚の画像がこれ。
お米に文字と絵柄を描いたもの。もちろん私が描いて撮影した物です。たまにこんな遊び心も本業の中で生かしているのですね〜。4mm程の長さのお米ですからちっこいです、とっても!裸眼では私にもなんだかよく分からんもんです(笑。
日々の模型もここ最近では大きさに拍車のかかりがちな事になっている私の模型のスケール。たまにはしっかりと小さい作業もやっておかないと、ですよね。

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画像2、秋山優花里どの。
さて、ここからが今年の第一発目の本題。今回はなぜかまた、ガルパンネタ。所属のクラブの中の一人O氏が昨年からやたらとガルパンにハマっておりまして、O氏用に塗装して行く事に。気楽〜な感じで受けてしまいましたが…。
今回のアイテムはモデルカステンから出ています1/35のレジンキット。キットとは言っても一発抜きの1ピース物。全高で53mm程ですので食玩よりも小さい、かも。

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画像3、キットオリジナル状態その1。
1/35の兵隊さん関係は割合得意な分野ではありますが、こういったキャラ物でこのスケール、かなり戸惑いますです。レジン製とは言ってもこのスケールですので出来はかなりいい物では有りますが、修正は必要、です。
特にボディー横に上下に渡ってのパーティングライン、コヤツがけっこう厄介です。昔のガレキ物なら当たり前のこうした合わせ目の段差、今時珍しいくらいにズレまくり、しっかりと削って段差はなくさないとけっこう目立ってしまいますよ、これは。

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画像4、キットオリジナル状態その2。
秋山優花里どのがどんなキャラなのか?未だによく分からないのですが、と言うか、ガルパン自体その存在程しか認識していないただのオヤジですので、多くは語れません。
ですが、資料を探して眺めていると、ん〜、こりゃかなり良い出来なのですよ。どれほどの数を販売しているのか?気になりますが、しっかりと塗装して完成させるのはごく少数でしょうね、なにせ小さいですんで。
このキットを持っている事自体が大切なんでしょうな、きっと。

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画像5、修正。
なんだかんだと言っても手を動かさなければ進みません。と言う事でキットの気になる部分は修正です。先に述べた合わせ目の段差は徹底的に、その他の細かな部分もちょこっと手を入れます。ってか、この作業がけっこう時間がかかっちゃいます。
それにしても首、細っ!

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画像6、下塗り。
ある程度下地の修正が済んだところで下塗りです。
修正箇所も気になるパテ色なので、明るい部分は一度フレッシュで塗り、暗めの部分はコスチュームのダークブルーで塗っておきます。
明るい部分はお肌や白系の色が後々加わりますので修正の際のパテとの色のコントラストが後々出にくい様に、ということ。
兵隊さんフィギュアの様にサクサクとは作業が捗りません、目にもとっても厳しいサイズですし、先が思いやられると言う物です、どうなる事やら?新年早々(笑。

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