2015年1月11日 (日)

山下しゅんや ロザーナ その1

やはり今年は異常な天気!?年もあけて穏やかだったり突然の嵐のような天気だったり!ただし気温はそんなに下がっていない札幌、我が家もまだ水道の水を今シーズンは落としていません。嵐のような風に運ばれて玄関が開かない!どんだけ積もった?と思ったら、うちの玄関前だけに吹き溜まっていて、道路や車にはそんなに積もっていない。温度が高いので湿った雪で余計にドアが開きにくい、と言う事でした。何かいつもと、違う…?
このまま雪も少ないと有りがたいのですが…。
と言う感じで年が明けてもバタバタしていますが、そろそろ新しい物にも手を付けなければと言う事で、今回からは山下しゅんや氏のイラストから「ロザーナ」さんのフィギュアなのでありました。

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画像1、フィギュアパッケージ。
このアイテムは1/7スケール。2007年発売と言う事なので既に7年の月日が流れているんですね〜。
個人的にこの数年は山下しゅんや氏の大ファンになってしまった物ですから、手元には数多く出ている彼の原画のフィギュアがどんどん増殖しております。
新しい物程フィギュアとしてのクオリティも上がってきて凄い事になっているのです。原型氏さんやメーカーさんもほんとうに頑張ってますね〜!
そんな中での今回のロザーナさん、やや古いこともあってか、雰囲気はかなり出ているのですが、当時の完成品フィギュアの域は超えてませんです。
そこで、より原画のイメージに近づけるのが今回の目的、なので有りました。

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画像2、オリジナルの原画。
山下しゅんや氏の魅力は特徴的なお顔と悩ましげなポーズ、そしてなんと言っても独創的なコスチューム設定なのではないでしょうか。ファンタジーな世界観に有ってもかなり作者の個性を際立たせた表現力には毎回驚かされる物が有るのです。
今年は山下しゅんや絡みのフィギュアのリペイントに結構力を入れて行きたいと思っていますが…。

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画像3、オリジナルのフィギュアその1。
パーケージから開封されたオリジナル。
他の同スケール物のフィギュアと並べると一目で山下氏の物と判別出来るオリジナリティー溢れるフィギュアです。
造形的にもかなり良い感じで造られていますよ。注文を付け出すと切りはないのですが。
その反面、なんと言っても残念なのは塗装。量販されているフィギュアのほとんどが同様なのでは有りますが、大量生産の製作行程故の悲しいクオリティー。
所有感としてのフィギュアと考えれば結構満足感は有るんですよ、ただし原画と比べてしまうと…。

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画像4、オリジナルのフィギュアその2。
ボリュームたっぷりのバストに比べてやや小ぶりなヒップラインは気になるところなのですが、今回はリペイント勝負で造形には手は着けない事に。
全体的にベタ塗り的な塗装なのでモッサリ感が拭えませんです。価格的にも仕方がないのですが…。

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画像5、オリジナルのフィギュアその2。
原画と同様のアングル状態。
雰囲気、出てます!ただしお顔、特に目元がややきつめな仕上がり!?
上の原画と比べると頬の赤味も含めた肌の色相が悲しい状態なのがお分かりいただけるかと。こうして比べるのは如何な物か?と言う事なのですが…。
全体的にお色気の魅力が足りないような……。

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画像6、修正その1。
今回は基本的な造形部分には手を加えません。あくまでも成型時のパーティングライン等のみの修正なのでした。
通常のフィギュアの物と同様にほぼ横サイドに存在する合わせ目の段差等をいつも同様にパテにて修正して行きます。

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画像7、修正その2。
量販物のフィギュアや食玩等のパーティングラインの多くは成型後の塗装の祭の塗幕の厚みによって隠される傾向が強いもの。なのでそんなに気にしていない部分も多分に有るのでしょうが、模型製作に携わってしまうと、結構気になってしまうところなのですよね。
ただし、大多数が決まった場所に決まった割合で存在しますので、気楽に修正して行けるのです。必要以上にこだわり出すと、果てしない泥沼が待っていて完成しないことにもなりかねませんです〜♪

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画像8、修正その3。
頭部や腕も修正や塗装の必要に応じてパーツごとに分割しておきます。
頭部は前髪のみを分割して塗装しやすい様にしておきます。今回のロザーナさんは前髪が顔の左半分を覆っていますので、せっかくの美しいお顔も右半分しか露出しない残念なことにはなっていますです。
分割の際には無理に力任せにやってしまうとパーツがちぎれてしまいますので、流し込みタイプの接着剤等を使って時間をかけて丁寧に分割した方が仕上がりにも影響すると言う物です。

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画像9、全体の下塗り。
おおよその下地の修正が完了して下塗り作業。
いつも同様、仕上がりのイメージ、特に今回はオリジナルの原画の色を意識した色でして塗りして行きます。
女性フィギュアの際はいつもそうですが、サフ掛けしない場合のお肌の下塗りにはじっくりと時間をかけて下地の色ムラが見えないくらいに重ね塗りしましょうね。女性のお肌は本当に繊細なんですよね〜!
手元や足もとのブルー系の部分は原画に近い赤紫系に振っておきます。あくまで原画のイメージに少しでも近づけたい物ですから…。
と言う事で次回に続くのでした。

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2015年1月 4日 (日)

謹賀新年 ヘッドスクラッチ その4

新年あけましておめでとうございます。今年も引き続きよろしくお願いいたします。
穏やかな天候に恵まれた札幌ですが、ここ数日で気持ち降ってます、雪。でも平年と比べると、まだ少ない方ですかね。やはり暖冬?雪は全く予想がつかない物です。降ればひたすら雪かき、なんですが…。今年は気温も割合高め、かも!?
昨年末にはクラブの忘年会でしたが、今回は遠方より参加してくださったゲストの方もいつになく多い年でした。色々な場面での横のつながりは本当にありがたい物です。今年もその辺りをしっかりと大事にしながら、頑張って行きたいと思うのでした。
いつもの事ですが、造りたい物、やりたい事は盛り沢山。今年は例年よりもハイペースで質も上げながら、そんな年にしたいと思っておりますです。

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画像1、謹賀新年。
昨年同様になりますが、まずはご挨拶の絵。
お仕事関連での依頼の年賀状用の物なんですが、現物はかなりちっこいです。
お米ネタなんですが、今年はお米の形を利用して羊を数体散りばめてみました。
年々見えづらくなる視力と格闘しながらの作業。これからは目にもやさしい大きめの物が精神的にはよろしい様で…。
今年もひとつよろしくお願いいたします。

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画像2、女性スクラッチヘッドその1。
年末の物に引き続きスクラッチ物となります。
今回は女性物が中心に。
画像2は西洋系女性をイメージしてみました。西洋と言ってもなんとも様々な人種がいらっしゃる。今回は資料的な物はな〜んにも見ずに自分のイメージだけでコネコネしてみました。基本黙っていると左の人物のような事になるのが私のパターンみたいなんですね。

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画像3、女性スクラッチヘッドその2。
画像3の方は東洋系の女性を意識してみましたです。
日本人は今まで身近で嫌と言う程見てきている筈なのに、いざ造るとなるとなかなかイメージ通りにはなってくれない物ですよ〜!なんで?
左は某海外もののTVシリーズのドラマに登場する女性をイメージしていますがまだあまり似ていないので誰になるのかはもうしばらくお待ちくださいませ(笑
端正なお顔立ちの女性は、造りの良い男性お顔になって行く辺りが造形していると何となく分かってくるもの。極端な骨格の造りでなければ、東洋系の顔立ちは男女での違いはそんなに無いのかも、です。男女兼用も可!!かも(笑

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画像4、女性スクラッチヘッドその3。
こちらも日本人なのですが…。
左はこの後製作予定の物のヘッドになる予定の物。当然モデルになる方が居る訳です。自分的には似ている線まで来ていると思って入るのですが、この造形では多分全く分からないような…。誰になるのかは、こちらもしばしお待ちくださいね。
右、子供のようなお顔立ちのこの方は人気アイドルグループの一人をイメージ。子供と少女、そして女性が入り乱れる、そんな思春期の元気なパワーを表現したい!なんて思いをよそに、なかなか似てくれないんです。
上記全てに言えるのが、スキンヘッドでのイメージは掴みにくい、と言う事。人が認識するお顔のイメージに欠かせないパーツが髪の毛なのですね。髪の毛の表現だけで女性にはなってくれたりする物なんです〜♪
似ているかどうかはまた別のお話なんですが…。

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画像5、バスト仕立て制作途中その1。
こちらはバストモデル仕様の途中経過の物です。
海外ドラマの「Battlestar Galactica」に登場する人物、スターバックことカーラ・スレイス。なんともマイナーな人物なのであります。
劇中のワイルドな立ち回りが魅力でしたが、そんな彼女を造形してみています。
顔部分は先に造って焼き固めた状態で、ウエストアップのボディーと髪の毛を盛りつけて行っている状態。

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画像6、バスト仕立て制作途中その2。
女性で戦士パイロットの彼女。決して美しいイメージの女性ではないのですが、時折見せるほのかな女性らしさがなんともキュートな事に。このモチーフを手掛ける方は世界でも数える程、なのかもですが…。
数年間のブランクも埋めるべく、粘土コネコネ作業でしばらくはスクラッチに励もうか、なんて考えている訳なんです。
それにしても難しいです、女性と言うものは…。
新年の幕開けには全くふさわしく無いネタなんですが、こんなことも含めて、ず〜っとやっているんですよ、ね!何十年も!!(笑
そんなことですが、今年もよろしくなのでした〜♪

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2014年12月28日 (日)

ヘッドスクラッチ その3

降りました。雪。しんしんと。例年並みの量になってしまってます。結局のところ大なり小なりはあっても、やはり平均値に収まると言う事なんですね。年末にはまた強力な寒波が到来との予報も。はいはい、分かりました、おとなしくしている事にしますです。
と、結局いつものような冬になってきましたが、今年も残すところ数日、です。このブログも3年間続いていますが、実りや成果が有るのかどうなのか?
まあ、おかげさまで作品の数だけは着実に確保できているので、良しとしなければ、でしょうかね!後はクオリティ…?
今年の後半戦は本業の合間に1/10のヘッドのスクラッチをボチボチ進めていました。HME以降で20以上の頭に取りかかっていますが、なかなか完成には至っておりませんです。
来年はこの辺りもバストモデルとして一気に完成品にしたいと思っていますが…。
と言う事で今年ラストは普段通りでの締めくくり、なのでした。

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画像1、バブルヘッドナース2種。
以前の物よりやや進んだ状態の物と、別バリエーションの物。元はゲームキャラなのですが、映画版の2作でもその存在感は抜群。結構好きなのです。
クリーチャー物としてもかなり魅力的なキャラですので1/10のバストモデルで是非完成させたいところです。

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画像2、スケルトンヘッド。
見たまんまの頭骸骨、左はやや小ぶりにしてあります。骨好きな私ですが自分で造る事は滅多にないアイテム。
色々と使えそうなので、このジャンルも充実させて行きたい物なのです。
ほねほねロックを口ずさみながら…。

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画像3、ゾンビ系ヘッド。
画像を見て「これは!」と思ってしまった方はゾンビマニアの方。
左は映画「ゾンビ」のフライ(ヘリ)ボーイ。既にゾンビと化してしまった状態のもの。今年はこの方のfigmaも発売され話題に(?)劇中のアップを良〜く見ると、単なるメイクのみではなく、細かな皺の特殊メイクがしっかりと施されているのですよね。劇中では一瞬なので全く分かりませんが流石、トム・サビーニ、良い仕事なのでした。
右は同じく「ゾンビ」の主役の一人、ケン・フォーリーと言う役者さん。なかなかフィギュアでは存在しないので手掛けてみましたが…。

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画像4、高倉健&モーガン・フリーマン。
左は今年惜しくも亡くなった高倉健さん、1970年代半ば〜80年半ば辺りの八甲田山や幸福の黄色いハンカチ、人間の証明や南極物語、居酒屋兆治辺りの頃をイメージして造ってみました。いざ造るとなるとなかなか特徴が、無い…。
色々と展開が出来そうなので、素材としては面白いか、と。
右は黒人俳優のモーガン・フリーマン。こちらも数多くの映画に出ていますので、髪の毛や髭、皺なんかを変える事で色々な展開が出来そうな感じなのでした。なので今のところスキンヘッド状態なのですが…。

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画像5、健さん別バージョンのアップ画像。
健さんのヘッドの別カット。
1/10とはいえまだ細かな部分は手を加えなければ、なのですが。
造形として、似ていると言えるレベルでは決してないのですが、お笑いタレントの「ざわちん」手法を参考に、塗装で似せれれば、なんて考えておりますです。
まあ、似せて造ると言う事はとってもとっても難しいこと。来年以降は数をこなしながらもっとスキルアップを図って行きたいところです。
などと言いながらも、他にもやりたい事が盛り沢山、来年も新たな事にどんどんチャレンジできれば!なんて考えています。
 
今年ラストの今回ですが、来年以降も引き続きよろしくお願いいたしますです。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

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2014年12月21日 (日)

SW トルーパーの人 その3(最終回)

いやはや、先週の予報通りに、爆弾低気圧、来てしまいましたね。全国各地大荒れの様子でしたが、皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか?札幌は夜中に風が強い程度で済みましたが、なんとも恐ろしい限り、です。
天気の予報がかなり的確に当たるのも近年になってからです。昔は全くもってあてにはならなくて、てるてる坊主が幅を利かせていましたが(笑 衛生ひまわりの映像も解像度が上がったとかで、来年以降はますます当たる予報が見れそうですよね〜!
今年もはや半ばも過ぎ、残すところも2週間を切りました。本当に月日の流れるのは早いのですが、今年も例年同様に、やり残した事は盛り沢山なのでした。今から来年の予定も立てておかないと、来年のこの時期に、また同じようなことを言ってしまいそうなんですよね〜!
ってことで、トルーパーの人、も今回で一応の完成なのでした。

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画像1、ボディーに装着の塗装ヘッド。
前回の塗装が終ったヘッドを体に装着した状態にしてみました。
なんかその辺りのおっさんのコスプレ状態の様にも見えてしまいますが…(笑
スケールが1/10と言う事ですので、大きくもなく、小さくもない、フィギュアとしてはなんとも中途半端な気もするスケールですが、最近の主流にもなりつつ有るスケールなのです。来年以降もこのスケール辺りの物がどんどん増えそうな予感ですね〜♪

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画像2、トルーパーの人Bタイプ。
突然もう一体も造る事に!なんとも気まぐれなもんです。
レジンの複製ヘッドに髪の毛を付けた状態にしてみました。
なので先の物をAタイプ、今回の物をBタイプと呼ぶ事に。

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画像3、Bタイプの塗装。
なにせ突然思いついた物ですので、途中経過は全く割愛。仕上がりもかなりの手抜きで仕上げてしまいました。
塗装的にはハイライト処理が施されていないのですよね〜。粗さも結構目立っています。

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画像4、Aタイプのボディーにエイジングその1。
これも当初は考えていませんでしたが、Aタイプのボディーにベテラン戦士の設定で、ボディーの各所に傷跡や汚れの処理を施して、使い込まれた雰囲気にしてみました。
ヘッドの感じもちょっぴりイメージが変わったか、な?

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画像5、Aタイプのボディーにエイジングその2。
幾度もの戦闘にてアーマーはかなり使い込まれた感じに。と言う感じ〜♪
個人的には結構好きな雰囲気です。

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画像6、Bタイプのボディーにヘッド装着その1。
Bタイプのヘッドの方は全く傷なしの真新しい雰囲気のアーマーと言う事で装着してみました。まだ首が長いとかの調整が済んでないのでやや頭部のバランスが悪いのですが…。
肌に赤味等の変化を付けて行くだけで、よりリアルな雰囲気の肌になって行く様がヘッドの手抜き塗装も装着してしまうと気にならないレベル、です。

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画像7、Bタイプのボディーにヘッド装着その2。
エピソード4〜6に登場のストームトルーパー、まさにこんな感じですよね。
頭部の髪の毛の形状だけでこんなに雰囲気が変わるのですから不思議な物です。

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画像8、A・Bタイプの2ショット。
トルーパー系フィギュアではサイドショーなんかからこんなシチュエーションの物が出ています。ただしサイズは1/6と大きめ。1/10ですとお手軽に集める事も出来ると言うもの。
ヘッドとアーマーの雰囲気が違うだけですが、こうして2体を並べるとかなりの違いが感じられますね〜。

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画像9、A・Bタイプの2ショットのアップ。
アップにすると顔の細かな部分が判明してきてしまいます。
Aタイプに比べてBタイプの手抜き塗装がバレバレですね。ハイライト処理と微調整をしていないとこれだけの差が出てくると言う事なのです。

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画像10、Aタイプ背景付き。
今回は廃墟の画像を背景に使ってみました。
まずはAタイプ。なんてカッコいいのでしょ!

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画像11、Bタイプ背景付き。
同じ背景でこちらはBタイプ。
カメラアングルをやや下気味からに設定してありますので、フィギュアとしての迫力が出てきています。
それにしてもこちらは目付きが悪い…。

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画像12、背景替えでの2ショット。
こちらは大きな月のような星と妖しく広がる雲をバックに、の2ショット。
本来のピカピカの真っ白なアーアマーのBタイプの方は光や陰の雰囲気がこうした撮影状ではなんだかオモチャ臭い安っぽい物に思えてしまいます。まあ、本来はオモチャ、では有るのですが…。

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画像13、背景替えでの2ショットのアップ。
劇中ではかなり弱い印象のトルーパーなのですが、30年の歳月を経てもその魅力は色褪せない程の完成度を持っていると言う事になるのですね〜!
トルーパーが主役のスピンオフのお話も是非映像化してもらいたい物です。
フィギュアの方では前にも登場した同シリーズのクローントルーパーも有りますので、そちらでもまた、楽しめそう、と言う物です。
さて、次回は今年ラストとなりますが、どう締めくくれますのやら…。

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2014年12月14日 (日)

SW トルーパーの人 その2

先週といい、今週といい、最近は週末になるとめちゃ寒いのですね。しかもお約束の雪も、まだ多くはないとは言えこの先が心配です。だって、かつてない程の寒気が幾度も日本を覆うなんて、考えられませんよ。しかも今年はエルニーニョが発生しているとか、地球温暖化で暖かくなるのかと思っていれば、世界中で熱さや寒さの良極端な状態の様で、どうなってしまうのでしょ?この先の地球…(泣
そんな心配をしていても、していなくても、確実に日々は過ぎて行きます。12月も既に中盤、今年も実りは少なかったのですが…。しかも今日は選挙!
来年公開予定のスターウォーズの話しなんかは楽しみなところ。気持ちはワクワクと同時に不安な部分も。幾度も見た従来の作品でさえ、まだ完全に頭に入っていない現状での新作の登場は、頭がさらに混乱を招くのでありますです〜♪
今回はヘッドの塗装を割とじっくりと。

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画像1、頭部を気持ち荒らしたヘッド。
前回のレジンに置換えたヘッドの頭部をモーターツールでやや荒らした感じにしてみました。完全なスキンヘッドを薄らとある髪の毛状にしたかったから、です。
まあ、塗装してしまえばさほど意味の有る物にはならないのですけれど…。
あくまで気持ちです、気持ち。

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画像2、下塗り。
下地にはタン色に近い感じの色にて下塗りして行きます。
ヘッドの素材色がグレーなので、薄めに何度も重ねて丁寧に下塗りの作業です。

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画像3、シャドー処理その1。
次に茶系の色にてシャドー部分を塗って行きます。この際には一気に濃いめに持って行くよりも、基本の肌の色に少しずつ茶系を加えながら階調を付けて重ねて行くと自然な感じに。様子を見ながら薄めに薄めに重ねて行きます。

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画像4、シャドー処理その2。
少しずつ濃いめにして行くシャドー部分。最暗部は結構焦げ茶に近い程にはなっているのですが、必要な箇所のみと言う事もあってそんなに違和感は出ない筈です。
濃いめの色を墨入れ方式で一気に塗って行ってしまうとコントラストが付き過ぎておかしな事になって行ってしまいますです。

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画像5、わずかなハイライト処理と眼球。
お肌部分はハイライト処理をこれまた様子をにらみながら少しずつ加えていきます。
同時作業で目の眼球にホワイトを入れて行きます。

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画像6、瞳の描き込み。
瞳は赤に近い茶色にて描き込んで行きます。
同時に同色を使って口元や目元周辺、瞼周辺、耳や鼻部分にも薄らと赤味を付けて行きます。
肌に赤味等の変化を付けて行くだけで、よりリアルな雰囲気の肌になって行く様が見て取れるのはフィギュア塗装の醍醐味です!

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画像7、瞳の描き込み及び肌の細部の調整。
瞳の虹彩部や瞳孔を描き加えて行きます。同時に瞼回りのシャドー部分の描き込みや眉毛も描き込んで行きます。
肌全体では基本色やハイライト部分も意識しながら加えていきます。

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画像8、髭や髪の毛の処理。
髭や髪の毛等、地肌が見えそうな刈り込み風の処理の際には、肌の基本色にブルーグレーをわずかに加えながら薄く薄く塗り重ねて行きます。ベタッと塗りこんで行くと不自然になりますので、塗っては指の腹やティッシュで押さえながら色が乗ったか乗らないかの微妙な感じを繰り返しながら進めます。
毛の毛羽立った感じも描き込むと言うよりも、筆先のタッチを残す処理や、軽めのドライブラシ風にこすりつける雰囲気で質感が出てくるのであります。
これもいつもながら一気にではなく何度も繰り返しながらの作業。

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画像9、ヘッドの完成。
その後も毛の処理や肌の調整等が続いて完成です。
肌に関しては黄色や赤味を部分部分に施す事で自然な肌に仕上がってくれる筈。
目や口、鼻等に細かな情報を加えていく事でよりそれらしくなって行くと言う物です。
実際にはこのヘッド、30mmに満たない大きさですので、実際にボディーに装着してみると結構画像程には各部は見えない事になってしまいます。

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画像10、横顔と後頭部。
髪の毛は髭が処理されると、ほんわかリアルな雰囲気になってくれたのでは〜?
こうして見るとなんだか近所に居そうなおじさん風、なのですが…(笑

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