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2016年6月

2016年6月26日 (日)

自衛隊戦車兵1/16ヘッド その5(最終回)

やはり天気が気になります、ここ最近も。気圧が一定のある位置にて停滞して、日本が高気圧で包まれない為に、変な所に前線がとどまる、その為に雨が多いらしいのですが…。西日本のみならず、その影響は北海道にも顕著に見られているのです。雨量が多い、日照時間が極端に少ない等。このまま行くと、今年の農産物に多大な被害が…(怖地震、気候のみならず経済に与えるダメージも相当な物ですが、そんな中、英国のEU脱退の話も現実の物となりそうでして、これらが世界的に与える影響もデメリットの方があまりにも多いような気配が。 なんだかマイナス思考に走りがちな話題が続出で、のんびり構えて人事とも思っていられません。いったいこの先、どうなって行くのでしょう?日常の生活とはかけ離れているように見える趣味の模型制作にも、与えるダメージや影響は計り知れません、ですよ、トホ(泣 自衛隊戦車兵1/16ヘッドの第2弾分も今回で最後です。


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画像1、コスチュームの迷彩塗装。
お顔部分は前回に引き続き手がはいります。付き過ぎたコントラストを押さえ気味に調整、やや自然な雰囲気にして行きます。これらも徐々に、です。
そしてコスチュームの迷彩色を描き込んで行きます。参考資料をじっくり見ながらやや簡略化させてのデフォルメ仕様で。


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画像2、細部の描き込みと全体調整。
ベルトやネーム部分、グローブやヘッドギア等の細かな部分を描き込んで行きながら全体を調整して行きます。迷彩部分にも簡単なシャドー処理を施して行きますよ。
顔の最終調整では眉やひげ後、顔のシミや簡単な皺等も描き込んでおきます。あくまでもくどくならない程度に行うのがポイント!


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画像3、完成その1。
完成状態のアップ画像。
まずは眼鏡を制作しました。透明プラバンと真鍮線を加工しながら…。
ゴーグルも装着。ベルト部分はキットの説明書にトレース用の物があるのでそれを参考に。
後はヘッドギアに付属するマイク部分も。


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画像4、完成その2。
襟章も資料を元にそれらしく描いておきます。
コスチュームの各部の縫い目の跡や皺等も軽めに描いてありますよ。ベルトの繊維の立て筋もしっかりと描き込んでおきます。全体のバランスを壊さないレベルで。


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画像5、完成その3。
ゴーグルのベルトも縦ラインが特徴的なのでしっかりと描いておきます。
今まで見れなかった横や後ろの姿も結構絵にはなるのです(笑


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画像6、完成その4。
戦車長のこのお方は10式戦車に搭乗される為にあくまでもこの状態で完成となります。
ヘッドギアの各部の素材や色の違いを艶の雰囲気や色での描き込み等でそれらしく再現してあります。


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画像7、完成その5。
キットには入ってない眼鏡を作るのが結構時間がかかりました。1/16スケールは全身で見ると大きく感じますが、顔のみでのサイズはかなり小粒。そこへの眼鏡も神経を使わずには作れないのでした(泣 しかも個人名は公にはしない物の、個人を特徴付ける大事なパーツ。これが無いと誰だかさっぱり、のはずなのですが…。


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画像8、完成のアップ画像。
ネームを見ると、あっ!お名前が…(笑やや現在より若い年齢の設定で作ったのですが、如何に写りますでしょう?なんと言っても自衛隊の格好は日本人だからこそと言う雰囲気を感じてしまうのですが、誰がどこから見ても自衛隊員、ですよね〜♬


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画像9、お顔のアップ。
アップの斜めアングルだと、顔のシミやひげ後がよく解ってしまいます。やや粗めの仕上げでは有りますが…(笑
通常1/35スケールでは味わえないダイナミックなスケール感と細部への拘りは1/16ならではの醍醐味と言えるかもしれませんね。


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画像10、今回の決めの完成画像。
設定上ウエストアップのみの状態ですが、バストモデルと言うジャンルも、今後見逃せないカテゴリーに、日本国内でもなって行くかもしれませんよ。
海外のフィギュアの世界ではバストモデルの存在は多くのファンを魅了し続けています。日本国内ではまだ認知度が低いのかもですが、個人的にもこれからの可能性に期待せずに入られません。
何はともあれ一応の完成の姿をお見せできる事が出来た事に感謝です。
その後諸々の作業が他にも続いているのですが、お見せできる状態の物が少ないのです、さて、次週からどうしましょうかね〜〜♬(笑
ではでは。


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2016年6月19日 (日)

自衛隊戦車兵1/16ヘッド その4

北海道も数日前にまた地震が、本当に全国的に増えている気がする地震。地下の奥深くではいったい何が起っているのでしょう。目に見えない部分の事なだけに、いくら技術が進んでいる今となっても予想する事自体に限界が有る気が…。
地底の話で思い出すのが、小学生の頃に読んだ「地球空洞説」。地球の内部は空洞状になっていて、知られていない文明や生物が棲息しているらしい、と言うお話。やや馬鹿げた感も強いのですが、空想上の考えとしては今でもとても気になるのです。近年この考えに基づく映画も作られましたし、UMAやUFOや宇宙人と並んで、個人的には目が離せないお話なのでした。テレビのそう言った特番なども、つい見てしまう、と言う…(笑 良い歳になっても、子供の頃からの気になる事柄はやはり気になってしまう様ですね〜。
自衛隊戦車兵は前回でPOOHさん仕様が終わっていますが、キットにはバストアップの戦車長も付属してまして、実はこちらも同時に進行していたのでありました。モデルとなるお方は、声を小さくして、タ○ヤの会長殿なのですが…(笑


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画像1、お顔の造形その1。
こちらのモデルは声を大きくはあまり言えないお方、偉大なお方なのですが、資料を探してもそんなに多くは出てきません。幸い一昨年お会いした際に沢山写真は撮っていましたので、その辺りをじっくりと観察しながら、なのです。
まずは前回同様に一度リキャストしたキットのヘッドの顔面を削ってスカルピーを盛付けてそれらしく進めます。リキャストしているのはスカルピーを焼き固める際の温度を考慮して、と言う事なのです。温度を気にしないパテ等ならこの作業が一切省かれると言う訳、ですね〜。その方が早い、かも!?(笑


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画像2、お顔の造形その2。
資料を良く観察して特徴を捉えて造形して行きます。が、思った様にはなかなか似てこないのが非常に歯がゆいと言う…(笑
徐々に細部に手を加えて行きます、盛ったり削ったり、なでたり押し付けたり、の繰り返し。


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画像3、お顔の造形その3。
上からの流れを見て行くと少しずつですが変化して来ているような気がします。サクサク進む時も有ればなかなか決まらない場合なんかも。手の動きと頭の思考が描くイメージとがピタッと合うのは難しい物ですね〜♪経験有るのみ、なのでしょうか〜!


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画像4、ボディーに装着。
スカルピーを焼成してヘッドは完成。キットのボディーに装着するとこんな感じに。
キットの部分とレジンの部分、そしてスカルピーの色が微妙に違うのが伺えます。いずれもグレー色なので視覚的に認識しやすいのはありがたいところなのです〜!


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画像5、塗装開始。
まずは下塗りです。大まかに塗り残しの無いようにすべての部分に下塗り作業。下地の色が出来るだけ出ない方が良いのですが、あくまで上塗りの為の下地処理、筆ムラさえ出ないように注意しておけば大丈夫ですね〜。


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画像6、シャドー部の処理。
お肌にシャドー色を塗り塗りして行きます。ここでの色の調子もまださほど気にしなくてもこの後どうにでも変えて行けます。凹凸感を出しながら、肌らしさを徐々に出せるとオッケーです。グッと我慢の繰り返し作業。


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画像7、お肌の仕上げ。
その後ハイライト部分も加えながら少しずつ塗り重ねて仕上げて行きます。目元や口元の細部もしっかりと描き込んで行くと段々と良い感じになってきます。
ご本人さんの何も装着していない生のお顔はあまりご覧になった方は居ないはず。なのでこの段階ではズバリ似ている!とはならない、ハズなのですが…(笑
しかしながら似せて作る、似せて塗ると言う事がとっても難しいのが何度やっても毎回思い知らされてしまいます。しっかりと観察する目、ややデフォルメしながら理解する頭、そのイメージを形にして行くスキル、そして実際に色を付けて再現して行く表現力、この辺りは、日常生活を敢えて意識して捉えておく事が重要なのかもしれません、「意識する」、この事が重要な意味を持つ気がするのですが…。


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2016年6月12日 (日)

自衛隊戦車兵1/16ヘッド その3

ここ最近のニュースの話題を見ていて、世の中の流れが以前とはかなり変わって来た感じがするのです。芸能人の不倫疑惑問題や政治家のの公約違反問題、公的資金流用問題、商品の偽装問題等、上げるとキリが有りません。そう言った事は昔から多く語られる事なので仕方が無いとして、最近気になるのはマスコミ等の取り上げ方やその周囲の風潮。イケナイ事はイケナイとして、しっかりとその後のけじめを当人同士が行えば良い事だと思うのですが、ダメと言う風潮を多くの人に押し付けがちな誘導っぽさを感じると言いますか。どうにも陰湿さを感じたり、子供のいじめに近い状況なのではないのか?と思える事もしばしばです。私は個人的にそう言う事に自分自身の考えを主張する気はさらさら無い立場の人間なのですが、どうにも当事者、関係者以外の意見を多く巻き込んでしまう為に、本来追求するべき本筋から外れてしまうケースも多いのでは、などと感じてしまう訳です。今に始まった事ではないとは思いながらも、どうも釈然としない違和感のような物も感じて仕方が有りません。考えだすと、夜もおちおち眠れない事に…(笑 考え過ぎ?
さて、自衛隊戦車兵のプーさん仕様も今回完成の様子です。


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画像1、塗装の続き。
前回に引き続きで顔やコスチュームの迷彩部分、その他の細かな塗り分け等も含めて、どんどん塗り重ねて行きます。どんどん、です(笑
迷彩部分は全体のバランスも常に見ながらバランスをとりながら場所によってはシャドー処理も施して行きます。迷彩なのでこの辺が難しいと言う。


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画像2、塗装の続きその2。
細かな部分も徐々にしっかりと描き込みながら進めます。もっさりとした雰囲気が少しずつメリハリの利いた雰囲気になってくるのが実感できます。
顔にもさらに手を入れて行きます。目元や眉毛、髭などに手を加えて行くと自然なリアルな雰囲気になってきます。開いた口元にも細かな塗り重ねを。


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画像3、完成その1。
その後も細部に手を加えて行きますが、目元にサングラスを装着させて、さらに塗装の際には持たせていなかった銃を持たせると完成なのでした。
ヘッドギアやサングラス、銃の存在は軽装備ながらもしっかりと雰囲気が出てきます。


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画像4、完成その2。
このキットの銃の接着状態が結構難解な構造になっていますので注意が必要です。私の場合、先に手を接着してしまった為に一部削っての銃の装着となってしまいました、トホ。
しかしながら自衛隊の迷彩は色の分け方やパターンの配置も含めてかなり細かな形状ですので、結構敷居は高いかもですね。今回はベース色のベージュを明るめに設定してしまったのが反省点でした。


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画像5、完成その3。
プーさんと言えばサングラスですよね、今回は一度パテにて形にしてから透明レジンにて複製して目元もうっすらと見える様に考えていたのですが、締め切りの関係上間に合わない事に…(泣 なので塗装のみの仕上げになっています。
実は意外に素顔を知っている方は少ないのかもしれないので、今回は結構実際の資料を元にかなり似せて作っては有るのですが…(笑


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画像6、完成画像アップその1。
実際にこんなサングラスをかける事は許されるとは思えませんが、あくまでもプーさんらしさを演出する為、ですのでその辺はご勘弁いただきたい、と。
眉毛やひげを細かく描き込んでありますが、人の顔の特徴を位置つける為にはかなり重要な要素です。やりすぎるとくどい事になってはしまうので注意が必要ですが…(笑


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画像7、完成画像アップその2。
軽装備とは言え、装備品も結構重要なパーツになっています。装着するにつけ雰囲気が上がってきます。一つひとつの積み重ねが大切と言う事ですね。
実際にはコスチュームの迷彩にももっとシャドー処理とハイライト処理を施したいところですが、迷彩の場合にはさらにその辺機を使う為に、今回は簡単な処理にて止めてあります。今回はあくまでも顔重視、と言う事で…(笑


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画像8、今回の決めの完成画像。
アーマーモデリング紙面でのプーさんの10式戦車の傍らにたたずむ姿も見てみたい物ですが、その辺りは7月10日(日)に開催予定の「北海道AFVの会」にて生で見る事が出来る予定になっていますよ!チャンスがあれば、是非!!
久々に1/16スケールのフィギュアを手掛けたわけですが、大き過ぎず、小さ過ぎず、作っていても塗装していても気持ちにストレスが堪りにくい本当に頃合いの良いスケールであるのが実感できました。国内ではあまり完成品を見る事の少ない1/16スケールですが、もっともっと普及させたい、そんな世界なのです!!
実は今回のヘッド制作、本来はこちらがオマケの作業でして、本当はもう一体が主役!?なのでした(笑
  その辺は次回で…。


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2016年6月 5日 (日)

自衛隊戦車兵1/16ヘッド その2

今週世間を騒がせたニュースと言うと、七飯町のお子様行方不明事件、無事に見つかって本当に良かったです。見つかった際の父親と子供の会話を見て涙がこぼれましたよ、マジ。親子の絆はそう簡単に無くなる事はないと言う。状況的には今後いろいろ問題も有りそうですが、安易な行動は思わぬ展開になって行ってしまう物です。今回お子様のとった行動は何とも運に恵まれていたのでしょうね。何はともあれよかった良かった〜♪
公私共々忙しさが続いている私なのですが、模型製作はなかなかパッと進みませんです。こんな状況が続くと、溜まってくるのはストレスです。忙しくなればなるほど、無性に別の事をしたくなる、と言う…。本を読みたくなったり、普段はしないお方付けをしたくなったり、そんな事は皆さんは無いですか?模型製作に於いても、なかなか思った様に進まない時なんかには、全く別の物を手がけてみたくなったり。多分、頭の回路が現実逃避を求めているんだと思うのですが、そんな際の思いついた事柄はすぐにメモを取っておくと良いですよね。後できっと役に立つはず、です!多分、きっと…(笑
で、自衛隊戦車兵の続きなのでした。


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画像1、お顔の造形最終段階。
前回の物をご本人に確認してもらったところ、もっと面白い感じに!と言うリクエストが有りましたので、口を大きく開けて激しく叫んだ設定に。前回の口元を大きく変化させてあります。口は開けてしまうと、歯や舌が見えてくる訳で、その辺りもスケール的に合うレベルでディティールアップしてあります。


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画像2、焼成した状態。
その後最終微調整をした上で焼き固めます。この作業の為にプラのベースをレジンに置き換えてあるのですね。焼く必要がなければプラの上にパテにて造形すれば良い訳ですが、スカルピーを使う制約を考えると、こうなってしまう訳です。
それにしてもかなり強面の雰囲気ですよね〜♬


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画像3、ヘッドのボディ装着確認。
出来上がったヘッドをボディに着けて確認作業が必要です。これと言って問題はなさそうですが、手元や銃が相当気を使っての組み立てが要求されるキット、かなり難儀致しました〜!でも、組み立て終わると結構良い感じに!!


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画像4、リキャスト。
塗装前にはもう一仕事。出来上がったヘッドのリキャストです。最初に型取りした背面のシリコン型を利用して前面のみシリコンを流して型取ります。
レジンを流し込んで複製を数個作っておきますです。
画像はレジンに置き換えたヘッドを装着した造形の最終状態、塗装の為に銃はいったん外してありますよ。


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画像5、下塗り。
塗装の開始です。
全体にくまなく下塗り塗装しておきます。色自体はあまり意識しなくても良いのですが、下地の透け具合や筆の塗りムラにはあくまでも気をつけながら。


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画像6、顔の塗装第一段階。
顔部分はいつも同様にシャドーやハイライト部分を徐々に加えて行きます。なぜか口元に力が入った状態なのがこの画像〜(笑


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画像7、顔の塗装第二段階
その後も肌は幾重にも塗り重ねて行きますが、細部もどんどん描き込んで行きますよ。
やはり目元に手が入ると俄然人らしくなってきますね〜。
今回は最終的にPOOH熊谷さんと一目で分かるようにサングラスを掛けていただくので、目元はそんなに気を使わなくてもいいのですが…(笑


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画像8、迷彩塗装。
自衛隊フィギュアの肝と言えば迷彩です。資料をにらみながらデフォルメもしつつ全体のバランスがおかしくならないように注意しながら描き込んで行きますです。かなり気を使う作業、途中で手をとめてしまうと印象が変わるので一気に進めたいところです。
顔以上に気を使う場面ですよね〜♬
ここまでで、如何です?似てます??
で、POOHさんは次回で完成!


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