2015年2月15日 (日)

7インチアクションフィギュア キル・ビルVol.1  ブライド その2

雪祭りも一応無事に終了したようですね。心配通りの暖気に一部取り壊しの雪像も有ったようですが、安全のためには仕方がないですね〜。今年はプロジェクトマッピングなどの新手の演出も効果抜群だったようでして、新しい技術がそこかしこで見られるのも時代を感じて胸躍る物が有ります。なんて話してますが、私は行ってませんけれど…。
雪像制作に携わった事はないのですが、雪で作る造形物、気になりますです。なんと言っても大きさ!そしてそのはかない存在感!一瞬のトキメキを託した雪像、いつかは作ってみたいなんて思うのも模型なんか作っているから、なのでしょうかね〜♪
そんなこんなでいろいろと忙しくなってきましたよ。もたもたしていたらすぐ春になってしまいますね〜。
という事でブライドさんの続きなのでした。

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画像1、髪の毛の下部の隙間。
前回気になっていた髪の毛の下部分の隙間、こうしてみるとやはり結構な隙間です。飾るだけなら全く気にもならない出来なんでしょうが、リペイントするフィギュアとしてはこのままという訳には…。ああ、悲しい性。
素材がかなり柔らかいゴムっぽい素材なので、それを利用しながらここは思い切って修正する事に!うまい事行ってくれるといいのですが…。

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画像2、針治療。
あちこちでアクション場面の多いブライドさんです、体のあちこちに痛みや疲れも溜まっているのでしょうね〜、という事で針治療です(笑
という訳もなく、柔らかい質感を利用してボディー部に密着させるという荒技。うまい事フィットするように調整しながら虫ピンや真鍮線を差し込んで固定していくのでありました。めちゃめちゃ強引です。

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画像3、針治療その2。
画像1と比べるとかなり密着感が出たかと思いますよ。
一部髪の毛に切れ込みを入れたり引っ張ったり伸ばしたり、それはもうめちゃくちゃ強引に固定、固定した状態で瞬着を流し込んでボディーと接着。
髪の毛とボディーがしっかりと固定された段階で、虫ピンや真鍮線の飛び出た箇所でカット!固定されたと思って抜いてしまうと後々パカッと、なっちゃうでしょうから…(笑

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画像4、ピン後や髪の毛のディティール調整。
カットしたピン後や、髪の毛の強引な固定の際の形状、髪の毛の先端の形状のダルさをエポパテにて修正しておきます。
異素材の組み合わせに戸惑って、細かな部分までは手が回っていないのが心残りでは有りますです。もとの髪の造りが大雑把なので塗装でなんとか変わるかと。

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画像5、下塗りその1。
という事で各部の修正が終了。
いよいよ下塗り作業です。まあ、なんにも大げさな事ではないのですが…。
ただし、ここまで全く意識していませんでしたが、今回の主な色調が黄色ということ。ここ結構重要なところなのですよ、黄色という色と言うのが…。
個人的に模型の塗装の際の高難易度な色が黄色だとかねがね思っているんです。基本どんな塗料においても黄色の場合、単色での隠蔽力がとっても弱いので、普段は下地の色が重要になってくるのです。ほとんどサフェーサーを吹かない私の場合、修正箇所の色味の差をなくすためには、かなり塗り重ねなければ…(泣

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画像6、下塗りその2。
なんだかんだ言っていても始まらないので、ひたすらペタペタ下塗り作業。髪の毛も一緒に黄色に塗っておきましたよ、取り敢えずは。シューズも同様に下塗りしておきます。
お顔と足首のわずかな皮膚の部分も似た肌色系で下塗りしておきました。
こうして全体を黄色で下塗りしてみると、ス−ツのボディー側面の黒いライン部にどうしてもムラが出ているのが先の話しの部分。まあ、ここはまた黒で塗られるので良い訳ですが、こうした色むらを完全になくすためには黄色と言う色は、やはり他の色に比べると手間がかかってしまう、と言う事なのですね〜(泣
実際には陰影を付けて行く際に色々な色を加えていきますから、そんなには目立たないのですけれど。気持ち的に、と言う事ですよね〜♪
お顔もフラットになった分、怖さ倍増です…(恐

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2015年2月 8日 (日)

7インチアクションフィギュア キル・ビルVol.1  ブライド

札幌は現在雪祭り開催中です。ここ数日は気温もグッと冷え込みがちで、雪像への心配は無い様ですよ。数日前の高めの気温だと開催中に雪像の倒壊なんかもあったりしてしまいますから。本日はちょっと雨も降るらしいですが…。多くの方が訪れていますので、事故等が無い様に祈ります。
既に何年も雪像見物に行く事はないのですが、冷え込んだ外で何時間も行列の流れに身を任せるのはしんどいです、正直。TV辺りで見ているのが見所満載でオススメなのですが…。
こちらは通常にしばし戻ってフィギュアのリペイント作業、なのです。
今回はNECAの7インチアクションフィギュア キル・ビルVol.1 ブライドなのでした。キル・ビルも2003年公開ですので10年以上も経っているんですね。時の流れの速さに改めて驚いてしまいます〜♪

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画像1、フィギュアのパッケ。
色々な意味で衝撃的だったタランティーノ監督のキル・ビルシリーズ。人気に相まって当然フィギュア関係も出ていました、アリガタヤ〜!
今回取り上げるのはNECAの7インチの物。一応アクションフィギュアとして発売されていましたが…出来は良いです。
ブリスターのパッケも今となっては懐かしい感じもしちゃいますね。

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画像2、劇中スチールより。
独特の役者さんを使うのもタランティーノ監督のお得意分野ですが、主人公のザ・ブライド役のユマ・サーマンさん、この女優さんもかなりの個性でハマり役でした!
好き嫌いは好みの別れる所でしょうが、個人的にはかなりツボに入る女優さんです。

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画像3、オリジナル状態その1。
アクションフィギュアとは言いながら、なかなか良いんですよね、このシリーズ。映画物も数多く排出しているNECA社ですので当然。カッコいいです。
このポーズは劇中でのゴーゴー夕張との戦闘シーンの一コマですよね。

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画像4、オリジナル状態その2。
ユマ・サーマンの細身の身体と気迫溢れるポーズ、そしてちょっと強面な美しい美貌がそのまま再現されているんですから、ファンにとっては溜まらん一品、の筈。
この手のアイテムにありがちな悲しさは、映画公開などの話題性から遠のいてしまうと、瞬時に忘却の彼方へと葬り去られてしまう事、でしょうか。

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画像5、オリジナル状態その3。
キルビル3の映画製作の噂も一時流れていましたが、どうなってしまったのでしょう?
ボディースーツは実際はジャージ素材の様でしたが、フィギュアでは質感的に表面がボコボコと粗目の表現、今回は手は付けられませんが…。
服部半蔵(千葉真一)に打ってもらった刀、こちらもメッキ使用で下地の造形がかなり粗い事に。こちらは塗装剥離の上、下地の修正が必要でしょうか?

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画像6、オリジナル状態その4。
各部は丁寧に仕上がっています。衣装や額の血痕も劇中に沿ってます!
残念なのは髪の毛、頭が可動式のために、髪の毛はゴム系の柔らかい素材、しかもボワッと広がっていて隙間が…(泣 ここもなんとかしなければ…。

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画像7、オリジナル状態その5。
なんだかんだ言っているのはこの後の作業を考えての事。実際には素敵なフィギュアなんですよ〜!このまま飾っていても、な〜んにも問題有りません。
特筆すべきなのがこのフィギュアに同梱されているベース。劇中の戦闘の舞台のダンスホールの床なんですよ。ガラス張りの下に日本庭園の石庭をイメージした物がこのベースでも見事にそのまま再現されています。映画の美術にも驚きましたが、フィギュアのベースにここまで拘るNECA社にもビックリ!

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画像8、アクションフィギュアですから…。
このフィギュアの最大の残念な部分、それがアクションフィギュアと言うだけに各部が稼働すると言うところ。再現シーンもポーズ的にも決まっているんで、画像の様にあちこち動かす事はまず無い筈…。(敢えて動かしてみましたよ、案外楽しいかも!)
可動箇所は関節位置にになっていないところがまた凄いのでありますが、ここの処理もしっかりしておかなければ、なのです。

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画像9、可動箇所のパテ埋め。
可動箇所は隙間に瞬着を流し込み固定した後に、エポパテにて隙間を埋めておきます。パーツ感の段差はさほど気になるレベルでは有りませんがその辺りも違和感の無い様に処理。
結局こんな作業で、結局ソフビの組み立てと大して変わらない作業になってしまいますよ〜!完成品をいじると言うのはそう言う事なんですが…(笑

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画像10、パテ埋め箇所の表面処理。
修正した箇所は回りの質感と違和感の無い様に表面処理してあげましょう〜!
さあ、いざ塗装!と行きたいところなんですが、髪の毛の問題が残っています。どう処理するかはこの後考えて作業をする事に。
と言う事で次回に続くのであります。

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2015年2月 1日 (日)

タミヤ 1/35 ドイツ軍下士官

天気の話しですが、やはり変ですよ。今週前半には雨が降り、道路の雪はザックザク。まるで3月の春の陽気の気温と雨、です。至る所で車が埋まっていました。次の日にはググ〜ンと冷えこんでザクザク路面はそのまんまカッチカチ状態。車、壊れますって!
除雪が進んでいったんは広くなった道路も狭い事に…。しかも現在ではツルツル状態、ですもの。やれやれです。
そんなこんなで製作はちっとも捗りません。ロザーナさんが終ってからは大物に取りかかる準備が整いませんです。
で、いつもの事ですが、大物系の後には無性に小さめの物が作りたくなったりしちゃうんですよ、と言う事で今回は1/35の兵隊さんをささっと。

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画像1、ドイツ野戦指揮官セット。
このキットも既に数年が経っている様ですが、出来は良いのに、なぜかあんまり話題に上らないキット。右上の士官Bは3年以上前に軽く塗ってみた事が有りますが、その他は手も付かない状態でした。。
まあ、息抜き的に今回はワルサーを手にした下士官さんに登場願ったと言う次第。

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画像2、キット素組状態。
1/35と言うスケールはAFVの世界では極々標準スケールなのですが、フィギュアの場合約55mm程度ですのでかなり小さい物なのです。
昔のキットは各年代ごとにそれなりの出来映えでしたが、ここ数年、技術の向上と各メーカーさんの競合もあってか、色々な物が出ている訳です。しかも精度的にも上がってますし。
今回の下士官さんもザクッと組んだだけでもかなりカッコいいのでした。

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画像3、キット素組状態その2。
ヘルメットのリベットと背面のガスマスクのベルトを追加した以外はほぼストレートです。
画像を見ても成型色のせいもあってかタミヤのアイテムとは分かりにくいですもんね。

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画像4、そのままほぼ完成その1。
今回はなぜか途中画像もすこ〜んと飛ばしてほぼ完成なのでした。
上着はいつもよりやや明るめのグリーン系にしてみましたよ。

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画像5、ほぼ完成その2。
いつもは息抜きにちょうどいい1/35の兵隊さんですが、今回はなぜか勝手が悪い、いつもの用にサクサク進まないのでありますです。よく考えると、ヘッドルーペを使ってもハッキリと見えなくなっている事に…。完全に老眼が進行しているみたいです。しばらく大きめの物ばかりだったとは言え、今更ながらに1/35が小さく見える〜(泣

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画像6、3年以上前に塗ったもの。
同キットの物で以前に塗った兵隊さん。苦労した記憶は全くなく、今見てもそれなりに細かな部分も描き込んであります。
こうして見るとやはり出来の良いフィギュアなんですよ、お顔にややクセが有るので、好き嫌いは好みが別れる所なのかもしれませんが…。

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画像7、今回の完成の状態。
なんだか作業が捗らないと言った感覚が、完成した姿を見ても分かる気がします。数年前の物と比べても細かな部分の精度が落ちている気が…。その間の精進が足りなかったのも有りますが、明らかに「目」のせいですよ、これわっ!
などと自分に言い聞かせても虚しいだけ…なのですが。

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画像8、今回の完成の状態の正面。
手元の銃を見つめるポーズのために俯き顔なのがこのフィギュアのポイント。造形も伏目眼で良く出来ているのです。が、こうしたフィギュアの場合、目は最大の見せ場になるのが恒な訳で、今回のような設定はかなり例外的なのかもですね。一応その辺り、白目に瞳のような描き方はしていませんが、一応閉じがちな細い目元の中に瞳らしい雰囲気だけは再現してあるのですが…。画像では全く見えていませんね〜!
精進の意味も含めて、今後は1/35のフィギュアももっと積極的に取り組みたいと、改めて思うのでありました、とさ。

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2015年1月25日 (日)

山下しゅんや ロザーナ その3(最終回)

結局この一週間でどかどか振ってます、雪。昨年より多い感じに〜(泣
ただし気温はやはり高め、なので道路状況もザクザク、ガタガタ。道幅も一気に狭くなりしかもすり鉢状なので狭い道でのすれ違いはなかなか困難。なので自ずと車での移動は時間がかかっちゃうのです〜♪毎年の事ながら、時期が明らかにずれていますな。やれやれ。
雪かきに追われて力もなかなか出ない毎日なので有りました〜。
年も明けて色々とやりたい事も多いのですが、そんなこんなで、なかなか作業は捗らない日々なのでありますです。
さて、そんな中、ようやくロザーナさんが完成なのですよ!

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画像1、完成その1。
その後は細かな作業が続きまして、晴れて完成の姿に。
全身に散りばめられた金色の飾り物、こちらは若干のシャドー処理を施してさらに金色を上塗り状態に。ブーツ部にも階調の変化を。
各パーツの境界線には必要に応じて茶や黒にて縁取っておきます。当然ながらその近辺にはハイライトの処理も施します。この作業によって全体がグッと引き締まってくれました。
ただし、通常のフィギュアの場合この作業を過度に施すとうるさいばかりでなくマンガチックになる恐れも!今回は原画のイラストを意識してのイメージなので何時もよりはやや強調気味にしてありますです。

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画像2、完成その2。
作業段階ではなかなか見れないアングルでも今回はしっかりと。
ややボリュームの足りないヒップアップなノリはやはり気になるところです…。
側面や背面も前面同様の処理がしっかりと施されました。
巨大な刀にもしっかりと塗装が入っています。

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画像3、完成その3。
一応決めのアングルを大きめに。
立体物を敢えて平面のイラスト的な塗装を施す事によって、通常のフィギュアの塗装の感覚とは別のイメージに展開が可能だと言う感じでしょうかね。ってか、私の塗装はいつもこんな感じ?

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画像4、オリジナルのフィギュアと原画。
似たアングルでの比較用、です。
ややノッペリとした塗装のオリジナル状態の物はやはり既製品的な香りがプンプン、なのです。当然と言えば当然ですが…。
立体化されているだけでその価値はとても重要なのですが、原画とのギャップは拘って見た際には結構残念な感情が…。原画が素敵なだけにもったい無いの一言です。
そうなればやはりひと手間掛けたくなってしまうのがモデラーの性!?

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画像5、完成ウエストアップその1。
ウエストアップのアップ画像。
1/7スケールなのでフィギュアとしては大きな部類のロザーナさん。
綺麗にお化粧が施されて、さぞやご満悦なのでしょうね〜♪

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画像6、完成ウエストアップその2。
細部の粗がアップの画像ですと見えてきます(泣
アングルの違いによって表情が変わって見えるのも不思議な物です。目や眉の表現が女性の顔にとって如何に重要な物なのか、と言う事でしょうかね。
この後もうちょっぴり手は加えたいところです。

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画像7、各部のアップその1。
左画像は巨大刀の手元のアップ。黒やメタリックグレー、シルバーの階調を重ね塗りしながら金属の質感を出してみました。
右はウエスト回りのコスチュームからヒップ回り。やや雑な箇所も見受けられてしまっていますが…。パンティーらしき物は一体どう装着しているのやら??

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画像8、各部のアップその2。
似たアングルでの比較用、です。
コスチュームの各部にあしらわれた金色のパーツの存在はこのフィギュアにとっては重要なポイントになっています。出来ればこの辺りの処理も塗装の濃淡のみで表現したかったのですが、今回は金色を使用して再現。光源によって雰囲気が変わってくれます。

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画像9、背景付き画像その1。
ロザーナさんの本来の設定までは存じ上げていないのですが、古くから世界的に表現されているファンタジーな世界観なのは間違いないところでしょう。
結構寄ってますのでバックが何なのかは全く?状態。それでも背景が有るのと無いのとでは全くイメージが違って見えますね〜♪

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画像10、背景付き画像その2。
上よりもやや引いた状態で背景には悪の魔物らしき物が。
フィギュアの撮影の際のバックはあまりビビッドな色にし過ぎない方がフィギュア自体の存在感が引き立ってくれると言う物ですよね〜。

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画像11、今回の決めの一枚。
全身のオリジナルの原画に近いアングルの一枚。ファンタジックな幻想感溢れる物を用意してみました。フィギュア自体をイラストタッチの仕上げにイメージしてみましたので、バックも実写よりもイラストっぽい感じの方がイメージが安定する気がします。
こんなキュートで勇ましいロザーナさん、切られてみたみたい(笑
と言う事でロザーナさん、一応の完成ですが、今年は山下しゅんや関係のフィギュア、どんどんと手を掛けて行きたいと思っていますので、そちら方面がお好きな方は期待してくださいまし!

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2015年1月18日 (日)

山下しゅんや ロザーナ その2

雪、少ないですね、今年の札幌。なんて話しはあくまで一昨日までのお話。なんて言ってたところ昨日今日と振ってますよ、っていうか今シーズン最大級の冬の嵐の札幌〜!おかげで昨夜のクラブの例会には行くのを断念。ドアは開かない、シャッターも上がらない、途中で埋まったら…。古い車にはあまりに過酷な天候です。なんちゅうこっちゃ!!
政治家が述べる様には社会は勢いよく回っている様にも見えませんしね〜。世界的な犯罪や事件も日に日に増えている気もしますし、かなり悪質になってきている。何か全てが以前とは違って見えてしまうのですが、歳を取ったせいでしょうね、昭和世代にとってはだんだん住みにくい世の中に…。
などとぼやきながらも、ロザーナさんはちゃんと進むであります。

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画像1、お顔の塗装その1。
前回で下塗りまで終っていますので、お顔を含めたお肌全体にシャドー部とハイライト部を重ね塗りしながら色味の変化を加えていきます。
いつもの様に根気よく、薄く幾度も重ねながらの調整。
お顔部分は特に念入りに。シャドー部分は原画を意識しながら今回やや控えめっぽく処理。
頬部の赤味も違和感のない様に。
今回は原画に近いイメージに仕上げたいため、目元や眉の形状も造形に無理のない程度に塗装にて見た目の形状に変化が付く様にして行きます。上部のアイラインをやや上気味に描き込んで行くとこんな感じに。オリジナルのフィギュアのきついイメージが緩和されるばかりでなく、女性らしさそのものの表現が変わった感じ、しませんでしょうかね?

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画像2、お顔の塗装その2。
上の作業段階では前髪を外して塗装しましたが、作業途中では装着したり外したりしながらイメージの確認を行いつつ調整して行きます。前髪が有るのと無いのとでは全く印象が異なって見えちゃいますね!
お顔の左半分は完全に前髪によって隠れてしまいます。なんだか勿体無い!!

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画像3、肌部分全体にトーンの変化が付いた状態。
お肌部分全体にトーンの変化が付きました。それ以外の箇所は下塗りのまんま〜♪
フラットだったお肌にトーンの変化が付くことだけでもフィギュアとしての存在感が大きく変化しているのがお分かりかと。
原画のイメージにグッと近づいてきた感じが…。

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画像4、コスチューム部分その1。
お肌以外のコスチュームや髪にトーンの変化が付きました。
ボディ部や手足のコスチューム部分、この辺り、今回は原画に近いイメージになる様に綺麗めに進行中。極端なコントラストが付かない様に注意が必要なのです。
髪の毛も原画を参考にあまり極端な仕上げにならない様に軽めの処理になっています。
各部の色味に色相変化が付いてくるとだんだんイメージに近づいて行く、どんどん変わって行くその行程がとっても楽しいのであります。

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画像5、コスチューム部分その2。
足もとの赤紫系の箇所、綺麗な色だけにハイライトやシャドー処理は極力白や黒は混色せずに濁色系には振らない様に、ビビッドな色にて彩度を保つ様に心掛けました。とは言っても作業はまだ半ば、ですが。
同様な考え方で上半身のピンク部のコスチュームも進行して行きます。細かな飾りや周辺の色味にも注意しながら出来るだけ丁寧に。
この段階まででもオリジナルのフィギュアのイメージからはかなり脱却出来ているかと。
後は何所まで原画のイメージに近い物に出来るのか、なのですが、この後も細部の調整等、気の抜けない作業が待っているのです〜♪

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