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2016年10月

2016年10月28日 (金)

アリス・イン・ワンダーランド 1/12 その2

なんだかんだと今月もあと数日で終了です。と言う事は今年も後2ヶ月でおしまいと言う事、ですね。どおりで秋もめっきりと深まった感じがしますし、白い物もちらほら舞っているのも見かけます。本業が今だ忙しい状況なので相変わらずの引き蘢り状態も続いている訳でして、なかなかゆっくりと紅葉を見る機会もないままにおそらく冬を迎えるのでしょう、きっと…。先週からひいてしまった風邪の塩梅もよろしくありません。このまま又ぶり返してしまいそうな気配も…(怖。健康に良さげな事も何一つしていない状態ですから、何が有ってもおかしく有りませんです(汗。
今回は週末の予定が詰まっている事もあり、ブログは2日早いアップです。
昨日は旭川の展示会に行く予定。「北のモデラーズ大作品展 in kamui2016」と題された展示会。29日と30日の2日間の開催で、場所は神居住民センター/旭川市神居2条17丁目にて開催中、興味の有る方は是非行って見てみてくださいませ!
来週は苫小牧のコスプレイベントにお邪魔予定です。「苫小牧コスプレフェスタ第4幕」ということで11月5日・6日の2日間の開催。私たちは「HME出張版in苫小牧」と言う名目にて作品展示での参加予定なのです。道内外のコスプレイヤーさんたちも勢揃いらしいので、ちょっと楽しみ…かも(笑 
と言う事ですが今回もアリスさんの続きです。


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画像1、下塗りその1。
前回修正した部分を中心に下塗り作業です。今回は出来るだけオリジナルの下地を活かして進めたいと考えています。なのでいつものようにベタ塗りの下塗りは腕の肌部分のみとなりますよ。


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画像2、下塗りその2。
コスチュームの側面は妙なパーティングラインが有ったのでしっかり修正しましたが、その辺りを出来るだけ周りの色合いに似た感じで塗り進めておきます。
画像では色味の調子も含めて結構リカバリー出来た雰囲気になっています。このままでも全くオッケーのような気さえ…。


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画像3、下塗りその3。
腕のお肌部分はしっかりと下塗りしてあります、ベタッと 。
髪の毛等の修正部分も周囲の雰囲気と違和感の無い色合いのレベルにしておきます。


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画像4、下塗りその4。
お顔の部分は気持ち調子を付けておきました。この後の立体感をつかむ為に、です。オレンジ系でうっすらと。


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画像5、お顔の塗装 その1。
次にお顔部分の塗装です。正直オリジナルの物は結構怖い人形風のありきたりな塗装です。何が怖いのか?きっと肌のべた塗り状態に浮かぶ手描きの目もと、だと思うのですが…(笑
肌のシャドー部に色味を加えていきます。ベースがやや褐色系なのでこの後白人女性らしくはしていくのですが…。


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画像6、お顔の塗装 その2。
ハイライト処理と共に肌の色味を変える為にややコントラストを強めにしていきました。白っぽい部分がやたら気になる段階です(笑


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画像7、お顔の塗装 その3。
付き過ぎたコントラストを出来るだけ平坦に基本色を重ね塗りしていきます。さほどの変化は無いのですが何度も繰り返していくと色味の変化が自然な感じになってきますよ。


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画像8、お顔の塗装 その4。
肌部分は繰り返しの作業で滑らかな女性らしい色合いになるまで繰り返し重ね塗りしていきます。ほれっ、かなり変わってきたでしょ!?
そしてフィギュアの肝、目元を描き込んでいきます。こちらもベースは活かしながら手を加えていく感じで重ね塗りしていきます。瞳部分や目元の周辺の色味を加え、眉やアイラインもうっすらと描き込んでいきます。
役者さんには今回どうにも似そうにもないので、見た感じでリアル調な表現に留めようかとも…。目元が進むとぐぐっと雰囲気が変わってきますよね。


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画像9、髪の塗装 その1。
お顔が良い感じになって来たところで髪の毛の作業に。この間も僅かには色味を乗せていたのですが、髪の毛の調子を変えていく感じで黄土色を中心にカールの感じを出してきます。しっかりと仕上がりのイメージは頭の中に作っておきますよ。


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画像10、髪の塗装 その2。
シャドー部は黒を加えて深みを出していきます。
ハイライト部分には明るい褐色を塗り重ねて行きます。徐々に白味を加えながら立体感を立ち上げていきますよ。


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画像11、髪の塗装 その3。
髪の毛のハイライト部分を意識しながらヘアラインを描き込んでいきます。画像の左側はややオーバー気味になってしまっていますが、カールしたブロンドヘアーの雰囲気に近づいて来たかと。この後はこんな調子でしばらくの間、続く訳なのでした。
ここまで来るとオリジナル状態とはすっかり雰囲気が変化した思います。変わった部分だけを見ると不思議と嬉しくなるのです…いつも(笑
あとはどこまで自分のイメージに近づけられるか、がポイント!!
次回は髪やお肌の仕上げと、コスチュームの塗装の予定なのでした〜!


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2016年10月23日 (日)

アリス・イン・ワンダーランド 1/12 その1

寒い寒いと思っていたら、風邪をひいてしまってました。本業もボチボチ落ち着きそうな気配の中…(泣 気が緩みかけるタイミングで、よくやられてしまうのでした。 しかも寒いのは風邪のせいだけでもなく、初雪です。白い物が積もってました。雪虫を今年初めて見たのが先週あたりでしたから、グッドなタイミングと言えるのかもしれませんが、なんだか早い気も…。多少のづれはあっても、例年通り、と言う事なのですね〜♬ そう言えば、風邪もこの時期、決まって毎年ひいている気も…(怖 自然界の定期的な設定は何とも不思議、です。これを運命と言われると、そうなのかも!?とも思ってしまいます。
普段の生活の中でも当たり前と思っている事が、ふと疑問に思ったとたんにとっても不思議な事柄って結構有る物なんですよね。皆さんも風邪にはご注意を!
さて、今までの作品のストックも無くなってしまったので、今回からは新作です。新作と言ってもネタ的には古い物なのですが…(笑 今年続編も公開されたティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」のアリスさん。一作目の公開当時にメディコム・トイより発売されていたフィギュアなんです。公開が2010年と言う事でなんと既に早6年も経っていたんですね、本当に時間の経つのが驚いてしまうほどに早いと感じてしまいます(泣
と言う事で今回からアリスさんです。


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画像1、映画 アリス・イン・ワンダーランド。
一作目のアリス・イン・ワンダーランドのイメージポスター。
この映画の場合、アリスさんよりもジョニー・デップ演じるマッドハッターの方がメインキャラのような事になっていた記憶も…。


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画像2、メディコム・トイのフィギュア その1。
アリスさんのカラーバージョン3体分(笑 なぜか今時点でこの着色版が3体有る訳です。映画物の出来の良い物は数体ゲットしてしまう事が多々有りますです〜♪ …なぜか…。


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画像3、メディコム・トイのフィギュア その2。
カラーバージョンの他にもホワイトとブラックのバージョンが出ていました。これらももちろんゲットしてある訳ですね。リペイントを前提に考えるとこちらの方が良いのかもと言う事なのですが…(笑 この辺りは食玩なんかに良く有るパターンですが、ファンにとっては何とも有難いお話、と言う事ですよね〜♪


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画像4、関連書籍とフィギュア。
今更では有りますが、映画物の場合には関連書籍も見逃す訳にはいきません。お気に入りものネタ関係はあまり数多く出されると悩んでしまいます…。本当にキリが有りませんね。
現在ではweb上でも結構な資料は見つかる物の、やはり手元でいつでも見られる安心感はこうした書籍にはかないませんです。


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画像5、オリジナルのアリスさん その1。
アリスさん、出来の方は結構いい感じの造形です。リアル路線バリバリのアイテムですが、本人に似ているのか?と言う質問はしてはいけません。雰囲気はかなり良い感じなのですが似ているどうかは別問題。
しかしこのアリス役のミア・ワシコウスカと言う女優さん、ポーランド系のオーストラリア人と言う事ですが、何とも不思議な魅力が漂う存在です。


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画像6、オリジナルのアリスさん その2。
現在では27歳位みたいですので、すっかり大人の女性に成長してしまいましたが、一作目の段階ではまだ少女の面影も残る雰囲気でした。万人受けすると言うよりもティム・バートンの世界においては見事にマッチした配役かと思えてしまいます。最近のギレルモ・デル・トロ監督の映画「クリムゾン・ピーク」の怪演も見事なほど頷ける、そんな女優さんです。


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画像7、オリジナルのアリスさん その3。
アップ目になるとこうしたフィギュア独特の違和感が見て取れてしまいます。リアルな造形と既製品ならでわの塗装による物なんでしょうか…、普通的にみるとやや怖い印象!?(笑 衣装のドレスの雰囲気は結構いい感じなのですが…。
果たしてどの位販売されたのかも気になるところです…。


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画像8、スジボリ堂の商品 その1。
今年に入ってスジボリ堂から新商品が続々と登場しています。
中でも個人的にオススメなのが「極細ダイヤモンドヤスリ 四角」と「極細ダイヤモンドヤスリ 0.5 丸」の2種類です!600番相当の超極細ダイヤモンドヤスリ、今までも極細の物は有りましたが、超極細です。かゆいところに手が届いてくれてしまいます。


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画像9、スジボリ堂の商品 その2。
フィギュアの製作や仕上げの際の細かな作業の際には結構出番の多いヤスリ系。普段はなかなか手の入りにくい箇所の処理にはとっても重宝なのです。ダイヤモンドヤスリなのに600番相当と言う目の細かさも注目です。もちろん他の模型制作でも細かな作業に俄然威力を発揮してくれますよ!発売以来かなりの人気で、品薄状態が続いていますが、是非チェックしてみてください。


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画像10、修正 その1。
上記の極細ダイヤモンドヤスリを使って気になる修正箇所を丁寧に形状修正して、いつも同様にラッカーパテにて表面を均一にしていきます。
パテのグレーが加わると全体の雰囲気がこれまたひと味違った物に見えてしまいます。ちょっとした色味の追加で変化するフィギュアの存在、これこそがリペイントの醍醐味なのですよね〜!


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画像11、修正 その2。
このままでも決して悪くないドレスなんかも一部修正しましたのでパテにて色味が変化しています。この辺りのこの後の違和感無いリカバリー作業がとっても重要になってくる訳です。面白くも有り、結構めんどうな事にもなってしまうと言う…(笑
次回から早速塗装予定、なのでした!


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2016年10月16日 (日)

セガ キャプテン・ファズマ 1/10 番外編 ジューク仕様

何とも寒々しい季節にすっかりと突入してしまいましたよ、仕事に明け暮れている間に…。数日前からストーブも登場してしまっています。いやはや、すっかりと秋になってしまっているという。それでも日中の日差しは結構厳しかったりするので外出時の格好も気を使ってしまうところです。朝寒いと思ってMA-1なんかを羽織っていくと、日中はかなり暑くなってしまうし、Tシャツに長袖ネルシャツだけだと、日陰や冷房の施設、夜なんかはとても寒いと言う事に…(泣 本当にこの時期の着るものには気を使うところなのです〜♬
この時期は冬に向けての準備もしないといけない時期でもあります。車のタイヤ交換なんかも結構しんどく感じる事に。私は普段あまり乗らなくなって久しくなり、この2年は夏場もスタッドレスのままなので心配いらないのですが…。昨日なんかは雪虫が飛び交っていましたし、白い季節はすぐそこまで来ているみたいです。
昨日は札幌のドールハウスのお知り合いさん達による、ドールハウス・ミニチュア展「札幌のドールハウス仲間たち」の展示会に行って来ました。数々の手作りの小物販売や共同制作による今回の目玉のディアゴスティーニの和風旅館も圧巻。本日5時までの開催ですので気になる方は是非脚を運ばれてみてください!
と言う事ですが今回はキャプテンファズマの番外編です。


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画像1、日産JUKEのトルーパー。
以前の日産JUKE赤仕様のトルーパーがあまりにもカッコ良いイメージでした。ベースはストーム・トルーパーなのですが、カラーリングでイメージもがらりと変わる事を世間一般に植え付けた意義はとても大きかったかと。


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画像2、キャプテン・ファズマ ジューク仕様 その1。
セガのファズマさんのマントを取り去り、日産JUKEのトルーパーっぽいイメージで塗装してみたファズマさん。HME直前に仕上げた物なので途中画像は一切無し、なのです。
設定自体はよく解りませんが、真っ赤なイメージはとってもカッコ良い、と思います。


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画像3、キャプテン・ファズマ ジューク仕様 その2。
上半身に描かれたホワイトラインもなにかスポーティな精悍なイメージに!
女性設定のファズマさんにはこんな赤はとてもお似合いです。
劇中のキャプテンのメッキ仕様より以前は、こんなお姿で数々の戦闘を戦っていたのかも…、的なあくまで個人的な脳内イメージです。


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画像4、キャプテン・ファズマ ジューク仕様 その3。
塗装は赤にて全身を塗装した後でホワイトラインを描き込んでいきます。後は傷やら汚れ等を描き込んでおしまいと言う簡単な物なのでした。簡単な割にすっかりとイメージが変貌すると言う意味では、フィギュアの塗装やリペイントに幅が広がっていく可能性を感じずにはいられません(笑


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画像5、キャプテン・ファズマ ジューク仕様 その4。
上半身のアップ状態。細部はそんなに気を使って仕上げていませんので、あちらこちらにはアラも目立ちますが、あくまでイメージ優先と言う事で…。


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画像6、背景黒バージョン。
背景を黒くする事でこれまた印象がガラリと変わって見えてきます。 強烈な精悍さがひしひしと伝わってきませんでしょうか…(笑


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画像7、背景有り画像 その1。
劇中の艦内での一枚、的なイメージ。こうして見ると通常のファーストオーダートルーパーとはやや違った形状の作りなのもしっかりと見て取れます。このカラーリングでのファーストオーダートルーパーも今後是非作って絡めてみたいかと…(笑


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画像8、背景有り画像 その2。
上のアップ状態の画像ですが、何の違和感もなく背景と一体化してくれるあたりの自然な佇まい、こんな設定も個人的にはとても有りと感じてしまいます。一個小隊くらい作ってみたい物です。


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画像9、今回の決めの一枚。
決めの一枚はバックを赤で!しかもやや寄りめで絞りもやや開け気味にして被写界深度を浅めに撮影、ですので気持ちイメージ寄りな絵になっているかと思いますが。
深紅の中の赤の存在。ん〜、この展開は今後も継続したいところです〜♬
あくまでもJUKEのイメージをお借りしたと言う事なのですが、こんな発想で他のフィギュアもイメージがどんどんと広がっていきそうな気がしてきますよね〜! お手軽なりペイントの楽しみを、皆さんも、是非!!


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2016年10月 9日 (日)

セガ キャプテン・ファズマ 1/10 その4(最終回)

日の出もすっかりと遅くなってきましたし、日の入りは何とも早い、そんな季節になってまいりました。近年は夜の寝る時間も、朝の起きる時間もめっきりと早くなってきていて、すっかりと老化が進んでいる中、夏場は朝の早い時間にする仕事はなんとも捗っていたのですが、この時期になるといつまでも明るくならないのでなかなか寂しい事に…(泣 しかも日に日に冷え込んで来ていますし…、間もなくすると雪の時期に入ってしまうと言う事ですね。
本業的にはまだまだ超多忙な事になったままなのですが、間もなく、間もなくすると目処がつきそうな予感も。そうなると晴れて年末に向けて模型制作もドンドコ進む予定、なのですが…(汗 どうなる事やら、です。
昨日からの3日間、毎年恒例の室蘭はMPMCさんの模型展示会が行われています。場所は室蘭NHKプラザμ、お近くの方や興味のある方は是非!私、今年は仕事の都合で伺えない事に…、残念! こうした道内での模型の展示会、年々少しずつ増えて来ているのは本当に嬉しい限りです。そしてまた毎年の開催と言う継続出来る努力にも頑張っていただきたいと切に願うのでありました。
と言う事ですが、ファズマさん、今回で最終回です。


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画像1、ヘッドの塗装完了に背景を合わせた画像その1。
前回までで大方完成したヘッド、ボディに装着して背景も付けて撮影してみました。
全体の完成ではない物の、やはりこうして背景が付くとまた一種独特な雰囲気が醸し出されると言う物です。


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画像2、ヘッドの塗装完了に背景を合わせた画像その2。
ボディ自体にはまだそんなに手が入っていない状態なので、見た目が全体的に綺麗目なのです!
この後しっかりと各部に手が入って薄汚れた悲壮感が入る事に…(笑


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画像3、ボディーの塗装その1。
ボディの基本塗装はオリジナルを活かしながら、部分部分で色を乗せて雰囲気を出すレベルの作業となります。
ボディー自体のアーマー部分のシルバー色、ここは部分部分でセラムのシルバーやブラックを少量加えたシルバーを加減を見ながら重ねていきます。そこに汚れや傷等を描き加えていくとこんな感じに。


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画像4、ボディーの塗装その2。
様々な戦闘に参戦した猛者的な風合いが漂うと成功なのですが…(笑 ただし、傷や汚れ、調子に乗ってやり過ぎてしまうと汚いだけの悲しい姿になりかねませんので、注意が必要ですよ〜! ついつい、となってしまう物です。


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画像5、ボディーの塗装その3。
マント部分の黒の風合いにも当然グラデ表現で立体感を付けていきます。あまり大げさにならない程度に光を意識した部分にグレーを徐々に重ねながら、と言う感じで。
オリジナルの成形色の黒一色と比べると塗装した意味合いが格段に付いてきます。 黒のグラデ表現、難しいところでは有りますが効果はバッチリ!


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画像6、ボディーの塗装その4。
専用のブラスターは同じシルバーでもやや黄色みを帯びた薄い金色っぽい感じに。こちらも凸部にうっすらと墨入れ程度に色を加えて引き締めてあげるだけでかなり存在感が増してきます。
その他の細部もしっかりと手を加えていきます。


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画像7、ボディーの塗装のアップその1。
アップにするとボディがあまり見えない事に…(笑
しかしながらしっかりと細かな部分に塗装が施された姿はやはりオリジナル状態とは全く違う姿に変貌したのが分かるかと。
まあ、頭部を差し替えただけですでに全く違ってはいるのですが…(笑


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画像8、ボディーの塗装のアップその2。
ボディ自体のアップ状態です。汚れや傷等が随所に施された状態なのがお分かりでしょう。何が汚れで何が傷なのか!?正直明確な違いなどはないのですが、あくまでも脳内想定で意識しながら、あくまでもそれらしく見せる!ここがポイントかと!


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画像9、完成その1。
完成の姿を劇中にたたずんだ姿の背景を使ってみました。
劇中でヘルメットを外す姿は登場しない物の、戦闘が終結した際のひとときの安堵感に浸る姿、とでも言えるのかも。
どことなく悲壮感や哀愁も漂っていますよね。


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画像10、完成その2。
今回の決めの一枚です。
こうした姿でのキャプテン・ファズマさんの登場を次回作ではしっかりと期待してしまう訳ですが、こればかりは公開されるまでは…というところ。
今回はあくまでも私個人の勝手気ままな妄想的な作業ですので、この姿を信用しては決してなりませぬ!ただこんな楽しみ方も有るのですよ、模型的な世界の中ではね〜♬ と言う事なのです。一部のコアなファンの方からはおしかりを受けてしまうかも!?なのですが…(笑
次回はおまけで別バージョンのファズマさんの登場予定です。


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2016年10月 2日 (日)

セガ キャプテン・ファズマ 1/10 その3

しかし、時間の流れ、早過ぎです。あっという間に10月に突入ですよ!皆さん、日々充実した日を過ごされていますでしょうか? この一年は実に忙しい事が続いていた訳ですが、もう今年も後半戦となってしまいました。ついこの前までの暑くてたまらない日々も今ではすっかりと秋本番模様。子供の頃には一日が何とも長く感じられた物ですが…(泣
と言う事な物ですから、今年のHME終了後は全くではない物の、ほとんど模型制作には取り組めていません、ヤバいです!こんな調子がこのまま続くとこのブログのネタすらもなくなってしまうと言う物、です(汗
今までだとそんな状況になる度に、PCの前での仕事の合間にはネット上で探し物やお買い物と言う事が多くなっていた訳ですが、最近ではそれすらもなくなって来てしまいました。新製品はおろか、自分の気になる物すらも良く分からないと言う…。ん〜、このまま行くとどうなってしまうのでしょうかね〜!?
お部屋も方付けたい、道具の手入れもしたい、消耗品のチェックもしなければ、とやらなければならない事は山ほど有るのに、なのです。
なんだかとっても危ない気配を感じてしまうのでした!!
と言う状況の中ですが、キャプテンファズマさんは今回お顔の塗装が中心なのでした。


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画像1、色合いを重ね塗り。
前回は下塗りと軽い色味を乗せる段階まででしたので、今回はその続きです。
軽く色味の乗ったお肌を中心に、さらに色味を重ねていきます。
シャドー部とハイライト部をあくまでも意識しながらの作業となりますよ。一気に行ってしまいたいところですが、グッと堪えて徐々に徐々に。


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画像2、ハイライト処理。
次はハイライト部分の中心に明度を徐々に立ち上げていきます。お顔の立体感がだんだんと明確になってきますよ。その際に全体の色合いも意識しながら部分部分での色合いも調整していきます。
同時に眼球にもホワイトを入れておきます。


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画像3、シャドー処理と細部の調整。
今回は女性と言う事も有るので、シャドー部分は控えめに、最深部分を意識しながら引き締める程度のシャドー処理です。
お鼻や口元あたりの赤身も加えていきます。眉の描き込みもうっすらと。眼球にも瞳を描き込んでいくとしっかりとした顔としての印象が出来上がってきますよね。


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画像4、髪の毛の塗装。
髪の毛部分はやはり金髪と言うイメージでイエローオーカーをベースに色を重ねていきます。金髪の場合は特に、なのですが、光と影、この存在こそが、らしさ、の表現に大きく影響するのです。ハイライトとシャドー部分に僅かずつ丁寧に色を重ねていきます。同時に髪の毛のラインも慎重に描いていきます。


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画像5、上記の段階までの全身画像。
上での髪の毛の色を加えた段階までの状態での全身画像です。ボディ部にはまだあまり色の手は入っていませんが、イメージ的には良い雰囲気になって来ています。


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画像6、最終調整。
ここまででおおよその段階まで来ましたので、仕上げの最終調整です。
顔のパーツの細部を描き込みながら調整していきます。目元には睫毛や眉の描き込み作業を。鼻や耳、口元も色味の調整を加え、髪の毛の細部も同様に描き込んでいくと、ほぼ完成状態です。


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画像7、最終調整のアップ。
最終調整の状態のアップ目の画像です。大きめにしてしまうと細部のアラも目立って来てしまいます(笑 
私の場合全て筆塗りが基本なのと、あくまでも絵画調な仕上がりを意識している為、部分部分でのアラも出て来てしまう訳ですが、筆塗りにこだわらずに、エアブラシでの処理だともっと自然なグラデーション効果が期待出来る事でしょう。
後は塗料、私はセラムコートという水性アクリル塗料をこの10年以上使っていますが、それ以前は油絵の具も使っていました。油絵の具は乾燥時間が長いので、色の境目のグラデ表現は自然に表現出来るのです。しかし、現在、世界ではアクリル塗料が主流の状態ですので、その流れに逆らわないでやっていきたい、と言う思いも有る訳なのです。
どちらにしても今後も精進有るのみ、です、ね!


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