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2014年10月

2014年10月26日 (日)

タイトー版キューティーハニー その3

週明けには雪!?かも!!なんて予報もまんざらでもない雰囲気の北海道です。暖房も付けたり消したりの日々。模型的にもこの寒さがいろんなところで影響が出始める季節にななりました。化学反応的なパテや、シリコン、レジン等なんかをはじめ、乾燥待ちのパテや粘土も固まるのに偉く時間がかかってきます。塗装も同じくですよ〜。
そんな状況を嫌がっても何にも始まりませんので、有効に使う事が出来るためにも、私の場合、常に様々な物を同時進行で手掛けていますよ〜♪一つの物だとどうしても待ち時間が出来てしまうため、そんな時間には別の物を進める。あくまでもメインはひとつかふたつで、サブ的な物をその他にいくつか抱えている、と言う感じ。
これも寒い土地柄の知恵(?)、なのでしょうか?それとも単なる性分??

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画像1、ヘッドの焼き。
その後もあれやこれやいじった挙げ句、そろそろ時間もなくなってきましたので、この辺りで手を打ってスカルピーを焼き固める事になったヘッドなのです。
上は焼いた状態。と言っても焼く前とは画像では全く分かりませんです。
こうして見るとちょっと怖いお顔?何が変って、前髪のボリューム感ですよね!?でこの感じがなんだか妙な感じです。

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画像2、ボディーの修正その1 。
お顔が一段落したところで、中途半端だったボディにもさらに手を入れます。
パテを盛った状態のままでしたのであちこちをサンディングで馴らして行きます。
決して破れていく様ではないコスチュームの破片辺りがやはり厄介な事に…。
お顔が変わっただけで全身のイメージもかなり変化して見えますです。
やった甲斐があったかどうかは完成まで待つ事になりますが。

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画像3、ボディーの修正その2。
結構露出部が多いのに改めて気付いたりしちゃいます(笑
背中部には成型時のヒケのようなラインがあちらこちらに。当然ながらしっかりと消しておきます。完成後には結構目立ってきますんで、手は抜かずにと言う感じで。

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画像4、ボディーの修正その3。
頭部の前髪のボリュームやコスチュームの破片箇所のモールドをエポパテにて追加して行きます。
前髪はもっとボリュームが必要ですね〜。画像の状態では何のこっちゃ?な事に。女性の前髪、とっても重要なのがよく分かります。

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画像5、ボディーの修正その4。
上と同様にあちらこちらに追加モールドを施しておきます。突起上に立ち上げているため、今の所芯のつもりで大雑把な状態ですが…。
細かいながら、結構全体の立体感に変化が付くところです。

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画像6、髪の毛の修正。
先のエポパテでの前髪のボリューム感、全くもって足りませんでしたので、今度はポリパテにてゴワッと盛りつけてみました。前髪の印象は女性の場合には特に大切な部分。少しでも印象を良くするためには努力は惜しめないところ、です。頻繁に美容に気を使う女性の気持ちがなんだかわかる気がしますですよ〜!
で、この後はヘッドの型取り作業が待っているのでありました〜(泣

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2014年10月19日 (日)

タイトー版キューティーハニー その2

今年は台風の進路もなんだか妙な事になっている様です。北からの寒気の張り出しが影響しているとか。まだ直撃の発生率は高そうですので皆さんご注意のほど。
台風が熱帯低気圧に変わってもその影響はかなりのものです。北海道では過ぎ去った影響でとっても寒〜い日が続いています。雪虫もかなりの数が飛び交っていますし、カメムシなんかも結構多く見かけます。と言う事は?今年は雪が早くて多い??ひえ〜!です。
あんまり寒いので、今週はついに暖房に着火してしまいました。ちょっと早いんですが、風邪なんかひいてられませんです。マジ、さぶっ!!
と言う感じの中、ハニーさんが進みます。

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画像1、オリジナルのフィギュアの頭部分割。
前回お話ししたお顔の製作にかかる前に、まずはオリジナルの頭部を分割してみましたよの絵。髪の毛は出来るだけ元を使いたいとの思いもありますので。
それほど複雑な造りではないので顔と髪の毛で計3パーツでの構成です。
何度見てもこのお顔、なんだか妙です、よね?何が?何所が?と考えたくもなくなるのも不思議なんですが…。

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画像2、お顔の製作その1 。
グレイスカルピーにてさっそくお顔を作って行きます。
土台となる芯部分は以前にもご紹介した物を使っていますが、今回はこの段階でボディーに装着した状態にして進めます。顔単独でスケール感がおかしな事になると何のために造り直すのかが分からなくなっちゃいますんで…。
芯にスカルピーをボテボテ肉付けしながら髪の毛のパーツも装着。何となく顔らしい形に整えて行きます。いちおう最終の形状を意識しながら。
まだまだなんとも悲しい状態ですが…。

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画像3、お顔の製作その2。
顔の形状では特におでこ回りのボリューム感や顎のラインに注意して盛ったり削ったり。目、口、鼻辺りもそれなりにして行くと、どことなく顔らしくなってくるのです。
この少しづつ変わって行く過程が結構楽しかったりもするのですね。。

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画像4、お顔の製作その3。
上の行程までに使う物と言えば、主に指とタミヤの調合スティックのみ。
しかしここからは必要に応じて数種類のツールを使う事に。とは言え特殊な物はあまり使いませんが…。スパチュラ系の物だけでも何十種類も持ってはいるのですが、気付くと昔から使っている物が主流になっていますです。カッター、デザインカッター、千枚通しの先端を削った物数本。縫い針を加工した物数本、等です。調合スティックもここでも欠かせません。後は表面処理用の筆数本、と言った感じです。
それらを使いながら整えて行くと画像4の状態に。そこそこ顔らしくなってきましたが、この状態が最も時間が掛かってしまうところ。細かなディティールを入れる前に土台の形に不備がないかを丹念にチェック。気長な作業なのです。

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画像5、お顔の製作その4。
目元やお鼻、口元の細部にディティールを付けながら幾度もチェック。
表面処理には固めの豚毛の筆で大まかに削る様になで上げながら形状を処理。さらにナイロンの平筆にてさらに表面を滑らかにして行きます。。
途中、必要に応じてエナメルシンナーを含ませた筆にて、気持ち溶かしながら表面処理する事も必要です。ただしその後はドライな状態で筆にて滑らかにして行きます。

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画像6、お顔の製作その5。
その4の角度違い。おおよその作業が9割がた終った状態です。あくまでも作業の流れを簡単に追った物ですので、顔が恐いとか、可愛くないと言った事はまた別のお話となってしまうんですよね〜♪でも、よく見ると確かにちょっぴり怖いかも!?
今回は絶世の美女系のハニーを造る事は考えていませんでしたので、あくまで精悍なそれでいてリアル系な仕上がりになる事を念頭に造り込んでみたのであります。もう少しキュートにしたいところなんですが、腕がなかなかそうさせてくれないのも多分にあるのが悲しいところなのですね〜!
精進、精進。と言う事なのであります。

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2014年10月11日 (土)

タイトー版キューティーハニー その1

寒いです!でもまだストーブは焚いていませんです。一度火を着けてしまうと身体はもはや元には戻れなくなってしまうから、もうしばらくの辛抱、です。なんて言っていて風邪でもひくと洒落にもらならいのですが…。
本業も未だ終らず多忙の毎日、こちらももう少しの辛抱、デス…。
明日、10月11日と12日の二日間、日頃お世話になっている室蘭の模型クラブ「MPMC」さんの展示会が開催されます。私も12日の日曜日にはお邪魔予定。
と言う事なので今週分は一日早いのでありました。
今回から、またしてもキューティーハニー。どうなる事やら、なのですが…!?

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画像1、オリジナルのフィギュアのパッケージ。
知る人ぞ知るアイテムが今回のお題。タイトーのプライズ品のフィギュア、着色バージョンとクリアイエローの2種類が出ていたのです。
スケールは組み立て時の全高で約30cmですので約1/6スケールと、今時としてはビッグな部類。ファンにとってはたまらん物なのですが…。
出来の方は、と言うと、これがまたなかなかのもの、大柄ながらにプロポーションも良い感じです。変身途中の裸からコスチュームが整形される状態の設定。決して着ている物が破れて行く、と言う事ではないのですよ!

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画像2、オリジナルのフィギュアその1 。
剣を上部に振りかざしながらのジャンピング、的な躍動感溢れるポーズ。不規則なポーズ故、右腿を支柱にて支える事になっていますが特に問題無いでしょう。
ハニーのグラマラスなムッチリ感はよく表現されていて高感度アップ!
この数十年に渡り数々のハニーが排出される中での期待感は高まるのです。

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画像3、オリジナルのフィギュアその2。
残念なのはそのお顔…。かなり小ぶりな上に、なんとも妙な造り、そして塗装もどうにも残念な事に。ん〜、正直かなり厳しい感じ…。
20年以上前に空山基氏のイラストを元に造られたボークスの1/4ハニーは、未だに色あせずにもはや伝説的存在となっていますが、今回の物は間違ってもそうは成らさそうなのが残念です。製作に携わった方、ごめんなさい、でも本音です。

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画像4、オリジナルのフィギュアその3。
お顔部分のアップなのですが、キューティーハニのイメージとはなんだか違う!?
原作版とも違う様ですし、今時の美少女物のお顔でもなく、一体どうしてしまったのでしょうか?一部では非常に怖いと噂も流れておりましたが…。

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画像5、修正その1。
なんだかんだと言ってましたが気を取り直してボディー回りの修正です。
ボディー側面の合わせ目部分の段差はいつもの様にパテにてしっかりと修正しておきます。
スケールが大きいので結構この段階での時間はかかってしまいますよ。

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画像6、修正その2。
コスチュームの設定で段差の他にも各部のモールドが結構厄介なのが今回のお品なのです。
かなりの面積に及ぶんですね〜!ポリパテ等の方がこんな場合は有効なのかも。私はもっぱらタミヤのラッカーパテが主流なんですが、頭が固いだけ?

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画像7、修正その3。
先程のアップのお顔の角度違いなんですが、何所から見てもヤバげな雰囲気が漂います。
基本的にフィギュア系のもので、善し悪しはあってもあまり悪くは言わない方ですが、今回のハニーはヤバいです。
原型氏や製作陣の方にも何かきっと大人の事情はあった物と思われるのですが…。ハニー好きとしては結構辛抱たまらん事に。
と言う事で、ボディーの修正を先に済ませた後、この問題のお顔を変えて行こうと計画中なのでありました!
つづく

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2014年10月 5日 (日)

ヘッドスクラッチ その2

いやはや、寒いです。今のところなんとか我慢してストーブは着けていないものの、いつ点火してもおかしくないくらいに寒さを感じます。たぶん季節的な体感温度が、普通に寒くなってきているのだ、とは思うものの、歳のせいなのか、体調がよろしくない?風邪を引いたのか?なんて事も疑ってみてしまうのですが、おそらく、普通に寒いだけ、なんだと思います。が、単純に受け入れられないで、あれこれと疑ってしまうのであります。
世の中、何にしてもストレートに受け止める方が、ややこしくなくて楽ですよ、ね?
模型的にもそんな考えがはびこる事が多々有りますです。現在は本業が多忙でなかなか他のものに手が出せませんが、前回、今回のスカルピーでのヘッド製作でも、これでよし、と思っても次に見た時には、なんだか、アレ?な事に…。考える力と共に、視力や見る目、そして的確な判断力が求められるのでしょうが、なかなか…(泣

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ここ最近のヘッドその1
左2点はSWのストームトルーパーのヘルメット。どちらもスカルピーですが、左のグレーがグレースカルピー。右の肌色系のものが以前からのスーパースカルピーです。堅さに違いが有ってそれぞれ適材適所で使い分けると幅が広がりそうです。
右の女性は山下しゅんや氏の描く女性を意識したもの。
スケールは1/8〜1/7程度でバラバラですが、今後いろいろと企み事も有るので、そのうちに活躍の期待なんです。

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画像2、ここ最近のヘッドその2 。
ここからは1/10スケールになりますが、全てグレースカルピーにてのもの。
左は以前の1/6サイレントヒルのバブルヘッドナースと同じ頭になる予定。一応今後はバストモデルにしようかと…。
右のおじいさんは実はこの後ダニー・トレホになっていただく予定の方。まだ全然似てませんが…。年齢を重ねた方の肌の表現はなかなか手こずりますよ。女性の様にツルリンだと寂しいし、皺なんかをやたら入れるとうるさくなってしまうし、頭の痛いところです。

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画像3、ここ最近のヘッドその3。
左は以前作っていたSWのジャンゴフェットの中の方、テムエラ・モリソンさん。現在の姿を参考にしたところ、小太り風になってしまってますが、後程シェイプアップしていただきます。
そして右、この方を分かる方はいらっしゃらないと思います!映画も話題にはなったものの、見た人は少ない筈。「ムカデ人間」の1作目に登場のハイター博士なのでありました。なんともマイナーな人物ですが、個人的にはかなりのお気に入りの人物。興味の有る方は映画をご覧ください。普通的にはあまりお勧めいたしませんが…。

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画像4、ここ最近のヘッドその4。
左は一切何も参考にせず頭の中のイメージのみで作っている日本人女性。美形には全くなっていません。綺麗所も作ってみたいものですが…。
右は前回も登場のケビン・コスナーですが、素材や色が違うと見え方もずいぶん変わるね、の比較です。ちょこっといじればクリント・イーストウッドにもなりそうな。

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画像5、ここ最近のヘッドその5。
上に登場のジャンゴ・フェットの人とダニー・トレホになって欲しい人のちょっとだけ進んだ状態。なかなか集中する時間が無いものでして…。
ジャンゴ・フェットの人はややダイエットにてスリムなお顔にしてみました。あちこち結構手が入って入るのですが、よく分からないですよね。
右のダニー・トレホになって欲しい人は以前のおじいさんからは骨格的にも変化して少しだけ似てきたような気も…。
まあ、いずれにしても似せると言うのは難しいもんですね〜!
今回のご紹介のものは全てまだ焼く前の状態にて保管中です。ちょこちょこと時間をかけて手を加えて行く作業がしばらく続きそうなんです〜♪
私の場合、次々に手を掛けての同時進行的な作業が常。視点を切り替えながら見れるのが自分ではいい事、と思ってはいますが、その分なかなか完成に至らないと言う事にも。
これらは近く全て何らかの形にて完成の予定です〜!

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