2016年7月24日 (日)

シュコー1/10サイドカー その1

ようやく北海道も夏らしい季節になって来たようですね。ようですねと言うのもへんな話ですが、この一年程は本当に外に出る機会が減って、すっかり引き蘢り状態なのが続いています。なので、たまに外に出ると暑さなどの自然の力に打ちのめされてしまいます(笑
日差しなんかも結構厳しい事に!ずっと忙しいのが続いてました物ですから、すっかり世の中と隔離されたみたいな…(泣 現在も来週のHME向けの作業でバタバタしています。ゆっくりと休みたい物なのですが、もうしばらくの辛抱、みたいですよ〜♬
さて、既に終わっていますAFVの会に出した、もうひとつの物が今回取り上げるもの。シュコーの1/10スケールのツェンダップKS 750 サイドカーです。と言う事は前回の1/72のサイドカーと同じ?スケール違いで?と言うお話なのでした。驚きました?そうでも無い…?(笑 別に〜ってことなんですが…ね。
しかしこんな物が世の中には出ていたんです。しかもタミヤ扱いで、現在も車両のみでは購入可能と言う。何ともありがたい世の中とは言え、今回のアイテムは既に十数年間ほこりを被って我が家に鎮座していた、と言う…(笑 こんな時の為に、と言う感じのアイテムなのでした。


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画像1、パッケージ&メーカー画像。
今から15年程前にシュコーのミニカーを、フィギュアも付属でタミヤが取り扱っていました。いつか手掛けるという予定が随分と月日が流れてしまっていたんですね(笑 まあ、基本はダイキャスト製のミニカーですのでこのままと言うのが普通なのでしょうが、モデラーとしては、いつまでもみすみす飾っておく訳にも行かない、と言う…(笑


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画像2、開封画像その1。
車両はダイキャスト製なので重量も有ります。各部はプラなんかの異素材も随所で使っているようです。タイヤをはじめ、ハンドルやケースの蓋等、可動部もかなりの箇所に見受けられます!流石ミニカーの大手だけ有って出来は抜群です。


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画像3、開封画像その2。
ベースも車両の重量を支える為にかなり頑丈な固定の支柱でねじ止めされています。平の形状ではない辺りもその辺りの強度を出す為でしょうか?
しかし各部の再現度は半端な造りでは有りません。実車の正確なリサーチに基づく造りらしいですね。ビッグスケールのミニカーは驚く程出来が良い物が多いのですが、そんな中でも秀逸の出来です!


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画像4、開封画像その3。
フィギュアは別梱包であとから乗せるようになっています。
そのフィギュア、素材はコールドキャスト製で、その出来映えは…、車両とは別の次元の残念な造形に…(泣


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画像5、オリジナルのフィギュアのお顔。
2名のフィギュアの顔のアップですが、如何でしょう?40年以上前辺りのチープ感覚溢れるトイレベル…。現代において、1/35でも許される物では有りません、です。
なぜにこのような事になってしまっているのか、今となっては知る由もない訳ですが、とにかく悲しい事この上有りません。


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画像6、お顔の修正その1。
と言う事でまずはサイドカーの乗員、顔はしっかり削り落とします。コールドキャスト製なので簡単には削れませんから、リューターでガシガシ削って行きます。
肝心の顔部分はスカルピーを被せおおよその造形を施して行きます。接着面には瞬着にて仮止め固定できるように。


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画像7、お顔の修正その2。
顔のディティールに手を加え、ヘルメットや首元のマフラー、ポケットの形状等も手を入れます。あちこち手を付けるとそれらしく。
そもそもサイドカーの乗員は基本バイク用のコートの場合が多いのですが、このフィギュアはコートでもない、通常の軍服でもない造りに、唖然、なのでした。


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画像8、ドライバーのお顔その1。
次にドライバーのフィギュアのお顔を上記と同様にガシガシ削ります。
この10年程でコールドキャストやポリストーンと言った素材のフィギュアやスタチューが多くなりましたが、どうやらコスト的な面がその理由のようです。加工の悪さや衝撃の耐久性の無さ以上に、価格面重視と扱い易いと言った理由からなのでしょうか。


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画像9、ドライバーのお顔その2。
こちらも削った顔にスカルピーを被せて造形して行きます。今回は2体とも資料も見ずに頭のイメージで作っていますので個人的な好みがしっかり出てしまっているようですね(笑
ヘルメットのベルトや、ややおかしな形状のコートのエリ部分も造形して行きます。


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画像10、HME 2016もいよいよ来週!。
さあ、今年もやってまいりました、北海道最大の模型イベント北海道モデラーズエキシビションが来週の土・日で開催です。
今年も例年以上の参加者が押し寄せ、賑わう予定ですよ。道外からのゲストも多数いらっしゃる予定ですし、今年はなんと言っても30周年と言う事も有り、特別展示や色々な企画、催しも予定しています。
皆さんお誘い合わせの上、ぜひ足をお運びくださいませ〜〜!!


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2016年7月17日 (日)

プライザー1/72サイドカー その3(最終回)

だんだんと北海道も暑さが増して来て、夏本番もすぐそこまでやって来ているようです。夏と言えばアウトドア!私も以前はサーフィンやキャンプ等を思い切り満喫していましたが、年々外に出向く機会が減って来て、今ではほぼ引き蘢り状態です。泣健康的にも精神面でも決して良い事ではないですよね〜!と言っていてもHMEも後2週間を切ってますし、外で元気に活動とは、しばらく行きそうにも有りませんです…(笑
先週ご案内通りに、第14回北海道AFVの会が開催されました。会場には85名以上の参加者で賑わい、この為にわざわざ遠方より脚を運んでいただいた方も多数いらっしゃいました。関係者の皆さん本当にお疲れさまでした。AFV物に特化した催しですので、一般の方にはなかなか取っ付きにくい面も有りますが、若者や女性の参加も年々増えて来ていますので、もっと裾野を広げて行かなければと改めて考える次第でありますです。
持参したミニスケールのサイドカーも今回で完成です。


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画像1、指の上のミニワールド。
前回の状態をセットして人差し指の上に、の一枚です。小さいです!
北海道は全国的に見てもミニスケールの比率が非常に多いんです。広大な大地に有って、なぜかとっても小さな世界を求める方々が多くいらっしゃる辺りもなんだか不思議、ですよね〜。(笑


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画像2、完成その1。
ベースワークを仕込んで、各種アイテムを接着して、完成です。ベースはミニアート社の1/16フィギュア用の物。地面や草等を処理して簡単ビネットに。


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画像3、完成その1-2。
ベースの作り方によって見せ場のメインアングルも決まってきますね。画像2が基本のメインアングルでしょう。ただし、背景を囲ってたり壁面でない会場での展示ではあらゆる角度から見る事が出来ますので、その辺りも意識して作りますよ。


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画像4、完成その1-3。
ここに来るまでに降下猟兵の各種装備品も装着完了しています。銃のスリングも極細ペーパーにて制作。
ナンバープレートの文字は判読できないレベルでうにょうにょと描いてあります。(笑


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画像5、完成その1-4。
簡単なビネットですが、面積内の情報密度が結構増えていますので、寄って行くと、小さいながらにも見所が満載状態になっています。人の肌部分やサイドカーに装着されたバッグの色味等がポイントになってきます。


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画像6、完成その1-5。
裏面の草地斜面の背面も敢えて黒での塗装ではなく地面同様の色合いにて自然に見えるように処理してあります。ただしすべてが背中側になってしまう背面はやはりやや寂しい感じも…。ビネットとしての工夫がやや欲しかったかも、ですね!


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画像7、完成その1-6。
アップめの画像です。
ミニスケールの場合、同じ塗装でもややコントラストを強めにしておく事で、スケールエフェクト的な効果が生まれ易く感じます。裸眼ですと自然なグラでももっさり見えてしまいがちになるので、濃淡の表現は気持ち強めに、がよろしいかと。


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画像8、背景付き画像その1。
背景にやや暗めの赤系のバックを使うとこんな雰囲気に。
白いバックの時とはまた違った物に見えてきます。
解説や制作過程の、物自体を見せると言う意味合いよりも、全体を通した一枚の絵としてみせる、と言った意味合いが強くなるのではないでしょうか。


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画像9、背景付き画像その1-2。
アップめの画像も背景が違うと別の雰囲気が漂ってきます。
完成後も色々な楽しみ方が出来ると言う物です。


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画像10、背景付き画像その2。
背景に自然の風景をバックに使った一枚。黄昏に色付いた草原を背景にすると牧歌的な落ち着いた雰囲気に仕上がってきます。ビネット自体が小さいので、用意する背景も小さめの物でも十分使えてしまうのもありがたいと言う…(笑


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画像11、背景付き画像その3。
こちらは緑まぶしい草原と青い空の背景をバックに。
とにかくすべてが小サイズですので、いろんなチャレンジがお手軽に出来てしまうのです。お試しの意味でも試してみる価値が十分に有ると言えるかも!?


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像12、展示会での一枚。
第14回を迎えた北海道AFVの会での展示の一枚です。
作品本体が小さいので、台座的にやや高めに立ち上げた木箱にサテン地の布を被せ、さらに横には特製の作品プレートを配置してみました。
作品自体の出来には左右しないこれらの演出も、見せる事を意識した展示会ではその印象も大きく変えて見てもらう事が出来ると言うもの。ほんのひと手間、が作品自体の存在感にも大きく貢献するのではないかと考えます。
と言う事で1/72も一段落、なのでした〜!


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2016年7月10日 (日)

プライザー1/72サイドカー その2

さてさて、本日は北海道AFVの会が開催されます。そして、参院選の選挙。私もこの後しっかりと投票予定ですが、思うと、いったいどんな、誰が出ているのか、良く知らないと言う…。政党のみで選ぶのも有りですが、そうなると選挙の意味もやや変わってしまう気も…。思うと選挙の度に同様の事を考えてました。選ぶ事への責任や選ばれる事に対する重大な責任、年々希薄さが増しているようにも。何かしらの不手際による責任追及なんかの際はかなり容赦がなく取り上げられるのですが…。今回から18歳以上が投票権を得ると言う新しい状況の中、素敵な世の中にしていただける方を選びたい物です。でも、どうせそんなに変わる気もしない、などと思ってしまう辺りが、そもそもダメなんでしょうね〜!
と言う事で選挙の後にはそのままAFVの会会場の「ちえりあ」へ直行です。長いようで短い1日になりそうな…、何年もじっくりと作品を見た事無いんですもの…(泣
で、今回進めているサイドカーもしっかりと持参しますよ。実はとっくの間に完成しているのですが…(笑


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画像1、車両の塗装その1-1。
完成したキットは塗り残しの無い様にしっかりと下塗り塗装し、その後簡単に墨入れ作業まで進めてあります。結構存在感が映えるてます。
小さいスケールなので塗装の際の塗膜も結構影響しますので、慎重にうす塗り重ね塗り状態で進めますよ!塗りムラが出ないように最善の注意を!!


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画像2、車両の塗装その1-2。
エンジン部分もシルバー系で下塗りしてから墨入れ、これだけで結構雰囲気が出る物です。キット以外に手を加えた箇所も慎重に塗装して行きます。
1/72と小さいながら、細部の素晴らしい造りを殺してしまわないように心がけます。


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画像3、車両の塗装その2-1。
車両のボディ色はジャーマングレイにやや明るめのブルーも加えて、大戦初期のブルーグレイ調のイメージに。
その後は汚れや傷跡等をいたるところに描き込んで行きます。


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画像4、車両の塗装その2-2。
凸部分にはやや明るめにハイライトも描き込んで行きます。
画像では分かりにくいのですが、エンジンシリンダーにはフィンの再現用に極細の黒にてそれらしく描き込んでみました。
全体の泥の表現も、やたらとくどくなりすぎないように注意が必要です。


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画像5、車両の塗装その3-1。
さらに全体の調整や細部に手を加えて行きます。
大雑把な泥や汚れ、傷跡の精度を高めて行きます。タイヤは元がスリック状態なのは仕方が無いとして、一応手描きでパターンらしく表現してみました。


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画像6、車両の塗装その3-2。
今回手を出せなくて残念だったのがブレーキやエンジンのパイピング処理。この辺りを作り込むと一段とリアルさが増すのですが…(泣 ちょっとやっては見たのですが、あまりに細か過ぎて今回は途中で挫折しました。次回こそ!!(笑


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画像7、フィギュアの塗装その1。
小脇でたたずむ降下猟兵さん。完成ではないですが大まかにはこんな進み方、です。ドラゴンのフィギュア、めちゃくちゃ小さいのに凄いディティールです。1/35のデータをそのまま縮小したみたいですね。しかもドラゴンぽいアクの強さまで再現されていると言う…(笑 塗装は初期型タイプの迷彩無しバージョンで。


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画像8、フィギュアの塗装その2。
ドライバーさんは身体をプライザーで頭部がドラゴン。
こちらも手は加えたかったのですがやりだすとキリがなさそうでしたので今回は割愛。オートバイ兵用のコート姿なので色合いは単調です。実は本物はゴム引きなのでやや艶もあるのですが、このスケールでそれをやると安っぽい仕上がりに…!


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画像9、フィギュアの塗装その3。
サイドカーに搭乗する方は何ともこじんまりとした姿です。こちらも身体はプライザーで頭部がドラゴン。せめてゴーグルが欲しかった、ですかね〜♪


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画像10、大まかに塗装を終えた姿。
まだ決して塗装は終わった訳では有りません。この後も微調整は続くのですが、一通りの塗装がひとまず落ち着いた状態の絵。
ひとつのブロック上にすべてが収まるサイズですのでとっても小さい、です(笑 現在は既に明日に向けて作業は終了していますが、次回で完成の姿を披露する事に!
まあ、本日会場にお越し頂ければご覧に慣れますが…(笑


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2016年7月 3日 (日)

プライザー1/72サイドカー その1

先日、英国の国民投票によるEU離脱が決まったお話に軽く触れましたが、その際に先陣を切って離脱を呼びかけていた前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏、当然ながら次期首相の有力候補と誰もが思っていた矢先、一転して不出馬を決めたと言う…。何なのでしょう?騒ぐにいいだけ騒いでおいて、あとは誰かに任せたよ、では全くおかしな話だと思うのですが。何かしらの意図する事を主張し、周囲に同意を求めるならば、当然自身の発言に対する責任や義務が有ると思うのですが。そんな訳で英国国内の分裂や独立の話まで出ていると言うのですから、人騒がせにも程と言う物があるのでは…(泣 全くもって呆れたお話、です。あなたの周りにも、そういう方、いらっしゃいませんでしょうか?
時は既に7月を迎えてしまいました。今年の半分の歳月が終了してしまったと言う事、なんですよね。まだ年が明けたばかりと思っていたのですが…。
来週の10日(日)には北海道AFVの会なんですね。くわばらくわばら…。
今回はそれに向けての久々のAFV物です。


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画像1、プライザーのキット。
クラブの知り合いの方からキットの一部を頂きました。1/72プライザー製のツェンダップ KS750サイドカーです。AFVの会に向けていっこうに何もやっていない私にハッパをかけてくれましたよ! めちゃプレッシャー…(笑
しかし、これがなかなかどうして、とんでもないキットな訳でして…。


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画像2、仮組みとサイズ。
まずは軽く仮組みです。パーツ数もそんなに多くない割に、組んだそのプロポーションやディティールの素晴らしさには目を見張る物が!1/72スケールで、ここまでやるか!?の出来映えには感動すら覚えてしまいます。
大きさの比較の為に10円玉と並べてみました。


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画像3、仮組み全周その1。
ご覧頂いた際にまず目を引くのがスポーク部分だと思います。しっかりと抜けているんです。昔の1/35のキットの物よりいい出来映えに感じてしまいますよ。
付属のフィギュアもこれまたプライザーならではの素晴らしい出来。このままストレートで完成させても全く問題ないですね〜♬


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画像4、仮組み全周その2。
単独画像でこの位の大きさで見る限り、1/72スケールと思って見る方はあまり居ないのではと思われますです。それくらい完成度が高いキット!こんな意気込みを今後の他車両に活かして続々発売されると思うと、ゾクゾクしてしまいますね〜!


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画像5、追加工作その1。
モデラーの悲しい性、見ているうちにあちらこちらに手を入れたくなってくるのは全く病気以外の何物でもありません。よせばいいのに…(笑
サイズもサイズなので、出来る事は限られてきますが、簡単お手軽な部分には随所に手を加えておきます。


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画像6、追加工作その2。
バックミラーや各部のバッグの取っ手、サドル下のスプリングやナンバープレート等、細かな目立つ部分はしっかりと。ミニスケールをやられている方々の間ではエンジンのシリンダーの形状修正やフィンの切り込み等も含めてスクラッチされているとか…、私には言葉も手も出ないところですがミニスケールのジャンル、なんと恐ろしい事に!(笑


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画像7、フィギュアの小改造その1。
車両に手が入り終わったところでフィギュアの登場です。これが無いと私が作った事にはならないと言う…(笑
降下猟兵はドラゴンのキングタイガーに同梱の物を、サイドカーの2名のヘッド部分もドラゴンの同キットの中の物を使ってみました。


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画像8、フィギュアの小改造その2。
プライザーのフィギュアは長きに渡ってその出来の素晴らしさに定評が有る物の、シリーズごとにサイズが微妙に違ったり、他社物と一同に並んだ際の違和感が若干感じられる為、ヘッドのみは統一してみたのでした。最終的には小ビネット仕立てを考えている為、その辺りの統一した雰囲気は、小さいながらもしっかりと出せると思います。


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画像9、全体の仮組み。
一通り素材が出来上がって来たので、3cm角のブロック上に配置してみました。サイズの比較の為に逢えて手も一緒に! 間違っても指が大きいと言う訳では有りませんのご注意ください!!(笑
フィギュアとディティールアップ完了の車両が組合わさると雰囲気が伝わってくる気が。小さいな1/72 ミニスケールの世界の楽しみは、こんな手の平サイズに広がる夢の世界、なのかもしれませんね〜♬


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2016年6月26日 (日)

自衛隊戦車兵1/16ヘッド その5(最終回)

やはり天気が気になります、ここ最近も。気圧が一定のある位置にて停滞して、日本が高気圧で包まれない為に、変な所に前線がとどまる、その為に雨が多いらしいのですが…。西日本のみならず、その影響は北海道にも顕著に見られているのです。雨量が多い、日照時間が極端に少ない等。このまま行くと、今年の農産物に多大な被害が…(怖地震、気候のみならず経済に与えるダメージも相当な物ですが、そんな中、英国のEU脱退の話も現実の物となりそうでして、これらが世界的に与える影響もデメリットの方があまりにも多いような気配が。 なんだかマイナス思考に走りがちな話題が続出で、のんびり構えて人事とも思っていられません。いったいこの先、どうなって行くのでしょう?日常の生活とはかけ離れているように見える趣味の模型制作にも、与えるダメージや影響は計り知れません、ですよ、トホ(泣 自衛隊戦車兵1/16ヘッドの第2弾分も今回で最後です。


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画像1、コスチュームの迷彩塗装。
お顔部分は前回に引き続き手がはいります。付き過ぎたコントラストを押さえ気味に調整、やや自然な雰囲気にして行きます。これらも徐々に、です。
そしてコスチュームの迷彩色を描き込んで行きます。参考資料をじっくり見ながらやや簡略化させてのデフォルメ仕様で。


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画像2、細部の描き込みと全体調整。
ベルトやネーム部分、グローブやヘッドギア等の細かな部分を描き込んで行きながら全体を調整して行きます。迷彩部分にも簡単なシャドー処理を施して行きますよ。
顔の最終調整では眉やひげ後、顔のシミや簡単な皺等も描き込んでおきます。あくまでもくどくならない程度に行うのがポイント!


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画像3、完成その1。
完成状態のアップ画像。
まずは眼鏡を制作しました。透明プラバンと真鍮線を加工しながら…。
ゴーグルも装着。ベルト部分はキットの説明書にトレース用の物があるのでそれを参考に。
後はヘッドギアに付属するマイク部分も。


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画像4、完成その2。
襟章も資料を元にそれらしく描いておきます。
コスチュームの各部の縫い目の跡や皺等も軽めに描いてありますよ。ベルトの繊維の立て筋もしっかりと描き込んでおきます。全体のバランスを壊さないレベルで。


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画像5、完成その3。
ゴーグルのベルトも縦ラインが特徴的なのでしっかりと描いておきます。
今まで見れなかった横や後ろの姿も結構絵にはなるのです(笑


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画像6、完成その4。
戦車長のこのお方は10式戦車に搭乗される為にあくまでもこの状態で完成となります。
ヘッドギアの各部の素材や色の違いを艶の雰囲気や色での描き込み等でそれらしく再現してあります。


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画像7、完成その5。
キットには入ってない眼鏡を作るのが結構時間がかかりました。1/16スケールは全身で見ると大きく感じますが、顔のみでのサイズはかなり小粒。そこへの眼鏡も神経を使わずには作れないのでした(泣 しかも個人名は公にはしない物の、個人を特徴付ける大事なパーツ。これが無いと誰だかさっぱり、のはずなのですが…。


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画像8、完成のアップ画像。
ネームを見ると、あっ!お名前が…(笑やや現在より若い年齢の設定で作ったのですが、如何に写りますでしょう?なんと言っても自衛隊の格好は日本人だからこそと言う雰囲気を感じてしまうのですが、誰がどこから見ても自衛隊員、ですよね〜♬


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画像9、お顔のアップ。
アップの斜めアングルだと、顔のシミやひげ後がよく解ってしまいます。やや粗めの仕上げでは有りますが…(笑
通常1/35スケールでは味わえないダイナミックなスケール感と細部への拘りは1/16ならではの醍醐味と言えるかもしれませんね。


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画像10、今回の決めの完成画像。
設定上ウエストアップのみの状態ですが、バストモデルと言うジャンルも、今後見逃せないカテゴリーに、日本国内でもなって行くかもしれませんよ。
海外のフィギュアの世界ではバストモデルの存在は多くのファンを魅了し続けています。日本国内ではまだ認知度が低いのかもですが、個人的にもこれからの可能性に期待せずに入られません。
何はともあれ一応の完成の姿をお見せできる事が出来た事に感謝です。
その後諸々の作業が他にも続いているのですが、お見せできる状態の物が少ないのです、さて、次週からどうしましょうかね〜〜♬(笑
ではでは。


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