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2014年4月

2014年4月27日 (日)

1/16フィギュア エルンスト・ウーデット その1

ゴールデンウィークが昨日辺りから始まったみたいですが、前半は飛び石連休?のせいか大型連休の気配が全く感じられませんです。わざわざ混み合ったお外に出るのも嫌ですし、やらなきゃならない事は盛り沢山。やはり今年も普通の生活、みたいですね。
ここしばらくはお姉さん系も含めたリペイント物が続いていましたが、今回はしばらくぶりの本格的正当派路線(?)の模型制作などを行ってみる事に…、言ってみると何の事は無い普通のプラモデル、なのですが…。
プラモと言いましても、私の事ですので、一応フィギュア制作と言う感じです。

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箱絵と本人画像。
エルンスト・ウーデットとは第一次世界大戦におけるドイツ空軍のエースパイロットのひとりで、飛行機モデラーの中ではご存知の方も多いのでは。私は知っているだけで詳しい事はさっぱりと?なのですが…。
今回の物はミニアート社から出ている1/16サイズののインジェクションキットです。

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画像2、キットの状態と本人の肖像画。
この手にありがちの、箱は普通サイズなのに中身はこんだけ〜?状態。フィギュア物は割とこんな感じが多いです。付属のベースがオシャレですが。
下はご本人の肖像画?上記の写真から起こした物でしょうか?カッコいいです!

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画像3、仮組みその1。
バラバラのキットのパーツを一応仮組しての状態。仮組とは言え、なんとも不自然な体のバランス。これは先が思いやられる状態なのですよね。
フィギュアとしてはけっこう良い感では有るのですが。どうなりますやら?

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画像4、仮組みその2。
全体的にはいい感じの造形です。大きな所での破綻は有りませんし、若干ポーズに手を加えればいい物になりそうな予感なのであります。でもちょっぴり不安。

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画像5、修正その1。
脚の付け根付近の両方の接着の角度を調整しながら膝下のパーツの角度やバランスを調整します。この際には空洞のパーツ内にグルーガンで中を埋めておき、真鍮線等で角度を調整すると作業が捗りますです。手や頭部も同様に加工して気に入るアングルを探します。接着部分はエポパテにて隙間を埋めながら形状も整えておきます。

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画像6、修正その2。
ポケット部や皺等もパテにて追加工作。ホットナイフやハンダゴテでプラの形状に手を加えるのもよろしいかと。プラですから色々と加工はしやすいですしね〜♪
何となく形になってきた所で気になってきましたのが頭部。フィギュア的には格好の良い物では有りますが、先のご本人画像と見比べますと、全くもって似ていない…。
と言う事で次回は頭部もスクラッチしちゃいますか!?ってな事に…。
あらあら結構厄介な事になりそうですね、やっぱり一筋縄では行かないみたいです。

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2014年4月20日 (日)

ウォーキングデッド ミショーンのゾンビ その3(最終回)

もう間もなくでゴールデンウィークなんですね。人混みが苦手なので、その間は出来るだけひっそりと過ごすのが当たり前の様になっていますが、かと言って模型制作が捗ったためしも有りませんです…。今年はどうなんでしょうか〜?(笑
以前、春の雪融けと共に色々な物が顔を出すとお話ししましたが、このゾンビとやらもそうなのでしょうか。冬場のゾンビ設定の映画も有るにはありますが数は少なめ。やはり夏場の方が似合っていると言う感じ?冬場だとヴァンパイアものは似合いますけれどね…。
それじゃあ、そろそろ出てきますか?ゾンビが(笑
と言う事でゾンビ君も最終回です。

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画像1、完成直前。
本体の塗装は前回迄でおおよそ出来上がっておりますが、後ひと手間、なのでした。
そのひと手間が髪の毛だったりします。所々だらりと見える様にナイロンのウィッグから数本拝借して接着しました。生え際も出来るだけ自然な方が馴染みますが。

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画像2、完成その1。
髪の毛の調整やタイトル部分がモノクロバージョンで寂しい物ですから、赤にてちょっぴりアクセントを付けてみまして一応の完成なのでした
ん〜、なかなか雰囲気が出たのではない、か、な?

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画像3、完成その2。
皮膚の裂けて肉が見えている部分や目玉、鎖部分にはしっかりとクリア塗装を施してあります。質感の違いがリアルさに追い討ちをかけるのですが、今回の場合あまりリアルなのはちょっと…。

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画像4、完成その3。
髪の毛もやや引っ張ってウエーブを付けたり、長さを調節してあります。
口元部分、語るには…。やっぱ怖い!

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画像5、完成その4。
皮膚の細かな描き込みがアップ画像ですとややオーバー気味に見えちゃいますが、生ですと案外しっくり来ていますです。
まあ、誰が見てもこれが貯金箱とは思わんですよね〜♪こんなんにお金は入れたくもない!?というか、飾っておくのも普通的にはちょっと、ですよね(笑

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画像6、完成その5。
デニム素材の雰囲気も割と出ているかと思いますが、しっかりと所々に血痕は付けてあります。タイトルの部分的な赤のグラデーションもしたたる血っぽくグラデと簡単な滴りを加えてみましたが、どんなもんでしょ。

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画像7、頭部のアップ。
嫌ですね〜、怖いですね〜、何でこんな物が好きなのか、で、作ったりするのか?自分でもよく分からないのですが…。このゾンビには間違っても走って動き回って欲しく有りませんね。鑑賞には小さめに見える様に画面から距離を置いてくださいね♪

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画像8、お約束の背景付き画像その1。
こんなバックですとなんだかゾンビと言うよりもヴァンパイアっぽいかも!ファンタジーっぽい結構良い雰囲気です。以前のゴラムとも通じる部分が有りますです。

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画像9、お約束の背景付き画像その2。
以前のバブルヘッドナースの時の物と同類のバック。グロさが意図的に演出された感じ?作られた恐怖感が有って、ゲームの背景っぽいでしょうかね。
これはこれで結構怖い。

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画像10、今回の決めの1枚。
怖いのはなんと言っても日常の風景の中に存在するゾンビです。一見不自然な気もしちゃいますが、こういった何気ない普通の生活の場っぽさが、よりいっそうリアルに見えるのです。あなたの後ろにも、ほらっ!みたいな(笑
今回は貯金箱でのゾンビだった訳ですが、模型の素材としては身の回りの物全てがこうして形になってくれるのが面白い所です。モノ造りの楽しみが広がると言うものですね〜♪
まあ、わざわざこんなグロい物に手を出さなくても良い訳なんですが…。
私個人的には今回のゾンビ君、結構お気に入りに仕上がってくれたのでした!
次回は久々に正当派路線の予定(?)なのでした。

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2014年4月13日 (日)

ウォーキングデッド ミショーンのゾンビ その2

4月も半ば、入学や入社も始まった方も多い筈ですね。新年度の始まりとしての4月は大きな節目の月です。最近はろくに外出も出来ないまま季節感もなんだかよく分からない状態が続いているのが私なんですが、健康にもなんだか悪そうですね〜♪
この後は車のタイヤ交換をしたり、自転車に乗り回したり、出来ますでしょうかね?
前回からのゾンビですが、進めるうちに案の定グロくなってきてしまいました!このフィギュアがドラマではなく原作のコミックのバージョンらしいのを考えると、どの辺で手を打つのがいいのか…?と言う事になってきています。

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画像1、お肌の調子。
前回は結構黄色い肌にしていました。それを徐々に明るめの肌色っぽく立ち上げて行きます。下地の黄色も残す様に全体に明るめの肌の色を幾度も塗り重ねて行きます。
前回と比べるとかなり白っぽい事に…。全体的にもっさりと…。

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画像2、お肌の調子2。
肌の色もシャドー部やハイライトを加えて行きながら立体感を出して行きます。皮膚の色味もやや赤味を持たせたり、褐色部分が有ったり等の変化を意識しながら塗り重ねます。
同時に皮膚の剥がれたりちぎれたりした肉の部分(?)を赤にて表現。あまり血みどろ状態にはしたくはないのですが…。なぜかゾンビってこんな感じが多いんですね〜♪

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画像3、お肌の調子3。
大まかにお肌の感じが出てきた所で、肌の細部に手を加えて行きます。
枯れた皮膚の雰囲気も出す様に皺や傷を描き込んで行きます。肌全てにとはいかない物の、かなりの面積に処理、これが結構しんど…。
顔部分も同様に細部を描き込みながら、いつもの様に目の雰囲気も細部を描き込んで行きます。こうなってくると結構全体に締まりが出てきますね〜♪
パンツの表現もやれたデニムの雰囲気に。

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画像4、上の画像のアップ状態。
ゾンビの目、色々な解釈があるようですが、今回は移ろいながらも現実の世界には無さげな雰囲気に。まあここまでのアップですとやや違和感もありますが、実際のサイズでは割といい感じ〜♪
パンツ部分のジーンズの雰囲気、使い込まれたデニムの感じを出したい所。細かなディティールよりもまずはデニムらしさを出すのが先ですね〜。

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画像5、更に細部を。
先に描き込んだお肌の皺や傷には更にハイライト部を加えてより立体的にして行きます。
同時にその上に更に肌の色を全体的に薄く塗り重ねながら自然に馴染む感じにして行きます。皮膚の剥がれた箇所の赤味にも色々な赤色を加えて不自然さを感じない様に。
露出仕立ての箇所はピンクっぽく、時間が経って血が酸化乾燥した部分なんかは茶色や黒っぽい感じに仕上げて行く事でリアルな仕上がりになって行きますよ。まあ、そんなテクニックは誰が必要なのか?と言う事なんですが(笑

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画像6、画像5のアップ。
首かせや鎖の表現は基本ブラックをベースにハイライト部分を中心にメタル色の銀を塗って行きます。その後は傷や汚れの表現も加えていきます。
パンツのデニムにも更に細部の描き込み、かすれた汚れた感じを加えていきます。かすれた感じとシャドーやハイライトの同時表現が気を使う所。極力ドライブラシ手法は使わない方がよろしいかと…。
かなりな線まで来ていますが、完成にはもう一手間手を加えてい所ですので、その辺りは次回と言う事ですね〜!
それにしても、どんどこグロさに拍車がかかってきて、うれしいやら怖いやら…(笑

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2014年4月 6日 (日)

ウォーキングデッド ミショーンのゾンビ その1

やっと雪も無くなり暖かな春の訪れを感じたのもつかの間、またまたグッと気温が下がって昨日も朝には雪が3cm程積もっていましたよ!4月いっぱいはこんな事が繰り返されそうですね〜(泣 まあ例年の事ながら…。
季節の変わり目、みなさんも健康管理にはご注意くださいまし。
ここ2ヶ月程は本業がワヤワヤな忙しさ。なかなか本腰を入れて模型制作に取り組めません。そんな状況の中ですが、今年のAFVの会の日程が6月22日(日)に決定、そして北海道モデラーズエキシビジョン2014が8月23日(土)・24日(日)に決定いたしました。
個人的には今年はどちらも大したものは出せそうにもありませんが、頑張らねば!でも、参加予定の方も来場見学の方もお楽しみに〜!
んで、今回からはウォーキングデッドのミショーンのゾンビ、です。

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画像1、ザ・ウォーキング・デッド。
既に多くの話題を呼んでいるウォーキングデッド、その中のミショーンが連れていた2体のゾンビが今回のお題。右下画像の右のゾンビ、ダイアモンドセレクトトイから出ています貯金箱なんです。何でこんなもの出しちゃうかな〜。
ベースのタイトルロゴがドラマとは違うので、初めはてっきりパチ物かと思っていましたが、どうやら原作のコミックの物と同様みたいです。
それにしてもゾンビ、今やしっかりと世の中では市民権(?)が得られている様ですね(笑

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画像2、オリジナル状態その1。
なんと言ってもこの貯金箱のゾンビ、股上状態でベースに乗った事に。これもバストモデルと言えるのでしょうかね?バストモデルの定義もこれまた色々ですが…。
サイズ的には下半身が無い状態ですが、多分1/5スケールくらい。ベースも含めた全高は約220mm程にもなってますから、モノは結構大きいのであります。
カラーバージョンも出ているのですが、はなから着色目的の為ですのでモノクロバージョンをゲットしました。これはこれで結構怖い!

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画像3、オリジナル状態その2。
後ろ姿背中にはしっかりとコインの投入口が…。貯金箱、ですので。
素材はオールソフビ素材ですが、なかなかいい感じの造形ですよ。
塗装のしがいもありそうな予感〜♪

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画像4、オリジナル状態その3。
正面の姿はマジ怖いです。夜なんか暗闇で見ると間違いなくチビッちゃうでしょう!モノクロ版なんで違う意味での恐怖感がありますです。
しかしながらこの手の物、好きなんですよね。困ったもんです。

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画像5、貯金箱。
背中にぽっかりと開いたコイン投入口。ここが無ければただのバストモデルにしか見えません。ちゅうか、誰がこれを何なのかジックリと考えて見てくれるのでしょうかね?と言う事なんですが…。
とにかくバレない様に穴を埋めます。ソフビキットのジャンクから適度に切った物を隙間に詰め込み瞬着で接着。エポパテで形を修正してラッカーパテで表面を慣らせば、ほら、全く分からない事に。今回は単にこれがやりたかったのかも?

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画像6、下塗りその1。
と言う感じで今回は他の部分には一切手を加えません。
んで下塗りです。今回はまず手始めに全身に薄めの黄土色を塗り重ねて行きます。あくまで下地の色味も生かしながら。

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画像7、下塗りその2。
何度も同様の事を繰り返して行きます。この段階でかなり黄色いゾンビになりました。まるでバタリアンの元気なゾンビのようですね!
この後肌の色や露出した肉の部分や血の跡なんかを加えていくのですが、どこまでやるのか、加減がけっこう難しいのでした。
あんまりグロイと一般にお披露目できないかも、ですね〜!(笑

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